2022年05月
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インドネシアの外交問題のシンクタンクがオンライン形式で開いた会合で述べた。輸出出来ず滞っている穀物は2200万トン相当と指摘。世界規模での食糧の安全保障の確保にとって大惨事となりかねない要因になっているとも訴えた。また、飢餓の被害者が今年は新たに5000万人増える可能性に言及した国連の分析に触れ、「低く見積もった数字」とし、実際はより多くなるであろうことを示唆。今年7月には多数の国で昨年の収穫分の在庫が尽きるだろうとし、「大惨事の現実的な到来が明白になるだろう」と予想した。
ゼレンスキー大統領はインドネシアが今年2022年11月に同国バリ島で開く主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)への招待を受け入れる意向も表明。その上で同サミットには「友好国家」だけ集まるべきだとし、ロシアを除外するよう主催国に暗に促した。参照記事
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ルハンスク州軍政は通信アプリ「テレグラム」への投稿で「ロシアがセベロドネツク地域に大量の弾薬や装備を運んでいる」と述べ、ロシアのラブロフ外相は29日、フランスの放送局に対し、ドンバス地方の「解放」が「絶対的な優先事項」だとの認識を示していた。
左は、犠牲者を集団埋葬するウクライナ市民と、キーウ郊外で、道路わきに破棄されたジャガイモを、選びながら拾っているウクライナ市民。英文記事
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英諜報機関(MI6)の長官を務めたリチャード・ディアラヴ卿は「彼は2023年までに医療施設に送られ政治の舞台から姿を消すはずだ。
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ルハンスク州の知事は、「敵はセベロドネツクを世界から消そうとしている」と述べ、長距離ミサイルなどの支援を求めている。一方、リマンに近いドネツク州の主要都市・スロビャンスク( Slovyansk)では、激しい攻撃が始まる懸念から、街から出ることを決めた市民たちも見られた。
![FireShot Webpage Screenshot #1519 - 'ロシア軍が“鉄道の拠点](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/6/c/6c973208.jpg)
![FireShot Webpage Screenshot #1520 - 'Ukraine](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/f/a/fa6f1be4.jpg)
一方ロシアは28日、ドネツク(Donetsk)州の要衝リマン(Lyman)を(再度?)制圧したほか、ルガンスク(Lugansk)州の主要都市セベロドネツク(Severodonetsk)を包囲したと発表していた。英文記事 英文記事 参照記事 参照記事
最近のものと思われる、ウクライナ軍のザポリージャ(ザポリッジャ)Zaporizhzhia州でのロシア軍への砲撃映像 予備映像 英文記事。ウクライナ軍の29日の報道では、ロシア軍はすでに3万人以上の兵力と約1300台以上の戦車を失ったとしている。英文記事
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![kanamat-botashev-1150x620](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/0/8/08755858.jpg)
2022年5月24日(現地時間)、英BBCやタイムズなどによるとウクライナ軍空挺部隊員らは去る5月 22日、最近ロシア軍が制圧したウクライナ東部ルハンスク州 Popasna、Luhansk Ukraine付近でロシア軍所属Su-25攻撃機を撃墜した。この軍用機は被撃直後に空中で爆発し、パイロットは現場で即死したことが分かった。タイムズはロシア軍が60代の退役将官まで起用したのは制空権の掌握に失敗し、パイロットの人命被害が増えたことによるとの可能性を伝えている。ニュース映像 参照記事 英文記事
