これがソマリア沖の海賊たちだ。
アフリカのソマリア沖で先月二十五日、旧ソ連製戦車三十三台を積んだウクライナの貨物船 が海賊 に 乗っ取られた事件は、米ロ海軍が駆逐 艦などを現場海域に展開する事態に発展している。 欧州連合(EU)も海軍艦船を派遣する方針で、国際海運の脅威となっている同海域の海賊に対し“共同戦線”が張られつつある。
海賊は当初、貨物船と乗組員の身代金として三千五百万ドル(三十六億円)を要求し、その後二千万ドルに引き下げた。ソマリアの海賊が手にする身代金は年間二千万-三千万ドルと されており、今回は戦車を取引材料に荒稼ぎを狙っている。
日本のタンカーも襲われてその後開放されたが、身代金を払ったとも言われている。とうと う、米、露、独、欧州連合の連合艦隊が海賊退治に乗り出すそうだ。海賊といっても写真の様に小さなボートで小火器で武装した集団のようだ。写真はアメリカ の海軍が撮った写真で海賊が貨物船を襲っている。今回の問題は、奪われたウクライナの貨物船に大量の武器や戦車が載っている事。これを闇で売られると大変 なことになるということらしいが、結果はまだ出ていない。すでに今年に入って30隻以上が被害にあっている。