042011年3月27日ブルームバーグ):東京電力は27日昼の記者会見で、福島第一原発の敷地内にプルトニウムがある可能性について、「プルトニウムはア ルファ線だが、どれぐらいの量があるかを測定する装置を当社は持っていない」と述べた。その上で、プルトニウムが出ている可能性があるということか、との 問いに、 「測定していない以上は、絶対ないとは言えない」と答えた。東電は会見で、プルトニウムの有無を分析するための対応について、「今、外の専門機関に出して分析してもらうような準備をしている。準備をしている段階で、まだ出していない」と語った。

短い記事だが、大きな問題を含んでいる。プルトニウムの放射能濃度測定については、

<概要>
プルトニウムの放射能濃度測定は、燃料の基礎研究を行う施設、燃料加工施設、再処理施設等プルトニウムを取扱う施設において行われている。これらの施設では放射線業務従事者及び周辺公衆の被ばくを防護し、合理的に達成可能な限り低減するために、施設内の放射能レベル、施設から放出される放射性物質及び個人の内部被ばくモニタリングにおいて、プルトニウムの放射能濃度等を測定している。

e0068696_2341627という一般的な説明があり、当然事業者の東電には無くてはならないものではないのか?これでは水道局が水質検査も出来ないのと同じで、ここまでくれば、いったいどこに在る外注先で、どんな検査をしているのか公表すべきだろう。こんな体制では現場で非常に危険で有害なプルトニウムの漏洩やその量の緊急な確認も出来ず、上部組織の保安院、政府
がこんな状態で作業員を送り込んだ事の説明が必要だろう。また、こんな管理体制では「安全」は本当に架空の神話だったようだ。もうここまで来ると安全意識の欠如を通り越して、反国家的犯罪だろう。この場合の国家は日本のみならず、世界に対してという罪深いものだ。関連ブログ:危険なプルトニウムと3号機の関係:なぜ3号機は特に危険か、福島原発

TKY2011032804772011年3月28日:プルトニウムは▽被災時運転中だった1~3号機の炉心▽1~6号機の使用済み核燃料プール内の核燃料▽3号機で使用していたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料のいずれにも含まれる。今回検出されたプルトニウムの由来について東電は「特定はできない」と話しているが、これで、11日の被災以来指摘されていた核燃料や格納容器の損傷の可能性が確実になり、状況は最悪となったが、何よりもこの確認がこれほどまでずれ込んだ事で状況は悪いほうへ転がっている。東京電力は28日深夜、原発敷地内の土壌5カ所からプルトニウムを検出したと発表した。プルトニウムは水より約20倍重い金属で、体内に取り込まれるとガンの原因になる。

すでに、福島県須賀川市のキャベツ農家の64歳の男性が24日に自殺していた事が確認されている。政府から、
23日にキャベツの摂取制限指示が出ていた。

nappi11 at 01:56│Comments(5)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by kako   2011年03月29日 01:29
 石川県志賀町原発も停止してます。
  東電事故以来、信用まったくありません。
2. Posted by 九州の案山子   2011年03月29日 06:49
おはよう御座います
鉄の鎌壊れる想定してなかったでしよね
被害農家  自殺したそうです もう駄目だ 言ったそうです
3. Posted by みさ   2011年03月29日 12:12
ひどい。。。。。TeTll
4. Posted by      2011年03月30日 01:22
プルトニウム測定器なんてこの世に存在してませんよ?

状況から把握することしかできないし、それにはそれなりの時間がかかるもの
5. Posted by     2011年03月31日 16:43
記事の内容をちゃんと読んでのコメントかよ…

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