2017年02月

92309234_gettyimages-874028703DC23E0000000578-4263740-image-a-9_1488199524729フィリピン政府は2017年2月27日、同国のイスラム過激派組織「アブサヤフ(Abu Sayyaf)」が、身代金目当てで拉致していたドイツ人男性をスールー州南部のホロ島  Indanan area of Jolo Island、southern Sulu province で斬首し殺害したと発表した。ドイツ政府は「無慈悲で非人道的」と強く非難している。フィリピン史上最悪級のテロ攻撃を実行してきた同組織は、ユルゲン・カントナー(Jurgen Kantner)さん(70)の命と引き換えに、3000万ペソ(約6700万円)の身代金を26日までに支払うよう要求していた。
sulu-province-480カントナーさんは2016年11月、フィリピン南部沖でヨットに乗っていた最中に誘拐され、その際一緒にいた彼の妻(パートナー)Sabine Merzさん:写真上右 は抵抗し射殺されていた。ビデオからは「“Now he’ll kill me”」という、カントナーさんの声が聞こえると言う。夫妻は2008年にもソマリアの海賊に52日間人質になり、身代金を払って解放された事がある。アブサヤフは2016年に人質のカナダ人二人を斬首したが、その際、フィリピン人女性とノルウェー人は解放している。これまでに組織は26人を人質に取ったとされ、ほとんどは身代金と交換に解放されている。組織側公開映像(残酷な場面を含みます 閲覧注意) 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年9月フィリピン南部ダバオで爆弾テロ 2014年10月フィリピンで誘拐されたドイツ人二人解放される
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2017年02月28日  商業 経済 環境 自然

0224solar-ambulance-BRAC-UnivバングラデシュBangladeshのブラク大学BRAC University・電気電子工学部のAbdul Malek Azad教授らのグループが開発したソーラー・アシスト(補助モーター)三輪車。左が旅客用、中央が救急車、右が貨物用

このプロジェクトは、同大学・電気電子工学部教授で同大学の制御・応用研究センター(CARC)のディレクターを務めるAbdul Malek Azad博士らのグループが2014年から研究・開発していたもの。同大学の学生が2013年にまとめた卒業論文のプロジェクトが発端という。

img-carg-sightCARCはその後、米国の電気電子技術者協会(IEEE)の「人道的技術研究会(SIGHT)」から試作車を製作する資金を獲得し、自動車メーカーのビーバテック(Beevatech)と協力してこの研究開発に取り組み、バングラデシュの政府系機関や世界銀行からも資金を得て、合計15台の「ソーラー・アシスト三輪車」による12カ月間の実証プロジェ クトを行なった。各車両には、出力100Wの単結晶シリコン型太陽光パネル4枚、合計400Wを搭載した。蓄電池には、出力電圧12Vで容量が20~Ahから50Ahの密閉型鉛蓄電池を4個使用している。太陽光の発電電力を蓄えるだけでなく、外部電源からの充電も可能とした。カートリッジ式で交換もできる。

 車両の完成後、首都ダッカの郊外にあるGendaとSavarなどの地域で4カか月間のフィールドテストを行った。その結果、ソーラー・アシスト三輪車 は太陽光パネルを搭載していない従来の電動三輪車と比較して、1回の充電で走れる航続距離が約3倍の80~90kmまで伸び、走行速度も従来の車両と比較 して約2倍の35~45km/hまで向上したという。試作車両では、太陽光パネルの搭載だけでなくトルクセンサー技術による踏力の制御やショックアブソーバーなども採用しており、運転車や利用者からの反応も概ね良好だったという。

d651c907350650d814cee8a6c58495eb-Ambulance-21586ff33216296a2012cc9de9e586e26-Ambulance特に、所得水準の低い地域では人の移動や患者の搬送などに人力による三輪車などが現在も日常的に使用されているため、今回の実証プロジェクトで開発した旅客車や救急車の有用性が高かったとしている。貨物や荷物の運送でも、従来型の電動三輪車と比較して航続距離や最高速度が大幅に向上し、運転車者の収入増が見込めるため、評判が良かったという。

バングラデシュでは、首都のダッカではバスやタクシーなどの公共交通機関と圧縮天然ガス(CNG)による三輪車が主に利用されている。地方では所得水準が低く、自転車や人力の三輪車がまだ多い。参照記事 またバングラデシュ政府は、大気汚染の原因となることからガソリンを燃料とした三輪車を既に禁止している。電動の三輪車は一部の地域で使用されているが、電力の供給が需要に追い付いていないため、政府の許認可が必要という。

コスト面のメリットが期待され、従来の救急車が1台約330万円なのに対し、開発のソーラー3輪救急車は21万~28万円で出来ると期待されている。新型救急車は3人を載せることができ、最大速度は15~20 km /時、最大走行距離は50 km(30マイル)だ。 100ワットソーラーパネルを4枚、屋根に搭載。夜間はソーラーパネルから充電した4つの12ボルト電池で動く。救急車のバッテリーは3~4時間で充電もできるという。 チームは過去1年間で5つの試作品を作ってテストした。新型救急車は2017年の終わりに導入されることが期待されている。参照記事 英文記事

14528700821452870105solar-electric-wheelchair-2-1024x779安くソーラー・アシスト三輪リアカーなど出来れば、日本でも軽作業に十分利用可能だろう。日本が輸入しても不思議は無い優れものだと思うのだが。右は、手動と太陽光を動力とした障害者用のもの。すでに実用化して使用されている。参照記事 solar powered electric wheelchair




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#cabernetseason • Instagram写真と動画Monticello_Dam_Glory_Holeカリフォルニア州Californiaのダム「オロビル・ダム:Oroville Dam」のダム決壊の危険は回避したようだが、今も損壊した排水路からの排水は続いていて、下流住民の不安な日は解消されていない。
写真は、米カリフォルニア州ベリエッサ湖Lake BerryessaのモンティセロダムMonticello Damの神秘的にも見える写真で、ダムの貯水域の直径22mの巨大な穴から水が流れ落ちている。ドローンによる記録映像
これは、人工的に設けられた水量調整の排水口で、最近10年間で初めて貯水量をオーバーした水が流れ落ちている。どうやら今年のカリフォルニア州は記録的に雨量が多いようだ。
DSC_0324Drought Pic-2垂直な穴を水は渦を巻きながら流れ落ち、およそ600メートル下にある近くのプタ川に注ぐ。モンティセロダムが建設されたのは1940年代で、灌漑用水と飲料水を確保するためだった。現在もおよそ60万の住民が恩恵に預かっている。満水時の総貯水量は約19億立方メートル。過去2カ月にわたり、ナパバレー周辺は記録的な大雨に見舞われた。貯水量が少ない時は下の写真のようになる。参照記事 過去ブログ:2017年2月オロビル・ダムの危険性 映像と図で説明 米国
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mosul49-PM-e1488043565506-635x357イラク治安部隊がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からの奪還作戦を進めている北部モスル(Mosul)で2017年2月25日、道路脇に仕掛けられていた爆弾が爆発し、取材活動中だったクルド系メディア、ルダウ(Rudaw)の女性記者1人が死亡した。ルダウの関係者がAFPに語ったところによると、死亡したのはイラン出身の元難民シファ・ガルディ(Shifa Gardi)記者(30)。同行していたカメラマンも負傷したという。
Rudaw English(@RudawEnglish)さん  Twitterクルド系メディア・ルダウ(Rudaw)の英語版は、筆者が良く目にする情報源の一つで、銃弾や砲弾、そして手製地雷が炸裂する、世界で最も危険な地域といわれるイラクでは起きても不思議ではないが、残念な気持ちで一杯になる。心よりご冥福を祈る。左下は、 Erbilにある会社のデスク。

