2016年12月

2016年12月24日:現地22日のイラク軍は空爆で、Tal Abta area南部のISのリーダー20人、兵士50人を殺害したと報じた。過去の地図から見ると、モースル南西部の丘陵地域らしい場所で、チグリス川東部のISの一部が移動したとも思える。
またイラク軍は、アンバル県Anbar province西部アカシャット砂漠Akashat desert(アル・カイムAl-Qaim南部と思われる)やal-Sakraで、ISの貯蔵弾薬や製造工場を空爆破壊したと公表している。写真は、砂漠のシーア派民兵組織「人民動員隊:People's Mobilization Forces、 Popular Mobilization Units」の装甲車。参照記事
22日には、モースル東部郊外のKokjali(Kukjali、Gogjali)で自爆攻撃があり、市民15人、警官8人が死亡したと報告され、別記事では死亡者30人以上とされている。この地域:図の緑色 はモースル市街への入り口に当たり、11月7日にはイラク軍が開放し、すぐに軍の指揮系統が置かれた地域で、ここには一部住民が戻っているとも言われていた。これだけ見ても、10月17日の作戦開始以来、現在50%の地域が解放されたと言われるモースルの、年内全面解放は不可能に見える。
自爆テロ攻撃を頻繁に行うISの攻撃では最近、10歳にも満たない女の子に自爆攻撃をさせるなど、兵士不足から、これまで訓練していた子供兵士を実戦や、殉教と称する自爆攻撃に投入するケースが相次いでいる。子供たちの多くは、紛争で親を失った子供たちと言われている。トルコと戦闘状態のPKKも、誘拐などした子供兵士を訓練し、戦闘に導入していると非難されている。12月12日、国連平和維持活動(PKO)に参加するため南スーダンに派遣されている自衛隊の部隊は、安全保障関連法に基づいた新たな任務「駆けつけ警護」を行えるようになった。その内戦が続く南スーダン、
今年10月のBBCニュースによれば、未だに1万6千人の子どもが「武装勢力」に属しており、また15日には、今年だけでも約1300人の子どもが武装勢力に徴用・徴兵されたと国連児童基金(ユニセフ/UNICEF)が発表している。映像:ISの子供兵の訓練(残酷な殺害映像を含みます) 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年12月7歳の少女を自爆テロに利用 シリア 11月モースル郊外で、2年半ISから隠れていた兄弟 モースル郊外で今も戦闘継続 特殊部隊も投入 イラク
2016年12月26日:イラク軍は、モースル東部郊外のKokjali(Kukjali、Gogjali:この地域にイラク軍が作戦本部を置いている)がISの自爆攻撃を受けたことで、25日、ISが攻撃の拠点にしている、Gogjaliの南西に隣接するal-Quds neighborhoodへテロ特殊部隊が攻撃に出たと報じた。この付近はすでに、1ヶ月以上前に解放されたとされる地域。雨などの悪天候で中断されていたモースル北部、南東部へのイラク軍の地上攻撃、米国、有志国軍の空爆は23日再開された。参照記事 記録映像:Gogjali地域で捕獲されたIS
2016年12月24日:札幌付近は雪が降り始めて3日目になる。23日ですでに観測値では札幌の積雪は76cmで平年の3倍降っている。写真の車の上もうず高く雪が載っているが、これでも車の上や周りは3回雪を取り除いている。雪は湿っていて重く除雪も大変。24日朝:写真左 になって晴れたが、結果は22日から23日で90cm以上という50年ぶりの大雪の記録を残した。冬だから仕
方ないが、一度に降られるとお手上げで、まじめに買い物用のスノーモービルがほしくなる。車の横に見える垣根の中が鳥たちの餌場で、この中までは雪が積もらないので、中はスズメたちでにぎわっている。午後には、いつものキジのカップルも来て、スズメを押しのけ、すごい勢いで食べて飛び立っていった。だいぶ空腹だったのだろう。
せめてもの救いは気温が高いことだが、雪の下は凍っていて歩くのも命がけ。年間積雪2~3mの札幌郊外(道内では少ない方)としては記録的な大雪で大変だが、新潟県糸魚川市では強風の中大火災が発生している。
12月22日、新潟県糸魚川市で住宅などおよそ150棟が焼けた大規模火災は、出火からおよそ30時間たった23日午後4時半ごろ、火は完全に消し止められ鎮火した。酒蔵が焼けた加賀の井酒造は、江戸時代の1650年に創業した酒造会社。我が家も数年前に漏電で全焼した、かみさんの実家跡に新築したので人事ではない。調理や暖房は電化しているので安心はしているが、改めて点検している。建築中自分で入念に施工をチェックしているので、少なくても漏電の心配はないだろう。皆様も年末に向け油断の無いように、、。
