2017年06月




後は橋面の仕上げをするだけだった。作業員は建設中の橋を支えるために下部に積んでいた土石を除去。作業は午後6時ごろに終了した。 「午後8時過ぎでした。突然、大きな音がしたんですよ」と、住民の張兵富(ジャン・ビンフー)さんは言う。驚いて家を飛び出す。音のした場所は出来上がったばかりの橋だった。見ると、橋の片側が崩れ落ちていた。
張さんは「橋ができたらみんなが便利になると思っていた。まさか崩れるとは思わなかった。私も3000元(約5万円)、出資したのに」と嘆いた。 橋の崩壊を受け、住民らは工事に問題があったと主張。「コンクリートを少ししか使っていない。しかも使っている砂が泥砂だ」などの批判が出た。橋の建設にあたっては、住民の3人が代表となり、工事を監督していた。コンクリートについては、工事請負業者に対して問題を指摘したが「こういうふうにして多くの橋を造ってきた。心配ない」と聞き入れなかったという。請負業者は橋の崩壊について、「このところ、雨が続いたからだ」と主張。一方で、「想定外だった。私が責任を取って、改めて造り直します」とも述べたそうだ。参照記事 参照記事
*アーチ橋=(石造めがね橋)、アーチ式石橋の架け方


総工費は12億ケニアシリング(約12億円)。工事は2015年に始まり、今年8月に完成する予定で、2週間前(正確には11日前)にはウフル・ケニヤッタUhuru Muigai Kenyatta大統領も視察に訪れていた。同大統領が公約に掲げるインフラ開発プロジェクトは、中国企業と中国からの出資に大きく依存する。総工費38億ドル(約4300億円)をかけて6月に開通した鉄道のマダラカ・エクスプレスにも、中国企業が出資していた。ケニアの負債となる工費については高額だとして、一部で批判的な見方も出ていた。やはり中国が建設に携わったエチオピアの首都アディスアベバとジブチを結ぶ鉄道と比べると、1キロ当たりの費用が2倍以上だっためだ。 映像:大統領視察と崩壊 別映像 参照記事





彼独特のジョークだとしても、これでアイルランドの国益に影響するなら、日本も見習うべきか?

調査は、世界37カ国の4万人以上を対象に実施。「世界情勢に対して正しい行いをしているか」などの観点から、トランプ政権への信頼度confidenceや評価について調べた。アメリカ、ドイツ、中国、ロシアの4カ国のリーダーに対する信頼度を比較したところ、一番高かったのはメルケル首相で42%だった。習近平国家主席が28%、プーチン大統領は27%といずれも低い評価を受けたが、トランプ氏は22%とさらに下回った。参照記事


24日のデモでは、ソウル中心部で数千人規模の集会が開かれ、参加者たちは、「THAADは不法に配備された」とか、「防衛面で役立たない」などと訴えた。

韓国のお決まりの交渉パターンで、日本の慰安婦問題合意と同じく、政府は合意しても「民意(世論)は反対の立場だ」と言うつもりか、その意思表示のデモ容認なのだろう。韓国内の左派大統領の出現では当然予想された事だが、韓国の対北政策の内政失敗を棚に上げ、国内問題を他国への責任問題にすり替えかねない流れは、米国民に韓国の対応は、国内防衛やTHAAD配備を米国に依存しながらも、同盟関係を重視しない放漫な政策に見えるだろう。長年韓国では、この種のデモは「親北反米」活動家により組織されていると言われている。多くの問題の根底には、「韓国の特殊過ぎる同盟外交」にあると筆者は思うが、韓国にそれを指摘する勇気ある政治家は居ない。 参照記事
すでに2017年4月に韓国交通安全公団の自動車安全研究員は2013年8月以前に生産されたシーター2(シータII、Theta Ⅱ engine)エンジンで焼着現象が発生しているという事実と共に、製作欠陥である可能性が大きいという結論を下しており、米国工場などでの製造不備と言う当初の現代車の主張は根拠のないものなっている。
リコール箇所は複数だが、特にエンジンについては、シータエンジンが潜在的な欠陥を持っているとされ、現代・起亜車のリコール問題はその後、韓国内製造車種へも及び、今回韓国から中国への輸出車へのリコールが浮上した。

