2016年10月
同地域での発見は2012年に遡り、2013年3月に東京大学大学院工学系研究科 エネルギー・資源フロンティアセンターの加藤泰浩教授と(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)の共同研究チームにより調査結果が公表されていたが、今回その後の新たな分析、調査結果が報告され、南鳥島沖のレアアース泥が、重要な重レアアースであるジスプロシウムDy、テルビウムTb、ユウロピウムEu、イットリウムY、軽レアアースのネオジムNdを加えた5元素の他に、貴重なスカンジウムSc :Scandiumを豊富に含んでいることが強調されている。2014年の時点で、5年以内の開発が可能として6000m前後の海底からの具体的な採掘プランも公表されていたが、具体的な開発が加速されれば確実に日本がレアアース資源の価格をコントロールできるだけでなく、深海での開発、採掘技術を世界に売り込むことも可能になる。加藤教授はハイテク素材に欠かせないレアアース泥を約5年前、太平洋のタヒチ沖やハワイ沖の海底で世界で初めて発見している。参照記事1 参照記事2
最近の報道では、日本などによる、レアアースを使わない代替技術の開発による需要の減少、最大供給国中国国内の乱獲、闇開発で過剰在庫を抱えた中国のレアアース価格は37%も下落していると言われ、レアアース産出トップの位置を維持したい中国の通信社、新華社は2015年6月《中国 インド洋で埋蔵量が豊富なレアアース鉱を初発見》と報じたが、実はこれも加藤教授らがその2年前に国際学術誌に発表済みのものだった。発見の手柄の既成事実化は、日本の領土である尖閣諸島を自国領と主張し続ける手法と同じだと産経が書いている。参照記事 参照記事
鉱物としてのレアアースには、その必要に応じた高度で精密な精製、加工が必要で、日本にはその技術があり、現在も日本は製品化したレアアースの輸出国として世界でもトップクラスの位置にいる。 *二次電池用の需要の高いリチウムは南米のチリが最大の産出国で、少数の企業による供給と世界的需要の急増で価格は上昇傾向にあり、豊富に含む海水からの抽出が期待される一方、日本はリチウムに変わる技術の研究で実用化にかなり近づいている。過去ブログ:2016年10月リチウムに変わる夢の“次世代蓄電池に実用化のメド ほか
入れ替わりに、筆者がメスと思っているシロが暗くなってから来るようになり、今も毎日来ているが、臆病なのか、めったに姿を見せない。生態にそれほど詳しくはないが、春先からの子育ても終わり、平次は、また別なメスと一家を構えるために旅に出たのでは想像している。我が家の縄張りは、少し小柄なシロ一匹に引き継がれたのだろう。小柄だが、東から別なキツネが来れば、果敢に追い払う気丈夫なキツネだ。
振り返れば平次は実に子煩悩なオスで、夏の暑い日、元気な2匹の子キツネを広い麦畑で遊ばせているのに遭遇した。子キツネ2匹は目の前の一本道の上に出ても飛び跳ねて遊んでいた。遅れて麦畑から出てきた平次は、暑さで息遣いも荒く、道路の上で横になってしまったが、子キツネからはしっかり目を離さなかった。上の写真は、餌を口に子供たちに餌を運ぶ様子で、餌運びは雨の日も、1日として怠ることは無かったが、子キツネには自然の餌で生きることを教えるためか、一度も餌場につれてくることはなく、子キツネたちもしつけを守り、姿は見せても一定の距離以上我が家に近づくことは無かった。 平次の元気な姿をまた見れる日が来ればと願っている。最後に見た平次の尻尾は、しっかり太く冬用になっていた。
白猫のフーも元気で、お互いいい歳になったが、毎日べったりの日を過ごしている。写真は、筆者の枕の上で陽を浴びている姿で、家の中ではどこでも一緒で、風呂に入っていても必ず居るのを確かめに来る。以前は早く出てきてと鳴いて催促されたが、最近はそこまではしなくなった。
もう一匹のネコのミーとフーはたまに遊ぶ程度で、フーが常に一緒に居るのは筆者とだけ。お互いに考えていることが目を見れば分かるので、一日一緒でも飽きることがなく、かわいさは子猫のときと全く変わらない。小さいころ、あんなに病気がちだったのがウソのように元気で、筆者が考案した毎日のマッサージが大好きで、尻尾の付け根を揉むと必ず「ニャーン」と声を出す。このブログは、書き始めはフーの日常の記録で、もう、すでに10年以上が経過した。
今年の初雪は1週間ほど前だったが、今はまだ雪は積もっていない。雪が降れば野鳥たちへの餌の用意が始まる。今は小雪が降っている。
以前の報告では、2008年にいったん「ケシ根絶」が宣言された東部ナンガルハル(Nangarhar)州では2012~13年にケシ栽培が4倍にも膨れ上がっている。左図では、ナンガルハル州にIS、及びその同盟系が拠点を置き、治安の悪化から国連の活動が事実上不可能になっている。ナンガルハル州は、パキスタン国境の違法銃器製造や交易の要衝として有名なカイバル峠Khyber Passに隣接しており、ヘロインと銃器を交換するのはいとも簡単だろう。長年密輸には、パキスタン北西部の地域部族や軍、警察が絡んでいると言われている。アフガンで最大のケシ栽培地はヘルマンド州Helmandで、過去にはここがタリバンの拠点だった。 過去ブログ:2016年10月タリバンの攻勢でアフガンの緊張高まる 10月ISの資金源 イラク北部ケシ畑をイラク軍が破壊 4月アヘン狙いでタリバンがアフガン南部で拡大 アフガン 2009年10月タリバンとヘロイン 反米闘争の資金源 12月アフガン戦争とサフラン