2016年3月4日:ロシアで最も寒い地域で、マンモスの牙が採取されるので有名なヤクート・サハ共和国Sakha (Yakutia) Republicは、日本の技術によって年間を通じて緑色の野菜を栽培できる工場を建設する方針。
この技術のメリットは、季節や天候条件、環境の清浄度に関係なく、安定した収穫ができることや、有害な化学肥料もなければ害虫もおらず、労働者も通年雇用できることだ。2日、植物工場の建設について協議するため、北海道総合商事株式会社の代表取締役である天間幸生(てんま・ゆきお)氏を団長とする日本代表団がサハ共和国の首都ヤクーツク Yakutskに到着した。年間を通して稼働できる植物工場の技術は、1970年代に導入され、日本は他の国へも拡大させた。現在日本では218の植物工場が稼働している。参照記事
地域商社の北海道総合商事(札幌)が2016年2月22日、道産食材を小樽港から初めて輸出した。コンテナはコメやジャガイモに加え、ミネラルウオーターや加工食 品など約7トンを満載し、25日にもウラジオストクVladivostok港に着く予定。同市内や近郊のスーパー300店で販売され、北海道ブランドの売り込みが本格化する。冷蔵コンテナに、空知管内栗山町の「ゆめぴりか」とタマネギ、後志管内余市町産のリンゴ、同管内倶知安町のジャガイモを積んだ。道内企業が製造したレトルトのカレーやスープも入れた。商品の大半は現地の食品卸業者を通じて、地場スーパーで売られる。売り先の一部は同社が取引先として直接開拓した。同社は「道産の農産品は人気がある。さらに品目を増やしたい」と話す。今後は市場調査を進めながら徐々に販路を広げて、2~3カ月おきに今回のように貨物船を使って輸出する方針だ。過去ブログ:2008年7月マンモス、マンモス
2016年12月12日:永久凍土地帯にあるヤクーツク郊外で12月4日から最新技術に基づいた野菜プラントの運営が始まっている。日系農業団体の支援を受け、まずトマトのハウス栽培からスタートし、将来的にヤクーツク市が
必要とするトマト、キュウリ、葉っぱ類などの消費量の4割まで拡大する予定。ロシア記事で見る限り、暖房熱源には豊富な天然ガスを使用しているようだ。道内企業との経済交流が前進しつつある。まだまだこれからだが、道や地場の金融機関がシンクタンクとなって構想を支援しているのが大きな推進力になっている。 過去ブログ:2016年12月富士通の未来型ビジネス フィンランドで始動 映像記録 参照記事 参照記事
2016年12月22日:19日、永久凍土圏最大の都市ヤクーツク近郊のスィルダフ村village of Syrdakhで最初のトマトが収穫されたと報告された。Aisen Nikolaev市長は「、、中国からの輸入品は品質があまりよくない。クラスノダール地方(黒海沿岸)から国産も入ってくるが、かえって高くつく。先日温室から最初のトマトが収穫された。最重要なのは硝酸塩の含有量だ。許容量は1㎏あたり300㎎なのだが、中国産だとちょうど300㎎ほど。ロシア産は80-100㎎。我が温室のものは
日本におけるのと同様、わずか17-22㎎だ。つまり環境に優しく、大人も子供もこれを食べるのが健康によいのだ」と語った。
既に優先発展特区「ハバロフスクKhabarovsk」で日露合弁企業「JGCエバーグリーンJGC Evergreen"Джей Джи Си Эвергрин"」(登記された同社の定款資本金は4億4650万ルーブル。このうち82.2%を日揮、4.5%を「道銀どさんこ3号ファンド」:北海道銀行が北海道ベン
チャーキャピタル株式会社と共同で設立、13.3%をハバロフスクにある有限責任会社「エネルゴ・イムプリス+」(EI)が保有)により日本野菜が栽培されている。その最初の温室複合体のオープンは2016年4月だ。環

境に優しい産品がすでにハバロフスク地方住人に大人気を博している。女性が写っているのは2016年3月の記事からで、育ったきゅうりの葉を掲げている。そして収穫 温室第1期は、面積が2.5haだが、日揮は今後、順調にいけば面積を10haに拡大する意向。参照記事 英文記事
英国紙などによれば、アフリカ北部、アルジェリアAlgeriaの世界最大の砂漠、サハラ砂漠Sahara Desertにあるアイン・セフラAin Sefra(Aïn Sefra)は「砂漠の扉」の異名で知られ、夏季には気温が摂氏50度以上に達するのに対して冬は零度前後まで下がる。
この地域で2016年12月19日午後、非常に珍しい降雪が観測された。アフリカ北部に広がるサハラ砂漠Sahara Desertでの降雪は観測史上2度目。最後の観測は37年前の1979年2月18日で半時間にわ
たって雪が降ったと記録されている。今回雪は約1日残り、降雪場所は海抜1000mで、アトラス山脈Atlas Mountainsに囲まれた地域だった。撮影は、アマチュアカメラマンのKarim Bouchetata氏 英文記事 英文記事 英文記事
