日本のアドバルーンの効果は?
日本防衛省、陸上自衛隊を1.3万人規模増員:
日本の防衛省と自衛隊の関係筋によると、防衛省は陸上自衛隊の定員を1万3000人増員する計画で、現在、関連部門との調整を進めているということである。調整が順調に進めば、これは1972年以来、陸上自衛隊にとって初めての大規模な増員となる。日本政府の職員は、今回の増員は中国への対応を念頭に置いたものであると表明した。中国国際放送局 日本語部」より2010年9月23日
年々削減していた自衛隊を38年ぶりに尖閣諸島絡みで1万3千人増員する計画を防衛省が19日策定したことで、中国側は決まってもいない事に大騒ぎしている。これから年末の防衛大綱に入る予定ということで、こんな防衛省の案が今の内閣で決定する事は現実には不可能に近いだろう。それよりも、今のこの時期にマスコミに流れる事の意味は何だろう?思うに中国へのけん制だろう。外交ヘタな日本が放った政治的アドバルーンではないのか?「中国よ、あんまり騒げば日本は本当に軍備を増強するぞ!」と言う意味かと想像できる。中国政府にとって、少しであっても日本の右傾化は最も避けたい事のはずだ。
右の写真のような威勢のいい反日行動ばかりクローズアップされるが、現実は、中国内の軍部、あるいは右翼からの支援を受けた作り物のデモで、デモの規模も右下の読売の記事のように形ばかりの小規模なもので、デモよりマスコミの方が多い位だ。上の日本の自衛隊増員のアドバルーンに中国は思ったとおり大騒ぎ、しかしこれは日本の狙い通りで、所詮この尖閣諸島問題はすべて日本の領海内の国内問題であり、中国側の勝手な事実誤認でしかない。相手の自作自演に日本が騒ぐ必要等全く無く、無視するのが一番いい方法だろう。日本の新聞には「中国よ、もっと大人になれ、、。」というコラムも見えるが、そこには大きな勘違いがある。中国はまだ大人になっていない反抗期の子供で、大人の国ならこんな馬鹿げた騒ぎはしない。
2010年9月24日:那覇地検は24日、公務執行妨害の疑いで逮捕、送検された中国人船長を処分保留で釈放すると発表した。同地検は、捜査継続した場合の国民への影響や今後の日中関係などを考慮して釈放を決定したと説明した。参考ブログ:中国の勝手な事実誤認