危険な宇宙

gfd loi左下の写真は2008年11月16日、国際宇宙ステーションへのドッキングを控えてスペースシャトル「エンデバー」のパイロットシートでマニュアルを読み返すエリック・ボー宇宙飛行士(スペースシャトル・パイロット)の模様を撮影したもの。
何の変哲もない映像だが、実はこの映像が撮影された直後にスペースシャトルのコックピットで驚くべき事件が発生したことはほとんど知られてはいない。

NASAが2月18日公表したスペースシャトルと 0ac47134 宇宙のチリ(ゴミ)の衝突。これはスペースデブリと呼ばれ、無数に飛び回っている。過去にはガラスに微小なマイクロデブリがぶつかり、直径2.5mmで深 さ38mmのヒビを残した。もちろんガラスが破壊されれば死者が出るし、不幸なときにはシャトルは破壊される。今回もデブリが小さいためにシャトルは無事 帰還した。宇宙遊泳中の飛行士に数ミリのデブリが衝突すれば即死する。これほど危険な宇宙のゴミを、中国などは衛星を宇宙で爆破したりして遠慮なく撒き散 らしている。中国だけの責任ではないが、中国人科学者にはモラルが無いようだ。写真左のコックピット撮影直後にデブリがぶつかった。右の写真の中央白い部 分がその時チリが衝突して出来たヒビ。サイズは未公開だが、恐らく直径数ミリでこれでも恐らく深さは数センチあるのだろう。公表されているコックピットの ガラスは3層になっていて、外側の層は、厚さ1.58cm、中央層3.3cm、内側の窓ガラスは1.65cmと言われ、意外と薄い気がする。去年8月に は、ロシアの宇宙船がデブリとの衝突を避けるために、緊急に宇宙船の位置を変更した事もあった。 日本は独自にデブリ除去の研究をしている。



nappi11 at 23:07│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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