2015年09月
下の写真は珍しい、アライクマracoonとワニ alligatorの組み合わせ、撮影者など不明。参照記事 Seal riding on the back of a humpback whale ,
Photograph by Robyn Malcolm, 参照記事 参照記事 英文記事 過去ブログ:2015年3月キツツキとイタチが一緒に空を飛ぶ? 英国
市内では激しい戦闘が発生。タリバン戦闘員らは、同市の刑務所から受刑者数百人を脱走させ、政府の建物には火を放ち、当局者らの公邸にタリバンの シンボルとなっている白い旗を掲げた。地元メディアが住民の話として伝えたところによると、戦闘後の街路には、多数の遺体が散乱している。記録映像 記録映像:放置された戦車などをタリバンがチェックしている 記録映像
北部クンドゥズ(Kunduz province)州は旧支配勢力タリバンが崩壊後も北部タリバンが勢力を温存している保守的な地域で、州都制圧というのも住民にとってはそれほど驚きではなかったのではと想像する。一般にアフガンは、首都から離れるほどに農業以外の産業も無く、過疎で生活も質素になり、今でも村々でイスラムのシャーリア法で石打刑が行われたりする。わざとらしい約500人といわれる囚人の解放は、地方でのタリバンのパフォーマンスとも取れる。戦闘は4人の市民、2人の警官、25人のタリバンの犠牲が出たとCNNが報じている。政府側はジェット戦闘機での攻撃を行ったが、タリバンが州都支配にこだわっとも思えず、武器、弾薬、医薬品などの物資の略奪、タリバンの新指導者への忠誠が目的だったのではと思っている。タリバンは病院を占拠し、刑務所の囚人たちは、タリバンから家に帰って良いといわれたと語っている。その後のタリバンの声明も「地域への侵入者(政府側支持者)から、市民の生命や地位、財産を守るのが目的だ」と、破壊や殺戮が目的でないことを強調している。西側の報道が大げさで、北の地方タリバンが、新指導体制のタリバン本部への忠誠を見せるための恣意行動を起こした程度で、メディアの多くはタリバンが攻勢に出たと書いている。目的を達したタリバンは、次期にクンドゥズから撤退するだろうと思っているが、すでに住民にまぎれて姿を消したとの記事もある。写真は、制圧後の市内を、奪った警察の車両でパトロールするタリバンと市民 写真からも緊迫感は伝わってこない。クンドゥズ周辺では、2015年8月8日に自爆テロが発生し、29人が死亡している。
タリバンにとって、今回の例が示すように、NATO軍が2014年12月末に撤退を開始し、空爆の危険が薄らいだ今では、タリバンが地方都市を制圧するのはそう難しくはないように見える。彼らが狙うのはあくまでも首都カブールKabulで、米軍は現在、アフガン治安部隊の指揮名目で、縮小して約9500人前後が駐留し、2016年末までには完全撤退としている。しかし2015年9月25日、米国と北大西洋条約機構(NATO)の防衛当局は、アフガニスタン駐留米軍の完全撤退が予定されている2016年末以降も数千人単位で米兵駐留を維持する 選択肢を含む、新たな駐留縮小案を検討している。背景には米軍の完全撤退計画に対する慎重論が強まっていることがある。米軍撤退後の不安説は、すでに2011年に表面化している。 参照記事 参照記事 英文記事 英文記事 英文記事 タリバン側の参照写真と映像 過去ブログ:2015年8月アフガン・タリバン、テロ攻撃活発化への変化 2014年11月米軍再駐留への反抗テロ相次ぐ アフガン 2012年10月タリバンのトップリーダー逮捕 アフガン北部 2011年12月女性に人権が存在しない国 アフガニスタン 12月機密文書に見るアフガンの行方
2015年10月1日:アフガン軍は空爆の支援を得て1日、クンドゥズ市の奪還に成功したと報じた。タリバンはわずか2日間の占拠で敗退したことになるが、メディアの中には「Takhar provinceや西部ファラー州Farah provinceでも攻撃をしているといわれ、BBCは、タリバンがアフガン軍の戦線を広範囲に引き延ばす作戦だろうと書いている。参照記事 参照記事
アフガン軍の陣地Bala Hisar fortressを攻撃した際、そこにいた約200名の治安軍は、食糧や武器を置いて敗走したといわれ、略奪は市内の銀行にも行われた。過去にイラクのモースルMosulで、市民を置いて軍が逃げ出したのとよく似た状況だった。タリバンはクンドゥズ州Kunduz provinceの右、タハール州2015年10月3日:アルジャジーラの2日の報道では、アフガン側とタリバン側とでは全く状況説明が食い違い、まだクンドゥズ市の60%を支配し、政府軍と戦闘状態にあるとタリバン側は主張。政府側は、市は奪還され、市内に潜伏するタリバンの捜索に集中していると語っている。政府側はこれまでに約150人のタリバン兵士の死亡を確認し、隣接するTakhar州、Baghlan州でもタリバン兵50人が死亡したとしている。市内の住民の一部はTakhar州に避難し、危険でまだ市には戻れないと語っている。人権団体アムネスティは、住民の殺戮や強姦が多発したといい、タリバンは、イスラム法に沿って住民には危害を加えてないとしている。タリバンの市内制圧直後の写真でも、市内は安定して見える。個人的な意見だが、混乱に乗じてアフガン兵が略奪や暴行を行った可能性もあり、一方的にタリバンの仕業とは言えないだろう。市内に戻った政府軍の映像 参照記事