また、ロシアはステルス機能を備えた最新の戦闘機スホイ(Su)-57をウクライナでの「特殊作戦」に投入したとタス通信が5月20日(現地時間)報じた。タス通信は同国軍産複合体消息筋の言葉を引用し、「ロシアは2~3週間前にこの戦闘機を投入し、ミサイルで武装したウクライナの防空網の外で活動している」と明らかにしたが、ロシア政府はこれに対して何らかの言及はしなかったとタス通信は付け加えた。
ウクライナ軍が2022年2月24日開戦以来現在までロシア軍の航空機205機とヘリコプター170機を撃墜したと主張する中、飛べる機体が少なくなり、保有数数機と言われる最高機密兵器Su-57の中から、比較的状態の良いのを引っ張り出さざるをえなかったのではと推測されている。 参考記事:ロシアがウクライナにSu-57を投入か…第5世代戦闘機
、、、、、、それにしても、他国から侵略を受けたわけでも空爆されたわけでもないロシアが、プーチンのプロパガンダに踊らされて、ロシア国民は、今、祖国防衛をしなければならない必要性に疑問を感じないのだろうか?ウクライナへ先手を打って攻撃する何の正義も無いばかりか、多くの経済損失と戦死者を出し、国際的に孤立してまで防ぎたい領土の損失が在った訳でもなく、同じ血縁が多く住む独立国家への侵攻、侵略の、どこに正当性があると言うのだろう。現在世界42カ国がロシア非難の立場だと言われる。どうしても、被害者論や人種的優位さをわめきながら、突然侵略を開始したヒトラードイツ帝国とダブってしまう。
ドンバスDonbasのセベロドネツクSeverodontskは露軍の猛烈な無差別撃を受けており、Melitopolで露軍は、50年前の旧式のT-62戦車を投入し、弾薬にも不足しているとされる。ウクライナ軍は、一旦はセベロドネツクへの補給路を分断したロシア軍の排除に成功したとの報告もあるが詳細不明。参照記事 参照記事 過去ブログ:2022年5月人類は一刻も早くプーチンを打ち負かすべき 投資家ソロス氏 5月ウクライナ戦争は将来の大戦争の予行演習なのか? 5月ロシアの外交官が「血まみれで、無分別の」戦争に抗議で辞職 5月プーチンロシアの危ない大統領補佐官 5月NATOはトルコを論破しなければならない 5月フランスが一転ウクライナへ武器支援約束 自滅するロシア?
![FireShot Webpage Screenshot #1513 - 'Leonid Ivašov](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/3/2/3244659e.jpg)
書簡でイヴァショフは、プーチンが強調している「外からの脅威」を否定していない。しかし、それは、ロシアの生存を脅かすほどではないとし〈 全体として、戦略的安定性は維持されており、核兵器は安全に管理されており、NATO軍は増強しておらず、脅迫的な活動をしていない 〉と述べた、、では、プーチンが「ウクライナをNATOに加盟させない法的保証をしろ」と要求している件について、イヴァショフはどう考えているのか? 彼は、「ソ連崩壊の結果ウクライナは独立国になり、国連加盟国になった。そして、国連憲章51条によって、個別的自衛権、集団的自衛権を有する。つまり、ウクライナにはNATOに加盟する権利があるのだ」と、至極真っ当な主張をしている。彼はロシア国防省で国際局長も務めた、かつての重鎮で、2022年2月のウクライナ侵攻前に「誰も必要としない戦争を止めるべきだ」と反対を訴えていた。、、、 参照記事 参照記事 露語
2022年5月26日:イワショフ氏は、これまでもウクライナへの軍事侵攻に反対を訴え、作戦は戦略面でも情報戦でも敗北している上、歴史的な孤立を招いているなどと政権を痛烈に批判してきたと言われるが、2022年5月はじめに出版社のウェブサイトで公開されたインタビューで、ウクライナ侵攻について「初期段階で戦略上の大きな見込み違いがあり、作戦が滞っていることが明らかになった」と述べ「ロシアは地政学的な意味ではすでに敗北しており、情報戦や心理戦でも完全に敗れている」と指摘した。「、、この20年間、プロの国防相は1人もいない」と述べ、作戦を主導するセルゲイ・ショイグ:Sergei Shoigu国防相;右の右 や軍を批判し「歴史上、ロシアがこれほどの孤立状態に置かれたことはない。大統領は思い上がることなく、賢人の声に素直に耳を傾けるべきだ。謝罪をし、政府の要職には、軍事作戦に反対した人物を据えるべきだ」と述べた。 彼の発言には、同調する声がある一方で「行動しなければむしろ欧米にやられていた。時代遅れで滑稽な主張だ」などといった意見も多いと言う。参照記事
、、、、過去の元大将とプーチン氏との関係や、軍歴から見て、彼にはロシア国内で国家主義者、軍事大国肯定論者、極右のレッテルが貼られているが、彼をしても、大義のない無益な戦争はすべきではなく、戦いを仕掛けた段で負けており、国を孤立化させただけと激しくプーチンを非難せざるを得なかった。
