2014年10月
2014年10月28日、米科学誌プロスワンPLOS ONEの調査結果によると、ガラパゴス諸島Galapagos Islandsエスパニョラ島Española IslandのゾウガメEspañola giant Galapagos tortoisesが、絶滅の危機を脱した。
約５０年前にはわずか１５頭に減少していたが、現在は約１０００頭にまで増え、人が手を貸さなくても自力で存続が可能となったという。
調査を率いたニューヨーク州立大学環境科学・森林学部のジェームズ・ギブズJames Gibbs,教授は、エスパニョラ島に人間が到達する前は、５０００─１万頭いたとみられると述べた。下は餌になるサボテンの木で、葉はほとんど下に自然には落ちないため、カメの首は長く発達した言われる。
カメの個体数は、１９６０年代にエスパニョラ島で発見された１４頭を捕獲し、米カリフォルニア州サンディエゴの動物園にいた１頭とともに、繁殖プログラムを通じて回復させた。カメはその後島に戻された。
一方、ピンタ島Pinta island で発見された近縁種のカメは繁殖がうまくいかず、2012年にこの種で最後の個体となった「ロンサム・ジョージLonesome George： ジョージはガラパゴスゾウガメの亜種、ピンタゾウガメ：Geochelone nigra abingdoni」が死んでいる。ピンタゾウガメの遺伝子は、2012年、イサベラ島Isabela islandのウォルフ火山Wolf・Ｖ付近に生息するゾウガメに残っているのが確認されている。 英文記事 参照記事 英文記事 過去ブログ：2012年6月ロンサムジョージ 亡くなる ガラパゴス諸島 エクアドル
テンプル騎士団"Knights Templarの最大ボス セルバンド ゴメス マルチネス Servando Gómez Martínez別名ラ トゥータ La Tuta (The Teacher)の娘が2014年10月22日逮捕されていましたが、ミチョアカン州検察は証拠不十分として釈放しています。釈放されたのはアレハンドラ サヨナラ ゴメス パティニョ Alejandra Sayonara Gómez Patiñoです。 ラ トゥータの娘は高速道路マトラコムルコ・モレリア線のメヒコ州state of Mexicoアトラコムルコ市で警察に逮捕されていました。参照記事 参照記事
ラ トゥータ La Tutaが、敵対関係のはずのミチョアカン州 の自警団のリーダーであるルイス アントニオ トレス トレス別名エル アメリカノと会ったり、テンプル騎士団の幹部が元ミチョアカン州知事の息子や市長２人と会ったりで、話題に事欠かないテンプル騎士団だが、ギャングの親分の娘の名が「サヨナラ」とは、、。父親の方は、逃亡生活に疲れたのか、最近「テンプル騎士団にはうんざりしている」と語り、体調も良くないし、鉱山経営でも考えていると発言している。それで罪が消えるわけでもないだろうに、、、。参照記事 過去ブログ：2014年9月10日メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2014年5月～ メキシコ
2017年6月23日：その後、1日として同じ場所に居ないとさえ言われるほど警戒心の強い ラ トゥータ La Tutaだったが、ミチョアカン州のモレリア Morelia, Michoacánの山岳地の狭い廃坑に隠れたりしていたが、油断して出てきたところを2015年2月27日、治安警察に発見されて逮捕さ
れ、後継ボス、イグナシオ レンテリア アンドラデ別名エル セニソIgnacio Rentería Andrade, alias "El Cenizo," ：右 も、2017年6月21日ミチョアカン州Michoacánで銃撃戦の末逮捕された。因みに、ラ トゥータ La Tutaの逮捕のきっかけは、数多くいるガールフレンドの一人 Luluが、彼の誕生日にケーキを運んだのを警察が怪しみ、彼の居場所を突き止めたと書かれている。彼は37人の子供の父親でもあるそうだ。 参照記事 参照記事 
2014年10月29日のAl Jazeeraは、2014年10月28日、イラク北部、クルド人自治区 Kurdish autonomous areaのクルディスタン地域政府Kurdistan Regional Government ：KRG の決定によるアルビール Erbil（首都）からシリアのコバーネKobaneに向かう 数10人のクルド・ペシュメルガ兵士Kurdish Peshmerga soldiersと、物資や兵器を積んだトラックやバス50～60台の車列を確認したと報じている。その他の兵員は空路トルコへ向かい、トルコ経由でコバーネのクルド部隊に合流するといわれる。これより先ＫＲＧは、兵員150名の派遣の用意ができたと公表している。しかし、クルド組織（特にトルコ領内での分離独立で長年争った政治結社ＰＫＫに対してで、イラクのＫＲＧとトルコの関係は良好と言われる）の再軍備化を懸念するトルコはＫＲＧの決定に難色をしめした。欧米の圧力でトルコ経由の派兵を認可はしたが、派遣部隊の直接戦闘参加には異論を唱え、ＫＲＧ側も表面上、派遣部隊は戦闘地での技術支援など、後方活動を行うと発言している。トルコ側のクルドＰＫＫ組織への確信的警戒心にはトルコ国内のクルド人らから反発が多く、トルコ国内の治安が不安定になっている。3色旗はＫＲＧの旗 参照記事 映像：コバニの支援に向かうイラクのクルド人部隊 Iraq Kurd fighters leave base for Syria deployment
トルコ領通過時に歓迎される派遣隊
このＫＲＧの派兵決定は大きな問題を含んでいる。本来、イラクからの軍事支援であれば、正規なイラク政府軍が妥当だが、イラク政府内の政治的混乱、正規軍の各地での敗退、統率の乱れなどから、イラク政府は自国内の自治政府ＫＲＧの申し出を渋々飲むしかなかったといわれる。実際、イラクでは、クルド軍の軍事力が頼みの綱で、イラク各地でクルド兵がイラク軍、シーア派志願兵と共にＩＳと攻防を展開している。長年シーア派主流のイラク政府から冷遇されていたＫＲＧは、ＩＳのイラク内での勢力拡大時も、ＩＳがクルド人自治区へ攻めてくるとは思っていなかったようで、実際夏ころまでＩＳの侵攻はクルド自治区以南に限定されていた。ＩＳはクルド側から物資を調達し、闇の石油販売もクルド経由でクルド人商人からトルコへ密売されていたことが確認されている。ＩＳも当時はクルド自治政府を敵対視しせづ、彼らの攻撃目標はシーア派及びイラク政府で、イラクをＩＳとクルドで2分しようとの思惑さえ感じられた。クルド人の多くはスンニ派と分類されているが、世俗的スンニ派といわれ、シャーリア法を表に出す原理主義とは程遠い。イラク地図は、クルド人、スンニ派、シーア派の分布図しかしその関係も、クルド地区に隣接する石油施設をＩＳが占拠し始
めた9月頃から亀裂が生じ、ＫＲＧは米国の説得で反ＩＳの方向へ立場を変え、同時にＩＳも露骨にクルド人地区への攻撃を強めてきたと、ここの過去ブログから読み取れる。これらの事は、ＫＲＧの今後のイラク内の政治的発言力を強め、場合よってはクルド人国家の成立にもつながるかもしれないと想像している。もしそうなれば、問題は国境を接するトルコにとっても大きな軍事的脅威となり、結果的にシリア北部のＰＫＫとの問題が複雑化する可能性を含んでいる。写真下はイラク北部でＩＳに対抗するクルド兵 この陣地では、ＩＳがトラックに乗せた50ミリ砲などにはひとたまりも無いだろう。 彼らクルドは、欧米
からの武器支援は不十分だと語っているが、ドイツ製の武器が Peshmergaに支給されつつあり、また、ドイツ軍による訓練がドイツ南部、イラク北部で進行中。彼らにはカラシニコフ・アサルトライフルに変わり、16000丁のドイツ製Ｇ３６、8000丁の拳銃、対戦車ロケットなどが支給されている。 参照記事これまでの欧米のクルドへの腰の引けた対応は、クルドを強化すれば、クルドの独立という新たな問題を招きかねないとの懸念からだろうか？しかし、ＩＳの余りの躍進ぶりに脅威を感じたというのが事実だろう。イラク現政府も、幾度か欧米のクルド支援に否定的な見解を述べているが、これは油田の多くがクルド人地域にあるためだろう。下はＩＳの対空機銃 ほとんどがイラク、シリア軍からの略奪品と言われ、軍記が乱れ、横流しの頻繁なイラク軍への武器支給はしない方が賢明だろう。 参照記事 過去ブログ：2014年10月シリアへ派兵のクルド兵は200名 世界でテロ頻発の恐れ クルド軍、ISの反撃を撃退する シリア トルコ 2013年10月PKK トルコに再度宣戦布告か？トルコ 2013年7月クルド人合同軍がシリア紛争に参戦 シリア 2013年6月クルド人組織ＰＫＫ、イラク北部に集結進む シリア
