今日18日のスリランカ

article-1183385-04F96386000005DC-361_468x228article-1183385-04F84193000005DC-726_468x313 昨日敗北を認めたスリランカの反政府組織LTTEへの掃討攻撃は今日18日も止んでいない。(写真右:合流した58と59分隊)不正確だが、まだ2000人ほどが狭い地域(ピンク色)で抵抗していると見られている。政府軍は休戦を認めず一帯を「血の海 Bloodbath」にする恐れがあるとマスコミ報道されている。当然国際法を無視しているが、勝利に有頂天のスリランカ大統領 マヒンダ・ラジャパクサMahinda Rajapaksa の耳には届かないようだ。(写真:群集の中の大統領)

すでに戦闘地からは最後のタミル難民37000人が脱出し、戦闘地にはマスコミも入れず、どれほどの残虐が進行しているか不明だが、追い詰められて自爆攻撃を仕掛ける残存LTTEに対して、政府軍は射殺以外の方法は取らないだろう。当然、政府軍が投降の勧告をしているとの報道も無い。LTTEのプラバカラン議長は18日、他の幹部、息子と救急車で逃走中に攻撃を受け死亡が確認された。今までの経緯から言えば、スリランカ政府はタミル人一掃の後、この地域へ国内多数派のシンハラ人の入植を進めるだろうが、、国内にはすでにLTTEの支配地を失い難民となったタミル人数十万人が現存している。国外やインドにいるタミル人の反スリランカ感情も頂点に達している。国際協力なくして解決できないのだが、おろかにもスリランカには軍事優先の方向しか見えていない。やはり起きていた政府軍の残虐:このサイトの映像には残酷なシーンがあります

このままで25年に及んだ紛争が無事終結とは想像しにくく、紛争終結後もより過酷なテロを招くだろうし、今回の経過から国際的な非難を受けるスリランカは、より孤立するのではないかと想像できる。それは更に新しい国内紛争を生むだろう。(国内には過去に弾圧、虐殺を受けた野党勢力、反政府勢力も存在する)写真は戦闘地を歩くスリランカ軍、勝利に酔う国民、舞い上がっている大統領。過去路ブログ

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nappi11 at 15:22│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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