治安部隊は2月24日、昨年2016年10月17日の作戦開始以降初めてモースル西部に進攻している。約3年に渡るISのモースル支配で、2000人の警官や軍人、更に市民ら約4千~5千人がISの犠牲になり、処刑後や生きたまま投げ込むのに使ったとされる巨大な自然の陥没穴Khasfa sinkhole(Al-Khasfa Pit、別名恐怖の穴Horror hole)が、モースルから南へ約20キロの郊外で確認されている。sddefaultインデックス深さが400mともいわれるこの穴に、車ごと投げ込まれた運転手も多いと言われている。この穴は、モースル周辺に数多くあるISの巨大埋葬地のひとつでしかない。記録映像 参照記事 参照記事  参照記事 取材中の映像など これまでのISの記録映像(2014年8月のISのプロパガンダ映像 42分):この時はまだモースルを占拠していない。モースル占拠は2014年6月
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74e15dfdジュネーブで2017年2月23日からシリア内戦の終結を目指す国連主導の和平協議が再開。政権側と反体制派側双方が参加しているが、関係国の思惑の違いもあり、議論は進んでいない。シリアでは協議の対象外の過激派によるテロや襲撃が続いている。
シリア中部ホムスHomsで2月25日、武装グループがアサド政権軍や情報機関の施設2カ所を自爆を含む襲撃をし、軍関係者ら少なくとも計42人が死亡した。ホムス中心部からは停戦協定の中、反政府組織が撤退したが、ホムス北部や東側地区al-Waer neighbourhoodには反政府組織がとどまった地域があり、2月25日にはシリア軍が空爆を行い民間人に死傷者がでているようだ。反政府側が、拘留されているメンバーの釈放をシリア政府に求めての攻撃との見方もある。映像:al-Waer 地区へのシリア空軍の報復空爆
afp-6681272c91028011b6a8184040322d1e5f7ef0d2d9aedcf9b7adda5661693e141b3acafafe8e77f4イスラム過激派「シリア征服戦線(Jabhat Fateh al-Sham:旧アル・ヌスラ戦線、Al-Nusra Front)」がインターネット上で犯行声明を出した。武装グループは少なくとも12人。アサド政権軍と銃撃戦になり、武装グループの3人は自爆した。死者の中には、政権の情報機関将校でアサドの腹心a close confidant of C5jg0aNWgAAT6ttC5jg1GKWMAEw5NyPresident Bashar al-Assadも含まれている。今回の襲撃の背景に、政権軍側の部隊配置が分散し、ホムスの警備が不十分だったとの指摘がある。この攻撃は、開催中のジュネーブ会議でも取り上げられ、反政府側、シリア側双方が非難を行なっている。左は自爆した内の二人 恐らくまだ十代だろう。 参照記事 参照記事  参照記事 英文記事 過去ブログ:2017年2月4つの勢力が対峙するアルバーブ シリア
20172272017年2月27日:右下は27日付の戦況図で、デリゾールDeir Ezzor北部、クルド領内に反政府側Rebelsの支配地域を示す緑色があるが、詳しい説明は無い。トルコから支援を受ける反政府側FSAなのかとも思うが、それを示す記事は見当たらない?もしかしてミスなのか?最上部の戦況図とは出典が違うので、両方を見て判断するしかない。この下図でいくと、デリゾールのシリア軍SAAはISに完全に包囲されているが、物資は空輸で補給されている。ラッカと分断すべく、ユーフラテス川沿いの地域や道路に相当な空爆が行われている。ラッカ攻撃は、米軍支援のクルドSDFが主力で、ラッカの東西から攻撃をかけている。 地図の参照記事
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laos222442017年2月26日:タイ警察の発表によれば、ラオスLaosと国境を接するタイ東北部ブンカンBueng Kan県Bueng Kan Provinceでの民家の家宅捜索で、違法薬物の所持容疑のタイ人とラオス人2人の計3人を逮捕するとともに、末端価格1億700万バーツ(約3億5千万円)ほどの覚せい剤(約2万4000錠と粉末34キロあまり)を押収した。押収した覚醒剤は中国茶の袋などに入っていた。ブンカンのメコン川の対岸のラオスから密輸されたとみられている。

3人はラオスから持ち込んだ薬物を輸送中に逮捕された。取り調べに対し、全員が5000バーツの報1d6ab869酬で薬物を所定の場所に運ぶよう頼まれたと自供しているという。なお、ブンカン県は2011年3月にノンカイ県を東西に二分割して誕生した新しい県。東側がブンカン県、西側がノンカイ県となっている。参照記事 参照記事 参照記事

2213922140これより前、2月17 日から18日にかけてタイ警察は、タイ北部ラムパン県Lampang provinceで覚醒剤の錠剤約740万錠、粉末20キロを押収し、麻薬取締法違反容疑でタイ人の男1人(23)を逮捕している。

いずれも大量で、以前はミャンマー(ビルマ)東部からタイや各国へ密輸出されるのが合成麻薬の知られたルートだが、ラオスから入ってくると言うのは、筆者の想像では、取締りの強化で、中国からの原料をラオスで加工して持ち込んでいるのでは?日本や中国と等距離外交の姿勢を見せるタイだが、麻薬に関しては中国ルートを遮断しなければ無理な話だろう。分かっていても出来ないほど、治安の手が届かないのか?過去ブログ:2016年12月合成麻薬の大量密輸摘発相次ぐ タイ

chart_012017年2月26日日本での2016年の覚せい剤押収量は約1,501キログラム(前年比約3.6倍)と大幅に増加し、過去最高を記録した。押収した覚醒剤は、薬物乱用者の通常使用量で約5,003万回分、末端価格にして約1,050億5,500万円に相当する。また、摘発件数についても104件(前年比25%増)と増加した。「覚醒剤は大半がアジアからの密輸で、特に台湾発が多かった」と分析されている。2014年は、摘発件数でタイ人女性によるものが最多だった。タイ人による主に覚せい剤密輸入が30件(前年比15倍)と著しく増加し、従来最も多かった日本人を抜いて最多となった。なお、摘発されたタイ人は、30人中25人が20~30代の女性であった。覚せい剤製造原料となるエフェドリン等や合成麻薬原料は、トン単位で東南アジア、北米、南米、アフリカへ中国から密輸出され、中国広東省は、無数の覚せい剤製造工場がある事で有名だ。 参照記事 参照記事 過去ブログ:2013年2月狙われるアフリカ、日本、麻薬密輸急増

225442017年3月13日:タイ警察は10日、北部ナコンサワン県Nakhon Sawan Provinceで麻薬取締法違反容疑のタイ人男4人を逮捕し、覚醒剤約56万錠を押収した。容疑者グループは9日、タイ北部チェンライ県メーサイからバンを運転してミャンマーに入国し、覚醒剤を受け取った。覚醒剤をバンコク郊外のノンタブリ県まで運ぶはずだったと供述。過去に9回、ミャンマーから覚醒剤を密輸したと話した。参照記事