起亜車もシータエンジン問題でリコールを実施する。 起亜自動車中国現地法人東風起亜はK5の一部をリコールすると明らかにした。 リコール該当モデルは2014年1月26~2014年3月12日に生産、韓国から輸入した2.0LシータT-GDIエンジンを搭載したK528台。
該当車両が装着したシータエンジン内の不純物がエンジンオイルの活動を制限してエンジンの欠陥を誘発する為で、リコールは7月31日から始まる。 双方の会社は今回のリコールでエンジンをチェックして問題があるエンジン部品を無料で交換する予定だ。参照記事



現代・起亜自動車は「米国で提訴されたシータ2 GDiエンジンに対する顧客の集団訴訟に関して和解し、米裁判所に和解予備承認を申請した。和解が承認されれば、国内外のシータ2 GDiエンジンを搭載した車両469万台のエンジン修理費用と損失を補償する制度を施行する」と11日、明らかにした。
米裁判所の承認が受け入れられれば、現代・起亜自動車は過去4年間にわたり争われてきたシータ2
GDiエンジン Theta 2 GDi engineに関する米国での民事訴訟に決着を付けることになる。しかし、現代自動車はエンジンの欠陥を知りながらこれを隠していたとして担当役員が起訴され、韓国の裁判所で刑事裁判が行われている最中で、米国では検察の取り調べを受けている。、、2011年以降、米国での原因不明のエンジン火災が発生、2010年以降に製造されたエンジン(Hyundai's Sonata and Grandeur (or Azera) sedan, Santa Fe sport utility
vehicle and Veloster N high-performance car, as well as Kia's K5 and K7
sedans and Sorento and Sportage SUVs.) に問題があったことが明らかになり、米国で166万台、国内で17万台など計204万台がリコールされた。米国の消費者が2年前に米裁判所で集団訴訟を起こし、現代・起亜自動車は訴訟を続けてきたが、今回和解に至ったものだ。現代・起亜自動車は今回の和解で直接的な消費者補償金660億ウォン(約60億円)と、韓国と米国の車両469万台の生涯保証・修理を提供することになる。補償・修理費用は約8340億ウォン(約763億円)の支出になると予想されている。参照記事 英文記事
2017年6月27日:イラク軍は26日、過激派組織「イスラム国」(IS)からイラク北部の主要都市モースルMosulを奪還する作戦が数日中に終了するとの見通しを示した。
対テロ部隊(CTS)の司令官は、ISが25日に反撃を仕掛けたものの失敗に終わり、モースルにおける支配が弱体化していると指摘。IS側の勢力は「特に旧市街に残っているのみ」とし、モースル奪還が「うまく行けば数日中にも」完了すると語った。「数日中」はこれまでも幾度か、最近では22日にも発言している。
イラク軍によると、旧市街Old Cityに残るIS兵士は最大でも350人で、住民にまぎれ込んだり、自爆攻撃などを仕掛けるなど抵抗は激しく、作戦に時間がかかっている。脱出した市民によると、旧市街の人口の約半数に上る5万人超が食料や水、医薬品の乏しい中でISの支配地域に取り残されているという。
