2014年02月



「シンドゥラクシャク号」は呪われた潜水艦と言ってもいいくらいだが、機器の欠陥なのか、使用上の問題なのか、詳細は不明。

ニカラグア政府Nicaraguan government は2013年6月13日、環境影響調査が終わらない内から、中国政府との関係が指摘されている香港系の企業「HKNDグループHKND Group:代表王靖Wang Jing」に対し、400億ドル ( $40 billion:約4兆円)規模の建設計画を委任した。太平洋Pacific Oceanとカリブ海Caribbean Seaを結ぶ運河の全長は実に300キロ。完成すればパナマ運河と並ぶ巨大な人工水路が生まれることに なる。パナマ運河と比較すると、ニカラグア運河Nicaragua canalは建設費用で約8倍、全長で約3.6倍とされ、 計画では2014年開始、2020年完成。直接雇用で5万人、間接雇用で20万人規模の雇用創出につながると試算されている。ちなみに、バナマ拡張工事の建設費用は52億5,000万ドルだ。HKNDグループは、ニカラグア運河とほかの関連プロジェクト(港湾、自由貿易区、国際空港、ほかのインフラ開発プロジェクトを含む)に対する計画、設計、建設、運営、管理の独占権利があり。ニカラグア発展投資有限公司:Empresa Desarrolladora de Grandes Infraestructuras S.A, (EDGISA)はHKNDグループの100%出資子会社

2013年6月オルテガ大統領Nicaraguan President Daniel Ortega )は、このプロジェクトには中国政府(中国はニカラグアと正式な外交関係を持っていない)は関係しておらず、コンサルティングは、米国の US-based McKinsey & Co. と、中国最大の鉄道会社 中國鐵道建築總公司CRCC(中国国有企業:China Railway Construction Corp.)により行われ、投資の採算性が高い有望な事業だとしている。どこまでも、儲かるからするんだというセオリーである。GDP国内総生産拡大だけを目指し、儲けで走った中国はどうなった?環境は破壊され、国内の砂漠化と水質汚染で耕作地は減少し、農産物の輸入大国となり、北京は息も吸えない状態だ。 全長286キロのこの計画は、ニカラグアの海や山、湖を横断し、現在5つのルートが策定中だと言われる。構想は古く、過去にスペインや米国も計画したとされているが、悪い相手に目をつけられたものだ。彼はまた、2013年12月、クリミヤ半島に30億ドル(約3千億円)規模の深水港建設計画を公表した人物でもある。習近平政権の、すでに崩壊したヤヌコビッチ政権への経済支援に乗ったプロジェクトだが、今後の見通しは不明だ。 参照記事 参照記事 過去ブログ:2013年2月ウクライナの今と未来

執筆者のホルヘ・A・フエテ・ペレス(Jorge A. Huete-Perez)氏によれば、運河の建設で40万ヘクタール分の熱帯雨林と湿地帯が破壊され、影響を受ける範囲は、カリブ海沿岸部の森林や保護区域、湿地帯、内陸部に及ぶとみられる。これらの地域は、先住民族が所有権を有する自治区でもある。
運河や幹線道路、東西沿岸部を結ぶ鉄道システム、油送管が敷設され、自由貿易地域となる周辺には2カ所の国際空港が建設される予定だ。湿地帯は干上が り、広葉樹が茂る森林地帯も破壊され、沿岸部や内陸部、大気、また淡水の野生生物の生息地が脅かされる恐れが否定できない。
開発と工業化が進むと、その影響はニカラグア湖や大西洋側の自治区だけに留まらず、ユネスコの生物圏保護区に指定されているボサワスやインディオ・メ イズ生物保護区、セロ・シルビア自然保護区にまたがる大規模な自然保護区域「メソアメリカ生物回廊(MBC:Mesoamerican Biological Corridor)」の生態系にも悪影響が及ぶ。 MBCの野生生物の移動ルートは遮断され、運河や鉄道、油送管敷設のために森林も伐採を余儀なくされるだろう。貴重な湿地帯も干上がるか、計画中の国際空港や工業区域の用地として埋め立てられてしまうと語る。
中南米最大級の淡水域であるニカラグア湖と、2つの火山から成るオメテペ島の生態系への影響は甚大だ。巨大運河の開通後は、船舶の数が激増し、水深 が非常に浅いニカラグア湖で通行の安全を確保するためには、浚渫(しゅんせつ)工事が避けられない。カリブ海に排土するためには、相当数のダムを周辺の 河川に建設する必要性も出てくるとされる。湖の水門付近の水域には、海水やディーゼル廃油などの排出物が滞留する危険性があるとの調査結果もあり、ブリトー川から流れない堆積物が湖底に沈殿して湖水温度の上昇や、さらに淡水の枯渇や汚染、周辺の温暖化、ニカラグアの人口増などの条件が重なると、湖の生態系は回復不能なダメージを被ることになる。