サハラと言えば、1975年5月、サハラをラクダで横断中に亡くなった上温湯 隆(かみおんゆ たかし)さんを思い出す。デンマークだったと思うが、彼が居たユースですれ違った記憶がある。当時は自分もアフリカ行きを考えていたので「すごい奴がいるな」と思った記憶がある。
ロシアのモスクワから東へ約4000キロの東シベリアのイルクーツクIrkutskで2016年12月19日(現地時間)、酒の代わりにアルコールを含む浴用ローションbath lotion(品名:Hawthorn bath essence)を飲んだ住民が、少なくとも58人死亡し、少なくても40人が治療を受けていると報じられた。安いアルコールを求めて起きた、これまでない悲劇だが、この化粧水にはエチルアルコールethyl alcoholが含まれ、引用しないようにとの但し書きもされている。しかし実際に飲まれたのは偽造ローションcounterfeit bath lotionで、毒性の強いメタノール methanolや不凍液(アルコールの一種エチレングリコールが使用される)が使用されていたことで被害が大きくなった。
すでにローションを販売した数人が検挙され、当局はすでに偽造工場を摘発し、約100店から500リッターを押収した(250ミリリットル入りのボトルが1本40ルーブル約76円。:英文記事に1本25ミリリットルとあるが、1本の量として少なすぎると気が付き、英文記事の写真を拡大すると250mlと読めるので筆者の判断で書き直してある 250mlは250cc 英文記事)
イルクーツクの地方公務員は住民の家を一軒一軒訪問し、体調不良を訴える人が他にいないか確認を進めている。政府も声明で、怒りを覚える行いだと非難し、早急に対処するよう指示を出している。 参照記事 参照記事
筆者も北欧で、アル中がアルコールを含む安いオーデコロンを飲んでいるのを見て驚いた記憶がある。
記事では、主に低所得者が購入したと書かれているが、アルコール依存症がロシアに多いのはよく知られた事で、ロシアの国家的な問題でもある。その後の報道では、死亡者62人、重症30人以上とある。 増税でアルコール飲料が高くなった事も一因のようだ。刑罰の強化と偽造犯罪組織の取り締まり強化を大統領が指示した。被害者は35歳から50歳で、死亡した多くは、急性中毒で救急車を呼ぶ暇もなく、自宅で死亡していた。 参照記事
まだ名前は付けていないが、毎日来るキツネの写真がやっと撮れた。最近昼間にもたまに顔を出すようになり、こっちの口笛にも反応するようになった。今日は11時ころ姿を見せ、合図して餌を少し出したが、その間、中庭の木の下でこっちを見ていた。たまに夕方に来るのが
遅いときがあるが、これまでの経験では、こんな場合は恋人とデートに出かけたのだろう。デート中は食事は二の次で付近を散策する。残念ながら、このキツネも最近尻尾をダニにやられて毛が抜けているが、何とか回復して貰いたいものだ。ここまで筆者への警戒心が薄れるまで半年程掛かっている。我が家の西側の奥のヤブに住み、メスだろうと思っている。たまに東から、オスらしき別なキツネが姿を見せるが、まだ一緒に来たことは無い。数日前の昼間現れたときは、二階の窓からのぞく筆者と目が合ったが逃げる様子はなく、玄関から出ると玄関前まで確認しに来ていた。すっかりこちらが観察されていた様で、こちらの行動を読んでいる。同じ餌場にはキジの夫婦も来るので、仲良くしてもらいたいものだ。これまでの観察では、アオサギの群れの中を歩いていることもあり、鳥類を襲ったりする気配は無い。他の観察者の記録を見ても、よほど飢えない限り鳥を襲ったりはしないようだ。逆に、野ネズミなどの餌を横取りしようとするカラスが、キツネを攻撃するのは何度も見ている。毎日足跡で行動を見ているが、幸い人家のあるほうへは行っていないようで、我が家の周りを縄張りにして暮らしているようだ。
それにしても重大事件が相次ぎ、記録するのも徹夜になることが多い。重大事件ほど各社が急ぐため最初の報道では誤報が多く、いくつもの記事を読み比べるからだが、誤報を訂正するのも記録のうちだろう。読むのがつらい記事も多く、読んでいて、あまりの悲惨さに涙の出ることもある。同時に、危険な戦況の中、多くの記事や写真を命がけで提供する記者やカメラマンには頭が下がる。ここでは凄惨な写真も載せるが、現実はそれ以上に残酷で目を背けるほどだ。しかし、それらから目を背けては事実は伝わってこない。落ち込んだ気持ちを癒してくれるのが動物たちだ。変に暖かい日が続いているが、時期に餌も凍りつくほどの寒波も来るだろう。お互い元気に冬を越そう!やがて春が、必ず来る。 過去ブログ:2016年12月イラク・シリアで死んだジャーナリスト2015年で110人