2016年10月30日:アフガニスタン北部のジョズジャン(Jawzjan)州で10月28日夜、女子校が武装集団に焼き払われる事件があった。犯行声明は出ていない。が、これまでの経緯から旧支配勢力タリバン(Taliban)による犯行との見方が強く、武装集団は28日午後10時(日本時間29日午前2時半)ごろに校内に押し入 り、警備員を襲った後、椅子や本、教室に火を放った。その際、武装集団は、少女らを二度と登校させないよう警告したという。アフガニスタンでは過去2か月に300以上の学校が破壊されており、その大半にタリバンが関与していた。参照記事 下の地図は、上の勢力図とは別解釈の勢力図で、2015年末のアフガン・タリバン、IS同盟系タリバン(東南部に集中)の活動と攻撃範囲で、北部勢力が活発に地域を制圧し南下傾向にあり、首都カブールKabulは、東部タリバンの活動地域に入っている。南北のタリバンでは、指示系統が別と言われ、北部勢力は原理主義の傾向が強い。アフガン北部は、アフガンの中でも低収入の地域。1996年から 2001年までタリバン政権がアフガンを支配したが、米軍の侵攻で敗退した。米軍は現在も警護として駐留している。 英文記事 過去ブログ:2016年10月タリバン アフガン北部の奪還作戦にでる 2012年1月アフガンの15歳の監禁妻 インドへ
2016年11月1日:IS、またはタリバンのIS同盟系がナンガルハル(Nangarhar)州に集中しているが、ロイター通信によると、ナンガハル州の報道官は、「10月31日月曜午後、ナンガハル州の州都ジャララバードJalalabadで部族会議が襲撃され、幹部1人を含む12人が死亡(ISの犯行声明では15人殺害、25人負傷)、6人が負傷した」と発表した。この攻撃の死傷者の多くは民間人だった。ナンガハル州の報道官は、メディアに対し、「この攻撃は自爆テロだった」と語っています。今回の攻撃は、ISがこの1週間にナンガハル州で行った2度目の犯罪で、ISは10月24日にも、ナンガハル州の部族の要人10人を殺害しており、ISの勢力はナンガハル州に広がっており、一部の行政区を管轄下に置いている。ISの犯行声明を伝える記事では、犯行動機は「背教者“apostates.”」への攻撃とされている。 参照記事 英文記事
2016年11月3日:アフガン北部クンドゥーズKunduz州へタリバンを攻撃する米国主導の有志国軍による空爆が行われ、子供を含む民間人少なくても30人が死亡、25人以上が負傷したと報道された。2016年10月、タリバンは州の州都クンドゥーズを制圧し、今回の空爆はアフガン軍の奪還作戦に合わせて行なわれた。アフガンには現在も、国際軍数千人が駐留している。参照記事
11月3日の報道では、空爆前、クンドゥーズでタリバンの攻撃により米兵2名が死亡、2名が負傷している。オバマ政権は2015年10月、2016年は駐留兵を9800人、2017年は5500人と減少し、完全撤退を目指すとする計画を発表し、タリバンを確実に弱体化させるとしていたが、現実には、タリバンの攻勢は増加傾向にあり、完全撤退は遠のいたとされる。 参照記事
中国共産党はこれまで毛沢東、鄧小平、江沢民の3氏だけを核心と呼び、集団指導体制の色が濃かった胡氏の時代にこの表現はなくなった。習氏は1期目の任期を1年残し、歴代の3人の指導者と並んだことになる。共産党は集団指導の原則は変えないものの、コミュニケが核心と明記したことで習氏への権力集中が一段と進む可能性がある。
一方で公表されたコミュニケでは、集団指導体制を維持することの重要性を強調。集団指導体制は「常に守られるべきで、いかなる状況、または理由においても、どのような組織や個人によっても破られるべきではない」とし、毛沢東時代の反省から設けられた「個人崇拝」禁止を強調した。その上で、すべての党員は「習近平氏を核心とし、中央委員会を中心に結束すべき」とした。新人事を決定する党大会は、2017年下期に開催される予定で、立場をさらに固めた習氏は自らの息のかかった側近をできるだけ多く常務委に送り込むとみられている。参照記事
この状況を独裁体制の成立とみる筆者は、習近平国家主席が、彼が尊敬する毛沢東に匹敵する神格化へ向けて「1強体制」を構築していると判断している。こうするしか、蔓延した党内腐敗の排除や中央集権の維持は困難なのが中国なのだろうが、その個人が抹殺されれば体制が簡単に崩壊する危うさも見えてくる。また、習近平も父親の特権で裕福になった一族の一員であり、政敵を攻め、排除する時期から、頂点に達して守りに入れば、彼もまた江沢民と同じような強大な派閥を構築するだろうと想像するのが自然だろう。