中国企業が、採算性を強調すればするだけ、環境への配慮は2の次だろうと思えてくる。4兆円の大型投資に目がくらんだ中国企業を止めるのは困難かもしれないが、開発の規模が大きいだけに、世界中の学者がこの計画に参画、意見を述べるべきだろう。
マナーを重視するゴルフは、もっとも中国人に合わないスポーツと言われている。彼らはバンカーの砂さえ自分では戻さない。そんな彼らに環境や自然への配慮など求めることができるだろうか?香港人は中国の本土人を「イナゴ」と呼んで軽蔑するが、香港人も「広東語を話す太り気味のイナゴ」でしかないのか?個人的にはこの事業は実現困難とみている。すでに不動産下落が始まっている中国にある企業であれば、経済混乱から来る資本や株価の下落からは逃げ切れないからだが、さてどう進展するのか? 過去ブログ:2014年2月香港人が自国民に八つ当たり



建設予定地の住民や環境に与える影響、土地収用をめぐる懸念からデモが多発、世界銀行の関係者は「情報に疎い中南米で、IT業界の経営者に、これほど大規模で長期的なプロジェクトを担えるノウハウがあるのか」と首をかしげる。
HKNDが握るニカラグア運河の運営権は50年間で、さらに50年間の延長が可能。その後にニカラグア政府に譲渡される契約となっているが、反対住民らの 間には「1世紀に及ぶ事実上の中国の租借地だ」と反発する声が上がる。抗議デモでも、「中国人は出ていけ」との怒号がしばしば飛び交っている。参照記事

2016年1月14日:開発は5年後の2020年開通、2024年完成をめざし、総工費500億ドル(

工事規模は、全長276km、幅520m、深さ30mで、263平方キロ263 sq. kilometersに及び、地域住民を擁護する弁護士らは、地域政府と、ニカラグア政府、開発会社の取り決めを、住民の人権と憲法に反すると主張し、2016年1月8~10日に急に行われた6人の地域原住民やアフリカ系カリブ人代表者による開発同意書へのサインは、政府関係者や覆面姿の警官監視の中で、内容をよく吟味することも許されず脅迫されてしたものだと非難している。参照記事
肝心な運河の需要については、ファーンリー・コンサルタンツの海運専門家、スヴェレ・スヴェニング氏が、競合するパナマ運河では、50億ドルかけて進められている拡張で現行より大型の船舶が通航可能になると指摘。これに加えてニカラグア運河Nicaragua canalを支えるほどの海運需要はないとの見解を示す。 参照記事 参照記事
2016年3月14日:中米のニカラグア政府は、中国系企業が建設を予定している、太平洋とカリブ海を結ぶ新運河の本体工事が2017年にも始まることを明らかにした。2022 年までの完成を目指しており、同地域の海上物流を独占するパナマ運河に対抗する。来日中のポール・オキスト



また、建設・運営権を獲得した中国系企業HKNDは総工費の一部を負担するとされていたが、同社の王靖最高経営責任者(CEO)の資産が株の暴落で大幅に減ったとの報道もある。他の外国企業などからの出資を見込んでいるが、今のところ参画の話は出ておらず、本当に巨額資金を調達できるのかは不透明なままだ。HKNDは日本経済新聞に対して「運河計画は継続中」としたうえで、「地震や津波と言った自然災害リスクを低減するため太平洋側に建設する港の設計を見直している」と回答した。ニカラグアの地元メディアによると、同社はこうした計画見直しで少なくとも2018年までは工事が開始できないという。国際関係の変化も影響がある。今年2017年6月、パナマが台湾と断交、中国と国交を結んだ。HKNDの王氏は中国共産党幹部と太いパイプがあるとみられ、運河建設は中国政府の意向とみられてきた。英紙タイムズは「中国は国交を結んだパナマの利益に逆行する運河計画を推進するだろうか」と指摘し、計画実行に疑問を呈している。参照記事
にも追記記事で書き足したが、セルフォンで撮った写真がすごいのでここのブログに掲載。


ニュース映像: 予備映像
ニュースでは、宗教的に生き物は殺さないと解説していたが、過去には、捕えたヒョウを焼き殺している動画もある。被害があったとしても、野生への理解は薄いようだ。 動画: 英文記事 参照記事



3年前に彼女とキエフで会った新潟県立大学の袴田茂樹教授(現代ロシア論)が こう言う。 「私的な利益のため、ロシアと不当に高いガス輸入の契約を結び、200億ドル (約2兆円)を超過払いしている疑惑ももたれています。 国民はそれを知っているため、10年前の民主化要求、オレンジ革命の時のような 熱狂的な支持はありません。ただ、投獄されていたという同情票があるため、 反政府リーダーが消去法で彼女を担いでいる状況です」 、、。参照記事
2月28日には、ウクライナのKharkovにある裁判所が、犯罪性がなかったとして元首相の告訴を取り下げたと報道されたが、詳細は不明。参照記事