2015年10月15日:バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は15日、アフガニスタン駐留米軍について、2016年以降も引き続き数千人規模の部隊を残留させる意向を明らかにした。アフガニスタン軍だけに治安維持を任せるのは時期尚早と認めたもので、大統領が掲げてきた大きな選挙公約の実現を断念した格好となった。、、オバマ氏は2009年に大統領に就任した際、これまでに2000人以上の米国民の命を犠牲にし、数万人が負傷したこの戦争を終結させると公約していた。 当初の計画では、現在約1万人規模の部隊を、来年末までに約1000人にまで縮小するとしていた。しかし今回の方針転換により、来年後半またはオバマ大統領が退任し第45代となる次期大統領が就任する2017年初めにも、約5500人が引き続き駐留する見込みとなった。参照記事 過去ブログ:2015年8月アフガン・タリバン、テロ攻撃活発化への変化
以上が最近の流れで、一方の反政府側には、シリアで反政府組織として活動していた、中央アジア、コーカサス地域からのチェチェン人Chechens、タジク人Tajik、ウズベク人Uzbeks、約1500人から成る(Chechen, Tajik and Uzbek militant fighters)「聖戦士旅団:The Jaish al-Muhajireen wal-Ansar (Muhajireen Brigade)を名乗る組織が、シリアのアルカイダ系ヌスラ戦線 al-Qaeda’s Syria affiliate al-Nusra Frontに忠誠を誓ったとされ、分散していたイスラム系組織が合同する傾向にある。彼らが合同してアサド政権軍やISと戦闘を繰り返す中、ISの一部にもコーカサス出身の兵士が参加していて、イラク北部、モースル占拠などで功績をたてたのはチェチェンからの司令官 Abu Omar al-Shishani(ジョージョアGeorgian出身:写真下中央)と、その一団だと言われている。彼が率いていたとされる「Jaish al-Muhajireen wal-Ansar (ジャイシュ・アル・ムハジリーン・ワル・アンサール:JMA, 聖戦士旅団 Arabic: جيش المهاجرين والأنصار Army of Emigrants and Supporters .別称:シャームの地におけるコーカサス首長国 Caucassus Emirate in Bilad al-Sham、アル・ムハジリーン旅団 Katibat al-Muhajireen)」という組織は、長年コーカサスで分離独立を求めてロシア軍と戦闘を繰り返してきた集団で、その後ISから分離しシリアに活動場所を変えたと思われ、今回ヌスラ戦線への合流が言われている。ロシアは場所を変え、かつての敵とシリアで対決する事になるのかもしれない。また聖戦士旅団は2013年ころから、シリア北部アレッポや西部ラタキアLatakiaなどで活動し、シリア北部の地理にも詳しいと思われるので、ロシア軍基地のあるラタキア方面攻撃に際しては主力になる可能性もあるだろう。聖戦士旅団がヌスラ戦線に合流する中、一部のイスラム組織は旅団から分離して別組織を立ち上げたとの記事もあるが、互いに敵対せず、アサド反政府組織として活動するようだ。
2015年9月8日の英国紙は、シリア各地にはすでに2015年4月ころからロシア軍の小部隊が、アサド政府軍に合流して分散し活動していたと報じている。噂としてはかなり以前からあったことで、当時は実戦参加より、情報収集と言われていた。地図の各地は、ロシア軍が活動していたとされる地域で、右はホムスHomsでのロシア人兵士の小隊。こうしてみると、ロシアが、米国、有志国軍の空爆に際し、ISに限定する事にこだわったことの背景が見えてくる。その時すでに、ロシア兵はシリア各地で活動していたということだろう。 参照記事 過去ブログ:2015年9月過激派組織内部の過激な指令 シリア イラク 2014年11月支援部隊 コバーネに到着 シリア イラク 2014年10月今年春、ロシア人技師もISに処刑されていた。 2014年4月テロの止まないチェチェンと過去の民族虐殺の歴史 ロシア
習近平・中国国家主席が夫人とともに米国を正式訪問した2015年9月22日、同日、米国防総省のクック報道官は記者会見で、黄海上空の国際空域で9月15日、中国軍の戦闘機が米軍の電子偵察機に異常接近していたことを明かした。中国山東半島から東約130キロの黄海上空で、中国軍のJH7戦闘機2機が、アメリカの電子偵察機RC135に近づき、同機の前方を危険の形で横切った。うち1機は偵察機前の約150メートルを通過したという。米紙WSJは22日付けで、中国軍機が「私の鼻の前をかすめて通過した」と、米軍偵察機のパイロットの話を伝え、米軍太平洋軍司令部は、中国の危険な行動がアメリカ偵察機及びパイロットに傷害をもたらしかねないと声明を発表した。中国外交部のスポークスマン・洪磊氏は「事情を知らない」と述べ、詳細を明かしていない。参照記事 左はベトナム紙からの参考図
似たようなケースが2014年9月18日のインド訪問時にもあった。ナレンドラ・モディNarendra Modi首相と会談する一時間前、中国軍がカシミールKashmirの実効支配線を越えてインド側に侵入し、会談の冒頭、モディ首相が中国軍を引き上げるよう習に要求した。当時、中国の行動は意図的なものであると、米経済誌フォーブスは評論で解説している。過去ブログ:2011年11月中国大使の「黙れ!」に「ここは中国ではない!」とインド人記者