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74e15dfdSyria_Battle_for_AlBab_February_23_20172017年2月24日:シリア北部では、アルバーブAl-Bab南部(トルコ国境から25キロ)地域までトルコ、トルコ支援のFSAが制圧したと23日確認された。
市の南部には東西に走る重要な幹線道路があり、東西のクルド勢力にとっては重要な戦略地域で、このままトルコの覇権が維持できるとも思えない 参照地図(上の左の図の拡大図)。 23日時点での記事では、トルコ軍はアルバーブから数キロ南東部にあるTadif(Tadef,Tedef)のISに向けてロケット砲攻撃を行っていると報道されている。シリア政府軍も同じ場所へ西から進撃しており、微妙な地域である。トルコ軍は、西部クルド制圧地のAzazでも軍事衝突、もしくは砲撃を行なっていて、少しでも、主張するセーフゾーンを広く取りたいとの意向のようだ。上の左図で、緑の太い曲線で示したのが、23日時点でのシリア政府軍とISの戦闘中地域とされるが、この地域から右のユーフラテス川まで、アレッポの給水パイプが延びており、アレッポの飲料水確保の意味もあると想像できる。 過去ブログ:2017年2月一線を越えたトルコとトランプ政権の出方に注目
resizedimage006-2この先、クルド支援の米国が、クルドへ対空兵器などを支給することがあれば、4つ巴のこの地域の戦況は更に一気に悪化する可能性もあるが、23日から現在進行中の和平協議「ジュネーブ4会議」がどうなるか注目されている。トランプ米大統領は2月24日、「保守政治行動会議(CPAC)」の年次総会で演説し、米史上最大規模のひとつとなる軍増強に向けて大規模な予算を要求すると言明し「こうした戦力を利用する必要がないことを願うが、誰も米国に干渉できなくなるだろう」「米史上において最大規模の軍増強のひとつとなる」と語った。2016年12月からの今回のトルコ側のIS殲滅、アルバーブ奪還作戦で、ISはここだけで1750人以上の兵員を失ったと言われている。トルコ、ロシア空軍の戦果が大きいだろう。FSA攻撃の映像 FSA攻撃の映像 参照記事 参照記事 参照記事
gettyimages-644786620 What Now(1)2017年2月25日:現地24日、数時間前に奪還したばかりの、アルバーブの北東8キロに位置するスシアン村(Susian:右図のQabasin付近か?)にある反体制派(FSA)の基地で24日、自爆犯が爆発物を積んだ車両を爆発させ51~60人が死亡した。反体制派の司令官はAFPに対し、現場には当時、戦闘員やトルコ軍兵士、民間人らがアルバーブ再建計画などを話し合うために集まっており、犠牲者のほとんどが兵士だった。奪還後の地域に潜んでいた者やISの小グループ sleeper cellsの報復攻撃といわれる。 参照記事 英文記事 記事と映像(映像はトルコ、FSA側からのアルバーブでの記録)
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2017年02月25日  犯罪 メキシコ 中南米
clsメキシコの麻薬組織シナロアSinaloa cartelのボス、エル・チャポ・グスマン El Chapo Guzmanが米国へ送致されて以降、内部抗争が激化していると前の記事で書いた。過去ブログ:2017年2月エル・チャポの義理の妹殺害される 内部抗争も?メキシコ
cartel実際、シナロアカルテルの縄張りではすでに抗争が多発し、死亡者も激増している。
シナロアから裏切り者、米麻薬取締り局DEAへの密通者として憎悪の対象になっているのは、同じ組織のダマソ ロペス bajacaliforniasurムニェスDamaso López Nuñez別名エル・リセンシアド “El Licenciado”.)で、カルテルでは「暗殺部隊」を結成し宣戦布告状態になった。時代の流れで、ギャングの宣戦布告もSNSなどで動画で配信されている。予想されたことではあるが、相当に血生臭い事件が多発するだろう。ダマソは現在、バハ カリフォルニア スール州Baja California Sur(BCS州)に隠れているとされる。現在のシナロ・カルテルは、イスマエル・サンバダ・ガルシアIsmael Zambada García(別名エル・マヨ・サンバダEl Mayo Zambada)が引き継いでいると言われている。 参照記事
2017年2月28日:BCS州ではメキシコ最大の麻薬組織シナロア・カルテルとここ数年急速に勢力を拡大しているカルテル 「新ハリスコ・カルテル(Jalisco New Generation)CJNG」(ハリスコ ヌnarcopoder19353cb1エバ ヘネラシオン)が激しい縄張り争いを繰り広げており、殺人被害者も2017年1月は55人と昨年同月と比較して685%の増加となっている。BCS州にはたった2000人の警察官しかおらず、その多くは組織犯罪に対する経験が無いといわれる。メキシコ全体では今年これまでに1938人が殺され、誘拐事件97件、恐喝事件539件、自動車泥棒1万5132台、民家に対する窃盗事件7223件、商業施設に対する窃盗事件8442件、傷害事件1万1196件が発生している。参照記事
4513420年以上続いたシナロア・カルテルも、勢いのある「新ハリスコ・カルテル(Jalisco New Generation)CJNG」の前に風前の灯とも言われ、広大なシナロア縄張りを、エル・マヨ・サンバダEl Mayo Zambadaや残ったチャポの息子らの力では管理しきれないだろうというのが実情のようだ。過去ブログ:2017年2月エル・チャポの義理の妹殺害される 内部抗争も?メキシコ 2016年1月メキシコ麻薬カルテル勢力分布図

veracruzjpg_18107915332017年3月12日:メキシコ東部ベラクルス州ベラクルス市北西部Colinas de Santa Fe in Veracruzで、農場の敷地から少なくても244人の遺体が見つかり、地元メディアは犯罪組織が関与したとの見方を伝えている。ベラクルス州で行方不明者の家族でつくる団体が農場の敷地内を調べたところ、去年8月から2017年3月10日までに、170箇所の秘密の墓地から計244人の遺体を見つけたという。遺体が埋められていた場所では若い女性の服や身分証が見つかり、遺体の多くは若者と見られている。ここ数年で進出した新ハリスコ・カルテルCJNGが、地元ギャングらを殺害した可能性が高いだろう。メキシコでは麻薬組織の抗争事件に巻き込まれ行方不明になる人が相次いでおり、政府が取り締まりを強化した2006年以降でも、約2万8000人が行方不明になっている。カルテル間の抗争が過熱し、メキシコ各地で殺人事件が多発している。その後の報道で、250人以上の頭蓋骨が見つかったとも報道されている。参照記事 参照記事 参照記事
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インデックスマレーシア警察は2017年2月24日、13日に殺害された北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の遺体から猛毒で化学兵器に分類されるVX神経ガス(VX nerve agent)が検出されたと暫定結果を発表した。政府の化学兵器分析関連当局が遺体の目の粘膜と顔に付着した成分を分析して検出し、物質名を「Ethyl S-2-diisopropylaminoethyl  methylphosphonothiolate:O-エチル-S-2-ジイソプロピルアミノエチル メチルホスホノチオラート」と発表した。VXは神経に作用する猛毒で、化学兵器禁止条約で使用が禁止されている。VXは現在知られている毒ガスのうちで最も有毒な神経剤で、数分で命を奪うこともある。呼吸器や直接の摂取、目、皮膚などを通して体内に吸収され、サリンガスよりも100倍以上強い毒性を発揮する。
32ace288犯行容疑者の女性二人、または片方の女性は、この毒物を素手で使用し、犯行後指示通りに空港内トイレで洗い流したとされ、危険物質と知っていたとされている。また実行犯の女は正男氏を襲う際に「軟こうか乳液のようなものを渡された」と話し、女性の一人インドネシア人のシティ・アイシャ(25):写真左 は毒に触れたのか、空港から乗ったタクシーの中で嘔吐したと語ったと確認されている。
my_videos_2これより先に現地警察は22日夜、クアラルンプール市内のコンドミニアムで30代のマレーシア人の男を逮捕し、近くの別のコンドミニアムから化学物質と多数の手袋、靴を押収した。この男がすでに逮捕された北朝鮮国籍の李勇哲 (リ・ジョンチョル Ri Jong Chol)容疑者:右 と2013110520131105143949-1 new関係がある可能性を調べているが、この男が正男氏の殺害にどのような形で関与したかは具体的に伝えられていない。マレーシア警察はすでに逮捕された容疑者の取り調べ過程でこの男の身元を把握し、逮捕したとされる。特殊毒物の確定で、国家組織による暗殺が明確になったが、1997年には正男氏のいとこで韓国に亡命していた李韓永(イハニョン、李一男)氏がソウル市郊外で射殺され、北朝鮮の偵察総局19課が関与したと言われている。参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2017年2月マレーシア犯行映像と逮捕の男は科学・薬学分野専攻だった?
6a18ce34-s2017年2月25日:マレーシア警察は、北朝鮮に戻ったとされる4人:右 が居たとされるクアラルンプール市内Jalan Klang Lamaにある高層マンションの住宅で数種類の化学物質や注射器、手袋、靴等を2月23日押収している。今回使われた毒物は、即効性の強い神経ガスVXが、最も可能性が高いとみられてきたが、マレーシア警察が22日、実行犯の女2人が、素手で液体の毒物を正男氏の顔に塗ったとの見方を示した事から疑問も生じている。ある記事では、容疑者女性二人が異なった毒性の低い物質を金正男氏の顔に塗りつけ、それが顔の皮膚上でVXに化学合成したとの手品のような謎解きを書いているが、北朝鮮の生物化学兵器(BC兵器)は世界有数のレベルにあり、“新種の毒”を事件に使い、死因や証拠が特定できない可能性もいわれている。家宅捜索で複数の化学物質が見つかった後の25日のマレーシア警察の会見では、現在も物質の特定に全力を挙げ検査結果を待っていると語っている。参照記事
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2017年02月24日  ネコ アメリカ、カナダ