2016年12月22日:昼前から雪で、30cmは積もるという。1時半ころキツネが来た。明るいうちに来るとこっちも検査用の糞が集めやすく助かる。二階から合図して外に出ると雪の中待っていた。餌を少し置いてカメラを用意したが、すでに餌を咥えてヤブの中に去っていた。気温は低くないので、ヤブの中でゆっくり休めるだろう。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年12月20日午後8時、鹿児島県肝付(きもつき)町の内之浦宇宙空間観測所から国産の新型固体燃料ロケット「イプシロン」 2号機を打ち上げた。約13分後、小型衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。イプシロンの打ち上げは2013年9月の1号機以来3年3カ月ぶり。 イプシロンは、小惑星探査機「はやぶさ」などを打ち上げ2006年に引退した「M5」の後継機で、2013年9月に1号機打ち上げに成功したが3年の間を空けて、エンジンなどを改良した2号機を完成させた。国産主力ロケット「H2A」の技術も採用し、人工知能による自動点検で作業期間を大幅短縮するなどして低コスト化された。 2号機は全長がH2Aの約半分の26メートル、直径2.6メートル、重さ95.4トンの3段式。 途上国を中心にした小型衛星打ち上げ需要に対応して衛星格納スペースを広げ、2段目の燃料を増やして打ち上げ能力は450kgから590kgに拡大し、1号機の約1.3倍にした。直径が拡大されたことで搭載できる衛星の直径も拡大し、これまでより70cm高い衛星を搭載できる。 打ち上げ費用は*約50億円。地球を取り巻く強い放射線帯の実態解明

を目指す日本の探査衛星「ERG(エルグ)」:左 を搭載。ERGは重さ約350キロ。電子を検出するセンサーなど8種類の観測機器を搭載する。高度300〜3万3000キロの楕円(だえん)軌道を周回し、 放射線帯の電子やイオン、磁場などを直接観測し高エネルギー電子が生まれる過程の解明を目指す。
今後当面は2号機と同じバージョンで打ち上げが続けられ、必要に応じて繊細な調整ができる液体燃料形態が投入されると見られている。
*「はやぶさ2」を打ち上げたH2Aでは、ロケット1基の製造費用と、打ち上げ経費を足した「打ち上げ費用」は約100億円と言われている。今回の「打ち上げ費用」は1機50億円で開発費は約200億円と、諸外国の小型ロケットと比較しても低価格とされている。参照記事 参照記事
過去ブログ:2013年11月日本と韓国の宇宙開発協力の見直しをすべきでは 9月地球観測衛星市場に乗り出す日本 軽量 安価 高性能 8月無人補給機「こうのとり」4号機打ち上げ成功 2010年11月たまに金星(きんぼし)でも、政治では黒星ばかりの日本 6月はやぶさ 任務完了

トルコの首都アンカラAnkaraで2016年12月19 日夕方、写真展「トルコ人から見たロシア"Russia through Turks' eyes"」の開幕式でスピーチしていたロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使Russian ambassador to Turkey Andrey Karlov(62歳、2013年からトルコ駐在:写真右、暗殺直前の大使の後ろに暗殺者が写っている)が、男に突然後ろから銃撃され死亡した。男は
犯行直後に「アレッポを忘れるな、シリアを忘れるな、アラーは偉大なり、、"Don't forget about Aleppo, don't forget about Syria, Allahu Akbar…"」「我らはアレッポで死に、お前はここで死ぬ"We die in Aleppo, you die here."」などと叫び、ロシアのシリア軍事介入に対する報復だと訴え拳銃で8発を発射し、その後、現場で警察に射殺された。
大使のほかにも3人が負傷した。暗殺までの記録映像 暗殺後の映像とその他
ソイル内相によると、男はアンカラで警察勤務していた22歳のトルコ警察機動隊員Mevlüt Mert Altıntaşで、シリア内戦との具体的な関わりや背後関係は不明。事件当日彼は非番だったと言われるが、なぜか会場に侵入し、大使の後ろに位置していた。事件の瞬間を撮影した映像によると、男はスーツ姿で、カルロフ大使の演説中に背後から何発も銃撃した。トルコ政府は大使館周辺の警戒を強化し、米国大使館などは閉館した。写真下は射殺された犯人 参照記事 記事と映像 英文記事 英文記事 英文記事 過去ブログ:2016年12月問題噴出の孤立住民の移動 シリア トルコで爆弾テロ相次ぐ 11月トルコがイラク国境へ軍の配備と国内取り締まりを強化
