2017年09月

複数の記事から、犯行がタリバンだったのかISだったのか判然としないが、写真の3人が2ヶ月前から飛行場近くの民家を借り上げ、攻撃のチャ


米核問題専門家ジェフリー・ルイス氏らは衛星写真や北朝鮮から亡命した元政府関係者の証言、同種燃料を製造する際に発生する極めて毒性の強い廃水の処理方法に関する北朝鮮政府の技術論文などを分析。
同分析によると、咸興の工場で国連安全保障理事会に禁輸されたUDMHと呼ばれるミサイル用燃料が製造されている疑いがあると判断した。UDMH(非対称ジメチルヒドラジン:Unsymmetrical dimethylhydrazine、UDMH、または 1,1-


ロシア側は、殺害された野戦司令官らについて「作戦の結果、イドリブ県南部を担当するアブ・スルマン・サウジ、財政問題担当のアブ・アッバス・アナディン、アブ・ムハンマド・ジュラニ『軍事大臣』補佐官のアブ・ハサン、精神的指導者アブダラ・ムヘイスニの補佐官ワリド・ムスタファ、そしてシャリア法裁判官のアブ・ムジャヒド、以上の野戦司令官5人を殺害した」と述べた。
ISと戦闘を交える「ヌスラ戦線」に対する攻撃には、米国は一時難色を示したが、最近はコメントする事が無い。イドリブ県南部への空爆にはシリア軍も参加しており、約1週間のロシアとシリアの「ヌスラ戦線」への空爆作戦で、152人の民間人が犠牲になったと9月27日、救助チームが発言している。同地域は、穏健派反政府組織が支配している地域で、反アサド政権の住民も多く居住している。ロシア側は、居住地域へは空爆していないと否定。右下図は、「ヌスラ戦線(2016年7月、レバント征服戦線 Jabhat Fateh al-Shamに名称変更といわれる)」の支配地域(イドリブ県の南部、北部)とされる場所とイドリブ、ハマの位置。2013年4月、ISとの共闘を止めた「ヌスラ戦線」は今も3000人前後の兵員を保持していると言われる。
「ヌスラ戦線」を含むイスラム合同軍 Hay’at Tahrir Al-Sham:Hayat Tahrir al Sham(HTS) この組織を「ヌスラ戦線」と呼ぶ場合もある。過去に米国からは、この組織をテロ指定にしないとの発言もあった)なども存在し、今回の攻撃もヌスラ同盟系、あるいはアルカイダ系組織への攻撃との記事もある。この攻撃以前にも、2017年9月、ロシア軍はシリア沖の潜水艦submarine "Veliky Novgorod"からイドリブ県内のヌスラ戦線支配地域Al-Nusra controlled areasへ 巡航ミサイルХ-101攻撃などを行なっている。
一連の空爆にはTu-95MS大型爆撃機が参加し、ロシア南部サラトフ州にある「エンゲルス」空軍基地Engels airbaseを飛び立ち、イラン、イラクの上空を通ってシリアへ向かったと公表されている。ジェット機などは、シリア西部ラタキアLatakia近くにあるフメイミムHumeimim( Khmeimim) airbase空軍基地から発進している。
ISは9月28日、シリアのデリゾール県 Dair az-Zaurで、ロシア兵士2名を人質にし、1名を殺害したと公表したが、ロシア側はこれを否定している。ロシア軍は、デリゾール地域へも空爆を行っている。 参照記事 記録映像。 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2017年9月ラッカで最終決着の掃討攻撃開始 シリア 5月反政府組織内の複雑な対立 シリア 4月シリア軍の化学兵器隠匿を亡命准将が証言 3月シリア紛争6年経過の首都で攻撃相次ぐ シリア 1月ロシアのシリア長距離空爆から見える制空権

マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)は25日、北朝鮮当局に核の放棄を改めて促し「北朝鮮が米国と交渉するには核施設の査察を受け入れ、核兵器放棄を宣言しなければいけない」と強調し「核凍結」だけでは協議に入らないことを明確にした。
米国務省で対北朝鮮特使を務めたロバート・ガルーチ氏は韓半島状況を非常に深刻だと分析した。ガルーチ氏は25日に開かれた米戦略国際問題研究所(CSIS)シンポジウムで、いつでも戦争が始まる可能性がある状況だと強調し、同氏は特に「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が『米国は韓国の承認なく動かないと私に確言した』という話をしたが、そのような(韓国の承認を得る)時間がないこともある」とも話した。写真上は、北朝鮮の反米デモ