支配地域地図の右の拡大図によれば、IS(水色部分)はモースル西部で、3箇所に分散、拡大したようだ。戦闘中のOld Cityから、治安部隊の警備が手薄だったYarmuk(Yarmouk)地区へISの一部70人ほどが移動し、ISが再奪還したと説明され、ISの占拠地域は3箇所合わせて4~5平方キロほどに拡大した。一番小さな地域は、医療施設地域と言われる(追記:7月4日の映像で、病院がイラク軍に奪還されている)。一見、随分と杜撰なイラク軍の包囲作戦に見えるが、ISが市民にまぎれて移動した可能性もあり、密集地での作戦の難しさでもある。ISは依然として市民を盾に使用し、空爆もできない状態のようだ。写真は2017年6月、Old Cityから脱出する住民と市内のイラク軍戦車(ロシア製T-72A、または輸出仕様T-72Mに見える) 英文記事 英文記事 過去ブログ:2017年6月IS自ら、象徴的モスクを破壊 モースル イラク
2017年6月28日:依然ISが立てこもるTalAfarで27日、ISが地下に掘ったトンネルが原因で住宅が崩壊し、住んでいた家族7人が死亡した。シーア派民兵Shia-led Popular Mobilizationは、同地域へのイラク政府からの攻撃命令を待っている状態だが、隣国トルコは、宗教対立を懸念して、イラク正規軍以外の同地域への侵攻へは不満を表明している。写真右は、Tal Afarの市街地で、ISが住民の車輌で作ったバリケード。 最新のモースル路地裏の戦闘映像 最新のモースルの映像 参照記事
2017年6月30日:29日イラク記事は、イラク軍が、モースル西部Old City中央部のモスクと塔 al-Nuri Mosque and al-Hadba minaretを奪還する過程で、約600人のISを殺害し、900家族を解放したと公表した。地域にはまだ、小さなグループが点在して潜んでおり、小規模な抵抗を繰り返しているようだが、イラク軍は、すでに勝利手中にしたと発言し、アバディ・イラク首相は現地6月29日木曜、ツイッターで、「北部モスルのヌーリ・モスクの制圧は、イラクにおけるISの偽りの体制の終焉を意味する」と述べた。 参照記事
2017年7月1日:現地30日もイラク側の激しい攻撃は続き、絶望的なISはイラク兵士を標的にすることなく、自決する手段として自爆しているとも報告されている。作戦遂行の中で、米軍特殊部隊がイラ
ク軍との連携で、情報分析や連絡、指揮の助言などで重要な役割を果たしている。写真は、イラク警察軍指揮官と米軍空挺部隊大佐 参照記事
写真右は、シリアのラッカRaqqahで見つかった、IS発行の「天国行きパスポート:Passport to Paradise」 参照記事 参照記事 参照記事 映像:自爆に失敗したIS兵士 市内での攻撃映像
2017年7月3日:Old Cityで、ISをチグリス川Tigris river方面に追い込むイラク軍は、67人のIS兵士を殺害し、武器庫を破壊し、72個の爆弾を撤去したと報告している。
イラク軍の一部は、チグリス川河岸200mにまで進撃し、残っているISは300人に満たないだろうと発言している。写真は、3日にドローンで撮ったとされるチグリス川方面の戦闘地域。投降するIS兵士も居るが、多くは自爆や殉教という名の徹底抗戦の道を選び、その矛先を住民にまで向ける卑劣さが際立っている。奥に見えるのはFifth Bridgeか? 参照記事 参照記事