習近平主席は1979年、26歳の時に、元人民解放軍幹部だった父・習仲勲の命令で、中央軍事委員会のオフィスで働くことからキャリアをスタートさせた。以後、中央軍事委員会主席に収まった現在に至るまで、そのキャリアの大半で、軍務を兼務してきた。このような政治家は、中国では他にいない。おそらく本人は、常に半分軍人のような気で、キャリアを歩んできたのだろうと人物像が描かれている。
筆者の知る限り、彼の軍部でのキャリアは文官としてのキャリアであり、実戦経験も無ければ、作戦に参加した経歴も無いように思える。その程度の人物が「1強体制」のトップに上り詰め、文民統制の及ばない独裁体制の中で、軍部を自由に操れる地位に着くのだから恐ろしさも感じる。トップに上り詰めた人間の常で、自身の力を誇示したい誘惑に負け、そのうち軍を自由に動かしたい衝動に駆られるだろう。どこの国の独裁体制のトップもこの過ちを犯す。カダフィ、フセイン、アサド、金正恩、エルドアン、プーチンもその類だ。彼らに共通するのは、歴史の中で戦争が必然だと思っていることで、話し合いより先に戦争を振りかざす。権力に登ったものが、自身を優秀な選民による権力者と思い込んだとき必ず犯す、幼稚な過ちである。 朝鮮戦争のときに毛沢東は「たとえアメリカが中国に原爆を落として1億人死んでも、10
2016年2月1日、習近平主席が最も重要視する200万人民解放軍の各戦区10人の将軍に向け、国歌斉唱の後、軍旗の発布と辞令交付を行い、連合作戦指揮機構設置を宣言し「今回の措置によって、わが軍の連合作戦システムは歴史的な進展を見せ、『戦争ができ、戦争に勝つ』軍隊となり、国家の安全を維持・保護し、重大で深遠な意義を持つようになるのだ。各戦区は、党の新たな形勢下での強軍の目標と方針を貫徹しなければならない。今後は軍事委員会がすべてを統括し、戦闘は戦区が行う。軍は党の指揮に絶対忠誠を誓い、謀略を図り戦争に勝つのだ!」と発言し、この時人民解放軍は、中央軍事委員会主席である「習近平の軍隊」に名実ともになったと言われている。10月27日と合わせ、習近平国家主席の統一の悲願は形成されたかに見える。参照記事
南シナ海については、オランダ・ハーグの仲裁裁判所による国際法違反の判決が出て、中国が不利になったのもつかの間、提訴の当事者であるフィリピンが棚上げの姿勢を見せたことで中国の思う壺になった。ドゥテルテ大統領はその見返りに、麻薬中毒者の更生施設のために90億ドル(約9300億円)の中国からの低金利ローンを支援を取り付け、150億ドル(約1兆5500億円)に達する13項目の経済協力案件に署名し、中国に鉄道などのインフラ、製鉄所の建設などを着手させる意向だ。さらに輸出商品であるフルーツについても、37品目の輸入を中国に認めさせ、中国はフィリピンに渡航する旅行者に警戒情報を出していたが、それも解除する見通しだとされる。「中国の助けがなければ、フィリピンは発展できない」というドゥテルテ大統領の発言に、恐らく習近平はほくそ笑み、うぬぼれは頂点だろう。海賊とギャングだから取引が成立したと思えば不思議ではないが、、。
すでに英国のファロン国防相が、800人規模の部隊をエストニアに派遣すると発表。また来年には、4カ月にわたってルーマニアに空軍のタイフーン戦闘機を派遣すると明言した。NATOの発表によれば、カナダ軍を中心とした多国籍部隊がラトビアに、ドイツ軍中心の多国籍部隊がリトアニアに、英国軍主体の多国籍部隊がエストニアにそれぞれ展開する予定だ。ポーランドには米軍中心の多国籍部隊が展開する。またノルウェー政府は24日、米海兵隊の330人の部隊が2017年1月から同国の海軍基地に駐留すると発表した。多国籍軍の各国への配備を図にしたのが左上 参照記事 参照記事
冷戦時代に米国とソ連の間で中立を標榜し、その後欧州連合(EU)に加入しながら北大西洋条約機構(NATO)には合流していないフィンランドは、2016年米国との防衛協定の締結を準備し、フィンランドは先立つ2016年8月24日、自国領土で初めて仮想敵軍の空襲に対抗する米国との合同空軍訓練を実施した。これはフィンランドが米国の安全保障の傘に入ったことを意味し、2014年のロシアのウクライナ侵攻とクリミア半島編入後、ロシアに対する警戒心が高まったためといわれる。同じ北欧の、ロシアの顔色をうかがってNATOに加入しなかったスウェーデンは、すでに2016年6月に米国と防衛協定を締結した。先に記述したように、今回NATOが多国籍部隊派遣を決定した事で、すでにロシアは対抗策で、ポーランドとリトアニアに挟まれた自国の飛び地カリーニングラードKaliningrad へ核搭載可能なミサイルの移動を開始している。
結果的に、軍事面での中道、中立政策を維持できなくなったフィンランド、スウェーデンを、フィリピン当たりも参考にすべきだろう。ドゥテルテ大統領は、当面、経済と軍事を分けて中国との外交を維持したいのだろうが、経済活動を対外戦略とみる中国が、いつまでもおとなしくしているとも思えない。とりあえず中国は、大艦隊の完成まではおとなしいだろう。中国初の国産空母は間もなく完成し、2018年には海軍に正式に引き渡されるといわれている。それより、フィリピン軍は否定しているが、クーデターの噂も流れる中、ドゥテルテ大統領はいつまで政権を維持できるのか? 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年10月危うい駆け引きをするフィリピン 9月フィンランドと結束を強化する北欧、バルト諸国 6月NATOの対ロシア防衛強化 5月NATO、 ロシア向け防衛を強化と北欧
