大陸縦断ソーラーカーレース 日本車1位!Tokai Challenger


オーストラリア北部ダーウィン(Darwin)から南部アデレード(Adelaide)まで、砂漠地帯を含む豪大陸を縦断する3000キロのソーラーカーレース「World Solar Challenge」で、東海大学(Tokai University)チームが10月28日、平均時速を100.54キロをだし、2位の4連勝のオランダチームとの差2時間以上でトップでゴールした。「World Solar Challenge」は環境に配慮したソーラー技術をPRしようと1987年に 始まった。2年に1度開催されている。
「グローバル・グリーン・チャレンジ」のソーラーカー部門は、太陽光のみを動力源にオーストラリア大陸を縦断するレースで、今回完成したソーラーカー「Tokai Challenger」には、シャープ製の世界最高水準のセル変換効率30%の宇宙用化合物太陽電池が搭載されている.ドライバーには、1997年のパリ・ダカール・ラリーで日本人として初めて総合優勝をなされた篠塚建次郎氏をはじめ、東海大学の学生や卒業生が起用された6平米のパネルは、出力1.8kW、最高速度時速150kmを出し、途中1度のパンクが有ったが、走行タイムは29時間49分だった。
発電部分には77mmx39mmのセルが2176枚使用され、通常ガラスで密閉 されるが、今回は重量を軽くするためフィルム状のものがパネルに貼った状態で、2次電池用にはパナソニックのリチウムイオンバッテリー5,6kWが使用さ れた。宇宙用発電セルには砒素を含むため、通常地上での発電には使用しないが、今回はリサイクル可能なため例外的にレースに使用された。詳細データ その後の経過:ソーラーカーレース東海大2連覇!オーストラリア