ill_stonepaper0022011年2月28日:石からできた紙、「ストーンペーパーStonePaper:rich mineral paper (RMP)」を作る中台合弁企業のプロジェクトが中国・安徽省淮北市で始動した。年産36万トンを目指 すstone_paperという(最初の工場は2010年5月吉林省で始動している)。この「石からできた紙」の主成分は石灰岩:炭酸カルシウム (CaCO3)で、これに無毒の高密度ポリエチレン(HDPE)と助剤が加えられる。紙パルプを使わないから自然を破壊しないで済 み、環境に優しい。 普通の紙と違うのは、耐水性に優れ、腐ったり虫がついたりせず、燃えにくく破れにくい。生産の過程で水を使わないので排水もない。漂白剤を使っておらず石灰岩の自然の白さが生かされている。そのまま廃棄されても数カ月で石灰岩へと分解し、自然にかえるそうだ。、、。2011年2月18日付けレコードチャイナから抜粋、加筆
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すでに日本では以前から輸入販売されているが、イメージが沸かないので 動画で紹介
これがエコ商品として話題で、中国企業が合弁事業で開始するというニュース。すでに販売している 松村洋紙店 の資料からみると木材を使わない事でかなり環境にはよいようだ。特性は上の図で分かるが、書いていないのはコストだけ。ここに中国企業が目をつけたようだ。:欠点は?参考記事
2017年9月8日:この「ストーンペーパー」に台湾で出会った山﨑敦義氏は、輸入販売を目指して2011年にベンチャー企業「TBM」を立ち上げ、ストーンペーパーの日本総代理店として日本で輸入販売を開始した。しかし日本では全く売れず、それには3つの大きな問題があった。
1つめの問題が「重さ」で、石灰石を原料にしているため、どうしても重量が有るため、名刺にするにも冊子に使うにも加工がしづらいうえ、日本の市場ではなかなか受け入れられなかった。
2つめの問題「コスト」で、 いくら環境への影響が低くても、やはりコスト高では売れなかった。最後が「品質」で、 台湾で作られたストーンペーパーのシートを、印刷工場に渡して印刷しようにも、品質が悪かったため、石灰石の粉が出てしまう問題があり、結果、インクがうまくのらなかったり、印刷機が止まってしまったりすることがあった。
003彼は「軽く」「コストがかからず」「質の高い」、石の紙の実現に取り掛かり、日本製紙株式会社の元専務取締役で、長年、紙に関する研究を続けてきた日本での第一人者、「紙の神様」との異名を持つTBMの現会長である角祐一郎氏との出会いや、アドバイスをバネに改良を重ねた。その結果、2011年に「石の紙」、商品名LIMEXの独自の製造法に辿り着いた。写真右:TBM会長角祐一郎氏(左)と山﨑敦義氏
004それは粉末にした石灰石に、ポリオレフィン樹脂を溶かして混ぜ合わせて練る工程から始まり、次にそれを薄く伸ばしていく延伸という工程で“空気“を含ませることが重要で、これで2014年、国内特許を取得した。こうして「軽さ」を手にしたLIMEXは、一部の用途で「コスト」の問題もクリア。さらに既存の印刷機で、ほぼ問題なく印刷できる「質の高さ」も担保された。通常、普通紙1トン生産する場合、樹木を約20本、水を約100トン使うが、LIMEXは原料に木や水を使用せず、石灰石0.6〜0.8トンとポリオレフィン約0.2〜0.4トンからLIMEXの紙1トンを生産可能。2013年に、経産省の「イノベーション拠点立地事業の先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択された。
100億円近い資金を集めた同社は、2015年には宮城県白石市に年産6,000トンのLIMEXを製造する第一工場を設立。現在、ここからLIMEXを日本中、世界中に提供し、近い将来量産工場を設け年間30,000トンの生産量を目指している。
2016年、TBMはシリコンバレーでベンチャー企業育成のための最も有名なアクセレーターの1つ「Plug and Play」で、世の中に最も社会的影響を与える企業として「ソーシャルインパクトアワード」を受賞。Plug and Play は、これまで60億ドル(6600億円超) の資金調達に成功しており、この受賞をきっかけにTBMは世界的にも一気に知名度を上げ、設立した米国法人には、数多くの投資家や協業先が門を叩くようになった。海外でもLIMEXの製造計画と工場が注目され、新たな“日本型ものづくり”が輸出品として復権を果たしつつある。
参照記事 参照記事:LIMEXの特徴、価格など
screenshot-business.nikkeibp.co.jp-2018-06-06-02-46-422018年5月21日:株式会社TBM(本社:東京都中央区、代表取締役:山﨑敦義、以下 TBM)が開発・製造・販売する石灰石を主原料とし、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」が、このたび世界的に最も権威のあるデザイン賞のひとつである、「レッドドット・デザイン賞 プロダクト・デザイン2018(red dot award : product design 2018)」を受賞した。2017年には、「第7回日米イノベーションアワード」において『イノベーション・ショーケース』を受賞している。現在、米国や欧州など世界43カ国にて特許を取得・申請中。写真の名刺、クリアファイル、茶碗、食品トレー。わずかに光沢を帯びたなめらかな手触りのこれらの製品は、いずれもベンチャーのTBM(東京・中央)が開発した新素材の「LIMEX(ライメックス)」でできている。 参照記事 参照記事
2021年9月27日:参考:ストーンペーパー市場、2030年末に売上高13億米ドル超過見通し ストーンペーパーの世界市場:業界動向、市場シェア・規模・成長率・機会および予測(2021年~2026年)

nappi11 at 07:59│Comments(5) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by p   2011年02月27日 21:08
アスベスト(発がん性石綿)の仲間じゃないッスよね??
2. Posted by いってQ   2011年02月27日 21:51
自然に還りやすいのは良いが、記憶媒体としての利点はどうなのか?
3. Posted by    2011年02月28日 04:36
探偵ナイトスクープで川に浮かべる巨大折り鶴作ってたなw
もちろん沈んでたけど
4. Posted by 九州の案山子   2011年03月01日 02:30
パルプ 使って  木 が 安全ですよ  
石膏 薬品  怖そう 
5. Posted by よりばば   2011年03月01日 10:27
助剤がなんでしょう?中国で製造と聞くと、心配になります。
廃棄されても数カ月で石灰岩へと分解し、自然に戻るのは、使途によっては魅力ですが・・・。

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