インドから帰った直後、習主席はすぐさま軍に対し演説し、「指揮命令系統の統一や党指導部の決定の完全な履行」を強く訴え、インドに進軍したのが中国人民軍七大軍区のひとつ、蘭州軍部だったことで、習近平国家主席は同区主任、2014年9月28日徐遠林氏を免職処分したと言われる。蘭州軍は、失脚した江沢民派の軍部大物・郭伯雄氏が率いていた。参照記事
今回の異常接近事件も、習近平政権の行いではなく、重鎮の失脚で勢力を弱めながらも、いまだに最大の反対勢力であり、政変計画を打ち出す江沢民派の計画だと分析できると「大紀元」は書いている。会談直前のこの異常接近についてオバマ大統領はあえて非難を避け、そのため、国内の世論や野党共和党から反発を招いたと言われている。参照記事
中国の危うさはここにあり、共産党トップでも陸海空の3軍を統治できず、できるのは党治まで、しかし、それさえもままならないようだ。中国を説教したモディ首相のほうが、肝が据わっている。
習近平国家主席に怒りをぶつけたのは民主党のヒラリー・クリントン前国務長官で、自身のツイッターで、習近平国家主席が米国滞在中の9月27日、女性人権活動家への迫害などなかったかのような態度で国連の女性の権利向上に関する会合に招かれ出席したことに「恥知らず」と書いている。
ロイター通信によれば、中国当局は今春、中国の公共交通機関内でのセクハラ行為に抗議しようとした女性5人を拘束。釈放したのは約1カ月後だった。参照記事 写真上は、同会合で、笑顔の習近平国家主席。恥の持ち合わせなどあるはずもなく、言っても聞かないのが中国人の特質である。それでもパワーSamantha Power米国連大使:左 は「女性の権利向上を実現したいのなら、信条や考えを問題視して投獄などするな」と中国を非難していた。この会合は、女性の権利保障をうたった「北京宣言」(1995年)から20年になるのを記念する特別行事だったが、そもそも宣言をする場所を間違っているし、中国が国連憲章の何か一つでも守っているだろうか?今回米国と49の取り決めを交わしたというが、自国が損になる事などは尊守する気など毛頭ないだろう。
記事は、同省公安庁が24日発表した情報として、17日早朝に同省恵州市内の偽札工場2カ所を捜査して100元札の偽札2億1000万元分、印刷機4台と偽札の版下フィルム、材料を押収するとともに、29人の身柄を拘束したと紹介。また、この事件では同省の汕尾市でも6人が、深セン市と広州市そして四川省内でもそれぞれ5人が身柄を拘束されたと伝えた。 そして、警察がこの犯罪グループについて、金属工場や廃品回収場などを装って偽札を製造し、防音設備を設置したり、建物の外に見張りを付けたり、監視カメラを24時間作動させるなど周到な対策を講じていたと紹介するとともに、今年11月に新しいデザインの紙幣が発行されることから「従来の版下が使えなくなる可能性を考えて、可能な限り大量に刷っておこうと考えた」としたことを伝えた。 記事はまた、広東省では近年大規模な偽札製造グループが摘発されており、版下を製造した人物が拘束されたことで、同省における偽札づくりに歯止めがかかっていると紹介。同省公安庁が9カ月あまりの時間をかけて慎重に捜査を重ね、今回の大規模犯罪グループの摘発に成功したと説明した。なお、製造された偽札は市場には流通していないという。参照記事 過去ブログ:2015年1月中国の精巧な偽造硬貨欧州を狙う イタリー 英国 2014年6月韓国税関 大量の偽ドル札摘発 紙幣識別機も判別不可 2012年12月慈善寄付に偽札使う中国人 中国 2009年10月究極のコピー商品 中国のニセ札(偽札)
対象は2011-2012年に米国で生産・販売したソナタのうち2Lまたは2.4Lガソリンエンジンを搭載した約47万台。」と簡単に報じているが、
朝鮮日報紙は「現代自動車が米国で中型セダン「ソナタ」47万台をリコール(回収・無償修理)することを決めた。米国交通当局の指摘によるものではなく、現代自動車が問題を発見・実施する自主的なリコールだ。現代自動車は「2011-12年に米国で製造されたソナタ2.0リットル、2.4リットルガソリンモデルに搭載されたエンジンのクランク軸に金属片が残っ ており、走行中にエンジンが停止する恐れがあることが分かった。該当車種47万台を自主的にリコールすることにした」と25日発表した。、、「今回のリコールは、米国で製造されて米国で販売されたエンジンに限られているので、韓国国内で販売されているソナタには関係がない」と説明した。同社は 「走行中にエンジンで音がする」というユーザーからの苦情を受けて確認したところ、今月になって問題点を把握したとのことだ。」
英語紙の説明もほぼ朝鮮日報と同じだが、同社のアラバマ組み立てプラントAlabama assembly plantでの組み立て過程で使用された部品で「エンジンのクランクシャフトengine crankshaftsが製造過程で完全に金属片metallic debrisを取りきれてなく、その破片が結合軸 connecting rodにダメージを与えてエンジンの作動ができない、またはエンジンを破損させる危険がある」と書いている。
