

Buk-M3は2016年に導入されたロシアの最新中距離地対空ミサイル・システムで、以前のモデルより性能が向上したミサイルレーダーを装備する装輪型ランチャー(9A317M
TELAR)は、6基のミサイルを搭載できる。空中標的・精密誘導兵器・戦術弾道ミサイルなど最大70キロの距離、最大高度3万5000メートルまでの標的を迎撃できる。ウクライナの各メディアは、このシステムの価値を4000万から5000万ドルと推定した。ウクライナ軍は、先月にもこのシステムの一つを破壊している。ウクライナ軍などによると、第413無人航空システム(Unmanned
Aircraft
Systems/UAS)大隊はロシア南部クルスク地域で多連装ロケット砲「ハイマース(HIMARS)」でBuk-M3を精密攻撃した。英文記事
、、、、ウクライナ戦争で最も特徴的なのが無人機攻撃、ドローン兵器開発なのは明白で、ウクライナの経験と操縦スキルの積み重ねは軍事大国ロシアも追いつけない。ロシアは、必死に量産するも、ロシアは通信機能で致命的な欠陥を持ち、操縦スキルに於いては、その差は広がるばかりの様だ。今では、ウクライナの無人機は、電子的妨害にも耐える機能を持っているとも言われている。その多くが、各家庭のキッチンで、主婦や学生の手で組み立てられていると言う。
イエメン沖の紅海Red Seaを航行していた船舶がイエメンの親イラン武装組織フーシ派Yemen Houthi rebelの攻撃を受けたとみられる。英国海運貿易オペレーション(UKMTO)が2024年10月28日、明らかにした。それによると、この船舶はアラビア半島と東アフリカを隔てるバブ・エル・マンデブ海峡Bab el-Mandeb Straitを通過中に攻撃を受けたという。
フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。フーシ派は昨2023年10月以来、この海域の80隻以上の船舶にミサイルやドローン攻撃を仕掛け、計4人の船員を殺害。1隻を拿捕し、2隻を撃沈した。現地メディアによると、フーシ派による船舶攻撃が確認されたのは18日ぶり。
UKMTOは声明で、「船舶と乗組員は全員無事である」と述べた。民間警備会社Ambreyも攻撃を確認したと報告。「船舶の近くで2回爆発があった」と説明している。その時、この船舶は位置情報を送信しておらず、民間の警備員が乗船していたという。フーシ派はこの攻撃に関する声明を出していないが、攻撃を認めるまで数時間から数日かかることもある。参照記事 英文記事 、、、、紅海の先にはスエズ運河が在り、日本の貨物輸送にも影響の出る可能性がある。
国際刑事裁判所(ICC:International Criminal Court)のカーン(top prosecutor Karim Khan)主任検察官が1年以上に渡って女性補佐官に性的関係を強要し、補佐官の意思に反して性器に触れたという告発に直面している。カーン氏は2024年5月、パレスチナ・ガザ地区への侵攻を続けるイスラエルの首相、国防相、イスラム組織ハマスの最高指導者の逮捕状を請求した。
報道によると、カーン氏の女性補佐官は1年以上にわたって性的関係を強要され、自らの意思に反して身体を触られたり、スカートの中に手を入れられたと告発したという。カーン氏は告発をきっぱりと否定。AP通信はこの問題に詳しい関係者の話しとして、「イスラエルの情報機関による中傷キャンペーンの一環としてなされた可能性がある」と伝えている。
女性補佐官は関係を迫られていると同僚の女性2人に打ち明け、この2人が不正行為の疑いでICCの独立監視団に報告。しかし、カーン氏本人が尋問されることはなかった。APは被害を受けたとされる女性に近い人物の話しを引用。「補佐官が告発に消極的だったのは、ICCの独立監視団に対する不信感からであり、彼女はICCを監督する加盟国組織に外部調査を開始するよう要請した」という。この問題に詳しいICC関係者はこの要請が事実であることを認めている。ICCで働く女性職員の多くが告発を肯定的に見ているようだ。APの取材に応じたある女性職員は、「軽い気持ちだったという言い訳は通じない」と語った。、、、参照記事 、、、、程度の差こそあれ、日本でも似たような事件で、元大阪地検検事正が有罪になるようだ ニュース映像。
