2011年01月28日  メキシコ 中南米 犯罪
新maríasantos生々しい傷跡を敢えてカメラの前でさらしているのは、メキシコ、ミチョアカンMichoacan州Tiquicheoの市長を務めるマリア サントス ゴロスティエタMaria Santos Gorrostietaさんで、すでに1年の職務を終え、さらに職務を続行する意思表示をしました。彼女が見せている傷は、麻薬組織の襲撃で受けた傷で、すでに3度暗殺の攻撃を受け、そのたびに死んでも不思議は無いほどの銃弾を受けています。

2011年1月24日、カメラマンの前でその傷をさらした市長は「私は皆さんに、私が受けた銃弾の傷跡や手術跡、痛めつけられたこの体を敢えてさらします。少しも恥ずかしいとは思っていません。なぜならこれは自分の不幸な人生の傷跡でしかなく、精神的にも肉体的にも傷は負っていても、自分が強い女性である事の証だからです。」と言い切ったのです。

彼女の夫Jose Sanchez氏は、過激な麻薬組織の抗争が多発し、薬組織ラ・ファミリアの本拠地であるミチョアカン州のTiquicheoで、彼女への2度目の襲撃の際に女の代わりに銃弾を受け亡くなりました。彼女は3人の子の母親でも有りますが、これからarticle-1350323-0CE6CB63000005DC-590_224x423article-1350323-0CE6CB36000005DC-544_224x423も、子供たちのため、女性のため、家庭を養う父親たちのために市長の仕事を続けると誓います。メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2010 後期~Drug Cartel in MEXICO
彼女の内部から湧き上がる、暗殺を恐れず責任を果すという気力は3度の銃撃にも負けないすさまじいものですが、中には、彼女が受けた余りの現実を信じようとしない人や、自作自演だという人もいて、その人たちへ彼女は「自分が受けた多くの傷を疑っている人もいるが、今日あなた達は自分の目でその証拠を確認できます」と言いながらカメラに向かいました。彼女が受けた3度目の銃撃で、彼女はすでに人工肛門(写真上)が必要なほどの体になっています。おそらく銃弾が腸を損傷したのでしょう。別な記事では、彼女のこの不屈の意思は、最後まで悪に立ち向かって亡くなった夫のため、そして、悪には負けないと言い聞かせている自分の子供たち為でもあると語っています。メキシコでは過去に17人の市長、行政責任者が暗殺され、今年はすでに3人が殺害されています。参照資料 参照資料 :過去ブログ 街で最後の女性警官が拉致される メキシコ 2010年の状況 下の3枚は、いずれも過去に襲撃を受けたときの写真です
あまりに壮絶な傷跡に、公表された写真の一部では人工肛門を見せていない。ここではぞっとする方もいるだろうが掲載する。市長が仕事なら、彼女の生き様は生きるための仕事を超えている。痛みは今も襲っているだろう。それに耐えて街のために働く姿には驚きしかない。 下の写真は銃弾を受けて搬送されているときのもの。                             
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2012年11月
:その後市長は退職後の2012年11月12日拉致され、3度目の襲撃で11月15日撲殺された遺体で発見された。「検死の結果死因は後頭部への外傷と判明しています。」と検察は発表した。彼女は2012年の任期切れと共に市長を引退して、2番目の夫と結婚した。
2しかし、2012年11月12日8時30分、その夫の娘を学校に送って行く途中で、彼女は武装した集団に襲われて拉致された。多くの目撃者が見守る中で、彼女は車から引きずり出されて殴られたが、その中で彼女はこのように嘆願していたという。「お願い、どうかこの小さな子だけは助けて」 武装集団は彼女の願いを聞き入れて、泣き叫ぶ子供を置いて彼女だけを拉致していった。地元メディアの報道によれば、元市長は手を縛られ、膝には引きずられた時に付いたと思われる擦り傷があった。36歳だった。 参照記事   記録映像 

nappi11 at 05:53│Comments(5) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 九州の案山子   2011年01月28日 06:09
お早う 御座います 凄い話ですね 
わが国の 偉い人  足の取り合い やめて 
真剣に 考えて 貰いたいものですね
2. Posted by みさ   2011年01月28日 12:15
え。。。なんてことなん。。。

メキシコっていったいどうなってるのん。。
3. Posted by kako   2011年01月29日 00:58
 不屈の闘志の持ち主ですね。
  わたしに同じことが できるか、と問われると・・・・
       怖くってできません!
   夫ばかりじゃなく 子供達にも被害及ぶようで・・

    昔、アメリカの小さな州の保安官が マフィアから
      同じように瀕死の傷を受けた、と裁判所で証言した
         との記録をみた覚えあります。
  
     残酷さが伝わる写真です。
4. Posted by hon   2012年04月28日 01:08
5 人間性の欠片もないメキシコの惨状の中で、少なからず立ち向かっている方がいらっしゃるのは、「まだまだ人間は捨てたものでは無い」と思えます。 自分自身もたとえ絶望的な状況でも悪に立ち向かえる人間になりたいです。
5. Posted by 名無し   2022年01月12日 16:25
狂ってやがるぜメキシコ…

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