*彼は現役時代、総参謀本部で旧ソ連諸国との連絡などを務める切れる戦略家だった。しかし、その極右的な言動が災いしてか2001年には国防省から体よく追い出され、共産党(ソ連崩壊後は反プーチンの野党)とともに、プーチンの辞任を求める将校の団体を立ち上げた。団体はその後、「全ロシア将校集会(全ロシア将校協会)」と名乗り、イワショフはその議長を務める。2022年2月初め、まだ戦争は始まらず、ロシア軍が国境に集結していた時点で、反プーチンの公開書簡がイワショフ名で「集会」のサイトに掲載された。その際「この戦争は、プーチンとそれを囲む公安・石油関係者の狭いサークルが、自分たちの地位と権益を守るためだけにしかけるものです。ロシアは世界での居場所を失い、悪くすると国
家が消滅してしまうことになるでしょう。私たちはプーチンの辞職を求めます」と述べていた。参照記事 参照記事
、、、彼のプーチンとの対立は、プーチンが富裕層(オルガルヒ)からの利権を独占したとか、側近に情報部人事を優先したとか色々あるだろうが、ロシア国内のプーチン、軍部批判の急先鋒でも、彼自身が極右、軍国主義者と見られており、一部からは反発もあるようだ。また、2月の公開書簡公表後、イワショフはすぐ、「これは自分の書いたものではない。言っていることも文体も違う」と言って関与をいちおう否定したとの指摘もある。参照記事 その真偽は不明だが、しかし、今回のインタビューの概要から見て、彼がプーチン独裁体制を痛烈に批判する立場なのは事実のようだ。
その独裁体制に対するのは民主主義国家群であり、この事をまだ多くのロシア国民は、プーチンの幼稚な「ウクライナ=ナチ」プロパガンダに誘導されて理解できていない。 過去ブログ:2022年5月人類は一刻も早くプーチンを打ち負かすべき 投資家ソロス氏 5月ロシアの外交官が「血まみれで、無分別の」戦争に抗議で辞職 5月フランスが一転ウクライナへ武器支援約束 自滅するロシア?
戦況図では、Severodonetsk~Bakhmut間の高速道路を遮断してSeverodonetskを包囲する為、ロシア軍はPosasna,Lymanへ大規模な進撃を行っているとされる。ウクライナ側の長距離砲、自走砲の配備が進んでおり、それを意識してか、ロシア軍は進撃をかなり早めているようだ。ロシア軍は26日、東部ルガンスク州①の完全制圧に向けて攻撃を続け、同州のガイダイ知事によると、既に州の95%を占領。ウクライナ側が最後の拠点とする要衝セベロドネツクSeverodonetskを包囲しつつあり、周辺に激しい砲撃を加え、要衝セベロドネツクと、近隣のリシチャンスクをめぐる攻防が最終局面を迎えている。ウクライナメディアによると、南部ミコライウ州Mykolaivも攻撃を受け、商店や民家などが燃えた。参考記事と映像:アメリカ軍より優れる──ウクライナ内製ソフトで砲撃20倍迅速に
![ADX-Florence-1-2](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/f/5/f51fa42e.jpg)
![F17DD89A-0A71-4493-A022-C9358A7B9CAC](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/b/7/b7343722.jpg)
![FireShot Webpage Screenshot #455 - 'ADX Florence](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/d/2/d241bff4.png)
脱走を防ぐために看守が常にチェックしていることを「非常識だ」と批判し、人間以下の環境で生活していると説明した。また、彼の独房は7×12フィート(2.1mx3.65m)の大きさで、小さな窓があり、そこから食事が運ばれてくることを明かした。この部屋はいわゆる「ユニットH」にあり、最も危険な囚人が収容されており、その中にはテロリストもいる。
![el-chapo-01-file-gty-jef-190716_hpEmbed_3x2_992](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/6/e/6eedd104.jpg)
![el-chapo-wife-rt-ps-190717_hpEmbed_3x2_992](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/3/e/3ef13f55.jpg)