現在弁護士の北川健太郎被告(65)は、大阪地検のトップの検事正を務めていた2018年9月、大阪市内の公務員の宿舎で、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に性的暴行をした罪に問われている。参照記事 米大統領選挙まで2週間を切る中、元モデルが共和党候補のドナルド・トランプ氏から1990年代に性暴力を受けたと訴えている。参考:元モデルがトランプ氏の性暴力を告発「性的な物と扱われたように感じた」:
イスラエル軍が2024年10月25日、パレスチナ・ガザ地区北部にドローン攻撃を仕掛け、少なくとも12人が死亡した。ガザ当局が明らかにした。イスラエル軍は3週間に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。記事と映像
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は25日の声明で、イスラエルによるガザ北部への攻撃は「残虐な犯罪...人道に対する犯罪に及ぶ可能性がある」と述べ、包囲網を解き、その中に閉じ込められている推定40万人に支援物資を届けるよう求めた。
一方、レバノンの過激派ヒズボラは25日、激しい地上戦が続く中、同国南部郊外でイスラエル兵12人を殺傷したと明らかにした。イスラエル軍はコメントを出していない。レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は25日午後の時点で約2600人、負傷者は1万3000人近くに達した。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエル軍による24日のガザ
南部ハンユニスKhan Yunisの空爆の死者が38人に達したという。そのうち14人は子供であった。ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は25日午後の時点で約4万2900人、負傷者は約10万600人となっている。
米国のブリンケン(Antony Blinken)国務長官は25日、訪問先のロンドンでヨルダンの外相と会談。中東情勢などについて協議した。ヨルダン外務省は声明で、「イスラエルはガザで民族浄化を行っている」と非難。即時の停戦を改めて強く呼びかけた。両政府は前日、協議再開のため交渉官がカタール・ドーハに集まると発表。イスラエルの代表団は27日に現地入りする予定だ。参照記事
2024年10月26日:イスラエル軍は25日、パレスチナ自治区ガザ北部で、負傷者や職員計600人が居る病院を襲撃した。27日に再開する見通しのガザ停戦交渉を前に、軍はイスラム組織ハマスに対する圧力を強化。ハマスは拘束している人質の解放条件として攻撃停止を求めており、交渉への影響が懸念される。襲撃を受けたのはガザ北部ベイトラヒヤBeit Lahiaにあるカマルアドワン病院Kamal Adwan hospital。他に、 北部Jabalia camp 、南部Gaza's Khan Younisで空爆被害が出ている。参照記事 英文記事
イスラエル軍は26日未明(日本時間同日朝)、「イランの軍事標的に対する精密攻撃」を実施していると発表した。イラン防空隊当局は声明で、イスラエルが
イラン北部テヘランTehran 、南西部フゼスタンKhuzestan、西部イラムIlamの3州にある軍事施設を攻撃し、複数の場所が限定的な被害を受けたと発表した。イスラエル軍は同日午前6時(日本時間同日正午)ごろ、この攻撃作戦は終了したと発表:記録映像。「イスラエル国防軍は、イランの複数箇所にある軍事標的に対する精密な攻撃を完了した」、「わが軍の航空機はいずれも無事に帰還した」と発表した:参照記事。イラン軍は26日、同日未明のイラン領内に対するイスラエルの攻撃で、新たに2人の兵士の死亡が確認されたと発表した。この日の攻撃によるイラン兵死者は計4人になった 参照記事。 イランは2024年10月1日、イスラエルに大規模な弾道ミサイルIranian ballistic missiles攻撃を実施している 記録映像:左図 。
