過去記事「唯一生き延びたムンバイの虐殺実行犯人、カサブ。」に追記
2008年12月2日:写真の犯人がインド、ムンバイの虐殺で唯一生きて拘束された実行犯 アジュマル・カサブ21歳パキスタン出身: Ajmal Kasab(Ajmal Amir Kasab )と言われている。新聞では子供っぽいマスクから ベビーフェイスキラー などと言われていた犯人で、容疑者は数名逮捕されたはずだが虐殺の実行犯としてはただ一人
腕を撃たれて水曜日の夜(事件発生同日夜)生きて逮捕され、その際の映像では警官にかなり派手に殴られたり蹴らりたりしていた。「生きているうちは殺し続ける」と言っているそうだから死は覚悟しているのだろう。彼は鉄道駅での無差別虐殺の実行犯で、全体では5000人の虐殺を計画していたと言う。事実、市内からは未使用の大量な爆弾が発見されている。
生存も含めて実行犯は10人だが、港の犯人が使用した船には15人の乗り組み員の痕跡があり、更に警戒が必要だとインド警察が発表。戦闘中犯人たちはコカインを使用して不眠に耐えていたと発表されたが、恐怖や痛みもこれで克服したのだろう。(下はすべて射殺された犯人) 事件は、日本人を含む166人が犠牲となった。
隣国パキスタンの関与が言われる中で、パキスタンは北部のアフガニスタン国境沿いに駐留する軍隊をインド国境 沿いに移動したようだ。これにあわせ中国が不気味なことを言っている。「パキスタンは同盟国であり、パキスタンを支援するべきだ、、。」という中国新聞のコメントだ(環球時報11月30日)。「慎重に、、」くらい言えばいいものを、例によって紛争が好きなのか、先走ってこんなことを言う。どうやらパキスタンに武器を売っているだけでは物足りないらしい。パキスタンは更に「インドと戦争状態にまでなれば核兵器の使用も検討する、、。」と言い出した。これを抑えれるかどうかは、同盟国としての中国の影響力が必要だが、なんせアホな軍事大国だから期待はできない。
それにしても疑問の多い事件だ。パキスタンが裏にいると言うのは簡単だが、一歩間違えば全面戦争になることをアフガン問題を抱えるこの時期に行うとは考えづらい。するなら情報部がもっとたくみに工作するだろう。インドのイスラム系住民が多いカシミール独立問題との絡みを犯行声明で言っているが、ならば米国人、英国人、ユダヤ人を狙った意味が理解できない。イスラム過激派の9.11をまねた行動だと言うならアルカイーダなどからの犯行声明は何一つ無い。相当に何か裏がある事件だ。但し、パキスタンが知らなかったと言うのも無理がある。あらゆるところに秘密警察のいるパキスタンで隠密行動はリスクがありすぎるし不可能に近い。本当の黒幕が誰か、果たして判明するのだろうか?過去ブログ:2008年11月ムンバイ(旧ボンベイ)の虐殺終結 2008年11月インド西部で同時多発テロ、アルカイーダ系?英米人が人質に、、。