2016年11月4日:前述の北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグJens Stoltenberg事務総長は、NATO加盟諸国へのロシアからの脅威はないとし、ドイツの放送局「ドイチェ・ヴェレ」のインタビューで次のように述べた。タス通信が4日報じた。ストルテンベルグ事務総長は、NATOは「ロシアとの冷戦状態にない」と強調し、「しかし我々のパートナーシップは、我々が冷戦後に到達したいと望んだレベルではない」と付け加えた。参照記事
NATO加盟国の中でロシア警戒の動きが明確な中での、事務総長のロシアとの緊張を望まないとの発言をロシア紙が報じている。不必要な緊張の緩和と多分に政治的駆け引きを含んだ発言だろうが、どの国もウクライナの二の舞は避けたいだろう。特にソビエト時代の衛星国家群は、、。
過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(IS,ISIS)」のイラクの最大拠点であるモスルの奪還作戦が進む中、ISがシリアから「自殺部隊 Suicide squads」をモースルMosulに送り込んでいる可能性があることが2016年10月27日までに分かった。目撃者がCNNに明らかにした。
目撃者によれば、ISが「首都」と称するシリア・ラッカRaqqaからモースルへ過去2日間で新しく数百人が入ったという。彼らは他のメンバーとは異なった特徴的なユニホーム“distinctive uniforms”を身に着けた外国人戦闘員で、自爆用のベルトや軽量兵器を保持していた。現在の戦闘でも、すでに多数の自爆攻撃が確認されている。映像:イラク軍の戦車にISが車輌で自爆攻撃
ISによる報復的な虐殺の報告も相次ぎ、10月20~21日には、モースル南部で子供を含む村民284人が虐殺され、22日にはモースル南東部で村民40人の虐殺が確認されている。 命令や戒律違反の住民を捕獲しても、ISは資金や物資の不足から住民を維持できないため殺害しているといわれている。モースル南部Qayyarahに避難キャンプが設営され、10月23日時点で約1万人がモースルから避難し、その数は増え続けている。映像 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事
左はモースルの市街地で、ピンクが市庁舎のある中心地。オレンジのラインは戦車や車輌を防ぐ堀割りTrenchesで、ISはここに原油を流して火をつけ、道路ではタイヤを燃やし、付近の化学工場にも火を放って黒煙で空爆を妨害したと報告されている。市街から数キロ離れた原油パイプラインも炎上している。米軍当局者は、市街地への攻撃が始まってから(10月17日より)、すでに800~900人のIS兵士が殺害されたと語っている。参照記事 昼間でも暗いモースルの記録映像 記録映像 記録映像
2016年11月7日:モースル市内へ南部、東部から侵攻したイラク軍は相当な反撃を受け、路地に突入した数十台の車輌が全滅に近い打撃を受けたとのレポートも在る。映像はそれを物語るような状況を写している。軍と同行したメディア記者が、一時孤立したとの報道も目にしている。ISには、イラク軍シーア派民兵を警戒するモースル住民からなる民兵も参加しているといわれ、反撃は熾烈で、イラク側の士気は低下していると報じた記者も居る。 モースルのISについては、市内で、戦闘中の怠慢delinquencyや異教徒infidelsを理由に、仲間をナイフで斬首しているとの報道がされている。左下は、過去の報道写真。 参照記事 参照記事 ツイッターでの映像 YOUTUBEでの同じ映像 記録映像 記事と記録映像:IS側撮影
米カリフォルニア州ハリウッドの大通りの歩道に埋め込まれている、ハリウッドセレブや著名人らの名前が刻まれた星形の敷石*「ウォーク・オブ・フェームWalk of Fame」で2016年10月26日早朝、米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏(70)の敷石Donald Trump's Walk of Fame star(2007年設置)が男によって破壊された。米メディアが報じた。警察が器物損壊事件として調べている。YOUTUBE映像 別映像
米芸能メディア「デッドライン・ハリウッド」(電子版)が報じた犯行を撮影した映像によると、26日午前5時45分ごろ、建設作業員のような格好をした男 がハンマーやツルハシなどを使って、トランプ氏の名前を破壊した。男は事前に歩道に工事現場の表示板などを設置していた。参照記事 英文記事
*ハリウッドの、ハリウッド大通りとヴァイン通り沿いの歩道約5kmほどの間に、エンターテイメント界で活躍した人物の名前が彫られた2,000以上の星型のプレートが埋め込んであり、観光名所となっている。