2016年12月21日:事件後トルコ警察は、犯人の家族、姉妹や母親を含む7人の身柄を拘束した。7月に起きたクーデター未遂の影に居ると言われ、エルドアンと対立し、トルコから米国に亡命中の元イマーム(امام imām:スンニ派宗教指導者)フェトゥラ・ギュレンFethullah Gulen(Gülen)氏と暗殺事件との関係を指摘するものもいる。事件との関わりは不明にしても、
エルドアン現政権の責任が問われるのは避けがたく、トルコ政府は、あらゆる反政府勢力への取り締まりを強化する方向で、それに伴う反発など国内治安の先行きが不安視されている。写真右は連行される犯人の家族 母親か?左は、ロシア大使館を警備するトルコ特殊部隊 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年7月トルコで吹き荒れるギュレンパージ(ギュレン粛清) 追記:トルコで軍の一部がクーデター失敗
貧乏な子供たちのためにプレゼントを渡すためにやってきたアメリカ合衆国人が強盗にすべてを奪われ逃げだした。数日前にコロンビアのアンティオキア県の県都メデジン市Medellínの、障害を持った子供や貧乏な子供たちを支援するためにやってきたアメリカ合衆国人男性が強盗に襲われ、恐ろしくなってメデジン市から逃げ出した。襲われたのはマイアミに本部を置くフントス レガラモス ソンリサス基金 la fundación Juntos Regalamos Sonrisasの代表者Ryan
Esko氏(写真左)。
2016年12月14 日午後10時30分頃、バイクに乗った2人組がメデジン市ロスバルソスLos Balsos地区で、ホセ マリア コルドバ空港 aeropuerto José María Córdovaに到着したばかりのRyan Eskoの前に立ちはだかり脅して金品を奪い去った。350人以上の子供にプレゼントを渡す予定であっ
たEsko氏は、現金のほかにもパスポート・運転免許証・クレジットカードを奪われ、彼はすぐにアメリカ合衆国大使館のある首都ボゴタBogota市を目指しています。右下は参考写真で、南米での典型的な路上犯罪。 参照記事 参照記事
タイ・バンコクの路線バスサービスを担うバンコク大量輸送公社(BMTA)のスラチャイ総裁Surachai Eamvachirasakul はこのほど、天然ガス車(NGV)バス約500台の導入が遅れれば、巨額の赤字を抱えるBMTAの経営再建計画に影響が及びかねないとの見方を示した。BMTAは入札で民間納入会社ベスリン・グループ社 Bestlin Group にNGVバス489台を発注し(2015年6月)、12月初頭に100台がタイに届けられたが、バスがASEAN加盟国のマレーシアで製造したものでなく中国製であることが判明。関税局が「製造国をマレーシア Malaysia と偽ってASEAN加盟国(中国は入っていない)からの輸入に適用される輸入税免除を受けようとした」としてバスを差し押さえるとともに同社に追徴課税することになった。このため、残りのバス389台がいつタイに到着するかも不透明な状況だ。
同総裁は、「新しいバスが導入されなければ、古いディーゼルエンジンのバスを使い続けなければならず、燃費もメンテナンス費もかかる」としている。納入会社は公社へ約11億円920万ドル(330million baht)の保障金を支払っており、納期が遅れれば、1台に付き1日あたり約56000円(1700baht)を控除することになる。100台納入の際には、370million baht約10億3千万円を税金と罰金で払って納入されたとあるので、すでに大赤字のはずで、また同じことするとは、、。 参照記事 参照記事
この手の入札話には何時も中国が絡んでくる。自国製品への関税には不満たらたらだが、一方でこういう抜け道でせっせと商売する中国。納入会社が欲にくらんだとは言え、全てを知ってて引き受ける中国もしたたかである。今回は賄賂が効かなかったのか?納入会社の予定では年内全車納品らしい。
2017年1月12日:2016年11月2日の中国環球時報によると、中国がマレーシアの鉄道建設プロジェクトを受注している。マレーシアのナジブ首相は11月1日から6日にかけて中国を訪問し、1日には李克強(リー・カーチアン)首相との会談で海軍艦艇の購入や鉄道インフラ建設で合意したとされる。注目は全長600キロ(East Coast Rail Line(ECRL)Project:Tumpat~ Kuala Lumpur)の鉄道建設合意だ。中国がマレーシア輸出入銀行に550億リンギット(約1兆3600億円)の低金利融資を行う契約が盛り込まれてい
る。マレー半島を横断する鉄道によって輸送コストが大きく下がり、さまざまなビジネスチャンスを生み出すと期待されている。来年にも着工し、6年以内に完成する見通しだ。マレーシアは華僑の多い国で、「バスくらいで騒ぐな」とつぶやいているだろう。参照記事
