髪の毛でソーラー発電?他の材料はこれ。ネパールのエジソンか?

article-0-06546E62000005DC-46_468x286 このニュースの前に、原理的には最近日本で商品化の目どがついた色素増感太陽電池 に近いものだと思うのだが、どうなんだろうか?その詳細はここで

報道によれば、貧しいネパールの村出身のミラン・カルキ君Milan Karki, 18歳が もしかしたら世界を救うようなエネルギーに関する発明をしたそうで、若い発明家は、髪の毛を使った新しいソーラーパネルが革命を起すだろうと語るが、な ぜ、どうしてシリコン結晶の代替えになるのか詳しい説明は無い。写真では、そのパネルを手に、友人が発電した電気で灯りのついた電球を頭に載せている。

「最初は自分の家に電気がほしかった。そして自分の村にも、。今は全世界にと思っている」と語る彼はネパールの首都カトマンズKathmanduの学校Trinity Collegeに通う学生だ。髪の毛がシリコンに取って代わると言う事はローコストで発電ができると言う事で、商業ベースなら今の半分か4分一くらいの費用で出来るだろうと言う彼の15インチパネルのコストは23ポンド(約3500円弱)。9ボルト、18W発電能力があるという。

使用材料は、銅、ヨウ素、黒髪、二酸化ケイ素(シリカ)SiO2黒い台紙 copper, iodine, black hair, silicon dioxide and black chart paper とある。使用したのは塩水(塩化ナトリウム溶液NaCl solution)湿めらせた0.5kg髪の毛で8Vを発電し、太陽下では9.5Vの出力が可能で、パネルサイズで出力は増加すると語り、二酸化珪素silicon dioxide は電極に使用しており、鉛で代用できるという。元記事   

 髪の毛に含まれるメラニンが髪の色を出すが、それは同時に電気への 変換の役目もするとミラン君は説明する。彼は電気の無いKhotangの村に住んでいた小さいときから電気に関心を持っていた。村人にこの発明を見せたと き皆半信半疑だった。迷信は信じても科学は信用しない人達だからと彼は言う。今は村人は信じてくれたようで、彼は貧しい石器時代のような生活を何とかして やりたいと熱く語る。多くの子供が小さい頃から働きにでるこの地域で、親が勉強させてくれたことにも感謝しているという。物理学者のホーキング博士physicist Stephen Hawkingの本で物理に目覚めたと言うミラン君、もしかしたらネパールのエジソンになるかもしれない。

どこまでも素朴で郷土愛にあふれたミラン君は、アイデアに3年を掛け、彼は「このアイデアのいいのは有限なエネルギーを使用せず地球の温暖化にも貢献する事です」と、すでに18歳にして、立派な思想もお持ちのようです。詳しい原理は分かりませんが、技術者の中には、取るに足らないイタズラHOAXだと言い切る方もいるようです。さて、商業化可能なアイデアなのか? MailOnline10.9.2009より

article-0-06546F9D000005DC-575_468x313 article-0-06547172000005DC-352_468x312 article-0-06546663000005DC-540_468x381



nappi11 at 22:51│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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