ISの戦闘員と家族が毎日、数十人単位でモスルを脱出し、 イラク北部シンジャルSinjarの南方に位置するIS支配地区、バージBaajを通ってシリア側へ越境している。このルートは全区間、IS支配下の避難路に沿ってい るという。同指導者によると、ISとつながりのない避難民は、クルド人が支配するシリア側の町、ホウル(=アルホルAl Hol,アルフルAl Hool,Al Hawal,Al Hawl、難民キャンプがある)にたどり着くケースが多いと報じている。参照記事
右上の2015年末ころの地図では、シンジャルSinjarの南にバージBaajがあり、ピンク色でIS支配地域に区分されている。シンジャル付近はクルド軍が配置についており、さらにトルコ軍もいる可能性があり、北側が東西に長い山岳地でシリア側へのISの通過は不可能とされる。残虐さで有名になったイラク軍*シーア派民兵は、モースルのスンニ派アラブ系住民への報復行為を避けて郊外のTal Afarに配備されているとされ、街の解放と同時に、逃げ込んで来るISを待ち伏せしていると言われる。
今後の問題は、100万人以上と言われるモースルの住民が大量に避難を始めた場合の収容場所と経済支援で、一時的でもイラクや北部クルド自治国にも相当な負担となるだろう。26日の時点で1万500人余りが避難したということで、国連は、作戦開始からの数週間でその数は20万人に上るおそれがあるとしている。奪還作戦が急がれるのは、雪が降る前に決着をつけるためで、遅くても11月半ばまでのモースル完全解放が望まれていて、これを反映してか、この1週間に実施した空爆の回数は、有志連合がISへの攻撃を開始してから最も多かった。左の地図の赤いラインは、クルド側メディアの公表したクルド側防衛ラインで、オレンジ色がクルド国家KRG。参照記事 過去ブログ:2016年10月トルコがモースル攻撃参加を要請 イラク「必要ない」 8月拡大化するイランの軍事力と影響力
*シーア派の民兵組織「人民動員隊:People's Mobilization Forces、 Popular Mobilization Units(イラク・マリキ政権時結成のシーア派武装組織ハシュド・シャービ 、ハシド・アル‐シャービ:Hashd Shaabi、Hashd al-Shaabiを含む)」
2016年10月27日:クルド自治国家東部スレイマニヤ州Sulimaniyah Provinceのダーバンディカン市 Darbandikhanでは26日、小規模だがクルド自治区内からのトルコ軍撤退を求めるデモが発生したと報じられている。イラク政府もトルコ軍の国内駐留を非難しており、市民の自発的なデモというより、政治的な裏工作にも見えるが、、。参照記事
イラクへISが侵攻した当初から、政権を追われたサダムフセイン政権時の軍関係者らがISに参加していたことは確認されているが、10月25日、キルクークKirkukの南35キロで、前フセイン大統領 former Iraqi President Saddam Husseinの従兄弟 Nizar Mahmud Abdul Ghaniが、イラク軍にISメンバーと共に逮捕されたと報じている。彼は、最近10月21日のISによるキルクーク攻撃に関係していたとされ、銃火器なども押収されている。先週100人ほどのISの攻撃を受けたキルクークでは、現在もクルド治安部隊による残存IS兵士の捜索が続いている。参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年8月イラク北部 ISが逃げ惑う住民を盾にとり殺害
アフガン当局者は、アフガンで活動が禁止されているLashker-e-Jhangvi group(ラシュカレジャングビ:パキスタンのアルカイダ系スンニ派イスラム過激組織)の犯行では無いかと語っている。 クエッタでは最近では、スンニ派イスラム原理主義のタリバンが、世俗的弁護士らを狙って自爆テロを行い、74人以上が死亡する事件が起きていた。パキスタンは長年アフガン国境付近の反政府組織攻撃を行なっているが、今もシーア派、軍や警察を狙ったテロが多発している。 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年8月パキスタンで自爆テロ 弁護士ら74人死亡 2011年12月ボン会議の最中、アフガンでアルカイダ、タリバン反目か、
2016年10月25日:アルジャジーラは25日、警察訓練学校で60人以上が死亡し、犯人は3~6人で主にパンジャブ州Punjab province で活動する反政府組織パキスタン・タリバンに属するLashker-e-Jhangvi (ラシュカレジャングビ LeJ)が犯行声明を出したと当局者の発言を報じている。目撃証言では、襲撃の際、少なくても3回の爆発音が聞こえ、同施設は過去2008年、2009年にロケット弾による攻撃を受けたことがある。襲撃の数時間前には、クエッタの南145キロのSurabで通関職員2名がバイクに乗った男達に射殺される事件が起きていた。参照記事過去ブログ:2011年10月宗教、部族問題複雑化 パキスタン アフガン