これが運転中、金属的、周期的ノッキングノズを発生させると説明されている。 車に詳しくなくても、これが重大な欠陥、製造不良なのは理解できる。おそらく中古車価格は暴落するだろう。記事には書いていないが、ピストンリングTop ringやロッドベアリングconnecting rod bearingを痛める可能性は無いのか?中央日報の「エンジンからの騒音」はベアリングの損傷のような気がするが、エンジンに詳しい方は推論できるだろう。少なくてもエンジンを降ろして(必要なら、エンジンの交換、載せ換えreplace enginesとの説明もある )の手間と時間のかかる修理になるのでは。下の図は Connecting Rod Failure Illustration から、一般的な構造参考図として使用。今回の欠陥とは関係ありません。このほか、約10万台の同社製小型車もブレーキランプの欠陥のためリコールされる。写真下はヒュンダイ ソナタセダン Hyundai Sonata sedan 現代自動車は今後、米国での車のエンジンに対し、10年間、または12万マイル(約20万キロ)の保証を検討中 参照記事 参照記事 過去ブログ:2015年9月VWのリコール対象世界で1100万台 米国で発覚
格付会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は2015年9月25日、フィンランドの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。同国政府が構造改革実施を確約しているものの、経済成長は平均以下にとどまる可能性があることが理由としている格付けは「AAプラス」を維持。ただ、景気が回復しなければ約30%の確率で同国の格付けを2年以内に引き下げるとした。写真は、第12代フィンランド大統領サウリ・ヴァイナモ・ニーニスト(元財務相 Sauli Väinämö Niinistö、1948年8月24
約1年前にもS&Pはフィンランドの格付けを下げている。2014年9月10日、フィンランドの格付けを最上級の「AAA」から「AAプラス」に引き下げた。経済成長をめぐる問題が要因。格付け見通しは「安定的」とした。 格下げを受け、当時、主要3格付け機関のすべてから「AAA」格付けを受けているユーロ加盟国はドイツとルクセンブルクのみになり、フィンランドについて、「格下げは社会の高齢化と労働人口の縮小、外需の低減、世界的な市場シェアの喪失などに加え、労働市場が比較的硬直的であることから、フィンランド経済は長期間にわたり停滞するリスクがあるとの見方を反映している」としていた。参照記事 過去ブログ:2015年9月フィンランドで難民のバスに投石 9月首相が難民に自宅提供を検討 フィンランド
いろんな格付け会社があるので、一概にはその評価が適正とはいえないが、評価により、そこの国への投資などに大きな影響をあたえる。S&Pは2015年9月、日本の長期国債の格付けを、21段階中で上から4番目の「AAマイナス」から「Aプラス」に1段階引き下げ、中国(AAマイナス)や韓国(同)より下となった。S&Pのソブリン(国債)格付けには、「政治の安定性」も反映され、安保法案を巡る混乱は、日本国債格下げと無縁ではないといわれている。
さらにここ3~4年の景気低迷や2011年から2014年で、一人当たりの収入が47000ドルから36000ドルと4分の1も下がったことなどが理由とされ、アベノミクスは不成功とみているようで、格下げの理由についてS&Pは、アベノミクスが国債の信用力を回復させるのは難しい点などを挙げたと日経が報じている。
注目すべきは、フィンランドの格下げ理由が、そのまま日本にも当てはまるということだ。日本は実質収入の減少に合わせ、官民格差の是正、構造改革による生活経費の低減などにつながる税負担、教育費の軽減、複雑な制度の緩和などが急務というのが筆者の持論だが、実際には消費税アップ、軽自動車優遇廃止など、逆行しているようにさえ見える。国策においては、国立競技場のドタバタで露呈したように、何かにおいてマーケティングやマネージメントの能力に欠けた運営が止まず、余りにずさんで幼稚で、相変わらずの反省もその場しのぎで、責任のなすりあいは無責任というしかない。政権の人材不足と、政権担当者に能力をみる目が無いということか? 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事
中には、米国の白人至上主義集団 white supremacist group クー・クラックス・クラウン Ku Klux Klanを彷彿とさせる恰好をしたものも確認された。同じころ、Kouvolaコウボラの市の施設でも手製の火炎瓶Molotov cocktail が投げられる事態が起きたが、負傷者などは出ていない。集団の詳細は不明とされている。コウボラの現場は、女性や子供を含む難民の臨時宿泊場所で、工事が急ピッチで進行していた。50代の男性が単独で行った犯行とされている。参照記事 参照記事
想像はしていたが、まさかという事件で、写真の布には「フィンランド万歳」に近い意味の言葉が見える。どちらの街も個人的に記憶があり、特にコウボラには短期間住んでいたこともあり、その施設も、多分あそこだろうと想像がつく。一部の跳ねっ返りの心ない犯行だろうが、「やっぱり」と思うと同時に、「あの国で」と思わざるをえない。それほど普段は、平和な国だった。
コウボラは別な意味でも注目を浴びている。最近のフィンランド紙の記事で、フィンランドのコウボラ市が、将来的な中国の貨物の集積地として名乗りを上げたと報じられた。コウボラは住んでいた経験か ら、今は不明だが、当時はこの場所に大きな貨物列車の操車場があり、ここまでは線路幅の違うソビエトの貨物車が乗り込めたと記憶している。 中国の貨物列車が陸路でここまで乗り込み、東西の貨物をここに集積、仕分けする計画のようだ。ここから先はコンテナをバルト海のフェリーや貨物船で各国へ分散したり、逆にそのルートで集積するのも可能だろう。最近の中国は、ギリシャでのコンテナ港投資など積極的に欧州との活路を拡大しているが、フィンランドへのコンテナ基地計画は、まだ日本では知られていないだろう。最近、コウボラの街にも、「スシ・レストラン さくら」がオープンしたと地元紙でニュースになっている。 参照記事 参照記事