専門家の調査の結果、放射能を出す放射能物質 の固まりa lump of radioactive materialと明らかになり、近隣に住む15人が避難した。当局によるとタールマンさんは、オラニエンブルクに位置する、兵器級プルトニウム製造のためのナチスの秘密研究所から残った痕跡を見つけ出そうとしていた。この研究所は、ナチの原爆作成計画 Nazi atom bomb projectを実現しようと取り組んでいた。



その後の連合軍の施設への空爆や、その後の破壊工作で、ドイツは良質な重水が入手困難になり原子爆弾の開発は完全に中止となった。


当時のナチの記録やノルウェーのレジスタンスの流れを読みながら、ふっと今の国際状況が頭をよぎった。それほどに、破壊を躊躇しない者が核兵器を手に入れることは最悪の事態で、そんな国が日本の近くにある。上記の物質発見は小さな出来事だが、数十万人の犠牲を蒙った日本は、当時の流れを再検証すべきだろう。





部屋には被害者のものと思われる所持品もあり、左は所持品から見つかった被害に遭ったとされるキエフに住んでいた35歳の女性の写真で、身元は不明。近くに住む住民は、夫婦の住居からの悪臭を感じていたと証言し、夫婦がタバコを買いに来ていた近くの店の販売員は、男はよく仕事をし親しみやすいタイプだったが悪臭(或いは体臭が強く)を放ち、女性は飲んだくれだったと発言している。男の仕事はタイル工事で、女は看護師だったが仕事はせづに飲んでばかりいて、二人とも無口なほうだったと証言している。参照記事

ロシアでは犯罪史上でも稀な凶悪事件が起きるが、今年に入り、元警察官のミハイル・ポプコフ被告がすでに受けていた22件の有罪判決に加えて、60件の殺人で起訴されており、同被告は20年近くにわたって犯行を行っていたという。ロシアの連続殺人、人肉食事件では過去に、アンドレイ・チカチーロ事件(52人殺害)、ニコライ・デュマガリエフ事件(50人以上殺害)などがある。参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事





クルド自治政府のマスード・バルザニ(Massud Barzani)議長が主導する今回の住民投票に法的拘束力はないが、 クルド人にとって「独立国家」は長年の悲願となっている。ただ、イラク中央政府をはじめ、 隣国のイランやトルコも国内のクルド人の分離・独立運動が刺激されるのを警戒して懸念を示している。 参照記事 過去ブログ:2017年9月クルドの国民投票と周辺の反応


結果は予想通りと言われ、クルド人の団結と国際的な存在感が誇示され、バルザニ大統領は国民的英雄になったとの報道がある。今後イラク中央政府は、クルド自治政府を、いち地方政府とみなすのでは無く、より独立した民族国家並みに扱う必要性に迫られるのでは? 過去ブログ:2015年2月クルド首相が語る近未来


しかし、イラク、シリア紛争での空軍を持たないISの作戦は、戦車を市街地に引き込み、戦車の防御が弱い後部や側面を至近距離からロケット砲などで攻撃するものだった。中長距離の相手や施設を一発で破壊する大型戦車の砲撃も、目の前の神出鬼没なゲリラ攻撃には打つ手が無く、機敏な動きの敵への反撃には向いていなかった。


左は、シリアのアサド大統領と 「ターミネーター2“Terminator 2”」。ロシアは自軍への配備と同時に、チェチェン、イラク、シリアの実戦をベースに改良された戦車支援戦闘車を世界各国へ輸出しているが、国際間では戦車の分類には入らない特殊装甲車輌、接近戦用特殊武装車輌の扱いにされている。