2014年10月30日：ＢＢＣは29日付で、コバーネKobane（Kobani)にシリアからＦＳＡ：Free Syrian Armyを主体とするクルド支援部隊がトルコの検問所Mürşitpınar border crossing経由で市に到着したと報じた。兵員５０～200名（最終的には1300人規模を予定と言われる）、車両８0台ほどが28日？夕刻から29日未明に到着し、今後、現在トルコ領内を移動中のイラクＫＲＧからのクルド支援部隊Kurdish Peshmerga fighters （約150～200人規模 トルコは150名規模を認可済）、戦闘中のYPG革命防衛隊、クルド民兵（現在規模約2000人）と合流する。ＦＳＡはすでに、アサド政権軍と3年半の戦闘経験がある。コバーネでの激しい攻防はすでに6週間を経過し、攻守双方で800人以上が死亡したといわれる。米軍は28～29日で、コバーネ周辺へ14回の空爆を行った。地図はクルド人居住地域の分布とコバーネ 参照記事 参照記事 
ニュー
ヨークポスト紙The New York Postの2014年10月26日の報道によれば、武装組織「イスラム国 Islamic State (IS) 」がロシア人技師セルゲイ・ゴルブノフSergey Gorbunov 氏；写真右 を今年の春に銃で処刑していた。同紙によれば、「イスラム国」は2012年末
から数えて23人の外国人を捕虜にしており、うち5人が処刑され、3人がいまも捕虜のまま。ゴルブノフ氏の処刑は今年春に行われた。彼の処刑はビデオに撮られ、ほかの人質に見せ「お前らの国が対応しなければこうなる」と告げたという。 過去に送りつけられたセルゲイ氏が登場するビデオの中で彼は、「イスラム国」はゴルブノフ氏と交換に身代金およびシリアのHamaの刑務所に拘束中のサウジアラビア人スレイマン・ハリドKhalid Suleiman氏の解放を求めていると発言していた。
別な記事では、「Jaish al-Muhajireen wal-Ansar (JMA, Arabic: جيش المهاجرين والأنصار Army of Emigrants and Supporters)」という組織が犯行声明を出したと指摘されている。この組織は以前「Muhajireen Brigade (Katibat al
り、現在は反シリア政府組織としてシリアで活動している。シリアのヌスラ戦線には、多くの外人部隊が合流しており、コーカサスから参入のこの組織もその一つと見ることができ、反ロシアの彼らがロシア人を誘拐したことの説明にもなる。ビデオの中では、支払期限は5日間以内とされ、要求はシリアとロシア、2カ国に向けた物だったが、両国とも要求に対するコメントを出していない。写真は参考写真で、シリアで活動するロシアからのイスラム組織 恐らくＪＭＡと思われる。 参照記事：Hundreds of North Caucasians Have Joined the Ranks of Syria’s Rebels 参照記事 参照記事過去ブログ：2014年4月テロの止まないチェチェンと過去の民族虐殺の歴史 ロシア 2008年8月何とか地域紛争の規模で終結か、グルジア
Jaish
al-Muhajireen wal-Ansar ("Army of Emigrants and Supporters") - See
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ニューヨークポスト紙の報道では、処刑の原因はロシア政府が身代金の支払いを拒否したこと、という点に力点が置かれている。「ただし、今年の秋には英国人がやはり身代金支払い拒
否のため処刑さ
れているということをぜひ指摘しておきたい。」とロシア紙は、ロシア政府の対応が独善的ではないという弁護的な言い回しをしている。 「イスラム国」のもとにはもうひとりロシア人捕虜がいるとされる。2013年9月、シリアのアレッポ地区Aleppo regionで拉致されたトムスクの旅行者（ヒッチハイカー、旅行家、ブロガー）コンスタンチン・ジュラヴリョフ Konstantin Zhuravlyov氏；写真下 で、彼はヒッチハイクでサハラ砂漠を目指していて、これまでにも多くの国を旅し、ロシアでは有名な人のようだ。「ロシア外務省は人質解放に注力している」と、ロシア紙は書いている、、。参照記事 英文記事 英文記事 英文記事
中国国内複数のメディアは2014年10月26日、数週間の内にオーストラリア当局は中国政府に指名手配されている同国に潜伏中の重要経済犯罪容疑者７人の計約１０億ドルの資産を凍結する予定と報じた。今年７月からの「狐狩猟行動」という中国側の捜査活動の一部分だとしている。
報道で、捜査活動は一部欧米国家の政府と警察当局の協力を得ている、と伝えた。
豪州政府と中国政府は犯罪人引渡し条約を結んでいないが、報道は、豪州政府が中国側に協力する意向を示したとしている。同国潜伏中の中国政府元幹部の一部はすでに帰化しているが、汚職金の一部を押収できたとも報じた。「２００２年からの１０年間、およそ１兆ドル(約１０８兆円)の違法資金が外国に持ち出された」と報道は指摘した。
これらの報道を受け、曽慶紅’そうけいこう）元国家副主席（ former vice president Zeng Qinghong、ゾン・チンホン 江沢民グループの中心人物 ２００８年に引退後、石油利権で関係が近い周永康を政治局常務委員に昇格させ、影響力を保持）の息子で豪州に移民した曽偉（そうい Zen Wei）氏の汚職問題への関心が再び高まった。２００８年、曽偉氏はシドニー東部で、同国史上２位の販売価格とされる３２４０万オーストラリアドル(約３１億円)の豪邸を購入した。さらに５００万
オーストラリアドル(約４．８億円)をかけてリフォームをしようとしたが、オーストラリア当局の許可が下りなかった。当時、オーストラリアの主要メディア
が相次ぎ報道するなど、時の話題となった中、「実質上のマネー・ロンダリングだ」と指摘する声も上がった。写真は曽親子 参照記事 参照記事
今までの例だと、多くは中国国営企業と、その取引先の外資系企業、または相手国の出先機関との癒着や架空取引が不正蓄財の温床になっていて、日本も例外ではないだろう。多くの場合、コンサルタントや貿易会社、友好団体の表看板をあげている。参考記事：中国で100億ドル近い虚偽貿易取引が発覚＝外為規制当局
過去に米ブルームバーグは2012年7月、当時中国の次期最高指導者に内定していた習近平副主席の親族が、３億７６００万ドル（約３００億円）の資産を保有していると報じ、明らかになったのは主に習氏の姉（齊橋橋せい きょうきょう：右の赤丸）夫婦とその娘に関する資産で、香港に高級マンションや邸宅など七つの物件（推定総資産価値５５６０万ド
ル）を所有。レアアース（希土類）を扱う会社の株式を間接的に１８％保有するなどしていると報じていた。姉夫妻のファミリービジネスで、李鵬元首相ら党長老指導者から激しい叱責を受けた習氏は、娘を米国から呼び戻し、やむなく姉夫妻のパスポートを無効にするなど事実上の出国禁止措置を取ったとされる。写真は習一族
中国政府・鉄道部部長だった劉志軍（リウ・ジージュン）被告（2013年執行猶予2年の死刑判決；写真左）は計６４６０万元（約１０億２５００万円）を不正に受け取ったとされ、江沢民元国家主席と江錦恒親子；写真下 が上海で米ワーナーと自分の華人文化産業投資基金が提携した時に２００億元（約3500億円）着服 江沢民
の孫の江志成はアメリカ国籍で海外資産が15億ドル（1500億円）。
江沢民の後を引き継いだ元国家主席、党総書記の胡錦濤の子供の胡海峰は精華控股有限公司社長で資産126億元 1320万ドル（約13億4000万円）の海外資産、温家宝一族、温家宝前首相本人の海外資産が１億2000万ドル 弟の温家宏の海外資産２億ドル 息子の温云松の香港資産が1億ドル、、。等など、違法性は別として、報じられただけでも途方もない海外資産が暴露され、
参照記事 過去ブログ：2014年7月江沢民の愛人に捜査の手？ 2014年4月中国の汚職Ｇメン 30名が暗殺、行方不明 2014年3月中国軍部、公安で、過去最大の汚職摘発か？ 2013年7月鉄道汚職で2年の執行猶予付き死刑 中国 2011年6月裸官、汚職、止まらず 意外な波紋も 中国
報道で、捜査活動は一部欧米国家の政府と警察当局の協力を得ている、と伝えた。
