2010年04月16日  メキシコ 中南米 犯罪

メキシコ 白昼の銃撃戦 観光地アカプルコの中心部

nant_balacera_1504102174908185 メ キシコ南部の有名なリゾート地アカプルコの観光地域Acapulco’s tourist zone.で14日、麻薬組織とみられる武装組織と警察との間で銃撃戦が発生し、犯人たちと警官の銃撃戦は間に一般人を挟んだ十字砲火になり、警官一人 と、車で逃走する犯人の銃弾を受けた母親とその8歳の女の子ら計6人が死亡し、通行中の十数台の車が銃弾を浴びた。現在アカプルコ付近でindex5b45d04barbie_18425b115dは麻薬組織の縄張 り争いが続いている。現場はアカプルコの海岸沿いを走る主要道で交通量も多い一帯。武装組織は弁護士の乗った車を攻撃したが、駆けつけた警察と銃撃戦に なった。この弁護士も殺害されたという。容疑者の一人Ernesto Antonio Rocha Reyes, 26歳が逮捕されたが、彼はAK-47突撃自動ライフルを使用していた。彼のボスは、青い目の白人でこの新興カルテルの通称「ラ・バービー"La Barbie"」は、ボスがバービー人形シリーズのKen(右)に似ているかららし い。あだ名の由来の人形と、この抗争の親分らし いEdgar Valdez Villarreal の写真。(驚くほど似ていない!)襲撃一味は米国テキサス生まれのEdgar Valdez Villarrealのグループに所属しているといわれ、彼らは現在以前仲間だった ベルトランレmexicoviolence.jpgkkkkイバカルテル Beltran Leyva cartelのナワバリを獲得しようとしているといわれる。ベルトラン・レイバの親分は去年モレロス州での軍隊との銃撃戦で死亡しているので、 弱体化したその残党との抗争らしい。このバービーちゃん一味は過去にはシナロア・カルテルSinaloa Cartelから分派したベルトラン・レイバに所属していたといわれ、この辺メキシコ南部を縄張りにするラ・ファミリア と シナロア・カルテル、さらにベルトランレイバを小集団ながら敵に回して抗争しているようだ。左下は過去の現場に残されたドクロマーク。

2010年4月24日:アカプルコ郊外の路上で袋に入った切断された3人の男の死体が発見される。付いていたメッセージは公表されていないが、この3人が14日の襲撃の実行犯と憶測されている。5月9日の報道では、新興勢力「ラ・バービー」はメキシコの首都メキシコシティーの南部にあるモレロスMorelosの半分を勢力圏にしたようだ。どうやらボスを失って分裂気味のベルトラン・レイバ・カルテルの縄張りを手中にしたと見ていいだろう。これは間違いなく、ラ・バービーと以前ベルトランと組んでいた 殺人集団 セタス その背後にいる ガルフ・カルテルとの抗争が激化する。(その後2010年末にはバービーとセタスは同盟関係になったようだ) この付近の抗争など2009年9月 メキシコ麻薬勢力図 

2010年6月11日:ボスのEdgar Valdez Villarrealについての逮捕につながる情報に約2億円の報奨金がが米国から用意された。$2 million reward for information leading to his capture 2010年9月:メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2010 Drug Cartel in MEXICO



nappi11 at 13:28│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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