0202「ペットショップで販売できるのは、アニマルシェルターなどで保護されている犬や猫に限る」という新しい条例が、アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコで、全会一致で可決された。この条例の下でペットショップが販売できるのは、動物保護団体を通した犬や猫のみに限られる。また、生後8週間未満の動物の販売は禁止される。こ の条例を提案した、サンフランシスコ市管理委員のケイティ・タン氏らは、「動物を愛する人たちは、たとえわずかな時間であっても、自分たちの家族である ペットが汚い檻に入れられている状況に耐えられません。それが1週間や1カ月、時には何年にもわたって続くなんて問題外です。それにもかかわらず、ペット を大規0214模生産しているブリーダーでは、動物たちがそういった酷い環境に置かれているのです」と地元紙サンフランシスコ・エグザミナーにつづっている。

これまで、ロサンゼルスやサンディエゴ、シカゴ、フィラデルフィア、ボストンといった都市が、ペットショップでの犬や猫の販売を禁止してきた。サンフランシスコも、そういった都市に加わることになる。認可を受けたブリーダーは、この改正案での影響を受けない。犬や猫の販売が禁止されるのは「非人道的に動物を生産する大規模なブリーダー」だ。「こ の条例は、そういった(動物を大量生産する)ビジネスがサンフランシスコに参入することを禁止します。そして、工場で大量生産するかのように、犬や猫に 次々と子供を産ませる無責任なブリーダーを、抑止する効果があるでしょう」と、サンフランシスコ・エグザミナー紙に書かれている。参照記事

筆者は常々、動物を商品化すること自体に反対で、特に保護されて処分される犬猫には胸が痛む。売るほうも買うほうも今一度考え直して貰いたい。


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14878269260001m_ASK2N51M1K2NPLPB00L高知県馬路(うまじ)村の「うまじのパン屋」の愛犬きなこ(メス、生後2カ月)が雑木林で見つけた謎のキノコ。においや形から「トリュフでは?」と村で評判だったが、遺伝子解析の結果、いわゆる食用の「黒トリュフ」だったことが判明した。県中央西林業事務所の荒尾正剛さんが外部機関に遺伝子解析を依頼した。荒尾さんは、マツタケの人工栽培の研究に取り組んだ経験があり、日本特用林産振興会のきのこアドバイザーでもある。解析の結果、キノコはイボセイヨウショウロの一種で、その中でも「黒トリュフ」と一般に呼ばれているものと遺伝子が一致した。今回は「Tuber sp.7」「同sp.6」の2種の黒トリュフで、同じ場所から2種類が発見された事例は珍しいという。

map1西欧では黒トリュフを栽培した例があるといい、荒尾さんは「高知産黒トリュフを生産することも夢ではない」と期待を寄せる。「輸入ものはどうしても輸送や検疫の関係で時間がかかるけど、国内産ならフレッシュで価値がある」イボセイヨウショウロは、主に広葉樹の木の根に共生する「菌根」が、梅雨明けごろに幼菌をつくり、12月ごろに胞子を包むキノコ(子実体)となる。成熟すると特有の匂いが発生する。参照記事