豪州政府と中国政府は犯罪人引渡し条約を結んでいないが、報道は、豪州政府が中国側に協力する意向を示したとしている。同国潜伏中の中国政府元幹部の一部はすでに帰化しているが、汚職金の一部を押収できたとも報じた。「２００２年からの１０年間、およそ１兆ドル(約１０８兆円)の違法資金が外国に持ち出された」と報道は指摘した。
これらの報道を受け、曽慶紅’そうけいこう）元国家副主席（ former vice president Zeng Qinghong、ゾン・チンホン 江沢民グループの中心人物 ２００８年に引退後、石油利権で関係が近い周永康を政治局常務委員に昇格させ、影響力を保持）の息子で豪州に移民した曽偉（そうい Zen Wei）氏の汚職問題への関心が再び高まった。２００８年、曽偉氏はシドニー東部で、同国史上２位の販売価格とされる３２４０万オーストラリアドル(約３１億円)の豪邸を購入した。さらに５００万
オーストラリアドル(約４．８億円)をかけてリフォームをしようとしたが、オーストラリア当局の許可が下りなかった。当時、オーストラリアの主要メディア
が相次ぎ報道するなど、時の話題となった中、「実質上のマネー・ロンダリングだ」と指摘する声も上がった。写真は曽親子 参照記事 参照記事今までの例だと、多くは中国国営企業と、その取引先の外資系企業、または相手国の出先機関との癒着や架空取引が不正蓄財の温床になっていて、日本も例外ではないだろう。多くの場合、コンサルタントや貿易会社、友好団体の表看板をあげている。参考記事：中国で100億ドル近い虚偽貿易取引が発覚＝外為規制当局
過去に米ブルームバーグは2012年7月、当時中国の次期最高指導者に内定していた習近平副主席の親族が、３億７６００万ドル（約３００億円）の資産を保有していると報じ、明らかになったのは主に習氏の姉（齊橋橋せい きょうきょう：右の赤丸）夫婦とその娘に関する資産で、香港に高級マンションや邸宅など七つの物件（推定総資産価値５５６０万ド
ル）を所有。レアアース（希土類）を扱う会社の株式を間接的に１８％保有するなどしていると報じていた。姉夫妻のファミリービジネスで、李鵬元首相ら党長老指導者から激しい叱責を受けた習氏は、娘を米国から呼び戻し、やむなく姉夫妻のパスポートを無効にするなど事実上の出国禁止措置を取ったとされる。写真は習一族中国政府・鉄道部部長だった劉志軍（リウ・ジージュン）被告（2013年執行猶予2年の死刑判決；写真左）は計６４６０万元（約１０億２５００万円）を不正に受け取ったとされ、江沢民元国家主席と江錦恒親子；写真下 が上海で米ワーナーと自分の華人文化産業投資基金が提携した時に２００億元（約3500億円）着服 江沢民の孫の江志成はアメリカ国籍で海外資産が15億ドル（1500億円）。江沢民の後を引き継いだ元国家主席、党総書記の胡錦濤の子供の胡海峰は精華控股有限公司社長で資産126億元 1320万ドル（約13億4000万円）の海外資産、温家宝一族、温家宝前首相本人の海外資産が１億2000万ドル 弟の温家宏の海外資産２億ドル 息子の温云松の香港資産が1億ドル、、。等など、違法性は別として、報じられただけでも途方もない海外資産が暴露され、
逮捕済みの周永康一族の汚職は１千億元（約１兆７千億円）とまで言われている。中国人民銀行は2013年、「１９９０年半ば以降、汚職官僚や国有企業幹部の国外逃亡数は１万６０００～１万８０００人」との試算を公表し、中国の富裕層が海外に不法に持ち出した資産は約２６０兆円に達したと報じた。
ロシア紙プラウダ（英語版）は2014年1月、『中国共産党は３年以内に崩壊する』という香港誌の記事を紹介し、「記事によると、『２０１４年に経済が崩壊し、１５年に共産党の秩序が破壊され、１６年に社会全体が昏睡状態に陥る』と分析している。理由として、（１）
経済的苦境と海外へのカネの逃避（２）不動産バブルの瓦解（３）影の銀行（シャドーバンキング）問題の爆発（４）地方政府の債務不履行－を挙げ、旧ソ連の
崩壊プロセスに酷似するとあった」と報じている。これほどの資金が海外へ持ち出されれば、国内経済に還元されることも無く、中国経済は亡国の徒に食い散らかされている。市場経済の導入は、拝金主義、貧富の差、自然、環境破壊、役人天国を作り出したに過ぎない。党中央規律検査委員会によると、昨年は１８万２０００人の党員が汚職で処分を受け、２万３０００人が起訴された。摘発された大物の多くは、当局がかねて汚職疑惑を調べている周永康（チョウヨンカン）・前政治局常務委員に連なる人物だ。党の調査は周氏の親族や元部下に及んでいるとされる。
写真左は、胡錦濤の息子胡海峰（中）と周永康（左）、温家宝の息子温云松（右）
参照記事 過去ブログ：2014年7月江沢民の愛人に捜査の手？ 2014年4月中国の汚職Ｇメン 30名が暗殺、行方不明 2014年3月中国軍部、公安で、過去最大の汚職摘発か？ 2013年7月鉄道汚職で2年の執行猶予付き死刑 中国 2011年6月裸官、汚職、止まらず 意外な波紋も 中国
夕方、暗くなってから来るのでセイヤちゃんの最近の写真が無いので春先の写真今は毎日正確に6時にやってくる。どうして時間を知るのか不思議で、以前は夕暮れの太陽の日没に合わせているのかと思ったが、今の時期、6時には太陽はすっかり姿を消している。まして曇りの日などは太陽は目印にならないだろう。
それでも、ほとんど正確に決めた時間にやってきて、こっちが遅れて外に出ると、地面に「伏せ」の恰好で待っている。
以前のように、草むらからこっちを見ているようなことは無く、わざと「ここにいるよ」とアピールするような仕草をする。多分、こっちが姿に気がつかないで、餌を置かなかったことがあったのだろう。餌は、猫が食い逃げするので、セイヤの姿を確認してから置き、食べ終わったころ引き下げ、食べた量で好みや体調を見ている。
食べるのに時間がかかるが、それは習性で、ときどき餌を地面に埋めて、また戻ってきたりするからで、今日は雪混じりの雨の中、近くの地面に埋めてから戻ってきた。
本能的に、餌がとれない雪が降る時期になって来るのを分かっているのだろう。
今日は外に出ると姿が見えなかった。雨なので来ないのかと思っていると、急に木陰から目の前に出てきた。雨を避けていたのだろう。「セイヤ、濡れるから急いで食べなきゃ」と言いながら、餌箱を持っていつもの置き場所へ走る。通じたのか、セイヤも珍しく横を小走りに走る。背中の後ろに気配を感じながら、雨の当たらない場所に造ったえさ場に餌箱を置いた。
知れば知るほどキツネは不思議な動物で、お互い会話はできないが、なんとなくセイヤの意思を感じるような時がある。最初からではなく、少し前からで、同じような感覚は、2匹の猫のうち、白猫のフーからも感じる。うまく書き表せないが、例えば、餌箱を引き下げに行き「何だ、結構残しているな、、。引き下げていいのか？」とつぶやく。
なんとなくだが、「今戻って食べるよ」と聞こえてくる気がする。
数秒もしないで暗闇から目の前にあらわれる。そんな意思が確認できない時はその場で引き下げる。何度かそんなことがあると、自分の想像ではなく、セイヤが何かを伝えてきているという確信になってくる。思い込みだと言われればそれまでだが、、。
写真より毛色はかなり濃くなっていて、尻尾も太くなったように見える。
帰る方向の暗闇へ「また明日！」と声をかける。いつものように、懐中電灯の弱い光に反応して、振り返った眼が一瞬黄色っぽく光る。
2014年10月29日；今日は夕方餌箱を引き下げに行くと、すぐにセイヤが現れて、食べ残しを食べて草むらに帰った。その方角に懐中電灯を照らすと目が4つ光っている。また猫と遊んでいるのかと近づくと、二匹は二手に分かれ、それぞれキツネだというのが確認できた。「どういうことだろう？」、、セイヤは夫婦になったのか？
一匹はこちらに慣れてなくどんどん遠ざかる。いつも食事の途中でこの草むらに戻るのは、餌を分けているのだろうか？また新しい展開だ！
2014年10月27日、ドイツで行われている卓球のワールドカップ（W杯）男子シングルスで、優勝した中国の張継科（ジャン・ジーカー zhang jike）が興奮のあまり試合会場の広告を蹴り壊し、賞金を没収された。決勝戦で張は、フルセットの激戦の末、同じく中国の馬龍（マー・ロン）に逆転勝ち。張は試合後、うれしさのあまり会場にあった2つの広告板を蹴って
壊した。その後、国際卓球連盟から優勝賞金4万5000ドル（約480万円）の没収という処分が下された。張は「やり過ぎた。興奮し過ぎていた」と反省の弁を述べている。中国代表の劉国梁（リウ・グオリアン）総監督も「気迫と思い切りの良さは彼の長所だが、そ
