イタリー人のマネ好きにはこっちが脱帽!
イタリア・ファシズムの指導者、ベニト・ムソリーニBenito Mussolini(1883~1945年)の愛人の日記が昨年末、同国で出版され、中に一緒に銃殺された愛人クララ ・ペタッチClara Petacci(1912~45年)の32~38歳の日記が収められている。
1937年10月の日記では、同盟国・日本の占領下にあった中国の大使との会談に触れ、極端な人種差別主義者だった ムッソリーニの発言として「なぜイタリアは中国を支援しないのかと聞かれたが、単に仏英と同じ立場になれないからだ。もし仏英が日本側につくなら、我々は 中国につく」「中国人は頭がいい。だが日本人はとてつもない。 猿みたいに何でもまねをする。彼らはすごい。すぐに学習する」と語ったと日記に書き留めていた。
同じ日記には、ムッソリーニ(写真左の左)は 同盟国のヒトラーの演説に「図に乗っている」と批判的だったと書いているが、最後はその独裁的な政治がイタリー国民の反感を買い、ヒトラーとその愛人エバ の自殺より先に1945年4月28日愛人クララと共に銃殺処刑され、ミラノのロレート広場で二人ともさかさまに吊り下げられる結果になった。(左上)
ここまでは歴史で有名な話と、裏話だが、右の写真は、左がムッソリーニ;(左下左)の愛人クララ(1938年の写真)とその右は、現在のイタリア首相ベルルスコーニSilvio Berlusconi首相:左下右(73)の浮気相手のパトリツィア・ダダリオPatrizia D’Addarioさん。何と良く似ていることか、イタリア人好みなんでしょう。何でもまねをするのはどっちかな?
イタリーの週刊誌パノラマは2月5日、首相の買春疑惑でお相手とされた元売春婦パトリツィア・ダダリオさんについて、首相の政敵から依頼を受け首相に接近、関係を持った上で暴露し、謝礼として100万ユーロ(約1億2200万円)近くを受け取った疑いがあるとの特集記事を掲載した。
ダダリオさんは首相との寝室での会話を記録したとされる録音を検察に提出したほか、自伝などで関係を暴露したが、同 誌はすべて首相への「陰謀」の一環でダダリオさんは「操り人形」にすぎないかったと、、。これで首相が広場にぶら下がる事はないと思うけど、気をつけたほ うがいいね、ベルルスコーニ首相!
左下は 左ムッソリーニ、右、ベルルスコーニ首相