当然国内では中国寄りの風潮に反発する声もあり、2017年1月12日、マレーシアのムヒディン・ヤシン前副首相が「中国の投資は歓迎しない」と発言したことに対して批判の声が聞かれていると、中国の環球時報が伝えた。前副首相は、中国の投資を促すナジブ首相を批判し、「中国の投資がマレーシア人の職を奪い、現地人と現地に住む中国系住民の不幸の源となる」と語った。現地の中国大使館関係者は、「一部の政治家は、在任時に中国とマレーシアの友好を強調し中国の投資を後押ししようとするが、ひとたび権力を失うと民衆の嫌 中感情をあおり立てる。中国は他国の内政に干渉しないとの原則を堅持するが、中国とマレーシアの協力関係が手段を選ばない策略により破壊されることは望ま ない。両国の協力はマレーシア人に利益をもたらす。『中国の投資がマレーシア人の職を奪う』というのはでたらめだ」と批判したと書かれている。参照記事
上記の計画に平行して、マレーシアとシンガポールは2016年7月19日、全長350キロのクアラルンプールーシンガポール高速鉄道(Kuala Lumpur–Singapore:HSR=High Speed Rail)の建設に関する了解覚書に調印し、両国は2016年12月13日に建設関する合意文書に署名した。中国メディアによれば、シンガポールとマレーシアを結ぶ高速鉄道は東南アジアで初となる越境高速鉄道だと伝え、プロジェクト総額は150億ドル(約1兆7379億円)規模に達する見込みと紹介している。全長350キロメートルの同高速鉄道は2026年の開業を目指しており、いよいよ本格的な受注競争が始まる。ここまでの流れをみれば中国が優位だろう。参照記事 参照記事
2017年8月23日:バンコクで路線バスサービスを提供するバンコク大量輸送公社(BMTA)が過去に輸入税の脱税が発覚し、契約破棄となったベスリン・グループ社をブラックリストから外すのを決めたことに各方面から批判が出ているが、ピチット副運輸相はこのほど、この決定についてBMTAに再考を促したことを明らかにした。BMTAは同社を出入禁止としたものの、しばらくして方針を変更して新たなバス調達の入札に同社が参加するのを許可した。このため、「政府の腐敗一掃の方針に真っ向から反する」といった批判が出ていた。運輸相によれば、ベスリン・グループ社をブラックリストから外すとの決定はまだ正式なものではなく、話し合いの余地があることから、政府は決定について再考するよう求めたものという。参照記事

現地2016年12月19日、相当に大規模なISの攻撃が、パルミラPalmyraからホムスHomsの街道上のほぼ中間にあるティアスTiyasで行なわれ、近くのティアス空軍基地T4 (Tiyas) Military Airportは奪還される危機を脱し、一時包囲された水源管理施設T-4 Pump Stationもシリア軍SAA(Syrian Arab Army's)の地上軍と空軍により解放され、IS兵士50人以上を殺害し、戦車や自爆車輌を含む多数の装甲車を破壊したが、ISの攻撃の規模は、先の12月11日のパルミラ奪還攻撃に匹敵する激しいものだったと報告されている。さらにシリア軍は19日午後、基地の西部Al-Raddad( Sharifah近く)も制圧し、戦線を拡大した。
この戦闘では、シリア軍のヘリが、ISの対空機関砲ZU-23-2 anti-aircraft autocannon(ロシア製 低空用)で撃墜され2名が死亡している。パルミラを退却したロシア軍が放置したものの可能性があり、パルミラがISに占拠された際に懸念されていたことが現実になったようだ。(写真左はZU-23-2 参考写真)
この地域はこれまでもISが幾度も攻撃をかけてきた地域で、上の2016年5月の拡大図でも、紫色のISの支配地域から、今回とほぼ同じ場所が攻撃されている。現在まだパルミラにいるISが、ホムス東部へ戦線を拡大しようとしているのが分かる。上の図の左は、2016年12月19日作成の支配地域区分図。FSAと書いてあるのは、穏健派イスラム反政府組織と見たほうがいいだろう。写真右は、雪が積もる中、T-4基地を攻撃するIS 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年12月追記:アレッポ東部陥落が迫る中、ISがパルミラ制圧 シリア
ドイツの首都ベルリンBerlinで現地2016年12月19日午後8時15分ころ、25tトラックがクリスマス市Christmas market(動物公園駅Zoologische Garten train station近くKurfuerstendamm Boulevard付近)に突っ込み、12人が死亡、50人のけが人が出ている。