れは理由にならない。私は恥ずかしい。これも監督の責任だ。帰ってからきちんと総括し、今後はこのような間違いが起きないようにしたい」と述べた。会場で蹴りまくる様子の映像プロレスのハルク・ホーガンじゃあるまいし、誰が卓球選手にこんなパフォーマンスを期待するだろう。幸い監督は理性のある方で、自身の責任に言及しているので救われる。医学的には、アドレナリンが多く出ているのだろうが、注目を浴びることで自意識が過剰になる選手もいる。ボクシングの亀田、スノーボードの国母選手など、気がつかないのは本人だけで、マナーはずれな言動や態度、スタイルが眼障りなことがある。これを世間は「スポーツ馬鹿」と陰で笑うが、本人たちが日本を代表する選手の場合、笑い
ごとでは済まされない。
国が恥をかくことにも通じるからだ。その国や国民の評判というのは大事なことで、時には、その競技やその国に興味を持っている人の熱まで冷ましてしまう。＊「勝って兜の緒（お：ひもの事）を締めよ：don't let your guard down even after a victory 」である。 参照記事 過去ブログ：2010年2月国母和宏 郷土の恥 はんかくさい ＊勝って兜の緒を締めよとは、成功したからといって気をゆるめず、さらに心を引き締めろという戒め。また、勝てば必ず敗者がいる。敗者への健闘を称える態度も忘れてはならない。筆者には、野球のビール掛けや、おどけたVサインさえ愚かで見苦しく見える。欧米化の悪しき部分である。少なくても、バカ騒ぎをTV中継する必要はないだろう。低俗なのは、政治家だけで十分だ。 
2014年10月27日：26日の記事で、シリア北部のコバーネKobaneで、シリアクルド軍(PKK傘下YPG）が4日間にわたるIS（ISIL）の激しい反撃に対抗し、25、26日の週末の戦闘でISを撃退したと報じられた。空爆の支援があったものの、イラク側からのクルド・ペシュメルガ支援部隊 Iraqi Kurdish Peshmerga fightersの到着が遅れているなかの奮闘だった。コバーネは小さな街だが、シリアで孤立化が進むISにとっては重要な戦略拠点で、石油の密売、兵站の入手、志願兵の受け入れなどで大きな影響が出るといわれ、その影響はすでに出ているだろう。
9月16日からのISのコバーネへの攻勢以来、すでに800人ほどが死亡し、ISの損失はその内481人、クルド側313人と英国のシリア人権監視団が報告している。21人の民間人は、空爆によるものと推測されているが、空爆の頻度からして数字はかなり低めのように思われる。写真上は、コバーネ中心部から約4キロ西の丘Tilsehir hillにIS兵士が、クルドから奪取したと黒旗を立てたものだが、その直後の空爆で彼らは逃げる間もなく死亡した。 空爆映像 同じ空爆映像、IS兵士の遺体が映っているので閲覧注意 映像：10月27日投稿コバーネに向かうペシュメルガ支援部隊 Iraqi Kurdish Peshmerga fighters 前線のYPG難民としてトルコ側へ避難した住民はすでに、20万人と言われる。トルコ側は無条件で難民を受け入れているわけでは無く、すでに主な国境検問所を閉鎖している。逃げ遅れたシリア側クルド人は夜間、家畜や作物を放棄して危険な地雷原を渡ってトルコ側に密入国している。夜間なのは、トルコ側に見つかれば狙撃されたりするからだ。その証言ビデオ 難民支援をしている日本にとって、この状況は知るべきだが、日本の報道は消極的で、されても断片的だ。理解できない「大食い」番組を流すくらいなら、こういう取材をすべきだろう。
右の炎上する戦車は、YPGがISの戦車を攻撃している映像からで、投稿は10月26日。記録映像
空爆や、クルド兵の攻撃で、ISが不利に見える状況だが、最近の記事で、ドイツの情報部の発表として、IS (ISIS)が携帯式対空ミサイル Man Portable Air Defense Systems or MANPADSを所持している疑いが有るとの記事がある。それらはシリア軍から奪取されたも
ので、もしシリアのFSAなど穏健派反政府組織が入手したので有れば、反目するISにすぐにわたるとの確証はないが、横流しされる可能性は否定できないだろう。ISは今でも石油の密売を継続していて、資金は潤沢だといわれている。参照記事英文記事 英文記事 過去ブログ：2014年10月シリアへ派兵のクルド兵は200名 世界でテロ頻発の恐れ
カナダの国会議事堂へテロリストが侵入し発砲した時、カナダの議員たちを救ったのは、普段は議会を象徴する金の杖を議場内に運ぶ役を担っている騎馬警官出身の58歳の守衛官だった。
ケビン・ビッカース（Sergeant Kevin Vickers）守衛官の通常任務は正装して二角帽をかぶり、首都オタワ（Ottawa）にあるカナダ連邦議会の権威を象徴し、議場内の秩序を保つ儀式的な役割が大半だ。しかし2014年10月22日、イスラム過激派組織に傾倒する男が議会を銃撃した際、ビッカース氏は威風堂々としたいつもの役割をおい
て銃（Smith & Wesson 5946と思われる：写真左）を取りに走り、この凶悪事件の幕を引いた。
翌23日、再開した議場内にいつも通り控えめに杖を運んだビッカース守衛官は、英雄として注目を浴び、議員総立ちの拍手喝采を受け、首相はビッカース守衛官のもとへ歩み寄り握手を求めた。
カナダ東部ニューブランズウィック（New Brunswick）州チャタム（Chatham）で酪農家と看護師の子として生まれたビッカース氏は、06年まで王立カナダ騎馬警察（Royal Canadian Mounted Police）に29年間務め、その後カナダ連邦議
会議事堂（Parliament Hill）の守衛官の職に就いた。彼は護衛官として経験豊富で、警視正にまで昇進したが、普段は武装していないため、容疑者が議会正面玄関から侵入した際には、控え室の保管庫に置いている銃を取りに戻らなければならなかった。すでに容疑者は警護官1人の脚を撃ち、ホールを図書館の方へ向かって走り抜けていた。容疑者が守衛官の控え室の隣にある小室に容疑者が逃げ込もうとしたとき、部屋から出たは彼は自分が標的になりにくいよう身を床に投げ出し、容疑者に向かって致命的な3発を撃ち込んだが、議事堂内で追っていたほかの護衛官らも、すでに発砲し
ており、マイケル・ゼハフビボー Michael Zehaf Bibeau容疑者：左 は全身に計十数発の銃弾を浴び発死亡した。右は、容疑者を射殺直後のビッカース守衛官、右手にまだ拳銃を持っている。
ビッカース守衛官はそれまで人を撃ったことはなかったという。報道によれば、その後にビッカース氏は保守党議員らに一言「私が彼を倒しました」と述べた。自らが浴びた注目について、謙虚なビッカース守衛官は「大変感動した」と述べながらも、その気持ちは「素晴らしい警護隊」とともに分かち合うべき
ものだと語った。容疑者は事件の約３週間前にオタワのリビア大使館に旅券更新を申請したが、内容の不備から難色を示されていた。シリアへ行こうとしていたと言われている。
容疑者は惨劇の直前、首都オタワの中心部にある戦没者記念碑を警備中だったネイサン・シリロ(Cpl. Nathan Cirillo)伍長24歳：右 をレバーアクション・ライフルの3030ウィンチェスターで殺害し、通りがかりの車を奪い、その車で議事堂近くへ乗りつけていた。殺害されたNathan Cirillo兵士は、動物愛護家としても有名だったそうで、彼は保護した犬たちと暮らしていた。写真下左は、帰らぬ伍長を待つ犬たち。ごめい福をお祈りする。 参照記事から抜粋 ニュース映像 英文記事 過去ブログ2014年10月シリアへ派兵のクルド兵は200名 世界でテロ頻発の恐れ
環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているカブトガニの国内有数の生息地である大分県中津市の中津干潟を、県中津土木事務所がパワー
ショベルで掘削していたことが分かった。台風１８、１９号で漂着したゴミを除去するためだったが、付近ではカブトガニが産卵したばかりで、卵や幼生への影
響が避けられないとして、保護活動をしている地元団体は被害状況を調べる考えだ。
保護に当たっている中津市のＮＰＯ法人「水辺に遊ぶ会」によると、掘削されたのは中津
干潟の中でも生息密度の高い舞手川河口付近だった。定期的な
干潟調査のため、会の足利由紀子理事長が2014年10月18日昼ごろに現地を訪れたところ、パワーショベル２台で砂浜に打ち上げられた草やペットボトルなどを泥とと
もにすくって除去していた。掘削範囲は３平方メートルほどで、深さ２０〜３０センチとみられる。中津土木事務所の菖蒲明久所長は「ノリ業者から種付けをするので、早く撤去してほしいとの要望があり、１７日から作業を始めた。希少動物への配慮が足りなかった」と釈明している。 中津干潟は日本最大級のカブトガニの生息地とされる。会が舞手川河口を今年夏に調査したところ、８０メートル四方に２５０匹が