像の建立を支援してきたロシア軍事史協会(Russian Military History Society)は国営タス通信に対し「われわれは間違いについての情報を調べ、間違いであることを確認した。像を制作した彫刻家サラバト・シェルバコフ(Salavat Shtsherbakoff)氏が自身のミスを認めた」と語った。
誤った図面が彫られていた銃はアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)が直々に命名したという説もあるStG44(シュトゥルムゲベーア、ドイツ語で突撃銃の意)のものだった。StG44は東部戦線(Eastern Front)の血みどろの戦いで、ナチス・ドイツの前線に立つ兵士たちに使用された。
高さ7メートルのカラシニコフ像はモスクワ中心部の大通りに設置され、9月19日に除幕式が行われ、式典では軍の兵士らが行進し、ロシア政府高官も出席。ロシア正教会(Russian Orthodox Church)の聖職者が像に聖水をふりまいた。ウラジーミル・メジンスキー(Vladimir Medinsky)文化相は、カラシニコフ氏の功績をたたえ、世界中で1億丁以上複製されているとみられるAK47を「ロシアの文化的ブランド」と称した。写真右は削り取られた様子
この二つの自動小銃が混同されるには無理からぬ歴史がある。(写真左の左がAK-47、右がStG44。)
筆者の2011年7月の過去ブログ(AK-74の終焉 ロシア)に「この銃(AK-47)のスタートは1916年ロシアが採用した フェドロフM1916で、その後これを見たドイツ軍が模倣して StG44 (突撃銃)を開発。ドイツが降伏後、このStG44のドイツ人開発者 ヒューゴ・シュマイザー を拘束し、ロシアの ミハイル・カラシニコフ :右 と設計、開発させたのが、フルオート射撃が可能な歩兵用自動小銃、カラシニコフ銃AK-47の誕生だった。」との記述を残している。写真右下右はドイツ軍のStG44 (突撃銃)とワルサーP-38Walther P-38軍用拳銃。参照記事 参照記事







過去ブログ:2017年9月海上橋5.44キロ含む全長15.3キロの高速道路完成 ベトナム 6月中国ローカルニュース 2時間で橋が落ちた!アフリカでも、。
2017年9月、筆者も最近橋を作った。敷地の端の切り掘りした排水路に渡してある長さ4mほどの橋で、直す前は古びたトラックのアオリ:写真の黄色いもの を渡した上に板を載せた粗末なもので、歩けば今にも底が抜けて壊れそうだった。
中庭の松の木を伐採




過去ブログ:2017年9月ラッカで最終決着の掃討攻撃開始 シリア 9月2017年9月20日の戦況 シリアと21日ハウィジャ攻撃 イラク
今年のハリケーン・シーズンに米国南部、カリブ海諸国に甚大な被害をもたらしたハリケーンとしては、2017年9月初旬に一時カテゴリー5だった「イルマ」がある。「イルマ」はカリブ海や米国で少なくとも84人の死者を出した。さらに米南部テキサス州では先月8月、ハリケーン「ハービー」による被害で80人以上が死亡し、現在「マリア」が「イルマ」と同じ経路を移動中だ。写中央左は、少なくても15人が死亡し20人が行方不明のドミニカDominicaの惨状。参照記事 これほどの巨大ハリケーンが続けて米本土に上陸するのは珍しく、地球温暖化との関連を疑う声も強いが、具体的なメカニズムはよく分かっていないのが実情だといわれている。
しかし、日本の海洋研究開発機構(以下、JAMSTEC)は、地球全域の雲の生成・消滅を詳細に計算できる全球雲システム解像大気モデル「NICAM」をスーパーコンピュータ「京」;右 で実行し、60年間分に及ぶ気候シミュレーションを行うことで、地球温暖化による台風の活動や構造の変化について解析したと発表し、JAMSTECビッグデータ活用予測プロジェクトチームの山田洋平ポストドクトラル研究員、小玉知央研究員、東京大学大気海洋研究所の佐藤正樹教授らの共同研究チームによる研究成果は、2017年9月14日付けで米国気象学会が発行する気候学の専門誌「Journal of Climate」オンライン版に掲載された。NICAM英文記事
研究チームでは水平解像度14kmのNICAM:左を用いて実施した、60年間分におよぶ現在気候(1979年~2008年)と21世紀末を対象とした将来気候(2075年から2104年)のシミュレーション結果から、地球温暖化による台風活動の変化の調査と、台風の大きさの変化メカニズムの検証を行った。NICAM Youtube映像
NICAMを用いた現在気候と将来気候シミュレーションを比較した結果、地球全体で平均した台風の発生数は22.7%減少、強い台風の発生数は6.6%増加、台風に伴う降水量は11.8%増加した。これらの結果は先行研究と同じ傾向で、台風の強風域の半径を比較すると、地球温暖化時に10.9%拡大することが分かった。また、中心気圧920~945ヘクトパスカルまで発達した台風を抽出して合成解析をすることで、台風の構造を調べたところ、接線風速が最大になる最大風速半径の外側で、地球温暖化時に接線風速が大きくなることがわかった。参照記事