![wyVdAg9X](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/5/0/5076ee21.jpg)
2022年5月26日:米投資家ジョージ・ソロス(George Soros:91)氏は5月24日、スイス・ダボス(Davos)で開かれている世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)に出席。これに合わせて開催された夕食会恒例のスピーチで、ロシアのウクライナ侵攻について、「欧州の根幹を揺るがしている」「第3次世界大戦の始まりかもしれず、人類文明は乗り越えられないかもしれない」と述べた。「われわれはウクライナ戦争の早期終結に向けて総力を結集しなければならない。人類文明を維持する最善かつ唯一であろう方法は、一刻も早くプーチンを打ち負かすことだ」
ソロス氏は欧米諸国のウクライナ支援を称賛する一方、欧州が依然としてロシア産ガスに「過剰に」依存していると指摘。主な原因は、ロシアとガス供給に関する「特別な取引」をしたアンゲラ・メルケル(Angela
Merkel)前独首相が追求した重商主義的政策だとの見解を示した。 欧州連合(EU)はロシアからのガス輸入量を今年中に3分の2削減することを目標としているが、ドイツが消極的なため、禁輸には至っていない。ロシア産石油の禁輸も、ハンガリーの反対で難航している。
ソロス氏はプーチン氏について「ガス供給を止めるとして非常に巧みに欧州を脅迫してきたが、実は虚勢を張っているにすぎない」「実際は危機的状況にあり、ぎりぎりのところで欧州を脅してきたにすぎない」との見方を示し、プーチン氏は2021年、ガスを欧州に輸出せずに貯蔵。供給不足を起こして価格を高騰させ、ロシアに莫大(ばくだい)な富をもたらした。だが、貯蔵施設は今年7月に満杯になるため、ロシアは唯一の市場である欧州にガスを輸出せざるを得なくなるという。ソロス氏はこの点について説明する書簡をイタリアのマリオ・ドラギ(Mario Draghi)首相に書簡を送ったが、返事はないと述べた。「(プーチン氏は)窮地に立たされている。ガスを使って何かをしなければならない」「欧州は認識している以上に有利な立場にある」
ソロス氏は中国の習近平(Xi Jinping)国家主席にも言及。習氏とプーチン氏を「独裁者」、中国とロシアを「オープンソサエティー(開かれた社会)に対する最大の脅威」と呼び、中ロの指導者について「無制限の同盟関係で結ばれている。脅迫によって支配し、その結果として信じられないような過ちを犯すなど、多くの共通点もある」「プーチン氏はウクライナで解放者として迎えられると期待していた。習氏は持続不可能なゼロコロナ政策に固執している」と非難した。参照記事、、、、政治家、その筋の学者より、余程しっかり情報収集し分析しているのには驚かされる。日本の政界、経済界にも、こういう人がいてほしいものだが、特に最近は人材不足のようだ。メルケル氏と同じくトランプ氏も重商主義に傾いたが、二人とも行き過ぎた感がある。プーチンに至っては「武士の商法」で、相手に腰低く、愛想良く売り込めない性格破綻者が近寄っても警戒されるだけだろう。所詮スパイはスパイで、表に出てはいけない人物がトップになった結果で、脅しと策略でしか世の中を渡れない御仁だ。今後ますます、北朝鮮という飛び道具を持った中露と欧米という2極化が鮮明になる気配がある。一方日本の政治家は、腰低く手土産持参で臨むまではいいのだが、いつまでもたっても手土産だけを届けている。日本、米国、豪州、インドの4カ国による「QUAD(クアッド)」はまだ水やりで育てている最中で、軍事同盟的色合いもある以上、今、半島からの外来種を混ぜて、根付く前に枯らしてしまっては元も子もない。非常に重要、かつデリケートな同盟であり、しっかりと目の細かい防護ネットと防虫薬で突然変異のしつこい害虫には用心しなければならない。
ロシアの政治学者によると、ロシアによるウクライナ侵攻はNATOを構成する国々とのより大きな戦争に向けた「リハーサル」だという。これは国際安全保障研究所の研究員アレクセイ・フェネンコ氏 Professor Alexei Fenenko氏が2022年5月19日にロシア国営テレビのトーク番組『60ミニッツ』で語ったものだと、『デイリー・ビースト(Daily Beast)』のジュリア・デービス(Julia Davis)記者は紹介している。箇条書きにすると以下のような内容だ。発言映像