2016年10月26日:最終的な被害は、少なくても死者61人、負傷者170人とされ、クエッタに到着したパキスタンのシャリフ首相Pakistani Prime Minister Nawaz Sharifは、犯行は武装集団ラシュカレジャングビ (LeJ:Lashker-e-Jhangvi armed group )によるものと語った。(この組織のリーダーMalik Ishaq:右 は2015年7月末、シーア派教徒殺害の容疑で警察に身柄を確保されていたが、支援者らと逃亡を図り警官隊と銃撃戦の末、息子二人、支援者11人と共に殺害された。)参照記事
今回、訓練生らが就寝中に襲撃が発生し、襲撃犯2名が自爆し(3人全員とも)、イスラム・スンニ派反政府組織 LeJ の分派右翼組織アル・アラミAl Alamiが実行組織として確認された。LeJはこれまで、パキスタンで過激なシーア派攻撃を行なっていたことで知られる。襲撃はアフガンから指示を受けた、覆面姿の3人の兵士(左が25日公開された3人)で行なわれたことが、通信を傍受して判明したと政府側が発表。数日前から攻撃があるとの情報を入手し、クエッタの警戒が強化されている中犯行が起きた。パキスタンには、ISも最近数年で侵入したという見方がされており、宗派対立をあおって紛争を起こし、パキスタンのパキスタン・タリバンPakistani Talibanと組んで勢力を拡大させる可能性があると懸念されていた。左が今回、警察施設に自爆攻撃をした3人とされる。犯行声明は、パキスタン・タリバンPakistani Talibanとアフガンで活動する「ホラサン州のイスラム国Islamic State’s Khorasan province」から出ている。(ホラサン州: "Wilayat Khorasan(Khurasan)"は、ISの架空の領土でイラン北東部~アフガン~パキスタンにまたがる地域) 過去ブログ:2016年1月パキスタンに近いIS拠点への空爆強化 アフガン 参照記事
エリオット氏が最初に化石を見つけたのは2005年、当時牧畜業者だった彼が羊を集めていて見つけた。それまでオーストラリアには恐竜は居ないとされていた。
同年9月、AAODとクィーンズランド博物館の研究チーム が本格的に発掘を始め、10年の歳月を経てすべての化石を組み立てて形にし同チームは「科学報告」(Scientific Reports)に発表した文章の中で、発見されたのは竜脚類恐竜のティタノサウルスに属し、草食動物で首と尾が長いと報告している。体高は6メートル、体重15~20トンと推定される。
専門家は、オーストラリア竜脚類恐竜は白亜紀(Cretaceous period 約1億2500万年前、ジュラ紀Jurassic period(約1億9960万年前にはじまり、約1億4550万年前までに続く時代であり中生代の終わり。右の地図はジュラ紀後期))に世界各地に生存していた恐竜の子孫で、南米を起源とし、南極を渡ってオー ストラリアに入ったと分析している。また、1億2千年前〜1億1千年前までの南極の気候は現在とは異なり、当時は温暖な気候だったため、恐竜はオーストラ リアに渡ることができたのだろうと指摘している。日本では、1978年に岩手県で日本初の恐竜化石(モシリュウの上腕骨Mamenchisaurus spと呼ばれる)がみつかってから、日本各地で恐竜化石が発見されるようになり、主にジュラ紀後期から白亜紀後期にかけて、数多くの恐竜が生活していたことが明らかになりつつあり、日本にも恐竜の居たことが解明されつつある。参照記事 参照記事 参照記事 参照記事
リビアでは、リビア統一政府(国民合意政府、GNA:Government of National Accord 2016年2月結成 3月30日トリポリ入りを果たすが、イスラム系トリポリ政府が承認、不承認を繰り返すなど状況は不安定 )を支持する民兵組織が2016年5月にシルトSirte奪還作戦を開始し、シルトの一部地域に立てこもるIS残党との戦闘を続けている。同軍は10月22日、IS戦闘員との3日間にわたる戦闘の末、シルト北東部にある地区でビル数棟を奪還したと発表していた。シルト奪還作戦開始後、統一政府側の550人が死亡し、3000人が負傷した。IS側の死者数は明らかではないという。左はアフリカからの難民の違法入国地中海ルート。フランンスはリビアの空爆に参加し、米英と同じくリビアに特殊部隊を派遣しており、2016年7月にはリビア東部でフランス特殊部隊員の乗ったヘリが撃ち落とされ3人が死亡している。 参照記事 過去ブログ:2016年9月北アフリカへ中枢移動をほのめかすISとリビアの内紛 7月まったく統一の気配が見えないリビア 米は統一政府支援
2016年12月7日:リビア統一政府系の部隊が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(IS)」に支配された中部シルトSirteの奪還を目指していた作戦で、市内に残っていたIS支配地区が6日までに全て制圧された。部隊は自爆テロや狙撃など激しい抵抗に遭い、作戦は難航。8月には米軍が空爆による援護を実施していた。報道官によると、作戦では部隊のメンバー少なくとも715人が死亡、3000人以上が負傷した。リビアの状況は、ISの残党は各地に存在し、ISの台頭を許した背景は今も残り、国民の生活や公共サービス、治安は悪化するばかりだ。民兵同士の勢力争いや政界の権力争いが絶えず、首都トリポリでは先週から、過去2年間で最悪ともいわれる規模の衝突が起きている。記録映像 参照記事