確認されている。
こんな無能な管理職が上司だから、土木関係は土建屋と馬鹿にされる。地域の状況の変化なども無視して、「法律上は～」[きまりで～」という言い方を、筆者は最近土木事務所で聞いたばかりで、「そんな行政では地域は良くならない」と言い返した。それは道路標識に関してだったが、一般に行政の動植物や自然に対しての無神経ぶり、管轄地域への無知、不勉強は実に情けない。これを釈明で済ませるのか？「法律が～」などと言う前に、法律自体が旧態依然で、自然や生き物にたいする愛護精神に欠けたものであると知るべきだ。そこに無知や怠慢、不勉強が重なればこういうことが起きる。 参照記事
kokusaihouni 
イラク北部のイラク第2の都市モースル（Mosul）がIS（ISIS
)に制圧され、すでに4カ月になる。米、有志国軍の空爆はもっとも頻繁にモースル周辺に行われているが、ISの占拠は今でも続いていて、正確な状況は伝わってこない状況だが、2014年10月23日、BBCの記事が内部からの情報を伝えている。伝えてきた記者の友人は、以前裁判所の警備を担当していて、処刑を恐れて市内に隠れ住み、今は彼の所在は誰にもわからない。
一時は60万人以上の人口がいたが、身に危険を感じた多くが街を去り、今は、厳格なイスラムのシャリーリア法で管理され、従わないものの公開処刑が通りで行われているという。
ISは市内にチェックポイントを設け、通行人の身分の確認を頻繁に行うため、多くが街に出ないで息をひそめて生活している。
ISの兵員は日増しに増え、彼らは黒いユニフォームに、伸ばし放題の髪にひげを蓄え、長いことシャワーも浴びていないようだ。空爆は街に何の変化ももたらさづ、不安は日増しに募るばかりだと、内部からの報告を伝えている。
地図のグレーの部分がISの制圧地域で、市民が人質状態では空爆もできないのだろう。写真では、市民がISの旗を持ってIS支持の行進をしているが、表情はこわばり、強制されているのが見て取れる。
モースルから脱出できずに隠れ住んでいる女性の話では、ISの急な攻撃にイラク軍は敗退し、市は数時間でISに支配されたという。逃げ出そうにも、すぐに周辺の道路は封鎖され、市から逃げ出すこともできなかったというのが、モースルの6月の状況だったようだ。参照記事
内部を伝える記事からは、約5カ月のIS支配下のモースルは、水も食料も不足し
、公的な機関は機能せず、労働者はほとんど失業状態にある。通りはごみで溢れ、住民は迫りくる冬の対策もできない。電気は1日2時間ほどしか利用できづ、調理に必要な灯油は、市内では5倍の値段に高騰し、ほかの物価も高騰し、トマトは６倍以上の価格になっている。特にイラク軍が、シリア国境のRabia検問所を閉鎖してから経済状況が悪化している。当然、以前は配給されていた米や麦、食料オイルや砂糖なども配給が止まっている。スンニ派の多いモースルは、スンニ派を差別していたシーア派イラク軍がISに街を追われた時、それを歓迎した、しかし、その後の状況は当時より悪くなるばかりだ。 参照記事
別な記事では、モースル奪取のために募集された警官志願者の様子が報じられているが、多くは戦争の経験がなく、経験豊富で、熱狂的なISに立ち向かうには不安が多いと記事は書いている。過去の情報から、モースルの軍人が一目散に市民を置いて逃げ出したのは、当時彼らには十分な兵器も弾薬も支給されていなかったからといわれているが、十分に与えれば横流ししてしまうという、意識の低さにも問題があるようだ。そのせいか、志願した全部の兵員には銃はまだ届いていない。 路上処刑や即決処刑はイラク軍も頻繁に行っていて、国際法の認識などは、微塵も持ち合わせていないようだ。 映像；バグダッドでの訓練の様子 イラク軍の路上処刑
10月25日の報道では、クルド軍、イラク軍は空爆支援のもと、北部モースル周辺、南部バグダッド南部でISの支配地を奪還したと公表。具体的には、クルド人地区にあり、8月以来占領されていた北部Zumar、Mosul dam周辺、石油産地Bayji、南部では Jurf al-Sakhar、Najaf 、Karbala.でISを排除したとされる。南部では一時首都まで30キロの Jurf al-SakharにISが近付いたとされ、市内に侵入したISが自動車爆弾テロを敢行し、首都バグダッドは決して安全ではない。参照記事 映像：コバーネ付近で、ピンポイントでISを空爆する様子。
イラク北部のイラク第2の都市モースル（Mosul）がIS（ISIS)に制圧され、すでに4カ月になる。米、有志国軍の空爆はもっとも頻繁にモースル周辺に行われているが、ISの占拠は今でも続いていて、正確な状況は伝わってこない状況だが、2014年10月23日、BBCの記事が内部からの情報を伝えている。伝えてきた記者の友人は、以前裁判所の警備を担当していて、処刑を恐れて市内に隠れ住み、今は彼の所在は誰にもわからない。
一時は60万人以上の人口がいたが、身に危険を感じた多くが街を去り、今は、厳格なイスラムのシャリーリア法で管理され、従わないものの公開処刑が通りで行われているという。
ISは市内にチェックポイントを設け、通行人の身分の確認を頻繁に行うため、多くが街に出ないで息をひそめて生活している。
ISの兵員は日増しに増え、彼らは黒いユニフォームに、伸ばし放題の髪にひげを蓄え、長いことシャワーも浴びていないようだ。空爆は街に何の変化ももたらさづ、不安は日増しに募るばかりだと、内部からの報告を伝えている。
地図のグレーの部分がISの制圧地域で、市民が人質状態では空爆もできないのだろう。写真では、市民がISの旗を持ってIS支持の行進をしているが、表情はこわばり、強制されているのが見て取れる。モースルから脱出できずに隠れ住んでいる女性の話では、ISの急な攻撃にイラク軍は敗退し、市は数時間でISに支配されたという。逃げ出そうにも、すぐに周辺の道路は封鎖され、市から逃げ出すこともできなかったというのが、モースルの6月の状況だったようだ。参照記事
内部を伝える記事からは、約5カ月のIS支配下のモースルは、水も食料も不足し
、公的な機関は機能せず、労働者はほとんど失業状態にある。通りはごみで溢れ、住民は迫りくる冬の対策もできない。電気は1日2時間ほどしか利用できづ、調理に必要な灯油は、市内では5倍の値段に高騰し、ほかの物価も高騰し、トマトは６倍以上の価格になっている。特にイラク軍が、シリア国境のRabia検問所を閉鎖してから経済状況が悪化している。当然、以前は配給されていた米や麦、食料オイルや砂糖なども配給が止まっている。スンニ派の多いモースルは、スンニ派を差別していたシーア派イラク軍がISに街を追われた時、それを歓迎した、しかし、その後の状況は当時より悪くなるばかりだ。 参照記事別な記事では、モースル奪取のために募集された警官志願者の様子が報じられているが、多くは戦争の経験がなく、経験豊富で、熱狂的なISに立ち向かうには不安が多いと記事は書いている。過去の情報から、モースルの軍人が一目散に市民を置いて逃げ出したのは、当時彼らには十分な兵器も弾薬も支給されていなかったからといわれているが、十分に与えれば横流ししてしまうという、意識の低さにも問題があるようだ。そのせいか、志願した全部の兵員には銃はまだ届いていない。 路上処刑や即決処刑はイラク軍も頻繁に行っていて、国際法の認識などは、微塵も持ち合わせていないようだ。 映像；バグダッドでの訓練の様子 イラク軍の路上処刑
10月25日の報道では、クルド軍、イラク軍は空爆支援のもと、北部モースル周辺、南部バグダッド南部でISの支配地を奪還したと公表。具体的には、クルド人地区にあり、8月以来占領されていた北部Zumar、Mosul dam周辺、石油産地Bayji、南部では Jurf al-Sakhar、Najaf 、Karbala.でISを排除したとされる。南部では一時首都まで30キロの Jurf al-SakharにISが近付いたとされ、市内に侵入したISが自動車爆弾テロを敢行し、首都バグダッドは決して安全ではない。参照記事 映像：コバーネ付近で、ピンポイントでISを空爆する様子。 
日本の経済産業省は2014年10月23日、カザフスタンとの間の投資協定に署名したと発表した。 同国内での日本企業の投資が不当に扱われないようにするほか、投資家が被害 を受けた場合は国際仲裁機関に訴えることができる。両国の国会などで承認を受け、来年中に効力が発生する見通しという。