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a65099ad-s3D73E64600000578-4241796-image-a-1_14876021915672017年2月23日:22日、イラク側は空爆支援の中、モースルMosul西部の南側、Ghizlani camp付近や空港周辺のIS排除に成功し、ISは、この戦闘で戦線離脱や撤退した仲間リーダーに対し死刑令状death warrantを交付したと報じられた。23日の記事では、シーア派民兵Al-Hashd al-Shaabiが、モースル西部から西のTal Afar方面への退路となる幹線道路を寸断したと発表している。現在モースル郊外全体がほぼ包囲された状態にある。映像:TalAfarでの接近戦 記録映像 記録映像  参照記事
このモースル西部での戦闘中、英国国籍のIS兵士Jamal Al-Harith(本名 Ronald Fiddler、英国マンチェスターManchester生まれ 50歳)が2月20日、Tal Kisumで爆弾搭載車輌により自爆攻撃し死亡したと確認されている。
britC5IQFriWQAAUxel-917x516彼は2001年にパキスタンでアルカイダに関与していたとして米軍に逮捕され、グアンタナモ刑務所Guantanamo に収容され自白を強要されたが、彼は単に宗教的休日を過ごしていただけだとして2年間拘留後の2004年に釈放され、その際英国政府は、拘留期間中の虐待 などに対し100万ポンド(約1億4千万円)の補償金 £1m in compensationを払っている。2014年にトルコ経由でシリアへ侵入してISに参加し、彼に払われた補償金もISに渡った可能性が言われている。写真下右は自爆決行直前。ニュース映像  参照記事 参照記事 IS自爆攻撃まとめ映像 過去モースル東部でのISの車輌自爆攻撃の空撮映像記録
mosulairport2017年2月24日:モースル西部の戦闘から離脱、脱走したIS兵士143名のリストがISにより作成され、18名が東部でISポリスに 拘束されたと報じられている。すでにイラク軍に奪還された東部だが、市内には隠れISが潜んでおり、攻撃を受ける脅威は無くなっていないとイラク軍が語っ ている。写真右は、イラク側が制圧したモースル飛行場での、捕らえられたIS側兵員と思われる兵士 参照記事 参照記事
24Iraq1-master76896a2cf04数日間の戦闘でモースル西部南にある飛行場一帯を制圧したイラク軍だが、これに先立つモスル東部の制圧では、東部制圧作戦完了までに100日間を要し、多く の犠牲を伴った。23日にバグダッドに到着したアメリカ中央軍トップのゲン・ジョセフ・ボータル氏が、500人の死者を出し、3000人が負傷したことを 明らかにしたと、ニューヨークタイムズが伝えている。写真右下は、2月23日、モースル飛行場奪還のイラク兵士。西部全域の制圧には相当な期間と犠牲が予想されている。
2017227com2017年2月27日:モースル西部のISの拠点Tal-AfarのISは、2014年から維持していた本部から撤退したと26日報道されている。ここはこれまでも、イラク軍とISで幾度も奪還と制圧が繰り返された地域。右下は27日付のシリア~イラクの戦況図とモースル西側の拡大図で、イラク軍はシリア国境側のISをTal-Afar付近で分断したのが確認できる。地図参照記事 参照記事
83d16e68net2017年3月1日;現地28日のイランのメディアは、イラク軍がモースルの州知事庁舎Provincial goverment buildings に約1キロにまで到達したと報じている。参照記事
市内での市街戦が激化する中、市民は逃げ惑い、市民の一部は、わずかでも水や食料のあるIS支配地域の奥まで逃げる状況だと報告されている。下右は、市内西部で、負傷した少女を運ぶイラク兵士。
飛行場の北側にあるチグリス川第4橋は27日に解放され、東部への通行が可能になったようだ。警察部隊が飛行場方面から北上、米軍の訓練を受けた対テロ精鋭部隊は、重武装の第14師団と連携して西側から進撃、米仏両国は空爆で作戦を支援している。東部で3500人の死傷者を出した教訓から、今回は3方面から攻撃を仕掛けて敵の混乱を誘い、1つの前線に戦力を集中できないようにしていると説明されている。モスル西部には、今も75万人の民間人がいると言われる。市内に残るISIS戦闘員は4000~6000人ともいわれ、大量の簡易爆弾が設置されている。 記事と記録映像 参照記事 参照記事 参照記事
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2017年02月23日  パソコンインターネット 
maita170222-chart02maita170222-chart0102統計から、日本の子ども(15歳)たちはスマホやパソコンを利用することはできるがコンテンツ(contents:簡単に情報と理解してもいいが、範囲は広く、自分の創作物:created contents for sharing、意見や感想、音楽、詩、動画、コンピューター・プログラムなど)発信は苦手と判明した。

単純労働によってモノを大量生産することが主流だった時代は終わり、21世紀の世界では斬新なイノベーションが求められている。子どもの時期からネットを活用して、自分の創作物を世に問う経験を持つことはとても重要だ。

maita170222-pic01-thumb-720xautoOECDの国際学力調査「PISA 2015」では、15歳の生徒に「学校外において、デジタル機器を使って、自分の創作物(created contents for sharing)をネットにアップするか」と質問している。
「週1回以上」の比率が高い順に46カ国を並べたが、日本はわずか11.4%で最下位。日本の青少年は、ネットで創作物を発信する頻度が世界で最も少な い。全体の8割が、全くないしはほとんどそれをしていない。彼らはよくスマホを眺めているが、情報を受け取るばかりで、自分から創作して発信する姿勢には 欠けているという結果が出ている。便利な道具としては利用しているが、創造性に繋がる利用をほとんどしていないと言えるだろう。参照記事

nappi11 at 06:19│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
C44UDxcVYAAG0OP写真のアライグマraccoonが話題になっているという。参照記事
アメリカ・バージニア州ロズリンで2017年2月17日朝、アライグマが走行中のゴミ収集車のハシゴにしがみついているところを、たまたま後ろを走っていたメディアの記者が目撃し、ドライバーに通報した。
アライグマがトラックに乗っていることが分かった運転手はトラックを片側に寄せて停車させ、そこでアライグマの7マイル(約11キロ)の「密航」は終了したという。目撃者が動物管理局に応援を要請したが、局員が現地に到着したころには、彼はすでに逃げてしまっていた。市当局は、アライグマが病気が持っている様子はなく、日中にアライグマを見かけても警戒する必要はないと呼びかけた。しかし市当局は、アライグマに病気の兆候が見えたり、もしくは「車にヒッチハイクしている」ところを見かけたら連絡してほしいと住民に依頼している。
市民の反応のひとつは、、。
私たちはみんな、ゴミ収集車のはしごに掴まっているこのアライグマのようなものなんだ。トランプが猛スピードでアメリカを暴走させているように。We are all that raccoon hanging onto the ladder jp_2017_as the garbage truck Trump is making the US barrels down the road.」
筆者の反応は、、。「勝手な差別主義が蔓延し、住みづらいだろうが、住みよい場所を探して生き残れ!」。
例えに失礼な部分はあるが、確かに、見ているとトランプの移民政策を彷彿とさせる部分がある。雪の中、難民がカナダへ徒歩で越境し、凍傷で手のjp_2017_指を全て失ったとのニュースもある。写真はスーダンからの密入国者で、カナダ警察に保護された。
カナダ南部マニトバ州 Manitobaの警察当局は2月19日、同州のエマーソン地区で、前日の18日から19日にかけて、アメリカから国境を越えてきた不法移民の22人を拘留したと発表した。それにしてもアライグマ君、ゴミ収集車AMERICAN号に乗って移動とは、偶然にしては出来すぎている。
nappi11 at 10:13│Comments(2)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
com_watchcom_watch韓国女子ショートトラックの大国柱シム・ソッキ(20=韓国体育大学、写真)が女子ショートトラック500メートルで失格となりメダルを逃した。シ ム・ソッキ 심석희 は2017年2月21日、日本北海道の道立真駒内公園屋内競技場で行われた札幌冬季アジア大会の女子ショートトラッ00503306_20170221ク500メートルA決勝で3位に入ったが失 格となった。シム・ソッキは最終周を残して先頭を滑っていた中国の范可新(24)を抜いたが、范可新が左手でシム・ソッキの右膝を掴んだためスピードが落 ちた。その隙に3位だった臧一泽(中国、43秒911)が1着となり、范可新とシム・ソッキがそれに続いた。

しかし、レース終了後、審判陣 はシム・ソッキと范可新を失格とした。シム・ソッキも追い抜く場面でインピーディング(Impeding:押す行為)という反則行為をしたという理由だった。YOUTUBE記録映像(韓国側映像では、中国選手が韓国選手のひざに手をかける部分だけ抜き出している)

その結果、4位 だった伊藤亜由子(日本)が銀メダル、B決勝1位の00503307_20170221チェ・ミンジョン(19=城南市庁)が銅メダルとなった。范可新は2014年のソチと冬季五輪1000メートル決勝で2位をした時も、1位だったパク・スンヒの腕を掴もうとして失敗する場面がテレビの中継映像に映り込み、非難を浴びた。シム・ソッキは当時銅メダルを獲得した。参照記事 参照記事

韓国メディアは、右下の写真で、中国選手が韓国選手の顔を叩いたとまで書いているが、これはさすがに書きすぎではないのかな? 