彼は以前ウェイターやバーテンとして働いたそうだ。若いころの筆者の個人的な経験では、欧州各国の中で、唯一人種的差別を感じたのが英国だったが、見てくれも違うし、英語もよくわからないので仕方ないと思って過ごし、気にもしなかった経験がある。彼が合法的に英国に居住しているなら、無職でも手当はもらえるし、医療も受けれて最低限の生活はできるはずで、随分と甘えた言い分ではないだろうか?写真の彼は腕に入れ墨をし、一見フーリガンの様な突っ張った乱暴な若者風にも見える。このスタイルで職探しは難しいのではと思ってしまう。イスラム系が白眼視される社会状況にも問題はあるだろうが、ほかの国に行きたいから送ってくれとはあまりにも甘ちゃんであろう。移民だから、移住だから控え目にというのではなく、25歳で健康ならとにかく働いて税金を納め、その社会に参加するということだ。甘えている者には、どこの国でも厳しく当たってくる。映像のコメントには、彼は英国人の税金にたかるたかり屋 freeloaderだというのや「ホームシックのイラン人」という文字も見える。こんなニュースでTVなどに出れば、おそらくもっといじめられ結果になるだろう。マスコミも、彼に顔を出させたのはまずいのでは、、、。マスコミもまた現実を知らない。
ハデル・ハシュラモン(Hadeel al-Hashlamon)さん(18)は22日、イスラエル軍部隊によりヘブロン(Hebron)の検問所で射殺された。活動家らは、検問所で撮影された全身がベールで覆われた女性の写真を公開。イスラエル軍は24日、ハシュラモンさんが刃物で兵士を襲おうとしたとの見解を改めて表明。軍関係者の説明では、検問所をハシュラモンさんが通過しようとした際、金属探知機が鳴ったため、兵士が止まるように命じたが、ハシュラモンさんは止まらずに歩き続けたとされる。「彼女はバッグから刃物を出しながら兵士の1人に近づいた。兵士らはまず地面に発砲、次に彼女の足に向けて発砲したが、彼女は歩き続けた。そこで兵士らは彼女の下半身に向けて発砲した」と、同関係者は説明した。イスラエルメディアもまた、ハシュラモンさんが使用したとされる刃物が地面に落ちている様子を写した軍提供の写真を掲載した。参照記事 記録映像
事件直後の目撃者はナイフなどなかったと発言し、銃弾は数発撃たれ、腹部に命中していた。
目撃証言は、彼女がバッグを衣装の下にして金属探知機を通ると警告音がなり、兵士が身体検査をすると伝えると、彼女は男性兵士の検査を嫌って入口に向かって検問所から戻ろうとした。近くで見ていたパレスチナ人も彼女に戻るように声をかけ、その流れを写真に撮っていた者もいた。別な証言者は、兵士が彼女にバッグの中身を見せるように言い、その直後に兵士は「ストップ、ストップ!動くな、動くな!」と叫びながら発砲し、その後数発発砲したと語っている。最初に指揮官らしき左の兵士が地面に発砲し、続いて右の兵士が発砲したようだ。
イスラエル側は、彼女が急にナイフを取り出し、兵士を刺そうとしたので発砲したとしているが、目撃者の誰もナイフは見ていない。イスラエル側は、ナイフを持った写真を提出していないが、道路に落ちているナイフの写真を公開している。すべてはヘブロンの市民が見える場所で起きている。金属探知機のある場所を、そんなものを持って通るとは考えづらく、完全防備の兵士が数発発砲する状況でもないだろう。イスラエル側は一応調査すると発言している。写真は撃たれる直前の被害者で、マントの下にバッグが見え、パレスチナ人の男性と会話をしている。 参照記事
現在、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)はイスラエル軍とパレスチナ自治政府によって統治され、ガザ地区と共にパレスチナ自治区を形成する。第一次中東戦争でイスラエルから避難した多数のパレスチナ人(アラブ人約19万人が居住し、イスラム教徒がほとんど)やユダヤ人および他の少数民族グループが居住している。2010年現在、ヨルダン川西岸地区は統治者によって、3分されている。
- A地区…パレスチナ自治政府が行政権、警察権共に実権を握る地区。2000年現在で面積の17.2%
- B地区…パレスチナ自治政府が行政権、イスラエル軍が警察権の実権を握る地区(警察権は、パレスチナ自治政府と共同の地区も含む)。2000年現在で面積の23.8%
- C地区…イスラエル軍が行政権、軍事権共に実権を握る地区。2000年現在で面積の59%
ミナにはこの五日間の行事のため、巡礼者の為に20キロ四方に及ぶ巨大なテント村が設営されている。約10万基のテントは空調付きで、内部にはキッチンの 設備もある。この常設のテント村には約300万人を収容可能で、欧州への大量な難民が大問題になっている中、メディアの中には、これだけの施設を持ちながら、シリア難民受け入れゼロのサウジ アラビアに対し疑問を呈している記事もある。