アフガニスタンを統治するタリバン暫定政権は2024年10月24日、シャリア(イスラム法)や同国の価値観に反するとして、400冊の書物の発行・販売を禁じたと明らかにした。現地メディアによると、タリバン当局は本屋や出版社を捜索し、発禁となった本を回収したという。
勧善懲悪省は声明で、「この国の思想、信仰、統一、文化を破壊する敵の邪悪な計画に従って書かれた本は回収の対象になる」と述べた。また同省は「本屋の空きスペースにはコーラン(イスラム教の聖典)を含む宗教書物が並べられる」とした。タリバンは発禁リストを公表していない。
南部ヘルマンド州の勧善懲悪省は同日、全てのメディアに対し、生き物の映像を放映しないよう命じ、さらに生き物の撮影もやめるよう命じた。この決定は、人間や動物の放送や写真撮影を取り締まる最も新しい州であるヘルマンド州の情報省当局者によって発表された。参照記事 カンダハル州、タカール州、マイダン・ワルダク州の国営メディアは、タリバンの厳しい道徳規則が生み出されているとの警告から数カ月後、「魂のあるもの、つまり人間や動物の画像を放送したり放映しないよう」勧告されたとアラブニュースが伝えた。英文記事
イランやサウジアラビアを含め、イスラム教徒が多数派を占める国で同様の制限を課している国はない。 1990年代後半の以前の統治時代、タリバンはほとんどのテレビ、ラジオ、新聞を完全に禁止していた。英文記事
、、、、毎度、自分たちがイスラムを代表するかの様な思い込みのタリバンには辟易(へきえき)する。タリバン自体が、人類の持つ基本的人権という価値観に反する存在なのだが、それでも付き合う中露も、思い込みの偏った異端児と言うしかない。異端児は国際社会への出禁(できん)でも仕方ない。他国へ向かってまでも、自分らの民族、部族主義、反社会的カルトを振り回すほど、失礼で馬鹿げた行いは無い。
ロシア中部カザンで開かれたロシア、中国、インド、ブラジル、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議は2024年10月24日、最終日を迎えた。BBCのスティーヴ・ローゼンバーグ(Steven Rosenberg)・ロシア編集長は記者会見で、ウクライナでの戦争を念頭に、「正義と安全保障」についてロシアのウラジーミル・プーチン大統領に質問した。記事と映像 ニュース映像(翻訳機能で日本語解説が読める)インタビュー映像と英文記事
プーチン氏は北大西洋条約機構(NATO)の拡大はロシアの安全保障を「侵害」していると述べた。そして、「ここに正義はない。我々はこの状況を変えたい」と付け加えた。
ローゼンバーグ・ロシア編集長:左 は、ロシアの情報機関が「イギリスとヨーロッパの街中で持続的な騒乱」を引き起こすことを使命にしているとする、英情報局保安部(MI5)の最新の報告についてもプーチン氏に尋ねた。
これに対し、「まったくくだらない"It's utter rubbish"」とプーチン氏は答えた。参照記事 過去ブログ:2024年10月2024年10月24日、ウクライナを取り巻く情況:10月英情報部MI5がロシアの英国での破壊工作は危険水域と述べる:、、、、一貫してプーチンは、挑発されたから侵攻したと言う妄想を言うばかりで、NATOの脅威とウクライナが悪いと責任転嫁しかしない。侵略は用意周到に計画され、合同演習と偽ってウクライナの首都制圧を狙った事実は今更消しようも無く、ロシアの侵略の結果、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟を現実化させたと言う流れは、自業自得It serves him right.You asked for it. と言うしかない。世界は問うべきだ。くだらないのはプーチンの決断で、「なぜこんな、ロシアにとって何の得にもならない愚挙を起こしたのか?」と、、、。ヒトラーでさへ、国内の経済立て直しと言う、具体的な目標が在ったのに、、。国際刑事裁判所(ICC)は2023年3月17日、ウクライナ侵攻をめぐる戦争犯罪容疑で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領らに逮捕状を出している。侵略で欧米の出方を見るつもりだったのなら、その代償は余りにも大きく、慌ててBRICS拡大を目論んだが失敗に終わったようだ。 過去ブログ:2024年10月北朝鮮兵士、ロシア軍で突撃兵に参加の噂と露情報部の脅威:映像記事:プーチンのBRICS会議大失敗!サウジに続きブラジルのルーラ大統領が参加辞退!国際的孤立が深まる:ロシアの食糧問題が現実に!?ロシア経済の急激な悪化が招く食糧危機、深刻化するインフレ:
ウクライナ当局は2024年10月23日、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために派兵されたとされる北朝鮮兵士North Korean soldiers に向け、朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。「外国の地で意味も無く死んではいけない」と強調。ベッドや食事を盛り付ける様子が映り、投降すれば「安全な場所で食事と医療が提供される」と訴えている。
動画を公開したのはウクライナ当局がロシア兵の投降推進を目的に運営する「私は生きたい 」プロジェクトUkraine's 'I Want to Live' project。投降希望者を対象に24時間態勢の電話相談窓口を設置し、捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約に基づく対応を約束してきた。
イスラエル軍は2024年10月22日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララHassan Nasrallah師の後継者と目されていたハシェム・サフィエディンHashem Safieddine 師;右 を、約3週間前の空爆で殺害したと発表した。
イスラエル軍の声明などによると、レバノンの首都ベイルートにあるヒズボラの情報本部を今月4日に空爆した際、同本部の司令官とされる人物とともに、サフィエディン師を殺害したという。ヒズボラは、サフィエディン師の死亡を認めていない。
前指導者のナスララ師Hassan Nasrallah:右下 は、2024年9月27日にイスラエル軍のベイルート空爆により死亡した。サフィエディン師はナスララ師のいとこで、イランで宗教学を学んだ。60歳前後だったとみられている。息子は、イラン革命防衛隊の最強部隊を率いたカセム・ソレイマニ司令官の娘と結婚していた。ソレイマニ司令官は2020年、イラクで米軍の空爆によって殺害された。ナスララHassan Nasrallah師の後任となった数時間後に殺害されたとの記事もある。英文記事 過去ブログ:2024年10月ヒズボラの後継指導者死亡をイスラエルが公表:、、、イスラエルの軍事面で驚かされるのは諜報活動の巧みさで、ほとんどの空爆は、通信を傍受して目標の位置を決めて迅速に行われているようだ。
一方、ハマスは、先週イスラエル軍に殺害されたヤヒヤ・シンワル(Yahya Sinwar)最高指導者(61):左 の後任として、カタールの首都ドーハを拠点とする委員会を任命し、集団指導体制にする方向で動いていると明らかにした。
イランの首都テヘランでハマスの政治的指導者イスマイル・ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏;右 が2024年7月31日にイスラエルの空爆で暗殺された後、8月に結成された5人のメンバーから成る委員会が「指導権を握ることになるだろう」とされ、全員、カタールを拠点としている。 参照記事 過去ブログ:2024年10月イランはシンワル氏を殉教者と称賛、今後もハマスを支援、、:
2025年1月5日:レバノンの親イラン組織ヒズボラが2025年1月5日、2024年9月末の首長ナスララ(Hassan Nasrallah)師暗殺の内幕を明らかにした。ヒズボラの補佐官は記者会見で、「ナスララ師は司令本部内でイスラエル軍の空爆に巻き込まれ殉教した」と語った。
イスラエル軍は9月27日、首都ベイルート南部のヒズボラ本部とされる建物を空爆し、ヒズボラを32年間率いてきたナスララ師を殺害した。イスラエル軍は米国製のバンカーバスターBLU-109を使用したとみられる。レバノン保健省はこの空爆で6人が死亡したと報告している。報道によると、ナスララ師と他の高官は地下で会合していた。