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2017年02月21日  その他の 動植物 個人
朝一番ですることは、2階の窓から中庭を見ることで、キツネが暗くなって餌場に来た時には、朝の中庭の雪の上が、一面足跡だらけになっていてホッとする。遠目にしか確認できていないが、子キツネも一匹生まれたように見えたが、出産には少し早いような、、。
800px-Wiki-hasibutogara1今来ているキツネが暗くなって来るので、もっぱら昼間は時間があれば野鳥を観察している。北海道の留鳥、シジュウカラの仲間のハシブトガラがよく来るようになった。20羽ほどのスズメの常連に混じって餌を食べているが、キツネのおこぼれの肉片もつついているのをよく目にする。小柄で、スズメより一回り小さく、群れないで単独で行動している。普段は昆虫や種子なども食べるとあるが、穀物が大好きなスズメとは好物が違うようだ。写真のように、非常に愛嬌のある顔つきで、寒い日はピンポン玉のように丸まって寒さをしのいでいる。今日はわずかだが雪が降っているが、積もるほどではない。
P2220304P22203062017年2月22日:雪は少ないが風の強い日が続き、22日になってきたコウライキジは2日ぶりだった。
餌を撒くとすぐに足早にやってきたので、おなかが空いていたのだろう。いつもならゆっくりとやってくる。雪の上に無数のキツネの足跡が残っている。少し多めに撒いたので、たっぷり食べて帰るだろう。キジは大きめの餌粒を食べるので、残った小さな粒はスズメがきれいに平らげる。すでに無数のスズメたちが木々の上からキジの食べ終わるのを待っている。左の写真の右端に、キツネの餌台が見えている。過去ブログ:2017年1月キジ君、今日は遅い出勤だった
nappi11 at 07:43│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
b34fd66dシリアの首都ダマスカス(Damascus)の郊外で2017年2月18日、政府軍のロケット弾が葬儀が行われていた場所を直撃し、参列していた、女性2人を含む、16人が死亡した。英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は、反体制派の掌握下にあるダマスカス北東のカブン(Qabun)に、政府軍のロケット弾7発と複数の砲弾が撃ち込まれ「砲撃は、遺体の埋葬が行われていた墓地を狙った」と述べた。死者数について当初、9人と発表していたが、数時40368287724508143237-590x332間内に負傷者からさらに死者が出たため16人に修正された。現在も数人が重体だという。カブン地区では2014年に反体制派と政権軍との間で停戦に合意したが、再び衝突が増加していき、現在では攻撃が定期化している。数日後のジュネーブでの和平協議を前にシリア軍は、Qabunだけでなく、周辺の反政府支配地Barzeh,Tishreenの居住地にもロケット砲を撃ち込んでいる。左下カブン地域 参照記事 参照記事 参照記事 ダマスカス拡大地図 過去ブログ:2017年1月首都ダマスカス周辺で自爆テロやイスラエルの空爆?シリア
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は2017年2月13日、シリア政府軍が第2の都市アレッポ(Aleppo)を制圧するまでの最後の数週間に、塩素ガスChlorine Gasを用いた攻撃を少なくとも8回行ったとする報告書を公表した。一連の攻撃によって子ども4人を含む9人が死亡したとしている。C3z1po1WAAA4rwq03-AMまた最近1月末にも上記のカブン(Qabun)に、シリア政府軍は国際的に禁止されている化学兵器の毒ガス弾Chlorine gasを撃ち込んだとする証拠が挙げられている。不発弾の写真からイラン製が使用されていると断定され、2016年の製造年が読み取れる。写真左の大きな容器が、塩素ガスのシリンダー(ボンベ)だと思われる。 記録映像 参照記事

s sudanBasharAlAssadシリア紛争開始当初に国際条約違反としてシリア内の化学兵器製造工場は閉鎖され、爆弾は処理されたが、その後もシリア軍の毒ガス使用の報道は繰り返されてきた。イラン製だとしても、空爆をしているのはシリア空軍で、アサド政権が知らないはずは無く、メディアは、南スーダンで虐殺、民族浄化を指揮したサルバ・キール(Salva Kiir)大統領並みに扱うべきだろう。インフラ整備や人道支援が目的としても、非人道的な南スーダンの首都に自衛隊が駐屯する意味も薄れてくるのではないか?この2名は、戦争犯罪人で裁判にかかっても不思議は無い。 参照記事 過去ブログ:2013年3月シリア軍はVXガス兵器を使用? シリア 2012年12月パンを買う1000人に空爆 化学兵器も使用か シリア
ee211f35f40491a0206088f33c01b24c38a2d3b22017年3月13日:イラク外務省によると、シリアの首都ダマスカスのOld cityのBab al-Saghir地区Bab Musallaにあるイスラム教シーア派の墓地で11日、自爆を含む2発の即席爆弾が相次いで爆発し、イラクからバスで巡礼に訪れていた信者ら少なくとも40~74人が死亡、120人が負傷した。アルカイダ系反政府組織Hayat 4939Tahrir al-Sham(=シリアのアルカイダ: al-Qaeda in Syria)が、アサド政権を支援するイランへの警告とする犯行声明を出しているとも、Jabhat Fateh al-Sham(旧名ヌスラ戦線)が犯行声明を出し、74人が殺害されたともいわれる。シリア国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、同国のアサド政権は犯行を「卑劣」なテロ行為と非難し、国連事務総長と安全保障理事会議長にも非難声明を出すよう要請した。参照記事 参照記事 参照記事 参照記事
nappi11 at 07:42│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
damaged-cars-and-buildings-are-seen-after-friday-s-explosion1331270-turkeyblast-1487413204-121-640x4802017年2月19日:トルコ南部シャンルウルファ県ウィランシェヒル市Viransehir in Sanliurfa provinceの検察官宿舎前で2017年2月17日夜8時45分(日本時間18日未明)、大きな爆発が起き、3歳の子どもとガードマン2名が死亡し、18人が負傷した。ボズダー法相はツイッターで「検察官らを狙ったテロ攻撃」と断言し、「テロとは決意をもって戦い続ける」と述べた。同県のトゥナ知事は「未成年~20歳ぐらいの人物が検察官viransehir宿舎前に爆弾を積んだ車両を駐車した後、車両は遠隔操作で爆破された。被害は宿舎の大部分に及んだ」と説明した。今回の爆発について、犯行声明は出ていないが、政府はPKKの犯行として容疑者26人を拘束した。すっかり治安の悪い国の印象が定着したトルコだが、国内治安悪化は止みそうになく、国外でも大きな火種を抱えている。 参照記事 参照記事 過去ブログ:2017年2月ラッカに5キロまで迫ったクルド軍 シリア 2月トルコ国家警察 国内で少なくても820人のIS関係者拘束
97e2f599すでにシリア・アルバーブAl-Bab(トルコ語:ElBab)でのISとの戦闘後、ラッカRaqqahやマンビジュManbij方面への転戦を語るエルドアン大統領だが、ラッカではクルド主導のSDF軍が市内にまで迫り、米軍は最近IS掃討を早めるため地上軍派遣を言い始めた。マンビジュManbij地域一帯はクルドが制圧しており、このままでは時間の問題でトルコとクルドの戦闘が激化する可能性がある。当然だが、クルドは、トル74e15dfdコ主張のユーフラテス以西一帯の安全地帯 safe zone 化も認めていないし、現在クルドYPGはトルコへの敵意をむき出しにし、アサド政権は主権侵害を主張している。 米国防省の唐突な地上部隊派兵論議も、本当はクルド・トルコの衝突を避けるために、割って入ろうと言うつもりではないのか?歴史上トルコは、常に「火薬庫」であり続けた。歴史に詳しい方なら「またか!」と思うはずだ。この機に、トランプ政権が、よりクルド支援を強化するのかに注目が集まっている。左下は、ロイター作成の最近のシリア支配地区分を筆者が編集したもの。大きく支配地域を拡大したのはクルドだけともいえる。参照記事 参照記事