民間防衛局などによると、ミナの将棋倒しは、悪魔に投石する儀式が行われていた午前9時(日本時間午後3時)ごろに起きた。内務省報道官は、ミナ の道路2本が交わる交差点で「多数の巡礼者が同時に動いていた」際に将棋倒しが起きたと説明。死者が多数に上った要因として「猛暑と巡礼者の疲労」を指摘 した。同日のミナの気温は46度に達していた。、、イラン保健相は、「巡礼者の多くが定められた時間を守らず移動していた」「もし指示に従っていれば、このような事故は回避できたはずだ」と語り、巡礼者らを批判した。、、ハッジには、世界各地から200万人近くが参加。毎年恒例で行われる行事のうちでも、世界最大規模とされる。2006年1月には同じく投石の儀式の最中に 起きた将棋倒しで364人が死亡する事故が発生。また1990年にはミナのトンネル内で起きた将棋倒しで、アジアからの巡礼者を主とする1426人が死亡 している。参照記事 参照記事 英文記事
24日の悲劇は、安全対策向上を目指し、10年の期間と10億ドル(約1200億円)以上の費用をかけて建設された5階建てのジャマラート橋(Jamarat Bridge)周辺で起こった。事故は、信者らが悪魔に見立てた石柱に石を投げつける儀式の最中に起きた。この儀式では、1994年から2006年の間に4回の圧死事故が発生し、計1000人以上が死亡している。ある男性は、「人々は事故前からすでに脱水状態に陥ったり、失神したりしていた」「人々はあちこちで互いに倒れ掛かっていた」と語った。参照記事
2015年9月26日:イラン紙日本語版は、イランメッカ巡礼機関の発言として、死者の総数が2000人に上ると報じ、イラン人巡礼者だけで136人が死亡し、およそ325人の安否が不明となっているとしている。参照記事
2015年9月29日:プレスTVによると、サウジアラビアの公式筋は、数時間前まで、亡くなった巡礼者の数を700人と発表していたが、29日火曜、少なくとも4173人の巡礼者が、この惨事で亡くなったことを認めたとイランが報じている。一部では死傷者が4000人以上で、その半数以上が死亡したともいわれ、正確な犠牲者は不明。 参照記事
2015年10月8日:AP通信は8日、犠牲者が出た各国の当局発表や報道に基づく集計として、死者はサウジ当局の発表を大幅に上回り、少なくとも1313人に上ると報じた。依然として計数百人が行方不明で、最終的な犠牲者は、1990年に1426人の巡礼者が死亡した過去最悪の事故に並ぶ可能性が出ている。サウジのファリハ保健相は事故後、死者数を769人、負傷者数は934人と発表した。参照記事
2015年10月18日:サウジアラビア当局が、同国のメナーで発生した惨事による死者数を769人としている中、イランのハッジ・巡礼機関のオウハディー長官が、メナーの惨事による死亡者のうち5000人以上がメッカで埋葬されたことを明らかにし、サウジ側の安全管理が原因として非難している。参照記事
AFPは12日、 大巡礼「ハッジ(Hajj)」の最中に大勢の巡礼者が死亡した事故で、各国当局の発表を集計した結果、死者は少なくとも1535人となり、過去最悪の事故となることが明らかになったと報じた。FOXニュースは15日、「ハッジの圧死 Hajj stampede」での死者は少なくても 1,636人と報じ、南アの記事では1748人と報じている。参照記事 参照記事
2015年10月19日:AP通信は19日、犠牲者が出た各国の当局発表や報道に基づく集計として、死者は少なくとも2110人に上ると報じた。国営サウジ通信は同日、ムハンマド皇太子が10月18日夜の事故調査委員会の会議で「調査の進展を確認した」と報じたが、詳細は不明。参照記事
2015年10月22日:30か国以上の政府がまとめた自国の犠牲者の統計をAFPが集計した結果、事故の死者数は少なくとも2181人で、1990年7月にトンネル内で起き1426人が圧死した事故を上回り、ハッジで起きた事故としては過去最多となっている。参照記事
ウズベクの聖戦士The Uzbeki jihadiの彼は、シリアのアルカイダ系反政府組織ヌスラ戦線(シリアでは、アサド政権軍とISを敵まわして戦闘を継続中)al-Qaeda aligned rebels, the al-Nusra Frontで戦い、最後の使命を前に、涙にくれる彼を仲間が抱きしめている。ウズベク語を話す仲間が彼に「怖がるな、怖いならアラーを思い出せ」と勇気づける。彼は気丈に「自爆がうまく成功するかが怖いだけだ」と答える。20代と言われる彼への最後の指令は9月18日、遠くに湧き上がる爆煙で成功が確認された。 記録映像 参照記事
過去、ヌスラ戦線とイスラム国ISは共にアルカイダ系で同じ組織だったが、アサド政権打倒を目的とするヌスラ戦線と、イスラム国建国を求めるISとの考えや戦略の違いから今は互いに反目している。
そのISが今、イラクのモースルMosulで行っている残酷な状況が報じられている。
ISは、負傷して古い刑務所に収容していた仲間27人を、看護治療ができないとして処刑したといわれる。同じような報道は過去にもあったので、同じことが多発しているようだ。モースルでは、長く収容されていたイラク政府側の収監者も最近まとめて処刑されている。ISからの離脱や、彼らのキャンプ内での不明な人物によるIS兵士の暗殺も報告され、最近では食事に毒が入れられ多数のIS兵士が死亡している。参照記事 動物でさえ、傷ついた仲間を助けるというのに、、。
しかし、こんな過激組織に参加する者は絶えない。