- ロシアはウクライナ侵攻を北大西洋条約機構(NATO)とのより大きな戦争に向けた「リハーサル」だと考えていると、ロシアの政治学者アレクセイ・フェネンコ(Alexei Fenenko)氏は指摘した。
- 「我々の武器がいかに強いかを戦場で見る」ことが目的だとフェネンコ氏は話している。
- 「将来の戦いに向けた学習経験になるかもしれない」とも同氏は話している。
![FireShot Webpage Screenshot #1510 - 'How the map o](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/a/d/ada1ad72.jpg)
一方、米中央情報局(CIA)のロシア担当の元分析官マイケル・E・バン・ランディンガム(Michael E. van Landingham)氏は「アメリカやヨーロッパのコンピューターを使用不能にしたり、ウクライナの重要インフラを破壊するサイバー・アルマゲドンに対する(能力をロシアが所有している)認識はある。ただ、プーチンはウクライナで限定的な戦争を戦いたいと考えているので、恐らくそれは起こらないだろう」と指摘している。英文記事 参照記事
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しかし問題は、ロシアが独裁体制を維持する限り、プーチン後にさらに過激な人物が登場すれば、彼ももまたそれを容易に実行できるということだ。実際、プーチンの取り巻きは、過激な発言を繰り返している。過去ブログ:2022年5月プーチンロシアの危ない大統領補佐官 先のことはさて置いて、連日、将来的なリハーサルの過程で人命が失われているならば、こんな愚かしいことはない。参考:ロシアによるウクライナ侵攻 「出口なき戦争」の現在地、その被害と損失戦力
ロシアの外交官が、「血まみれで、無分別の」戦争に抗議するとして辞職したことが2022年5月23日、明らかになった。戦争は「プーチンがウクライナに対して吹っかけた」と述べた。外交官はボリス・ボンダレフ氏Russian diplomat Boris Bondarev(41)で、スイス・ジュネーヴの国連機関のロシア代表部に勤務していた。
同氏はBBCに、自らの考えを表明することで、ロシア政府から裏切り者とみなされる可能性があると述べた。しかし、今回の戦争をウクライナ人とロシア人に対する「犯罪」だとした自らの発言は変えないとした。ロシア政府はまだコメントしていない。
ボンダレフ氏は、ソーシャルメディアに文書:左を投稿し、同僚外交官と共有した。その中で、「この血まみれで、分別がなく、まったく不必要な屈辱をこれ以上共有できない」とし、20年にわたった外交官のキャリアを終えることにしたと説明した。また、「この戦争を思いついた人たちの望みはただ一つ。永遠に権力の座に居座り続けることだ」とし、「それを達成するためなら、彼らは人命をどれだけ犠牲にしてもいいと思っている」と主張。「ただそれだけの理由で、すでに何千人ものロシア人とウクライナ人が死んでいる」とした。さらに、ロシア外務省は外交よりも「うそと憎悪」に関心があると、率直に非難し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、セルゲイ・ラブロフ外相、ロシアによるウクライナ攻勢を、思いのままに批判した。「侵略戦争」、「最も深刻な犯罪」、「戦争屋、うそ、憎悪」……。
ボンダレフ氏はBBCに、辞職する「以外の選択肢はなかった」と述べた。、、ロシアが侵攻という「過激な手段を講じた」ことに、同僚たちは当初、「幸福、喜び、陶酔」を感じていたと明らかにした。今ではあまり喜んではいない。いくつかの問題、とりわけ経済の問題に直面しているからだ。「しかし、そうした人たちの多くが悔い改め、考えを変えるようなことはないだろう」。自らについては、そうした同僚とは対照的に、侵攻が始まった2月24日ほど「自分の国を恥じたことはない」と、ボンダレフ氏は投稿に書き、ロシア政府が自らを裏切り者と見なすことを覚悟しているという。だが、「違法なことは何もしていない」として「私はただ辞職し、自分の考えを述べた」、「しかし、身の安全はもちろん心配しなくてはならないだろう」語った。参照記事 英文記事 英文記事、、、、まともな外交官、それも国連勤務であれば正常な感覚だろう。ロシアが侵攻する前に、ロシア内部関係者によるとされるブーチン批判と戦争が始まるとの文書が流れ、筆者はそれを目にした。当然今は削除されたのか読み返しはできないが、状況はその通りになり、その時筆者はプーチンは狂っているとブログに書いた。狂った人間の手に核兵器のボタンがあることに、世界は臆病になってはいられない。記事に、ボンダレフ氏の亡命先の記述はない。