過去の記事からは、「カザフスタン（住友商事）重希土類の産出と精製。2012年11月開所、2013年から日本へ輸出予定」と、日本企業の具体的な経済交流が読み取れる。２００１年に中国、ロシアが中心になって設立した上海協力機構(Shanghai Cooperation Organisation：正式加盟国： 中国・ロシア・カザフスタン・キルギスタン・タジキスタン・ウズベキスタンなど）への日本の経済進出は具体性を帯び、相互の貿易も具体化しつつある。
こんな状況を2014年10月22日、シンガポール華字紙・聯合早報（電子版）は、「日本はアジア征服の夢をあきらめていない、中国は万全の準備をすべし」と主張する記事を掲載した。「、、日本は忍者国家であり武士道精神の国だ。どのようにして日本が大日本主義を実現化するのかを予測することは困難だ。日本が平和主義を完全に手放し、軍国主義の道を突き進む可能性がある限り、中国は万全の準備をしておかねばならない。、、」とも書いている。参照記事 もう笑うしかない。過去ブログ；2014年6月日本よ、馬鹿は無視して先へ進め 2013年4月日本の西進 モンゴルへ、カザフスタンへ、、。 2012年11月日本の戦略的経済圏中央アジアへ拡大 カザフスタンのレアアースプラント始動 2012年5月日本のレアアース確保 カザフスタン、他と 2010年10月中国 イスラム圏への進出 2010年4月中国の周辺 ２０１０年４月
2015年1月1日：東芝グループが、世界有数の資源国である中央アジアのカザフスタンの新たな原子力発電所に、原子炉１基を納入する見通しとなった。旧ソ連圏に日本企業が原発を輸出するのは初めてとなる。政府が成長戦略の柱に掲げる日本企業のインフラ輸出に弾みをつけ、資源国との関係強化も期待される。 カザフ国営の原子力会社「カザトムプロム」と１２月下旬に協議して受注が固まった。東芝子会社の米ウェスチングハウス（ＷＨ）製の出力１００万キロ・ワット規模の新型加圧水型軽水炉「ＡＰ１０００」で、受注額は４０００億～５０００億円となる見込みだ。２０３０年までにカザフ北東部のクルチャトフで運転を開始する予定だ。参照記事
過去ブログ：2014年10月コバーネの攻防 Battle for Kobane シリア イラク
よりの継続
10月23日に記事によれば、トルコの大統領 レジェップ・タイイップ・エルドアンPresident Recep Tayyip Erdogan氏が、コバーネに派遣されるイラクのクルド兵ペシュメルガ（クルド人民兵組織：Peshmerga fighters）は200名で、重火器の訓練終え次第トルコのSuruç経由でコバーネに向かいつつあると声明を出した。記事からは、トルコ側がその装備、兵員数などに干渉しているようで、互いに敵対関係にある、最近までのトルコ、クルドの関係が影を落としているようだ。
写真には、ドイツ南部でドイツ軍から対戦車誘導ミサイル訓練を受けるクルド兵との説明があり、現在コバーネに迫っているIS（ ISIL）をしのぐ武器の操作を訓練された特殊兵団となる。ドイツからはＧ３６アサルト・ライフルが大量に支給され、イラク北部で訓練が進行中 映像：ドイツ軍のクルド兵訓練 参照記事
米軍は22日、23日にかけて4度の空爆をISのポジションで実施し、車両や指令所を破壊し、デリゾール Deir Ezzorでは、ISの保有するオイル貯蔵タンクも破壊したと公表した。
クルド兵の武装強化を懸念するトルコは、米軍の空からの兵器物資の支援には否定的な見解を示している。
トルコにとってクルド兵は、トルコ領、シリア領からの分離独立を叫ぶ「テロリスト」の位置づけで、シリア領内クルド人地区における民族主義政党、民主連合党（または民主統一党 PYD：Partiya Yekitiya Demokrat，Kurdish DemocraticUnion Party）の軍事部門（人民防衛隊：YPG、 Kurdish Popular Protection Units）の軍備強化に相当神経質になっており、1984年以来トルコ領内で分離独立を叫ぶ過激組織PKK（クルド労働者党：Kurdistan Workers’ Party）の分派組織PYDが、トルコにとって次のISになりかねないとの懸念は以前から言われている。トルコにとっては、ISと同じほどにクルドが目前の脅威ということだろう。YPGは反アサド派だが、同じ反アサド派のヌスラ戦線などとは領土問題で対立し、ハサカ県で幾度も戦火を交えている。参照記事 参照記事
カナダ連邦議会議事堂銃撃事件などカナダ国内で相次いで起きたテロ事件は、治安当局がイスラム過激思想で要注意人物として国外渡航を禁止していた人物による犯行だと2014年10月22日、地元メディアが伝えた。カナダ東部のモントリオールでは2014年10月20日、イスラム過激思想に傾倒した男Martin Rouleau（ Martin "Ahmad" Couture-Rouleau、２５）が兵士二人を車ではねて一人を殺害。逃走したところを警察に射殺された。参照記事
22日カナダの議事堂へ車で乗り付け侵入し、射殺されたカナダ国籍のマイケル・ゼハフ・ビボー Michael Zehaf-Bibeau容疑者（３２）写真右 も、治安当局からすでに中東の過激派に合流する恐れのある「要注意人物」として監視対象になっていた人物で、過去に麻薬所持や脅迫で有罪になっていて、かなりな麻薬中毒だったと報じられている。カナダ生まれだが父親がリビア出身で、2重国籍の可能性がある。隣の女性は米国人で、最近ISに参加しようとしていてFBIに拘束された。すべては、ISがインターネットで流したプロパガンダビデオに呼応したものと言われている。議事堂内の映像など 参照記事 参照記事
2014年10月24日：トルコの大統領 レジェップ・タイイップ・エルドアンPresident Recep Tayyip Erdogan氏は24日、シリアの穏健派反体制組織FSA1300人
のコバーネ防衛への参加を認め、トルコ経由での移動ルートを模索していると声明を出した。結果的に、FSAが、一時は対立したクルド勢力を支援することになる。現在コバーネ防衛には、PYD傘下のシリアクルド防衛隊YPG約2000名が参加しているとされ、 イラクからの支援部隊ペシュメルガIraqi Kurd Peshmerga200名の戦闘参加は今週中になる見込みといわれている。24日のトルコ紙は米軍の空爆により、これまでに少なくても500名以上のIS兵員が殺害されたと報じている。 この空爆の映像は、コバーネの西側と思われ、ISに再び奪取されたが空爆で丘に
いたISは全滅し、クルド側が再度奪取した。 参照記事 参照記事
一見トルコ側に厳重に管理されているシリア～トルコ国境だが、実際にはトルコ国境でトルコ兵に賄賂を払えば自由に行き来できる状態が長年放置されていたと報道されている。参照記事
よりの継続
10月23日に記事によれば、トルコの大統領 レジェップ・タイイップ・エルドアンPresident Recep Tayyip Erdogan氏が、コバーネに派遣されるイラクのクルド兵ペシュメルガ（クルド人民兵組織：Peshmerga fighters）は200名で、重火器の訓練終え次第トルコのSuruç経由でコバーネに向かいつつあると声明を出した。記事からは、トルコ側がその装備、兵員数などに干渉しているようで、互いに敵対関係にある、最近までのトルコ、クルドの関係が影を落としているようだ。写真には、ドイツ南部でドイツ軍から対戦車誘導ミサイル訓練を受けるクルド兵との説明があり、現在コバーネに迫っているIS（ ISIL）をしのぐ武器の操作を訓練された特殊兵団となる。ドイツからはＧ３６アサルト・ライフルが大量に支給され、イラク北部で訓練が進行中 映像：ドイツ軍のクルド兵訓練 参照記事
米軍は22日、23日にかけて4度の空爆をISのポジションで実施し、車両や指令所を破壊し、デリゾール Deir Ezzorでは、ISの保有するオイル貯蔵タンクも破壊したと公表した。
クルド兵の武装強化を懸念するトルコは、米軍の空からの兵器物資の支援には否定的な見解を示している。
トルコにとってクルド兵は、トルコ領、シリア領からの分離独立を叫ぶ「テロリスト」の位置づけで、シリア領内クルド人地区における民族主義政党、民主連合党（または民主統一党 PYD：Partiya Yekitiya Demokrat，Kurdish DemocraticUnion Party）の軍事部門（人民防衛隊：YPG、 Kurdish Popular Protection Units）の軍備強化に相当神経質になっており、1984年以来トルコ領内で分離独立を叫ぶ過激組織PKK（クルド労働者党：Kurdistan Workers’ Party）の分派組織PYDが、トルコにとって次のISになりかねないとの懸念は以前から言われている。トルコにとっては、ISと同じほどにクルドが目前の脅威ということだろう。YPGは反アサド派だが、同じ反アサド派のヌスラ戦線などとは領土問題で対立し、ハサカ県で幾度も戦火を交えている。参照記事 参照記事カナダ連邦議会議事堂銃撃事件などカナダ国内で相次いで起きたテロ事件は、治安当局がイスラム過激思想で要注意人物として国外渡航を禁止していた人物による犯行だと2014年10月22日、地元メディアが伝えた。カナダ東部のモントリオールでは2014年10月20日、イスラム過激思想に傾倒した男Martin Rouleau（ Martin "Ahmad" Couture-Rouleau、２５）が兵士二人を車ではねて一人を殺害。逃走したところを警察に射殺された。参照記事