しかし、アメリカやロシアなど大国が不参加により国際連盟は失敗。第二次世界大戦が発生。その国際連盟の反省によって生まれたのが現在の(日本語呼称)国際連合。
「1945年、終戦とともに国際連合は国際法のひとつである国連憲章を取り決め、同年に国際司法裁判所を設立。第二次世界大戦前には合法だった戦争を違法化し、国連が必要と判断した場合のみ平和的解決の手段として経済制裁や武力行使ができるようになりました。」参照記事
日本で国連と略される国際連合「 the United Nations」(連合国)という言葉が初めて用いられたのは、第二次世界大戦中、日独伊の枢軸国と対戦していた26か国が、アメリカ合衆国のワシントンD.C.に集まり、1942年1月1日、枢軸国への対決を明らかにした「連合国共同宣言(ワシントン宣言)」においてである。
つまり、第二次大戦の連合国=前大戦戦勝国が結束したのが国連なのだ。その国際連合憲章(以下「憲章」)では、日本など「第二次世界大戦中に連合国の敵国であった国」(枢軸国)に対する敵国条項: Enemy Clauses、独: Feindstaatenklausel、または旧敵国条項 )で規定した第53条および第107条と第77条の一部文言は今も削除されることなく有効であり、常任理事国は戦勝国から選ばれ、議会運営に於いてこれらの国は「拒否権」などの特権を保有している。
以上、事実関係と流れを書いたが、筆者が問題としたいのは、国際法は明らかに存在するが、「 the United Nations」(連合国、或は連合国家群)を国際連合=国連と訳されたのは天下の誤訳ではないのかと言う事。其の英語名のどこにも「国際」なる意味は全くないのだ。上記の太文字で表記した部分を、連合国、または戦勝国と読み替えると、日本語の国際連合=国連の陳腐さが分かる。
また、このことで「国際法は国際連合(通称 国連)が決めているもの」と思っている人が多いが、「国際法を決めているのは国連ではありません。じゃあ、誰が作っているの?というと、誰でもありません。」というのが現実で、極端に言えば、国連は、インターナショナルでグローバルな国際機関では無いとも言える。特定の国が作ったのではなく戦争参加国のみんなで作ったのが国連であり、国連憲章で在ると言う解釈も出来るが、ならば、差別的な敵国条項は削除すべきなのだ。日本は世界3位の分担金支出国だ。
ウクライナ当局は2024年10月22日、東部ドネツク州Dontskと南部ザポリージャ州Zaporizhzhiaに対する前日のロシア軍の攻撃により、合わせて6人が死亡したと明らかにした。ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は78日目に突入。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられるが、戦況はほとんど明らかになっていない。一部の専門家は北朝鮮の兵士がこの地域に派遣される可能性があると指摘している。映像:ウクライナの攻撃映像:残酷シーン多く閲覧注意:
米国のウッド(Robert Wood)国連代理大使も同日、北朝鮮がウクライナ戦争に加勢するためロシアに兵士を派遣しているとの情報について、「危険かつ極めて憂慮すべき事態であり、事実であれば北とロシアの軍事関係が深化しているのは明白だ」と警戒感を示した。ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領は22日、西側同盟国に対し、北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻に加担している証拠に背を向けることなく対応するよう強く求めた。
韓国政府は22日、北とロシアの軍事協力への対抗措置として、ウクライナへの直接的な武器供与を検討する可能性があると表明。北をけん制した。過去ブログ:2024年10月韓国、ロシア大使呼び出し 北朝鮮の援軍派兵に抗議:
一方、ウクライナの国内問題では、コスチン(Andriy Kostin)検事総長:左 が22日、辞意を表明した。兵役逃れのため地位を悪用して彼の部門のスタッフが障害者認定を得たという疑惑が浮上していた。医療機関の組織的不正や汚職の多さに、ゼレンスキー氏が激怒したと報道された。