2016年12月17日:リビア統一政府(国民合意政府、GNA)のファイズ・シラージュ暫定首相:左 (カダフィ政権下では住宅省で勤務)は17日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支配下にあった中部シルト(Sirte)を政府部隊が完全制圧したことを受けて、シルト奪回作戦は正式に終了したとテレビ演説で発表した。シルトでの対IS軍事作戦は8か月間続いていたが、2週間前の今月5日に統一政府の部隊が完全制圧したと発表されていた。首都トリポリ(Tripoli)で3月に発足した統一政府は政権の座をめぐって東部を拠点とする支配勢力と正統性を争っているが、シルト制圧によって国連(UN)の後押しを受けた統一政府の権威が高まったといえる。(c)AFP 英文記事 参照記事
2016年8月1日以降、GNA支援で数百回の空爆を行った米軍は、シルト陥落後もIS攻撃を続行すると公表している。参照記事
問題の物体が発見されたのは、アイウド市city of Aiud近郊ムレシュ川Mures River近く。建設作業員が、地下10メートル付近で化石のようなものを3つ発掘し、その後、地元の考古学者 が調査したところ、3つのうち2つは1万年~8万年前に絶滅した哺乳類動物の骨だということが判明。しかし、縦20cm、横12.5cm、高さ7cmの3つ目の物体には奇妙な特徴があり、化石と同 定することはできなかった。材質が軽い金属であることと、人工物のような不自然な形状から、斧の先端部ではないかと一時的に判断された。映像記録:Mistery Alminium objec 別映像:Proof of Alien Visit:250,000 years old Aluminum Wreckage From an 'Ancient UFO' Identified
クルジュ=ナポカ市 Cluj-Napocaの研究施設で再調査が行われ、材質の90%はアルミニウムで、25万年前のものであることが分かったと報告された。 しかし、アルミニウムが生産されるようになったのは、およそ200年前。25万年前にアルミニウムの精錬法が存在するはずがなく、 再々調査がスイス・ローザンヌの研究施設で実施されたが、結果に違いは出ず、研究者は頭を抱えたという。 その後の追試では、400年〜8000年前というデータも得られたそうだが、 400年前のものだとしても、人類がアルミニウムを生産するより200年早かったということになる。
ルーマニアUFO研究者連盟副会長Gheorghe Cohal氏は、UFOのパーツで「調査の結果、古代UFOの部品であると結論付けられました。25万年前の地球上にはアルミニウムを製造する技術はありませんでしたからね」と断言した。
一方、地元の歴史学者Mihai Wittenberger氏は、第2次大戦で使用されたドイツ製戦闘機Messerschnmitt ME 262の離着陸のギヤ部品であると主張している。しかし、そのことを実証するためには、年代測定の結果を完全に無視する必要があり、説得力のある主張とは言えず、現在物体objectは、「正体不明な物体 ‘origin nonetheless unknown’. "origin still unknown".」としてクルジュ=ナポカ市Cluj-Napocaにある歴史博物館Historical past Museum に陳列されている。 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事
これぞオ-パーツ(ooparts)の最たるもので、年代測定の間違いとしか思えないが、、。
検事 側によれば犠牲者であるロペスの現在23歳の娘は、初めは家族の友人から性的暴行を受けた。 この事実を知ることになったロペスは娘を保護するどころか自身の所有物化した。 ロペスの娘は2009年5月から2013年5月まで毎週2~3回ずつ強姦され、妊娠した際にロペスは堕胎費用を出し堕胎させている。その後娘が勇気を出して 家から家出したことで事件が発覚した。裁判中ロペスは、事件に対し責任のある態度を見せないばかりか、娘はうそつきで、全ては噂に過ぎづ、全ては娘の責任だとの発言もしたとされる。
事件を担当したエドワード・サルキシャン・ジュニアJudge Edward Sarkisian Jr判事は判決文で「ロペス、貴方は 社会に重大な危険」と糾正して、娘に対して申し訳無いと思わず、逆に自身の課した 困難が娘の為であると非難するなど父親としての資格が無いと全ての疑いに対して 法廷最高刑を宣告した。参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事