22日カナダの議事堂へ車で乗り付け侵入し、射殺されたカナダ国籍のマイケル・ゼハフ・ビボー Michael Zehaf-Bibeau容疑者（３２）写真右 も、治安当局からすでに中東の過激派に合流する恐れのある「要注意人物」として監視対象になっていた人物で、過去に麻薬所持や脅迫で有罪になっていて、かなりな麻薬中毒だったと報じられている。カナダ生まれだが父親がリビア出身で、2重国籍の可能性がある。隣の女性は米国人で、最近ISに参加しようとしていてFBIに拘束された。すべては、ISがインターネットで流したプロパガンダビデオに呼応したものと言われている。議事堂内の映像など 参照記事 参照記事2014年10月24日：トルコの大統領 レジェップ・タイイップ・エルドアンPresident Recep Tayyip Erdogan氏は24日、シリアの穏健派反体制組織FSA1300人
のコバーネ防衛への参加を認め、トルコ経由での移動ルートを模索していると声明を出した。結果的に、FSAが、一時は対立したクルド勢力を支援することになる。現在コバーネ防衛には、PYD傘下のシリアクルド防衛隊YPG約2000名が参加しているとされ、 イラクからの支援部隊ペシュメルガIraqi Kurd Peshmerga200名の戦闘参加は今週中になる見込みといわれている。24日のトルコ紙は米軍の空爆により、これまでに少なくても500名以上のIS兵員が殺害されたと報じている。 この空爆の映像は、コバーネの西側と思われ、ISに再び奪取されたが空爆で丘に
いたISは全滅し、クルド側が再度奪取した。 参照記事 参照記事一見トルコ側に厳重に管理されているシリア～トルコ国境だが、実際にはトルコ国境でトルコ兵に賄賂を払えば自由に行き来できる状態が長年放置されていたと報道されている。参照記事
2014年10月23日 中国チベット台湾韓国北朝鮮周辺
香港政府と学生団体の対話の前日2014年10月20日、トップの梁振英・行政長官は外国メディアの取材に応じ、学生側の真の普通選挙実施の訴求について、「実現すれ
ば、月収１．４万香港ドル(約２０万円)以下の市民が選挙を主導してしまい、福祉政策を助長し、経済発展に不利である」と発言した。これに対して人々の批
判が噴出した。学生団体の代表・周永康氏はフェイスブックで、「(梁振英の)この貧困者資格論は、いまの長官選挙制度が党・官・商結託の産物であり、民主主義ではないことを赤裸々に認めた」と非難した。「半数の市民は選挙権がないということになる。低所得者差別以外のなにものでもない」などの声も浮上した。
これまでの行政長官選挙では、経済・産業界、社会団体、議会議員などの代表１２００人からなる親中派中心の選挙委員会が長官を選んできたため、民主派の 長官は一度も誕生しなかった。それに反発する市民や民主派は長年、「一般有権者が一定の条件を満たす立候補者を指名、長官を選ぶ」という「真の普通選挙」 の実施を求め続けてきた。
一党独裁体制で一国2制度や民主主義を求めること自体が無理な注文で、本気でそれを求めれば共産党支配という現体制への非難に直結する。それが分かっていての香港だけの民主化要求は、中央と地方のエゴの衝突でしかない。「まずは選挙制度の改革」というステップを踏むという戦術だとしても、その為には、最初から中国の体制変革が必要なことが改めて浮上してきた。そのことを避けての対話要求など茶番に過ぎず、彼ら学生が本気だとも思えないというのが個人的な感想だ。筆者が彼らの行動を刹那的と非難する所以（ゆえん）でもある。
漫画はよくできていて、理解を示す長官が登場したと思えば、彼は戦車の上で、その砲身が市民に向けられ、あわてて市民が逃げようとしている。学生はもっと、中国の多くの地域で、どれほど弾圧的な、人命や人権無視の政治がおこなわれているか、自国のことをもっとよく知るべきだろう。それらが改められる方向に中国が動いたとして初めて、平和的な話し合いが可能だろうが、近い将来にそれが起きそうな気配は微塵も無い所か、全てで経済優先の状況下、情報統制や民主化への弾圧、軍備強化はより強まっている。過去ブログ：2014年10月香港行政トップに汚職疑惑
中東の戦況を見ながら、連日の殺伐とした光景に、早く終われと祈るしかない。しかし、世界にはゆっくりと時間の流れる場所もある。
映像はアフリカ・モロッコからで、無人のロバの弾く車に犬が一匹。寄ってきた車にロバは道を譲る。実は、ほとんど同じ光景を若い時、スペインの田舎で見たことがあり、懐かしくてピックアップした。その田舎では、ヤギやヒツジも犬の先導だけで牧舎に帰っていた。
朝寝を決め込んで、脇のパソコンでこの映像を見ているとフーが背中に乗ってきた。「早く書類の整理したら、、」と言われているようで、これからちょっとデスク仕事でも、、。
私はロバか？ 映像：Smart donkey and gentle Dog driver
夕暮れに来るので写真が撮れないが、キツネのセイヤも毎日夕方６時ころ出勤し、晩御飯を食べて帰っています。暗闇で、猫といるのをまた目撃したので、どうやら遊び友達のようだ。放水路のカエルはいなくなり、もう冬眠の用意に入ったのだろうか？みんな、生きるのに知恵を絞っている。殺すのに一生懸命なのは人間だけだ。
海外メディアによると、米ハーバード大学の昆虫学者Harvard entomologist・ Piotr Naskrecki氏が、南米ガイアナGuyanaの熱帯雨林のジャングルで世界一大きいクモのルブロンオオツチグモGoliath birdeaterのメスを発見した。研究のために捕獲され、現在は大学の博物館で保管されている。 この種のルブロンオオツチグモはギネス世界記録で一番大きいクモとして記録されている。恐らくほとんどの方が、この写真をみてギョッとなるだろうが、これも同じ地球に生きる仲間と思えば、かわいらしくは見えないだろうか？無理かな？
ルブロンオオツチグモは、足を広げると最長３０ｃｍ、重さ１７０ｇに達し、１匹の子犬の大きさに相当する。記事によると、ルブロンオオツチグモは人に害を与えない。ルブロンオオツチグモの天敵は鳥類だと見られる。名前は「鳥喰い」の意味を持つが、鳥は捕食せず、ルブロンオオツチグモは昆虫やネズミ、小動物などを食べているとされる。約５ｃｍある歯fangsで噛まれても人間は死なないが、毒でアレルギーを起こし、数日間痛みを伴う病気になるという。 英文記事 参照記事 参考記事
過去ブログ：2014年10月コバーネからIS敗退の報告＞18日ISの攻撃激化 シリア より継続シリア北部のコバーネKobaneでの攻防が激化している。一時は市の3分の2を制したIS：Islamic Stateが敗走し、2日間の沈黙後の18日からISが再攻撃に出て、20日夜からISとクルド軍が市を二分して激しい戦闘を継続中で、空爆は昼夜を問わず行われ、19日、20日で6回の空爆が確認されているが、一連のシリア側への空爆は、アサド大統領の意向を無視して行われている。
地図は10月20日のBBCの記事からで、シリア北東部のＹＰＧ：クルド人民防衛隊（治安部隊）とＹＰＪ：女性防衛部隊 からなるクルド側は市の西部の丘の上に本陣を置き、黄色の方向に攻撃を行っている。イラク・クルディスタン自治政府が供与した武器や医療品など24トンを、19日、コバーネ周辺のクルド軍 Syrian Kurdish fighters around Kobane.へ空から米軍が支給したとされ、兵站や対戦車携行ロケットなども行きわたっているようだ。
20日にトルコが了解したことで、イラクのクルド軍 、ペシュメルガ戦闘員Iraqi Kurdish Peshmerga fightersがトルコ国境をぬけてシリア側に入り、戦闘に参加するのは時間の問題と言われるが、20日夕刻時点では、まだ現地に到着していない。トルコは、シリア領内のPKKを母体にするクルド民兵には依然警戒するも、イラク自治区内クルド軍Peshmergaには理解を示しているとされる。米軍はトルコの変化に賛辞を送り、相互の協議を密にしつつ地上戦への支援を続けると表明し、まだ、コバーネ陥落の可能性が無くなってはいないと、状況を分析している。参照記事
