TBS NWESによると、日本有数の漁場である石川県沖の大和堆周辺では、外国漁船による違法操業が相次いでいる。今年10月には水産庁の漁業取締船と北朝鮮籍漁船が接触、漁船が沈没する事件が起きている。水産庁の漁業取締官は武装することができないため、銃を持つことができる海上保安官を取締船に乗船させるよう、水産庁が海上保安庁に対して要請しているという。参照記事
中国西部の新疆ウイグル自治区(Shinjang Uyghur Aptonom Rayoni、新疆維吾爾自治区)にある、高度の警備体制が敷かれた収容施設で、中国政府が主にイスラム教徒のウイグル人を何十万人も組織的に洗脳していることが、流出文書で初めて明らかになった。2017年に拘束され、1年3カ月にわたり収容されたというグルジラさんは、BBC調査報道番組「パノラマ」に対して、看守たちに拷問されたと話した。BBC記事と映像(映像は日本語訳付)
ウイグル人組織「世界ウイグル会議」の顧問をつとめる英勅選弁護士のベン・エマーソン氏は、中国政府が「新疆ウイグル自治区にいるイスラム教徒のウイグル人を、個別の文化集団として、地球上から消滅させようとしている」と話す。
流出した文書は、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手したもの。ICIJにはBBCパノラマや英紙ガーディアンなど17の報道機関が参加。今回流出した中国政府の公文書を「中国電報(The China Cables)」(ウィグル人弾圧指令書)と呼んでいる。英文のBBC映像では、新疆地域で頻繁に子供が行方不明になったり、幼い子供を親から引き離し、共産党教育を行っている実態が報告され、高齢者も隔離され再教育されている。 Liveleakの映像では、中国を告発する映像が強制的に削除されている。
共同通信が参加する国際調査報道ジャーナリスト連合は、「職業教育訓練センター」と称した収容所でウイグル語でなく中国語を使わせ、民族文化を事実上捨てさせている運営指針を示す中国当局の内部文書(ウィグル文書)を入手した。中国政府が新疆ウイグル自治区でイスラム教徒の少数民族ウイグル族らを監視する大規模システム「一体化統合作戦プラットフォーム」(IJOP)を構築し行動を把握、恣意的な拘束や施設への大量収容を行っていたことが11月25日までに分かった。監視カメラ映像や携帯電話の中身などあらゆる個人情報を解析し、多数のウイグル族を潜在的「危険分子」としている。 BBCのYOUTUBE映像 英文記事 参照記事 映像:北京のウイグル弾圧指令書が流出!これでも安倍首相は習近平を国賓として迎えるのか!? 過去ブログ:2019年11月中共政府の新疆ウィグル族取り締まり文書で「容赦するな!」
2019年11月26日:イギリス政府は25日、中国西部の新疆ウイグル自治区に、国連監視団が「即時かつ無制限にアクセス」できるよう、中国政府に求めた。この要求は、中国の公文書が流出し、何十万人ものイスラム教徒のウイグル人が、新疆ウイグル自治区の収容施設で虐待されている状況が判明したのを受けたもの。参照記事 過去ブログ:2019年11月香港デモの最中拘束され拷問を受けた在香港英国総領事館元職員
「ICI」=国際調査報道ジャーナリスト連合」は今月、団体が入手したとする中国政府の内部文書を公開し、中国がウイグル族を監視する大規模なシステムを構築し、1週間で1万5000人余りを収容施設に送ったなどと指摘した。これについてアメリカのポンペイオ国務長官は26日の会見で、「非常に深刻な人権侵害が行われていることが裏付けられた。でたらめではなく、意図的で、継続中のものだ」と述べて中国政府の対応を非難した。そのうえで「中国が恣意的に拘束した人を直ちに解放し、国民を恐怖で支配する政策をやめるよう求める」と述べ、中国政府が抑圧をやめるよう改めて求めた。参照記事 過去ブログ:2019年11月「米中の対立は、米と中国共産党政権の対立」ポンぺオ氏が発言