ここ数日、大雨が降りつづいて地盤が緩んでいたことが原因だとされるが、原因はそれほど単純なものではないだろうとの指摘もある。








ピンポイントで相手を倒す狙撃は、周りへ被害を及ぼす爆撃などより有効な攻撃だと自賛している。理由が何であれ、個人的にはこの殺害記録を、手放しで「世界記録だ!」と喜べない部分もあるが、卓越した技術なのもまた事実だろう。





東京都は、家庭での省エネ対策を促進するため、地域の電器店に白熱電球2個を持ち込むと、エネルギー効率がよいLED電球(LED lamp, LED light bulb)1個と無料で交換する取り組みを、2017年7月10日から開始する。

(コールセンター:0570-066-700、03-6704-4299 午前9時から午後5時まで)



前回の記事では、外装パネルの表材が亜鉛メッキ鋼板とする説明図を使ったが、The Sunの説明図では3mmのアルミ板でポリエチレン製芯材をサンドウィッチにしたパネルが使用されていたと説明されている。ポリエチレンは可燃性flammableだが、軽いのでパネルの補強芯材として使われているようだ。パネル芯材としては、アルミのハニカムHoneycombを挟み込んだ耐火不燃パネル:左 もある

鑑識作業の終了には年末までかかる可能性もあり、「残念ながら、すさまじい熱のせいで、死亡した全員を発見できなければ、身元特定もできないかもしれない。ひどい話だが、これが現実だ」と警視は説明した。火災では少なくとも79人が死亡した恐れがあり、タワー棟の近くの集合住宅も含め、151戸が焼失した。現在専門捜査官250人の態勢で捜査に当たっており、警察は、業務上過失致死や防火基準違反など

2017年6月27日:燃え上がった外装パネルcladdingを供給したアルコニック社Arconic Incが、被害家族らから起訴される可能性があり、もし同社が可燃性だと知っていた場合、過失致死罪も在りうるとされる。同社はすでに、高層建築物への出荷を自主的に中止している。 参照記事
2017年7月13日:6月14日未明にロンドン西部で発生した高層公営住宅「グレンフェル・タワー」の火事で、被害者のうち少なくとも1人が、シアン(青酸)中毒と診断されていたことがBBC番組「ニュースナイト」の取材で分かった。グレンフェル火災で何が青酸ガスの発生源になったかは、まだ不明だ。ただし、建物の外壁に使われたフォーム断熱材が燃えると、青酸ガスが発生することは分かっている。タワーでは2015~2016年にかけて、1000万ポンド(約15億円)規模の大規模修繕工事が行われた。この際に外壁に使用された素材の上層部は、アルミの間にプラスチックを挟んだ、耐火性の低いものだと判明し、炎の延焼との関係が注目されている。
セントラル・ランカシャー大学のリチャード・ハル教授(化学・火災科学)は、「プラスチック製のフォーム断熱材は窒素を大量に含むため、燃えると一酸化炭素とシアン化水素が発生する」。シアン化水素の気体は青酸ガスだと説明する。
断熱パネルに使われたポリイソシアヌレートフォームとは硬質ウレタンフォームの中でも、イソシアネートの三量体(イソシアヌレート)とイソシアネートとポリオールが反応してできた、難燃性の高い素材といわれ、一定の割合以上にイソシアヌレート環を含むフォームに「ポリイソシア




パキスタン北部で23日に爆発は2箇所であり、クエッタQuettaで朝方に自爆テロで、警官6人を含む13人が死亡、19人が負傷:写真右。同日夕







内務省によると、治安部隊は男が身を隠した建物を包囲。複数の当局者は、容疑者が投降の呼びかけに応じず、治安部隊に発砲したうえで自殺したと述べた。
爆発の影響で男が潜伏していた建物の一部が崩壊:左。サウジ通信の関係者はCNNに、外国人6人が負傷し病院に搬送されたほか、治安要員5人も軽傷を負ったと明かした。今回の計画への関与が疑われる男女5人が逮捕された。内務省は、メッカを拠点とする2組織と西部ジッダJeddahの1組織が襲撃を計画したとしている。記録映像
大モスクは世界最大のモスクで、イスラム教の聖地であるカーバ神殿(Kaaba 、 Ka'aba=The Cube):写真右下の黒い建物 を取り囲んでいる。
サウジは2014年以来、過激派ISのテロ攻撃を受け、2016年のラマダン中にはMedinaで爆弾テロが在り、治安兵士4人が死亡し、同時期に各所で起きた3箇所の爆弾テロで計7人が死亡している。サウジでは、スンニ派が85~90%、シーア派が10~15%と言われ、サウジは、イエメンのシーア派反政府組織「フーシ派:Shia Houthi rebels」と戦闘状態の暫定政権(ハディ大統領派:Hadi pro-government forces) やシリアのISと対立する反政府派を支援している。 参照記事 英文記事 英文記事 過去ブログ:2017年6月国家崩壊寸前のイエメン