以前には、ロシアの生番組で、ホダリョノク退役大佐Retired colonel Mikhail Khodaryonok(68):左 が痛烈にプーチン政権を批判したことがあった:5月フランスが一転ウクライナへ武器支援約束 自滅するロシア? 。 過去ブログ:2022年5月プーチンロシアの危ない大統領補佐官 4月ウクライナ人政治学者が参議院 外交防衛委員会で発言
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2022年5月26日:テキサス州のアボット(Greg Abbott)知事は25日、現地で記者会見を開き、容疑者が小学校に向かう直前、フェイスブックに「祖母を撃った」という投稿や 「これから学校で銃撃する」として、犯行を予告する内容の投稿をしていたと発表した。
元友人のサントス・バルデス(Santos Valdez)さんが米紙に語ったところによると、吃音(きつおん)などの言語障害のために繰り返しいじめにあっており、自分の顔を「面白半分に」切ったこともあった。テキサス州では18歳以上であれば合法的にライフルやショットガンなどを購入できる。容疑者は今月16日に18歳の誕生日を迎えた翌日、ライフル1丁を購入。その3日後に2丁目の銃と375発の弾薬を購入した。
![FireShot Webpage Screenshot #1766 - 'Disturbing](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/9/6/966c7858.jpg)
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![10502551_0 0 2878 16](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/f/6/f6ef0154.jpg)
5月22日、ベラルーシテレビ局のインタビューに答えたメジンスキー補佐官は、「アングロサクソン人(Anglo-Saxon:一般には英、欧州諸国を指す)の打算のなさを信じることができるのは、人生で歴史を学んだことがなく、歴史映画を一度も見たことがない人間だけだ」と述べ、西側世界はウクライナにこのような支援を行うことで、満足をもたらしつつ有益な2つの課題を同時に実行していると思うと指摘した。
その2つの課題についてメジンスキー氏は、一つは、「彼らが自らの地政学的競争相手であり、敵であると考えるロシアに」最大限に害を及ぼすというものであると述べ、「米国は単にロシアを苦しめようとしているだけでなく、ロシアを構成体レベルに崩壊させようとしていることは明らか」だとし、こうした目標に躍起になっている国は米国が初めてではないが、成功した例はないと強調した。
一方、2つ目の課題についてメジンスキー補佐官は、ウクライナに最大限に財政的、政治的義務を押し付け、ウクライナを植民地にしようとしていることだとした。さらにメジンスキー補佐官は、「ウクライナ政権はこのことをよく理解している」と指摘し、「彼らは馬鹿ではなく、このことを十分に理解している。ただし、その代償を払うのは彼ら自身ではなく、次の世代だ」と強調した。
米上院は5月19日、およそ400億ドルのウクライナ支援法案を圧倒的多数の賛成で可決。21日、ジョー・バイデン米大統領がこれに署名した。左は、ロシアの軍事的脅威を示している。 参照記事
、、、、、今更、ソ連USSR時代の共産主義の国家論を紐解いて何になるのだろうか?もっとも、プーチンは帝政ロシアにまで遡(さかのぼ)って妄想を描いているが、、。現在51歳のメジンスキー補佐官は、忠実なプーチン・ドクトリン(プーチン教義)の信奉者で、恐らく学生時代から一貫して同じ考えなのだろう。歴史の講義なら、一翼を担(にな)う考えだろうが、時代や科学文化の進展、現在の地球が抱える経済、人権問題の変化を無視した発言でしかない。尻の青い左翼学生や年老いた歴史学者の言い分なら無視もできるが、一国の現役の大統領補佐官の言い分としては実に青臭く、危うさを感じる。
NATO軍事同盟を、欧米がウクライナ植民地化の武器にしているかの言い分だが、最近まで、ウクライナの加盟を控えさせていたのはNATOであり、米国だった。それがロシアのクリミア半島併合を黙認する結果を招き、今回のロシアの武力侵略にも及び腰だったが、明確な国連憲章違反で、世界経済への影響を見た世界は、21世紀初めての侵略戦争に結束せざるを得ない状況になった。これが現状ではないだろうか?コロナで疲れた世界にとっては、実に迷惑なロシアの行いである。今は多くの地球規模の問題に対し、世界が歴史や宗教、人種や文化の違いを乗り越えて向かって行かなければならない時期で、恥ずかしくもなく、青臭い、カビの生えた見解を披露するこの大統領補佐官の見識の貧しさには同情するさえする。
