アフガン近況2010年3月1日~
2月19日のAP通信の記事によれば The death of a child or adult is worth $1,500-$2,500, loss of limb and other injuries $600-$1,500, a damaged or destroyed vehicle $500-$2,500, and damage to a farmer’s fields $50-$250
.
アフガンでタリバン掃討作戦を拡大する米軍が一般市民を誤爆などで殺害した場合、遺族に支払う賠償金は成人、子供の犠牲者一人につき1500ー2500ドル、手足を失ったり負傷にした場合600ー1500ドル、車輌破壊された場合は500ー1500ドル、農場への損害へは50ー250ドルの金j額が確認されている。高いか安いかは別にして、人命と車両がほぼ同じというのも悲しい現実だ。
ヘルマンド州を制圧はしたが、一帯には地雷が残り、28日にも道路の地雷で11人の市民がなくなっている。26日、 首都カブールでは中心部で自動車爆弾、自爆装置を身につけたタリバンの攻撃で少なくても17人が死亡、負傷者多数の被害が出ているが、こういう被害者には 恐らく何の賠償も無いだろう。。カンダハルでも昨日は自爆で橋が崩壊し、国連軍の車両が渓谷に落ちたと言う。相変わらず米軍の誤爆も頻発し、バイクに乗っ た農夫がタリバンと間違われて射殺されるなども起きている。
アフガン南部米軍、NATO軍は今週から隣のカンダハルKandahar州へ転戦する。すでに多くの幹部が隣国パキ スタン領内で逮捕され、状況を見ればアフガン、パキスタンのタリバン勢力は壊滅状態だが、攻められれば一旦身を隠すのがタリバンの常套手段で、来年を予定 する米軍撤退まで予断を許さないだろう。図のピンク色が モシュタラク作戦 Operation Moshtarak の行われたヘルマンド州。黄色は以前タリバン支配地といわれた地域 矢印が カンダハルKandahar州 写真はタリバンが埋めた地雷を探す兵士。Python Minefield Breaching System パイソン地雷原破壊システム