2015年9月23日の記事では、シリアで反政府組織として活動していたチェチェン人Chechens、タジク人Tajik、ウズベク人Uzbeks、約1500人から成る(Chechen, Tajik and Uzbek militant fighters)「聖戦士旅団:The Jaish al-Muhajireen wal-Ansar (Muhajireen Brigade)を名乗る組織が、シリアのアルカイダ系ヌスラ戦線 al-Qaeda’s Syria affiliate al-Nusra Frontに忠誠を誓ったとされる。彼らは、ロシアがシリア紛争に参加したことで、戦況に大きな変化が起きたためだと語り、すべての聖戦士は、アサド政権、ロシア、イランに対抗するため、合同する必要があると語っている。ヌスラ戦線はすでに、その兵員の30%が海外からの兵員で、ロシアRussia、チェチェンChechnya、アジア、欧州などから参加している。ロシアのシリア紛争への肩入れは、結果的に紛争がより複雑で、拡大化を招くことになるようだ。参照記事
2015年9月、イドリブに近いシリア軍の空軍基地Abu al duhur military air baseをヌスラ戦線が占拠した際:写真左、ヌスラ、サウジ、チェチェンの兵士が一同に会して勝利を祝っている映像がある。捕獲された40人~60人以上のシリア軍兵士が処刑され、ヌスラ側は同時に大量の武器弾薬を手に入れた。 参照記事
こんな状況に、米国がISを排除することはアサド政権を利するだけだとの見方もでき、米国はISをアサド政権に対する武器として使ったほうが良いのではとの意見も見えてくる。参照記事 そうなっては困るのでロシアが表に出てきたのだが、ソビエトはアフガンで、タリバンのゲリラ戦に敗退した歴史を持っている。地上戦には参加しない予定のロシアだが、シリアの基地が攻撃されたらどう出るのか?シリア紛争はすでに2011年3月から4年半を経過し、犠牲者は25万人以上といわれている。今ロシアは、ひたすら直接攻撃に移れるきっかけを待っているのだろう。そして自分たちは正義で被害者だと叫ぶ。ウクライナ危機と同じだ。
こんな時、中国海軍が22日スエズを通過し、目的は不明だが地中海に出る予定だとの記事があり、あくまでも憶測記事でしかないが、これから中国は、ロシア海軍基地のあるシリアのタルトスTartousに寄港するかもしれないと書いている。ロシアは単独でシリアで戦う意思はなく、米国が有志国軍を編成したように、中国を仲間に入れようとし、中国はこれを機に海軍力を誇示しようとしているのではという内容だ。あ~、ため息しか出ない。中国艦船は2015年2月にギリシャに立ち寄り、その際、改めてピレウス港 :port of Piraeusへのコンテナ基地投資について協議したとされる。写真は参考写真 参照記事 過去ブログ:2015年4月ギリシャの独への戦時賠償要求とロシアの天然ガス 3月中国 新国産空母建造を認める
9月26日の記事では、中国の空母遼寧(りょうねい)Chinese aircraft carrier Liaoning-CV-16が、シリアの、ロシアが海軍基地で使用するタルトスTartousにミサイル巡洋艦1隻とともに入港したと言われているが、目的など詳細は不明で、ロシアも何も説明もしていない。参照記事
現場を掘り起こしたところ、男性が死亡しているのが見つかった。警察によると、この男性は地元の農場の労働者で、18日夜、アルコールショップから酒に酔って徒歩で帰宅する途中、道路の陥没穴に転落した。辺りは真っ暗pitch darkだったことから、穴に気付かなかったと見られる。現場ではこの日、道路補修の夜間工事が行われ、作業員は、男性が落ちて倒れていることに気付かないまま穴を埋め、ロードローラーで地ならしをした。
警察は道路工事を行った作業員1人と運転手1人を過失殺人容疑で逮捕。当局は死亡した男性の遺族に補償金5万ルピー50,000 rupees ($760:約9万円:)を支払った。参照記事 英文記事 英文記事
穴だらけの道路や排水溝の穴はインドでは都市部でも普通で、2014年には、インドで欠陥道路や街灯の不備、野生動物が原因の道路事故で7700人が死亡している。(各記事の内容を合わせて編集してあります) それにしても、ずさんな工事管理と人命の補償が安いのには驚かされる。筆者も商用でインドへ行った際、穴でバウンドした衝撃でタクシーの上に載せたスーツケースが落下し、中身が道路に散らばった経験がある。
すっかり秋になり、小雨の日が多く、キツネのセイヤも2日振りにやってきました。その日は6時くらいまで外で砂利道の補修などして、7時過ぎのえさの用意に戻っていると、どこからかこっちを見つけたのでしょう。まだ明るいうちにセイヤが目の前に歩いてきます。
「セイヤ!こんな明るい時間に会うのは久しぶりだね」と言いながら晩御飯を用意し、「明日もおいでよ」と別れました。次の日は明るい時間には現れず、いつものように7時くらいに外に出ると、玄関横のうす暗い地面に伏せて待っていた。写真左
実際は待っているという受動的な行動ではなく、餌を催促する能動的な行動だというのは、今までの観察でわかってきた。
少し前、警戒心が強く、足の悪いシロと一緒に現れた時、まずは何時ものようにセイヤが用意した餌を先に食べる。容器を見れば空になっている。セイヤが一匹で来た時には、自分のを食べればすぐに巣のあるほうへ帰るセイヤが、その時はまた地面に伏せて動かない。シロの分を用意して様子をみると、セイヤは補充した餌を食べずに確認だけして、離れた場所でシロが食べるのを見ている。やがて食べ終わったシロと一緒に暗闇に消えた。
こんなことが何度かあって、セイヤが伏せてこっちに姿を見せているのは「催促」だと確信した。