nappi11 at 07:56│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
AJP20170219000200882_01_i金正男(キム・ジョンナム Kim Jong Nam:김정남、46歳)氏がマレーシアで殺害された事件で、マレーシア警察は2017年2月17日夜9時50分にクアラルンプール市内Jalan Kuchai Lama, Kuala Lumpurのマンションで、北朝鮮国籍 李勇哲 (リ・ジョンチョル Ri Jong Chol)容疑者(46歳):右 を逮捕し、現在彼には18日(土曜)から7日間の拘留が確定している。現地の英字紙「ザ・スター」は2月19日付で、殺害に関与した疑いで逮捕されたが、北朝鮮の大学で科学・薬学分野を専攻し、2000年に卒業したと報じた。その約10年後、彼は研究でインドのコルカタKolkataに2011年まで居たとしている。その後平壌に戻ったが、マレーシアのIT企業から声がかかり、以降マレーシアに滞在しているが、知人を通じてマレーシアの漢方薬輸入販売会社から偽装した証明書を入手して外国人就労ビザを取得し、滞在していたのが事実のようだ。 同紙は消息筋の話として「彼が金正男氏の殺害に用いられた液体毒劇物の製造に関与したと断定するのは早計だが、これに関する調査を進めている」とした。参照記事 参照記事 参照記事
article韓国メディアnews1によれば、リ・ジョンチョルとされる男のfacebookページには、2000年金日成総合大学を卒業し、2010年にアメリカのマサチューセッツにあるIACSという学校を卒業したことになっているという。
不明な液体をかけられた後に死亡したとされる金正男(キム・ジョンナム)氏の遺体は検死解剖されて安置所に保管され、検視結果が出るには2週間以上掛かるとされている。マレーシアは、北朝鮮の遺体返還には拒否の態度で、それに対し北朝鮮は、敵対する相手と共謀していると非難し、検視結果がどうであれ、受け入れられないとしている。YOUTUBE犯行記録映像 LIVELEAK予備映像
Kim-Jong-nam-pictured-moments-from-death-836235article上の左は金正男氏が襲撃を受けた際で、右下は、その後医務室へ向かう様子。まだ自分で歩いている。周りは空港警備員のようだ。その後、医務室の椅子で意識を失ったとされ、病院へ搬送中に死亡が確認されたのは事件から2時間後と言われるが、羽交い絞めにされてから30分後には死亡したとの記事もある。参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2017年2月追記:金正男(キム・ジョンナム)氏暗殺

wire-89379-1487501339-930_634x745kim-jong-nam-murderers-2002左は、これまでに逮捕された容疑者4人と、新たに公表され行方を捜索中の北朝鮮国籍と思われる4人の男性。写真は無いが、北朝鮮籍の「Ri Ji-u, 30歳, also known as James」も捜索中。新たな容疑者らは事件後、マレーシアからインドネシアのJakarta~Dubai~ Vladivostok経由で北朝鮮平壌Pyongyangへ戻った可能性があるとされる。監視記録映像から4人は事件前日、空港でDoan Thi Huong(カジノ勤務)、Siti Aisyah(マッサージ師)、何れも逮捕済みと一緒にいたとされる。これまでの公開写真から消えた人物や入れ替わった人物がいて、マレーシアmy_news_nat警察も特定に混乱N koreansしている節がある。20日の報道では、まだ毒物の調査結果は出ていない。右は、4人の内3人が空港内で一緒の記録映像写真 右の7 人の内6人ともう一人Ri Ji-uが捜索中となっているようだ。 参照記事 参照記事 
ここまで来れば、北朝鮮関与も暗殺も疑いようの無い事実のようで、北朝鮮は2017年2月12日の北朝鮮のミサイル発射(日本海に落下)と、翌13日には、金正男 (キムジョンナム)氏の暗殺と、世界が驚愕する事件を立て続けに起こした事になる。いづれも、計画は相当前からだったろう。2016年の読売新聞と韓国日報の共同の世論調査で は、北朝鮮の核開発が脅威である、といった人は韓国で72%、日本の84%よりも少ない。核開発を放棄させられるといった人も、35%で日本の26%より も多い。北朝鮮の核問題は日本の問題よりも、韓国の問題である。それでも韓国の方が、日本よりも北朝鮮の核問題に対する危機意識が少ないのである。自分の義理の兄の暗殺を命令する国家の隣に居る割には、韓国人には危機感が少ないように見える。 参照記事
AJP20170221004900882_01_i2017年2月21日:マレーシアの保健当局:左 は21日、遺体が正男氏であるかどうか確認しているとした上で、DNA鑑定や引渡しのため「遺族を待っている」と語ったが、息子は現れていない。また「遺体には外傷がなく、(針などで)刺された痕もなかった」と説明した。現在、関連機関にサンプルを送り、分析作業を行っているとしたが、犯行に関与した女性容疑者が、手に残った液体から、刺すような痛みや気分が悪くなったと語っていることから、毒物の使用は間違いないようだ。金正男氏は、女性容疑者二人から、手につけた液体を顔に塗られて物質を吸入し、2時間(死亡確認は2時間後、事件後30分後に死亡とも)足らずで死亡したとされている。参照記事

インデックス2017年2月22日:地元紙The Starは、在マレーシア北朝鮮大使館が一貫して毒殺ではなかったと主張し、拘束されている4人の内、すでに釈放された女性容疑者のボーイフレンド以外の3人も釈放すべきだと要求していると報じている。映像記録から、騙されたと語っている二人の女性容疑者が金正男氏を襲った直後、指示通り手についた付着物を洗い落とすために手を上げ気味にトイレに直行したことから、それが危険な物質だmy_videos_2と知っていた可能性が高いとしている。 また、李勇哲 (リ・ジョンチョル Ri Jong Chol)容疑者については、約3年間登録先の企業へは全く勤務しておらず、給与も貰っていないことから、彼のマレーシアでの生活実態がミステリーだとしている。参照記事
警察は、北朝鮮大使館の書記官クラスにも、事件に関与した疑いの人物が居るとして、事情聴取を要求している。マレーシアの中国語紙「中国報」と「星洲日報」によると、マレーシア警察は23日の午前中に警察官3人をマカオに派遣し、現地の国際刑事警察機構(ICPO)担当官と協力して正男氏の妻と子女のDNAサンプルを採取する計画だという。参照記事
42199dd035e00ee47e77dcd34aaa36e073f3a5732017年2月23日:右は新たにマレーシア警察が公開した3人の容疑者の写真。右から、ヒョン・グァンソンHyon Kwang-song ,44, 2等書記官the second secretary of the North Korean Embassy in Kuala Lumpur. 中央がキム・ウクイルKim Uk-il 37歳,高麗航空職員 a 37-year-old employee at Air Koryo、左側、写真の無かったリ ジウ Ri Ji-u 、30歳前後。右二人、HyonとKimは現在クアラルンプールの北朝鮮大使館に隠れていると言われ、飛行場に居た際の記録映像(上段)があるとされ、事件の黒幕は2等書記官の肩書きで送り込まれたHyonだと言われている。
女性容疑者が犯行の際、手に塗った毒物を相手の顔に塗りつけて殺害したと言う説明には異論が出ており、毒物の特定にはまだ至っていない。参照記事 参照記事 この後の継続記事:2017年2月マレーシア警察、遺体からVXガス成分検出を公表
nappi11 at 16:20│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
harumadeniha A-ravaged-marketplace-in-Mosula2cd9421すでにイラクのモースルMosul東部は、3ヶ月の戦闘の末、2017年1月末からイラク軍の制圧下にあり、住民も避難キャンプから戻りつつあると報じられているが、住民には、地域に潜んでいるISが自爆攻撃を行うとのうわさが拡散し、住民が動揺している。市内からはすでに、ISが毒ガス兵器を作ろうとした痕跡も見つかっており、また、住民や治安兵士を狙った散発的なISの自爆攻撃が今も起きていて、住民の不安は高まっている。参照記事 ISのモースル東部での車輌自爆攻撃記録映像
Archival-photo-1116日には、有志国軍がモースル西部al-Somoud districtの繊維工場跡のISの爆弾製造工場を空爆し、IS兵員14人を殺害したと報じている。14日に、これまで2年間に米軍、有志国軍が約6万人のIS兵員を殺害したと報じたペンタゴンは、人口密集地モースル西部制圧では非常に困難な戦闘になるとコメントしている。映像:イラク空軍のモースル西部郊外空爆 参照記事
過去ブログ:2017年2月モースル以南で未だに活動するIS イラク 1月難航するモースル攻撃 イラク軍チグリス川に到達 
2014年6月にISがモースルに乗り込んだ際、それまでフセイン政権の圧制に不満だった住民はISを歓迎した。西側やイラク政府軍、そして何よりもスンニ派を憎悪するシーア派民兵がモースルを完全解放したとして、平穏が持続する保証は何も無い。
iraq-fleeing-the-west_df53ab5e-f549-11e6-bee8-7b74d3637aa8モースル西部には、国連試算で最大70~75万人の市民が居るといわれ、数十万人の密集地への空爆は新たな憎悪を招くだろう。すでに西部では、水、食料全てが欠乏しているといわれて久しい。インド紙は、食料を買う資金も尽いて、命がけでモースルの西側から脱出した7人の子供を抱える母親の言葉を引用し、西部の食糧事情が最悪な状況だと書いている。一家は現在、東部郊外の避難キャンプで生活している。西部に残っている身内に配慮して、実名を明かさなかったと書かれている。 参照記事