ウクライナ国防次官と最高司令部幕僚を兼任するガブリリュク中将は23日「火力と訓練された兵士の増強が急務だ」と述べ、情報空間に蔓延する動員プロセスへの否定的な態度について「国民の権利は大声で主張されるが、憲法や法律によって定められた義務は黙殺される」と嘆いた。参照記事 参照記事
エストニアEST政府は22日、NATO執行部に対し、2025年までにNATO加盟国の防衛費目標を現在のGDP比2%から少なくとも2.5%に引き上げるよう要請した。過去ブログ:2024年9月有事の際は、一線を越え立ち向かうというエストニアの覚悟:
欧州議会は22日、凍結したロシア資産を活用しウクライナに350億ユーロ(約5兆7500億円)以上を融資する決議案を賛成多数で可決した。イエレン(Janet Yellen)米財務長官も同日、G7とEUがロシア凍結資産を活用したウクライナへの500億ドル(約7兆6000億円)の融資の最終合意に「非常に近づいている」という見方を示した。米国は約200億ドルを担当する見込み。
両陣営によるドローン攻撃が続く中、ロシア中部カザンでは10月22日、BRICS首脳会議が開幕。中国やインドの首脳らがプーチン(Vladimir Putin)大統領と個別に会談した。2006年創設のこの経済同盟は Brazil, Russia, India, China, and South Africaがメジャーで、2024年今回の議長国ロシアに、図の6か国の首脳が招待された。
イランなどが招待に積極的なのに反し、サウジは首脳会議にサウジアラビアの政治的実権を握るムハンマド皇太子:右 は首脳として不参加と伝えられた。その理由ははっきりとしないが、米国の期待通りサウジが原油を増産すれば更に原油価格が下がり、国家収入の多くを原油や天然ガスに依存するロシア経済に大きな打撃を与える結果になり、また、ロシアとの関係を深めることに慎重であるサウジは、BRICS内での将来の役割をためらっている可能性があると言われている。英文記事 端的に言えば、米露の間で板挟みになるのを避けたのではないだろうか?
米テキサス州サンアントニオで装填された銃を手にした子供が誤って発砲し、生後10~11歳の乳児が死亡した。警察が2024年10月21日、明らかにした。
それによると、事件は同州サンアントニオ市内にある医療センター近くの駐車場で発生The shooting occurred Monday in a parking lot near a medical center in San Antonio, Texas。車内には母親、3歳の子供、2歳児、生後10~11カ月の乳児がいた。3人の子供は車の後部座席に座っていた。
警察によると、3歳の子供が後部座席に置いてあった銃身の長い銃を手にし、誤って引き金を引いてしまい、1番下の乳児に弾が当たったという。それ以上の詳細は明らかにされておらず、警察が母親から話を聞いている。
現地メディアによると、母親は実弾が装填された銃を適切に保管しなかった罪と保護責任者遺棄罪に問われる可能性がある。英文記事 、、、、銃身の長い拳銃とあるので、リボルバー式の拳銃だったのか?似たような、子供が起こした事件はよく目にしているが、3歳が乳児を射撃と言うのは記憶が無い。安全レバーも解除された実弾入りの銃をケースにも入れずに車内に置いて置くとは、このこと自体重大な法令違反だ。ナイフを持ち歩く程にしか、銃を危険物とは思っていないのだろう。拳銃所持が許可される国で所持していた経験がある筆者は、拳銃の引き金が想像以上に軽いものだと知っているので、3歳児には銃が重くて持てなくても、引き金を引くのは十分に可能だと想像できるが、本当に事故だったのか?疑問が残る。
nappi10
リュウ&ネコのフー&ミー: 第一期ライブドアの奨学生になり、すでにブログ歴は15年以上。毎日PCをいじるという初期の目的は達成。最初、白猫のフーがいて、黒猫のミーが参入。いずれも野良ですが、楽しい仲間です。フィンランド,英国在住経験あり、英語はまだ毎日勉強中。BLOGOS(http://blogos.com/ )には興味深い記事が多いので、そちらもよろしく。メールアドレス:nappi10@msn.com