アフガン戦争とサフラン
地図のインド北西部にあるカシミールKashmir地方(地図の赤い◯)が干ばつと気温上昇の異変を受けて、重要な換金作物であるサフランSaffronの収穫に深刻な影響を受けていると言う。収穫は例年より40%以上も落ち込んでいる。この写真を見るまで、収穫前のサフランが紫色と知りませんでしたが、白米などと一緒に炊き込むブイヤベース、ピラフ料理に欠かせない高価(1gで1000円ほど)な香辛料で、ゴハンと一緒に炊き込むと黄色くなるので有名です。他に薬草としても利用され、カシミールでは数千年に渡って栽培されてきました。カシミール地方の天候変異は隣接するヒマラヤ山地の気温上昇が影響しているようです。 このサフランには、アフガン駐留の米軍も注目していて、今年2009年の6月には、有名なサフラン入りのペルシャ料理sabzi pilauのレシピまで入れたレポートを公表しています。米軍の主旨は、現在アフガンで耕作され、タリバンの資金源とも言われるケシにかわる重要な作物になるというもの。ケシは麻薬のコカインの原料ですから、何とか止めさせ、その代わりに有望なのがサフラン栽培だと言う事です。
サフランは高温で開花するが熱帯気候では生育せず、南フランスや、中東、カシミール、中国に見られる。サフランの極上品はスペインのバレンシアのもので、際立った香りと苦みをおびたハチミツのような甘味をもち、食物を濃い黄色にする。粉末は変質しやすいのでなるべく糸状のまま買い、光の当らない所で密閉容器に入れて保存する。