上の地図は、ごく最近の各勢力の支配地域を色分けしたもので、筆者の知る限り一番正確に近況を表示している。デリゾールDeir Ez Zorでは10月21日、アサド政府軍SAAがISを包囲する戦闘が継続中と報告されている。 この2カ国にまたがる地域に、線で囲った5つの勢力や軍と、欧米、イラン、レバノン、トルコの思惑が交錯している。black/gray=Islamic State・green=FSA・red/pink=Assadists・purple=iraqi shia
・dark yellow=KRG/peshmerga・light yellow=communist kurds(YPG-PKK) 拡大図
これを見れば、ISにとってのコバーネの地理的重要性が理解できる。参照記事 参照記事 映像：シリアからトルコに逃れたクルド人の難民キャンプ 右の写真は20日、国境検問所 Mursitpinar crossingから撮影のコバーネ市南部への空爆 参照記事 参照記事・dark yellow=KRG/peshmerga・light yellow=communist kurds(YPG-PKK) 拡大図
同時にイラクの首都Baghdadに近づきつつあるISへの空爆も継続され、南部Falluja 、中部Baijiへの空爆が確認されている。２１日ＩＳはイラクのクルド地域のsinjar 山地に迫って数千人のヤジディ教徒yazid(yazd)教徒を包囲しつつあり、イラク北部で、住民虐殺の起きる可能性が払しょくされていない。反米シーア派国家イランは、ISなど対スンニ派イスラムテロ組織に対しては米国に同調し、シーア派イラクを支援すると公言していることから、ISがバグダッドに侵攻する気配があれば何らかの行動をとる可能性がある。地図は、8月から10月20日までの空爆回数とISの勢力範囲 参照記事 過去ブログ：2014年10月無法地帯と化したイラク IS、首都に迫る 2014年8月ＩＳのヤジディ教徒虐殺続く イラク北西部 2013年7月シリアの明日は神のみぞ知る 近況まとめ シリア 追記2014年10月22日；現地21日、20日夕刻より21日にかけてISの猛攻撃を受けたが、シリアクルド軍は夜を徹しての空爆支援を受けて応戦し、これを切り抜け、ISは、トルコ側からコバーネに侵入してくるイラクからの増援を断ち切るコバーネ北部攻略に失敗したと分析されている。
ケリー国務長官は今後も「道徳的（人道的）」見地から、コバーネ防衛に責任を果たすと発言しているが、米軍の空からの２７個と言われる軍事物資投下に際し、少なくても武器などが入った貨物一つがISの手に渡ったとされ（写真左）、「無様な投下Botched airdrop」と評されている。過去の状況から、ISが、兵員の受け入れや物資の補給、または、噂されるトルコ側への石油の闇販売などに絡み、シリアクルド軍から離れたコバーネ付近制圧に重点を置いたと想像でき、同時に、ISのこの作戦が失敗に終われば、ISの今後に暗雲が広がるだろうと想像出来る。 参照記事 映像：米軍の投下物資を手に入れたIS この戦闘でISは、強力な車爆弾を使用したとされる
パリ（Paris）市内バンドーム広場（Place Vendome）に展示され、「大人のおもちゃ」に似ているとして波紋を呼んだ風船状の巨大オブジェ「Tree」；写真下が完成品 が2014年10月18日、何者かによって倒されたうえ、空気を抜かれてしぼんだ。これを受けて作者の米芸術家ポール・マッカーシー（Paul McCarthy）氏（69）は、再展示を行わない意向を表明した。
作品は16日、ナポレオン（Napoleon） 像が掲げられている同広場の円柱の隣に設置された。しかしその形が「バットプラグ」と呼ばれる大人のおもちゃに似ているとして反発を招き、マッカーシー氏 が通行人に顔を3発平手打ちされる事態まで発生。そしてこの日、高さ24メートルの作品を支えていたケーブルが切断され、作品はあえなく石畳に倒れた。作 品を展示した国際コンテンポラリーアートフェア（FIAC）の関係者は、作品を膨らませていた空気ポンプの電源も抜かれたと語っている。
高級ホテル「オテル・リッツ（Ritz Hotel）」に近い場所に作品を展示したFIACは、「作者は再展示を行った場合にトラブルが発生する可能性を不安視している」と述べた。マッカーシー氏本人は、「様々に解釈可能な表現方法としてオブジェを捉えた沈思ではなく、暴力的な反応を目の当たりにした」とコメントした。論議を呼ぶつかみどころのない芸術作品で知られるマッカーシー氏にとって、性の話題にオープンだとされるパリでの今回の騒動は意外だったという。(c)AFP 参照記事
海上保安庁は2013年11月20日、小笠原諸島・西之島（東京都小笠原村）付近の海で噴火が起き、新たな陸地の出現を確認したと発表した。同庁や気象庁は、今後も噴火が続く可能性があるとして、周辺を航行する船などに注意を呼び掛けている。記録映像 〔写真特集〕The Volcano～海底火山の噴火でできた西之島新島～
西之島は東京都心から南に約１０００キロにある南北約６５０メートル、幅約２００メートルの無人島。１９７３年～７４年にも周辺海域で噴火があり、新たな島ができたことがあるという。
海保によると、２０日午後４時すぎ、観測に向かった航空機が、小笠原諸島の父島から西に２００キロ、西之島の南南東約５００メートルに、直径２００メートル程度の陸地を確認。噴煙が約６００メートルの高さまで立ち上っているという。西之島は昭和４８年から４９年にかけて続いた噴火活動で、周辺の海域に新たな島ができて陸続きになったことがあり、今回の噴火はおよそ４０年ぶり。参照記事 参照記事 記録映像 過去ブログ：2013年9月マグニチュード7.7の内陸地震で島が浮上 パキスタン
2014年5月20日：東京から1000キロ離れた太平洋上で、小笠原諸島父島の西およそ130キロに位置する西之島では、今も噴火活動が弱まらず、島の拡大が続いている。小笠原諸島の西之島で新たな噴火活動が確認されてから２０日で半年となる。専門家が１８日上空から観測したところ、溶岩が火口以外の複数の箇所から流れ出していて、今なお島の拡大が続いていることが分かった。
小笠原諸島の父島の西およそ１３０キロにある西之島は、去年１１月、南東側の海底でおよそ４０年ぶりに噴火活動が始まり、去年１２月には、新しくできた陸地が元の島と陸続きになりました。まもなく半年となる１８日午前、ＮＨＫは専門家と共に航空機で西之島を上空６００メートル付近から撮影した。西之島は元のおよそ５倍の大きさになっているとみられ、島の中央付近では、噴煙が２か所から上がっていました。 報道によれば、現在、島の二つの火口から噴煙が立ち上っており、火口の一つは、数秒おきに溶岩や灰、黒煙を噴出している。先月１５日の観測では東西およそ１１５０メートル、南北およそ１３００メートルで、面積は元の島の４．８倍、東京ディズニーランドの１．９倍の広さになりました。参照記事
2014年10月20日：海上保安庁は10月16日、火山活動が続く小笠原諸島の西之島を上空から観測し、翌17日に結果を公表した。西之島の火山活動は引き続き活発で、火砕丘にある火口から、溶岩片を伴った噴煙が1分間に5～6回の頻度で噴出していることが確認された。
また溶岩流が火砕丘から北方向に流出し、北側に新たな陸地が大きく形成されていることも確認された。これで昨年11月の噴火以来、新たに形成された陸地の面積は約1.85平方キロ、西之島全体の面積も約1.89平方キロとなった。同時に、わずかだが、日本のEEZ海域も拡大している。参照記事
香港政府当局者が2014年10月15日、フェイスブックに投稿した「学生ら民主派に殴られ血まみれになった」とされる警官の写真は、ドラマの中の俳優のものだったことが判明、インターネットで笑いが噴出している。香港での民主化デモ強制排除の現場で男性への集団暴行映像が放送され、警察批判が高まる中、梁振英長官弁公室(官邸)の新聞統籌専員(報道官)馮煒光氏 ：写真右の左 はフェイスブックで、学生ら民主派の暴力行為の証拠として問題の写真を載せ、「暴力を行使する人はみな間違っている」「警察が負傷したら、あなたも同情す べき…」とのコメントをつけ加えた。
写真は、現場の警官のものではなく、地元テレビ局で放映中のドラマ「被襲警員」のものであることが、すぐにわかり、同テレビ局もフェイスブックで指摘した。ネット上では、「世論を誤誘導しないで」などと馮・報道官を皮肉するコメントが多く寄せられた。写真下は、ドラマの負傷した警官と演じた俳優 参照記事 劇中の写真と演じた俳優の写真映像