戦況では、ウクライナ大統領府顧問のオレクシー・アレストビッチ氏は5月24日、現地メディアの番組に出演して「敵はセベロドネツクSeverodonetskを制圧するために全軍を投入した。ロシアはマリウポリMariupolに次ぐ成功を収めるかもしれない」と明かして注目を集めている。
筑波大学の中村逸郎教授:右 によれば、彼はこれまでの停戦交渉の
キーマンで、プーチン大統領にとって自分の掲げる強いロシアを思想的に支える人物で、一貫してウクライナ側に厳しい姿勢を見せ続けてきたという。
また彼は作家でもあり、その内容は抑圧・弾圧などを肯定したものだと言う。30代前半からずっとプーチン大統領の元で育ち、ロシアの国会議員を経て、42歳という若さで文化省の大臣に就任。2020年には大統領補佐官となった。ロシアの歴史と同じで、謎に包まれた人物だと言う。参照記事
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獅司は、今も戦闘が続くウクライナ南部メリトポリMelitopolで生まれ、6歳からレスリングを始め、15歳で相撲に転向し、相撲のヨーロッパ選手権で優勝した。身長191cm、体重165kgの巨漢.。獅司は2021年9月場所で左手のケガの影響もあり負け越したが、それ以外の出場場所はすべて勝ち越している。親方衆が評価するのも当然だろう。獅司が活躍を続ければ、祖国の人々の励みになる。
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2022年5月23日:5月17日、韓国・ソウル新聞は、「韓国が竹島南方の排他的経済水域(EEZ)で海洋調査を行っことを受け、日本政府が強く反発した」と報じた。
松野博一官房長官は同日の記者会見で、「竹島南方のEEZ内で韓国国営企業に関連する調査船が航行していた」とし、「現場海域で海上保安庁の巡視船が行動目的の確認や注意喚起を行うとともに、警戒を行うなどの対応を行った」と発表。「韓国側に直ちに外交ルートを通じて説明を求め、仮に日本のEEZで調査活動を行っているのであれば認められないと伝達した」と明かした。
また、林芳正外務大臣も同日に記者会見を開き、日本政府が同日まで事態を非公表としていたのは、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領就任直後の韓国に対する配慮との見方について、「指摘は当たらない」と否定した。
一方で自民党の佐藤正久外交部会長は党会合で、「(韓国の挑発は)岸田文雄首相の顔に思い切り泥を塗られたといっても過言ではない事案」と批判。韓国側の海洋調査船の航行が、林外務大臣が尹大統領の就任式出席のため訪韓している最中に発生したことや、外務省が事案自体を公表しなかったことを問題視し、「二度とこのようなことがないようにし、あった場合には毅然(きぜん)と対応することを求めていく」と語ったという。
、、、文政権5年間の迷走と反日が、韓国経済にどれほど多大な悪影響を与えたかは、韓国人は自国の経済界へ聞けばいい。歴史どころか、過去5年間のことすら理解できない頭では、新政権への期待はできないだろう。明確な日本の排他的経済水域( EEZ )で、なぜ日本に事前同意を申請が必要かも理解できない現政権も話にもならない。
5月21日に発表された米韓首脳会談の共同声明では、「経済と安保」を一体化する経済的な枠組である「自由で開かれたインド太平洋(IPEF)」の重要性を認め、相互協力の強化に同意するとされたが、韓国はまず、言うこととすることが常にちぐはぐである事、中国に振り回され、対北外交が核とミサイルの開発時間を与える結果に終わったことを認め、粋がって日米豪印4ヶ国の「クアッド」参加やインド、太平洋の防衛へ言及する前に、目前の日本海で、あるべき態度を取るのが先決だろう。
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23日の会談後に発表した共同声明で、ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対し、金融制裁や輸出管理措置を通じて、長期的・経済的なコストを課すと強調した。ロシアの侵攻が、ルールに基づく国際秩序への「最大の脅威」と指摘。ウクライナとの連帯も表明した。
