大西洋で落としたカメラ 16ヵ月後に網にかかる 写真も無事!

南アフリカのヨハネスブルグに住むバーバラ・グレゴリー、デニス・グレゴリーさん夫妻 Barbara(53) and Dennis Gregory(65) は2008年、クイーン・メリー2the Queen Mary 2に乗り込んで結婚25周年の旅行中、ニューヨークから英国のサウサンプトンへ向かう航路の途中で、夫妻はカメラ、ニコンのP90 を海に落としてしまったのです。広大な大西洋の中で、しかたないとあきらめざるを得ませんでした。 ところが16ヶ月後。スペインのトロール船の漁師、ベニート・エステベスBenito Estevezさんが網にかかったカメラを引き上げました。奇跡的にSDメモリーカードの 写真データが残っていて、ベニートさんは、この写真を持ち主に届けようと、5枚の写真をネットにアップ。この話をイギリスのメディアが聞きつけて報道する と、それを見たオックスフォードシャーに住むグレゴリー夫妻の友人が気が付いてすぐに夫妻に連絡。遂に南アフリカにもどり住んでいるバーバラ夫人とスペイ ンのデニスさんと連絡がとれ写真が戻りました。 バーバラさんは、「スペインの漁師の方がこんなに骨を折っ て下さったなんて、感動的です。文字通り、夢がかないました。こんな形でカメラが再び見つかるなんて、想像もできませんでした。だってそれは大西洋の海の 底へ落としてしまったのですから。 16ヶ月もの間深い水中でカメラが生きていたなんて素晴らしいことです。言葉が出てきません。」 (記事はがらくたGalleryより抜粋、補足、他に2月11日の英国紙を参考にしました。)
カメラは恐らく ニコンの COOLPIX P90 でしょう(発売日が合わないですが不明。日本では2009年春発売、海外で先行発売だったのか?)通販で3万円台で売られている24倍ズームつきのデジタルカメラで、夫妻はニューヨークで300ドルで買ったばかりでした。上の写真がSDカードに残っていた、海中で16ヶ月さまよった写真ですが、 決め手はご主人のデニスさんがかぶっている帽子で、オックスフォード’Oxfordの文字と英国の旗が付いている事から英国人だと推定できたそうです。ご 主人が、イルカを撮ろうとして船中へ落としたそうで、友人がTVで夫妻の写真を見て気が付くという偶然も重なっています。冷たい海の10階建てのビルほど の深さに在ったと推定されています。南アフリカ、英国、スペインがつながったのもすごいですが、それにしても、カメラがうまく網にかかり 写真が残っていたものです。普通は壊れるだろうに、、。左は当時乗っていたクイーンメリー2世号 右下は拾った漁師さんとそのカメラ(175枚の画像とビデオ10本がSDカードに残っていた。夫妻は今貯金して今年中にスペインへ行き、デニスさんを夕食 に誘う予定です。)デニスさんのコメントで「カメラを見つけた状況はそのまま海に投げ返してもおかしくなかったが、カメラは残った。持ち主に戻る運命だっ たんでしょう」。。。なにやら神がかって来ました。