この父親を全く擁護は出来ないが、こんな常軌を逸した刑期を宣告することに何の意味があるのかと思ってしまう。判事個人の、人目を引く行為(パフォーマンス)でしかないのではないか?量刑への考え方の違いと言えばそれまでだが、、。
モースル攻撃作戦は、米国の空爆支援の中イラク軍が主流であり、10月23日のBBCなどの記事は、クルド・ペシュメルガPeshmerga軍のバシカ奪還作戦を目前に、トルコ側がこの攻撃を含むモースル奪還作戦への参加を要請したが、イラクのHaider al-Abadi首相が現時点でイラク軍の作戦参加は必要ないと22日、要請を断ったと報じている。映像:モースル南部のイラク軍
この件とは別に、トルコ側は、イラクと米国に、モースル攻撃にはスンニ派兵士を起用するように約束を取り付けていたのに両国がそれを無視し、シーア派民兵やクルド組織(はっきり書いていないが、トルコが戦闘状態にあるクルド・PKKを指していると思われる)を送り込み、約束を無視していると主張している。
これまでのイラク内の戦闘では、スンニ派住民をISと同一視するイラク軍シーア派民兵の、スンニ派住民に対する残虐や不正行為が多く確認されている。映像:シーア派民兵がスンニ派住民を拷問している映像(残酷なシーンを含む:The brutality of the Iraqi Shiite militiamen torture Sunni civilian to death in Mosul )
モースルはアラブ系、クルド系、トルクメン人ら少数部族民が混在し、その多くがスンニ派で、トルコがシーア派民兵の進撃や、最近のISによる村民284人の大量虐殺などで住民の安全を危惧するのも最もだが、イラク政府も、トルコが最近までISを支援していたとの疑惑を払拭していない。さらに、すでにイラク内に2000人の兵士を配備しているとさえ言われるトルコの本音が、イラク北部のPKK攻撃ではないのかとの憶測もあり、イラク政府はこれまで、再々イラク領内からのトルコ軍は撤退すべきで、主権の侵害とまで主張している。報道されていないが、モースル西部にトルコが兵を配備しているとすれば、付近のトルコ向け石油パイプラインを警護している可能性も大いにあるだろう。トルコの行動には、以前から石油抜きにしては考えづらい部分が在る。 写真下は、待ちくたびれた様子のトルコ兵士。参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年10月米軍A10ジェット ISに撃墜される?シリア、イラク戦況 2015年6月やはり石油で揉め出したイラクとクルド
2016年10月24日:現地23日、トルコ軍とクルド人自治政府の治安部隊ペシュメルガ、イラク北部で過激派組織ISが支配するモスルから9~12キロにある町バシカBashiqaを攻撃し周辺の村なども奪還した。ぺシュメルガの司令官らによると、部隊はIS支配地域内に深く進攻し、ISの動きを制限できる高速道路を掌握し、バシカを砲撃したトルコ軍は、クルド人部隊から支援の要請を受けて砲撃を実施したと述べ、イラク政府の言う、トルコ軍のモースル市街地解放作戦参加は間違った主張だと強調している。クルド人部隊は数十人のIS戦闘員を殺害し、8つの村を立ち入り禁止にしたほか、ISがモスルに援軍を送り込む道を封鎖した。ISの自爆と仕掛け爆弾、トンネルを使った待ち伏せなどで、クルド側も死傷者も出しているようだ。モースル攻撃には、米特殊部隊が地上でイラク軍支援、空爆では米、英、仏が支援攻撃を行なっている。 参照記事 英文記事 英文記事 参照記事 映像:Iraqi army & Peshmerga liberate Bashiqa
この報道に先立ち、三菱商事と三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は10月19日、ウズベキスタンでガスを燃料とするナヴォイ発電所(Navoi Thermal Power Station)の第2号施設(Navoi 2)向けタービンなどを含む高効率発電設備の主要機器を受注したと発表していた。発電能力は45万キロワットでタービンなどの主要機器は三菱日立パワーシステムズが納入する。
日本企業体が同国で発電所の建設を手がけるのは、首都タシケントの南西約360キロメートルに位置し2013年からすでに運転中の上記のナヴォイ発電所に次ぐ2例目で、トゥラクルガン発電所は2019年の運転開始を予定する。三菱商事は中央アジアでプラント建設のノウハウを持つトルコ企業と組み、機器の輸送や建設を担当する。ウズベキスタンでは電力供給の約9割が火力発電所によって賄われているが、
2014年から活発化した上海協力機構(Shanghai Cooperation Organisation:正式加盟国: 中国・ロシア・カザフスタン・キルギスタン・タジキスタン・ウズベキスタンなど)圏への日本の経済進出の一環で、隣国カザフスタンへは東芝グループ(子会社の米ウエスチングハウス:WH)が新型加圧水型軽水炉「AP1000」の受注を進めている。参照記事 過去ブログ:2014年10月日本がカザフスタンと投資協定 ある中国紙の分析は?