4d6768a5米軍は、モースル西部のISが本部にしている総合病院を2月13日に有志国軍が空爆し、62人を殺害したと公表したと18日の記事は報じている。間が開いているが、戦禍の確認をしていたのか、殺害した兵士には、ロシア、チェチェン、フランス、ドイツなどから参加した兵士が居たとも報告されている。
攻撃がチグリス川西へ集中してから、ISの本部がどの辺なのか色々記事を漁ったが不明だった。今回の記事の総合病院General Hospitalに該当するのはMosul General Hospitalで、呼称は複数あり Ibn SinaまたはIBN SENA HOSPITALと呼ばれる病院と思われる。6階建てでベッド数600を数え、モスル大学医学部とも連携していたとあり、確かにそれと思われる場所の近くに大学病院がある(最上部の地図参照)。保存していた2014年6月(ISがモースルに攻め込んだころ)の空爆の地図の記録に、総合病院空爆の記録が残っていた(地図の赤い丸の場所)。参照記事 
18709-04-15-276413269あくまでも筆者の推論で特定しているが、近くに西部へ抜ける幹線道路があり、北側は平地で見晴らしがよく、迎撃しやすく、一番逃げ易い場所とも思える。市内密集地には、最大70万人ほどの市民が居ると言われており、甚大な被害が予想され、先の米軍の空爆報告でも、正確な情報に基づいて空爆したと言い添えている。左は、それと思われる建物で、今は相当破壊されているはずだ。東部の戦闘でも自爆攻撃が多用され、ISの自爆攻撃で傷ついたイラク軍兵士を仲間が救助中に、また別な自爆車輌が突っ込むという凄惨な戦闘だった。2016年10月、イラク軍の高官は年内決着を目指すなどと楽観的な事を言っていたが、米軍はその時点で春までにはと慎重だった。いづれ作戦は終了し、市民を殺しまくったシーア派1fac81b7は浮かれて踊るだろう。しかしこの作戦の功労者は有志国軍だろうと思う。此れほどに兵員、兵力に差があれば、地上軍は勝って当たり前だ。2016年11月ころから、イラク軍にも「黄金部隊:Golden Division」などの精鋭部隊が出来、市街戦で先陣を切っている。戦場が静まっても、この国から宗派対立、部族対立、ありとあらゆる対立が無くなることはないだろう。
過去ブログ:2017年1月ISの女性兵士らが脱走とイラクの戦況 2016年11月モースル解放後のシナリオ イラク
 記録映像:映像はクルド兵が守るモースル北部からで、ISから逃げて来た一家の男性が川を渡るが、クルド兵に殴られ、元にもどれと命令される。女性は「何でそんな事を!」と叫ぶが、兵士の返事は「戻れ!クソったれが!」だった。記録映像:モースル付近で脱出する市民と戦闘  記録映像:荒れ果て破壊されたイラクの農村
3D73E64600000578-4241796-image-a-1_1487602191567png2016年2月21日:2016年10月17日からのモースル東部に続き、イラク地上軍は19日、空軍支援の中、モースル西部の南部にあるMosul airport方面へのモースル解放作戦を開始し、20日には侵攻が確認された。参照地図の⑥番付近 この大型の飛行場を確保して、ここから効率よく空爆を行うのだろう。モースルの軍事基地、軍施設、飛行場のほとんどが西部にあり、現在はIS支配下にある。21日記事で、空港南のAlbu saif村で戦車も交えた地上攻撃が集中して行なわれ、村を突破し20日にはモースル空港へイラク軍が到達し、東に隣接するGhizlani baseを奪還したとある。マティス米国防長官が20日、イラクの首都バグダッドを初めて訪問し、今後の戦闘を協議した。米軍は紛争の早期決着を見据え、シリアとイラクで約6千人規模の兵員増派を検討しているとされる。 村への爆弾投下映像 参照記事 参照記事と地図 参照記事  参照記事  記録映像 記録映像
3D73E64600000578-4241796-image-a-1_1487602191567a65099ad-s2017年2月23日:22日、イラク側は空爆支援の中、Ghizlani camp付近や空港周辺のIS排除に成功し、ISは、この戦闘で戦線離脱や撤退した仲間リーダーに対し死刑令状death warrantを交付したと報じられた。23日にはシーア派民兵Al-Hashd al-Shaabiが、モースル西部から西のTal Afar方面への退路となる幹線道路を寸断したと発表している。現在モースル全体がほぼ包囲された状態にある。記録映像:Tal Afarでの接近戦   参照記事
このモースル西部での戦闘中、英国国籍のIS兵士Jamal Al-Harith(本名 Ronald Fiddler、英国マンチェスターManchester生まれ 50歳)が、2月20日Tal Kisumで爆弾搭載車輌により自爆攻撃し死亡したと確認されている。
britC5IQFriWQAAUxel-917x516彼は2001年にパキスタンでアルカイダに関与していたとして米軍に逮捕され、グアンタナモ刑務所Guantanamoに収容され自白を強要されたが、彼は単に宗教的休日を過ごしていただけだとして2年間拘留後の2004年に釈放され、その際英国政府は、拘留期間中の虐待などに対し100万ポンド(約1億4千万円)の補償金 £1m in compensation.を払っている。2014年にトルコ経由でシリアへ侵入しISに参加し、彼に払われた補償金もISに渡った可能性が言われていた。写真右は自爆決行直前。参照記事 参照記事

nappi11 at 00:39│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加