しっかりとした意志を持った行動だということが分かる。シロの分を催促するのは、警戒心が強くて人間に近寄れないシロを庇(かば)っているようにも見える。
シロの足はなかなか治らず、多少良くはなったが、今でもビッコを引いて3本足で歩いている。どうも足に障害を残したようだ。セイヤと一緒でない日、たまに餌場の前に座って待っているのは、セイヤから学習したのだろう。縄張りに神経質な野生のキツネが、一つの餌場を共有すること自体珍しいのではないだろうか?これもセイヤの優しさだと思っている。セイヤの尻尾はもう冬の用意か、少し太くなったようだ。
キツネが2匹になったので、多めの餌を保管しなければならず、餌保管用の小さな冷蔵庫を買った。小さいが、冷凍室が大きめで、これで餌切れの心配もなく、夏も餌を腐敗させることもないだろう。ここに、いろんな方の好意で頂いている鳥皮や肉片などを保管している。小さいとはいえ、これを一人で乗用車で運ぶのは大変だったが、楽しみにしているキツネたちのためと、腰痛のオッサンは頑張ったのです。当然中古ですが、2012年製なので、しばらくは持つだろう。下の冷蔵と完全に分離しているので匂いも回らないのがありがたい。下の冷蔵は空っぽで、今のところ入れるものも無い。価格は1万円だった。キツネとの付き合いも、すでに3年になり、餌の用意は当然、年中無休である。
2015年9月26日:ブログのチェックをしていて、時計を見れば7時半、あわてて外に出た。セイヤが玄関横で待っていたが、急に雪かと思うほど冷たい雨がぱらつきだした。急いで餌を用意して再び外へ。セイヤは一度引き返したお父さんが気がつかなかったと思ったのか、前より、より玄関に近い場所で伏せている。「セイヤ、急いで食べなよ、雨が強くなりそうだ」とセイヤに言いながら餌を置いた。シロの姿は見えないが、夜9時以降位の遅い時間に来て食べるようだ。後で補充だ。最近は2匹一緒の場面を見ていないが、シロは遅い時間に一匹でえさ場には来ている。早いな、もう初雪の時期か、、。
騒ぎを起こしたのは、ミロシュ・ゼマン(Milos Zeman)大統領に批判的ないたずらアート集団「ZTOHOVEN」の30~40代の男性メンバー3人。煙突清掃人の扮装(ふんそう)で大統領府の屋根に上り、元々あった旗に代えて巨大な赤いパンツを掲揚した。メンバーらは公式ウェブサイトとSNS大手フェイスブック(Facebook)の公式ページで「これが恥ずかしい男の旗だ」と赤いパンツを紹介していた。このアート集団は、ゼマン大統領(写真で習近平国家主席、プーチン氏の左)が中国やロシアと不健全に緊密な関係にあると批判しており、赤いパンツはそれを象徴したものだという。3人は逮捕された。警察によると禁錮2年の刑に相当する可能性があるという。2015年9月3日の「抗日戦勝70周年」を記念する中国の軍事パレードに、米国と同盟関係にある国の首脳で出席したのは、チェコのゼマン大統領と朴大統領だけだった。チェコは中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)にまだ加盟していないが、ベルギー、ウクライナと並んで「参加検討国」になっているとされている。
難民対策についてチェコCzechのホバネツ内相は9月13日、難民や移民がハンガリー経由で大量流入しているオーストリアとの国境で警察部隊を増強し、難民らの流入を阻止すると述べ、過去に「移民は皆、チェコやスロバキア(Slovakia 2004年EU加盟)にとどまりたくないのに、どうしろというのか」と述べ、国連の難民受け入れ分担義務化は彼らの希望に沿っていないと指摘していたが、最近は東欧のポーランドと共にチェコは難民を受け入れる可能性を示唆している。
ドイツは難民らの流入を制限するため、9月13日に入国検査を導入し、オーストリアからの列車の入国を停止。ホバネツ氏は、チェコがオーストリアからドイツに至る唯一のルートになったとして「欧州連合(EU)の法律に従い、オーストリアに難民らを返す」と強調した。ホバネツ氏は「問題は主にオーストリアの領土内で起きている。チェコは自国民の安全を最優先にして守りたい」と話した。参照記事
チェコは歴史的に民族主義の強い国で、時には保守的ともいわれるが、2015年9月20日、チェコの防衛大臣Defence Minister Martin Stropnicky :右 は、もし必要ならシリア国内の難民キャンプに約2500人~5000人規模のチェコ兵士をすぐに派遣する用意があると公表している。その趣旨は、現地での難民申請の支援と人道支援やキャンプの警護と強調している。参照記事 現在のシリア難民の経過を見れば、国連、NATO軍も、冬を前にして至急に行うべきは、このチェコの提案ではないかと個人的に思う。また、今後ISへの攻撃がいっそう激化する事が予想され、ISを追い詰めれば難民キャンプに潜りこむ可能性もあるだろう。国際支援団体の調査では、難民の脱出の最大の理由が兵士らによる女性や少女らへのレイプだとされて状況からみて、シリア内の難民警護は急務だろう。すでにシリア軍は、ロシアの支援でIS攻撃を加速させている。参照記事 過去ブログ:2015年9月注目されるシリアでのロシアの動き
2015年9月22日:欧州連合(EU)は22日開催した臨時の内務相理事会で、欧州に流入する難民・移民問題への対処に向け、難民ら12万人の受け入れを加盟国28カ国で分担する方針を賛成多数で承認した。チェコのホバネツ内相はツィッターで、同国のほか、スロバキア、ルーマニア、ハンガリーが反対票を投じ、フィンランドが棄権したことを明らかにした。参照記事