トラックを運転していたと見られる人物は逃走を試みたが、逮捕され、同乗者は死亡していた。
トラックが突っ込んだクリスマス市はベルリン中心部の広場にあり、クリスマスツリーの飾りや菓子などを販売する屋台が並び、多くの市民や観光客でにぎわっていた。事件直後の映像
クリスマス市に突っ込んだトラックはプレートナンバーからポーランドに登録された車両で、盗難された可能性がある。
ポーランドの運送会社の関係者の話によると、運転手と午後3時から連絡が取れない状態になり、事件に巻き込まれた恐れがあり、運転席で死亡して発見された男性が、この7トントラックの本来の運転手で、事件の前に殺害されていた可能性がある。エンジンのGPS記録から、イタリーから鉄材を積んでポーランドに向かうトラックは、20日朝8時に荷を下ろす予定で途中のベルリンで休憩していた。運転手と連絡が不通に成った19日午後3時44分にエンジンがかかり、しばらくの中断後エンジンが再び繋ったが移動
しない状態が50分ほど続き、この間誰か別の人物がトラックの運転を試していた可能性があると会社側が語っている。その後7時34分にエンジンがかかりベルリン市内に向かったとされる。逮捕された男の国籍など不明だが、今年2月ころドイツに入国したアフガンかパキスタンからの亡命希望者との報道もある。米国紙が、ツイッターの調査から、過激派が犯行を主張しているとの記事があるが、これも公式に確認はされていない。参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 2016年7月、フランスのニースで起きた、群集へトラックで突っ込んだ事件とよく似ている。過去ブログ:2016年7月仏南部ニースで群集にトラックでテロ 84人死亡
2016年12月20日:トマス・デメジエール(Thomas de Maiziere)内相は、容疑者はパキスタン人で、2015年12月31日にドイツへ到着し、亡命を希望していたと語った。また、攻撃への関与を否定しているという。ドイツには、昨年1年間で89万人の亡命希望者が入国。受け入れ批判派からは、難民流入は治安に対する深刻な脅威となるとの声が上がる中、今年はさらに30万人が到着している。参照記事
2016年12月21日:イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)系メディアAmaq News Agencyは20日、事件の実行犯について「ISの戦士“a solder of the Islamic State.”」などとする事実上の犯行声明を出した。ドイツ連邦検察当局は20日、逮捕していたパキスタン人の男性(23)を嫌疑不十分で釈放した。捜査当局は実行犯はまだ逃走中とみて追跡に全力を挙げるとともに、武器を所持している可能性があるとして、警戒を呼びかけている。参照記事 この後の経過:2016年12月クリスマス市での暴走テロ犯を指名手配 ドイツ
スイスSwissの首都チューリッヒの中央駅近くで現地2016年12月19日午後5時半、ソマリア人 Somalisが多く利用するイスラムセンターIslamic Centre on Zurich's Eisgasseに銃を持った男が押し入り銃を乱射、3人のソマリア人が負傷し、2人は重症といわれる。黒っぽい服装に黒っぽい帽子姿の30代と見られる男は逃走した。
警察は近くで男性の遺体を発見しているが、20日午前の時点では、事件の詳細や、この事件との関係などの発言を控えている。人口830万人のスイスの3分の2はクリスチャンだが、最近はユーゴスラビアからのイスラム難民の流入などで人口の5%までイスラム系住民が増えている。2009年の国民投票では、 minaretsといわれるイスラム施設の尖塔の新たな建築は禁止された。同施設では、これまでこのような事件は起きていなかった。参照記事
2016年12月21日:警察は、現場から300mほど離れた場所で発見された遺体が襲撃した犯人だと断定し、死因は自殺であり、死亡した容疑者は、スイスの市民権を持つ24歳のガーナ人 24-year-old Swiss citizen of Ghanaian origin で、過激組織や宗教的な背景は無いと公表した。名前は公表されていないが、数年前にバイク窃盗の犯歴があり、18日にチューリッヒで刺されて死亡した南アの男性とは知り合いで、容疑者ともめていたとされ、遺体で見つかった容疑者が殺害した可能性がある。モスク襲撃の動機は不明だが、男の過去の言動から、警察は男がイスラム教徒に対して反感を抱いていた可能性もあると見て、動機の解明を進めている。参照記事 参照記事 参照記事