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シャッケルフォード氏らは2022年5月17日付けで学術誌「Nature
Communications」に論文を発表し、この歯はデニソワ人と呼ばれる古人類の少女のものだった可能性が高いと報告した。この報告が正しいと証明されれば、謎に包まれたデニソワ人の化石としては、これまでで最南端に位置することになる。この研究はナショナル
ジオグラフィックの資金援助を受けている。
約40万年前、デニソワ人はネアンデルタール人 Neanderthalsから分岐した。ネアンデルタール人はヨーロッパに散らばり、デニソワ人は東のアジアに移動した。ネアンデルタール人の遺物はいくつも見つかっているが、デニソワ人の化石はなかなか発見されない。これまでにデニソワ人のものと確認された骨と歯はわずかしかなく、すべてシベリアとチベットの2カ所で発掘されたものだ。 しかし、科学者たちの間では長年、デニソワ人はもっと南に到達したのではないかと考えられていた。デニソワ人は初期の現生人類と出会うたびに交雑したようで、その遺伝的な痕跡がアジア系の現代人のほとんどに見られる。
このたびのラオスでの発見は、極寒の山地や高原から蒸し暑い東南アジアの低地まで、デニソワ人が驚くほど多彩な環境に暮らしていたことを明らかにし、デニソワ人がかつてアジア全域で暮らし、
最近の遺伝子研究は、デニソワ人が、ホモサピエンス到来のはるか前にフィリピンに住んでいた可能性も指摘している。特にフィリピンの民族「アイタ・マグブコン」左 は、デニソワ人由来のDNAの割合が確認されている中で最も高いという。
右の系譜図では、デニソワ人、ホモサピエンス(現生人類)、ホモエレクトス(原人)の存在が重なった時期が在り、その内、デニソワ人、ネアンデルタール人、現生人類、それら全てが住んでいた痕跡が確認された唯一の場所が、シベリア南部の山中にある洞窟である。参照記事 参照記事
コブラ洞窟で発見された大臼歯の咬合面の溝は現代人よりはるかに多く、ネアンデルタール人の歯によく見られる隆起がある。しかし、歯の全体的な形や内部構造は夏河の下顎と類似している。(参考記事:「ネアンデルタール人の暮らし、なんと週単位で判明」)
ラオスの歯は歯根や表面の摩耗がないことから、永久歯が生えそろう前に死んだ子どものもので、死亡時の年齢は3歳半〜8歳半だったと推測されている。古代のサイ、ブタ、サル、ウシなど、ほかの動物の遺物と一緒に洞窟に流れ込んだものと思われる。動物たちの遺物の年代などを根拠に、この大臼歯は13万1000〜16万4000年前のものと推定された。
研究チームは化石をX線でスキャンして形状を調べた後、歯のエナメル質を採取し、保存されているタンパク質を探した。繊細なDNA鎖と異なり、タンパク質はラオスの高温多湿な気候を生き抜く可能性が高い。そして、タンパク質を構成するアミノ酸が、その遺伝暗号を読み解く手がかりとなり、科学者たちが標本の身元を特定する助けになる。分析の結果、この歯はオランウータンなどの類人猿ではなく、ヒト属のものであることが判明した。また、タンパク質は女性の歯であることを示唆していた。ただし、人類の系統樹の枝を特定するのに必要なタンパク質は見つかっていない。
現在のところ、コブラ洞窟の歯がデニソワ人と結び付けられた最大の根拠は、発見場所と夏河の下顎:右 との類似性だ。ネアンデルタール人の大臼歯ともいくらか似ているが、ネアンデルタール人がラオスほど東で発見された例はない。また、これまでの遺伝子データは、デニソワ人がおそらく東南アジアに暮らしていたことを示唆し、遺伝子上の痕跡はオーストラリアのアボリジニやパプア人にまで及んでいるとされる。また、日本人はネアンデルタール人とデニソワ人両方に由来するDNAを持っている。参照記事 中国語記事 過去ブログ:2019年2月モンゴルの原人の化石の年代確定 2018年7月縄文晩期の人骨の全ゲノム解析でラオス、タイの古代人に類似と判明
しかし、今回発見された歯が下の大臼歯であるという事実は、立証をさらに難しくしている。デニソワ人とはっきり確認されている下の大臼歯は、夏河の下顎しか存在しないためだが、科学者の鼻先、あるいは、頭上にある洞窟の天井に、さらにデニソワ人が隠れている可能性がある。アジア各地で次々と発見されているヒト属の化石は、その多くが「旧人類」という曖昧なグループにひとまとめにされている。近年、これらの一部がデニソワ人、あるいは、少なくとも近縁種である可能性が研究によって指摘されている。参照記事より抜粋、編集 英文記事 英文記事