イエメンYemen(Jemen)では、サウジアラビア(米国支援)などが支えるスンニ派「ハディ Hadi暫定大統領派:正規イエメン軍」と、旧政権支持イラン支援シーア派反政府武装組織「フーシHouthi」との間で争いが続いている。首都サヌアSanaaはフーシが占拠しており、ハディ派はアデンAdenを拠点としている。イエメンでは、内戦により約1万人の死者が出ているほか、数百万人が支援を必要とする状況に陥っている。混戦状態の中、さらにイエメンでは特に南部でのアルカイダ(Al-Qaeda)系IS組織「アラビア半島のアルカーイダAQAP」が地場の反政府部族民兵と連携して支配地を拡大させ、戦況を更に複雑化させている。
イエメンの南部の都市アデンの軍事基地al-Sawlaban military base近くで2016年12月18日、自爆攻撃があり、当局者によれば、少なくとも兵士52人が死亡し、30~60人以上の負傷者も出ているという。
イランとサウジの代理戦争とも言われるイエメンの戦況は激化する一方だが、今回の自爆については、ISが犯行声明を出し、兵士に変装し自爆ベストを着た実行犯が、給与の配給で集まっている兵士の中で自爆したと主張した。同地域では、1週間前の12月10日にもISの自爆攻撃で兵士ら35人が死亡している。
2015年4月前後からイエメンに独自の組織を結成したスンニ派ISは、シーア派フーシ勢力Shiite Houthisを敵対視しているが、ハディ派イエメン軍との戦闘も南部で繰り返し、2015年にはISがアデンを政府軍から一時占拠している。左は、イエメンに上陸したころのIS 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 記事と映像 過去ブログ:2016年4月停戦協議中のイエメンで ハディ派攻勢に出る 2015年12月イエメンでISの爆弾テロで州知事死亡 2015年4月イエメンの大混戦の状況と米国の苦悩
*まだフーシ派が参戦していない2012年当時、イエメンの反政府過激派は、アルカイダ(Al-Qaeda)系の「アラビア半島のアルカイダ:al Qaeda in the Arabian Peninsula 」(AQAP)とされていたが、イ
エメンのアルカイダ系指導者死亡後IS組織が2014年に活動を始め、現在メディアのほとんどが、イエメンで現在活動する過激派を「アルカイダ系とIS」または「ISグループIslamic State group」と、両組織が共闘、または同一組織のような、あいまいな表記をしている。今回のISの犯行声明では「Aden-Abyan Province of the Islamic State (IS) in Yemen(イエメンのアデン、アビヤン県のIS部隊:IS Division)が70人以上を殺害したと主張し、自爆ベストを着た実行犯と思われる男の写真:右 を載せている。参照記事
現地2016年12月18日、住民、反政府兵士避難のバスが到着し、アレッポ東部からの最終的な避難が再開された。妨害や発砲により死傷者を出したのはシーア派民兵と書かれているが、はっきり書けばイラン側指揮下のシーア派兵士、民兵の仕業だろうと、これまでの各地からの報告から推測できる。右は、アレッポから出発するバスの列。
シリア内では、レバノンに近い Madaya 、Al-Zabadani地域の住民も食料、更に積雪を前に燃料の不足から住民の避難や人道支援が必要とされている。この地域は、反政府側、シリア政府側に包囲され孤立化し、多くの病人も出ているといわれる。シリア国内には、支援を必要とする地域が40箇所程もあるとされ,、アレッポからの難民が到着する予定のKefraya 、 Fua(Fuaa,Foua)村は、そこのシーア派(Twelverと英語表記される十二イマーム派、レバノンからのシーア派 分布図 参照記事)住民が反政府側に包囲されているといわれている地域で、今回、政府側の要求で、シーア派村民の避難(村からの脱出)を受け入れることを反政府側が17日に合意していた。19日の記事では、イドリブ
Idlib付近で、村民を移送するために村に向かっていたバス5台が武装した集団に止められ、一部は放火されて炎上した。アレッポからの避難民と交換に強制的に避難させられるシーア派住民が反抗に出たとしてもおかしくないが、記事では、シリア政府を支持する集団の犯行とも、過激派反政府側の仕業とも書かれている。状況はこれだけ見ても非常に複雑で、複数の記事を読んでも時系列で明確な状況は把握できない。結果的にアレッポからの移動が中断され、避難を待つ数千人の住民らが16日以降、18日も氷点下の寒さの中で路上や廃墟で眠る生活を強いられているとの情報が入っている。支配地域図は12月19日の大体の状況で、アレッポ北部は、トルコ支援のFSAがIS攻撃に出ているので、オレンジでトルコ側支配としてある。過去ブログ:2016年12月アレッポで停戦再開、残る反政府側地域から全面撤退開始 参照記事 参照記事 参照記事