東欧やロシアで政治家の汚職はあまりにも当たり前だが、殺人容疑まであったことを、ウクライナ国民はどうみているのか?さらに、ロシアとのつながりが強いウクライナ東部や南部クリミヤ半島では、EU寄りの政権移行へ反発が強まり、なかでも南部のクリミア半島では、ロシアへの編入を求める動きが強まっている。分裂の可能性さえいわれている。映像:クリミヤ半島ケルチで、野党議員へ卵を投げるロシア系住民
経済圏としてEUへ寄り添っても、安全保障の部分ではNATOに参加しない方向が想定でき、これは現在のフィンランドに近い。いずれにしても、デフォルト(債務不履行;ウクライナの債務残高は約600億米ドル(約6兆900億円)と言われたが、新政権は、2013年末現在、約14兆円と発表 に達したと発表参照記事)直前のウクライナにはそれほど選択肢は多くない。汚職の甚だしいこの国で、当然EUやIMFは多くの条件をつけるだろう。あとは、債権者であるロシアがガスを武器に横やりを入れないことや、内部分裂を煽らない事を願うしかない。まさか過去の、チェコやハンガリーのようにはならないと思うが、少数とはいえ、右翼組織が存在するのも今後の懸念材料だ。過去ブログ:2014年2月ウクライナの変化とEUへのロシア産天然ガス
*1996年に同国東部ドネツクの空港で実業家兼国会議員のシェルバニ氏が妻とともに 射殺された実業家射殺事件を首謀したとして殺人の罪で2013年1月18日ウクライナ最高検が起訴
2014年2月27日:ロシアはクリミヤ半島の治安悪化を憂慮し、黒海周辺に配備されている艦隊や施設保護のために軍事面での用意に入ったと報道された。クリミヤ半島南西部のセヴァストポリはロシアが2045年まで租借地としており、ロシアの海軍基地がある。具体的には、ウクライナだけでなく、西部バルト海、北部ロシア国境周辺での、陸海空の合同演習を実施する内容だ。ロシア国防省によると、この演習は26日から3月3日までの6日間にわたって2段階で実施される。 参照記事
27日の報道では、ウクライナのクリミヤ半島を占めるクリミア自治共和国の首都シンフェローポリ: Simferopol に近いクリミア議会が、正体不明の制服を着た人々に占拠されたという報道があり、付近はバリケードで封鎖され、ロシア国旗が掲げられている。26日には、シンフェローポリの議会近くで行われた集会で30名が負傷、2名が死亡している。EUよりの新政権とロシア系住民との衝突と大方は書いているが、この地域の民族の複雑さもあり、かつては迫害を受けたイスラム系ともい

ウクライナ議会は27日、解放されたユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)元首相に近いアルセニー・ヤツェニュクArseny Yatsenyuk氏:右 を首相に任命した。これより先、解放されたティモシェンコ元首相は、首相には選任しないでほしいとの意向を示していた。5月に大統領選挙が予定されている。 参照記事 参照記事
ロイター通信によると、欧州連合(EU)は、ウクライナへの資金供与を巡り、拠出国会議を開く可能性があり、ウクライナへの支援を調整するために米国、カナダ、トルコ、中国、日本と連絡を取ったという。日本は、チェルノブイリ原発事故の時から、ウクライナに大きな好意を抱いている。チェルノブイリ原発事故の処理作業に関する支援や資金援助、技術支援、医 療支援、人道プロジェクトなどに関する大規模な支援を行ったのは、まさに日本だった。原発に関する日本とウクライナの協力は、現在も続いている。特に福島 第一原子力発電所で事故が起こった後、両国の協力は特に重要になった。
ウクライナでは日本の影響が至るところでみられる。全土に日本製品が溢れ、大学では日本語教育が行われ、町では日本車が走っている。日本食レストランはたくさんあり、特にキエフに多い。またキエフなどの複数の都市には、伊藤忠、丸紅、三菱、ソニー、住友 などの日本の大手企業のオフィスもある。
中国も、ウクライナ情勢を懸念している。2013年12月、習金平国家主席はウクライナを訪問し、当時のヤヌコヴィチ大統
領と、ウクライナへの約80億ドルの援助について合意した。そのほか、ウクライナと中国には、クリミアに深水港を建設する共同プロジェクトもある。同港の
取扱貨物量は、年間1億4000万トン。日本は、同プロジェクトに大きな関心を示した。鉄道と海上輸送は、ウクライナの穀物を日本などの外国へ輸出するた
めの主な輸送手段となるだけでなく、シベリア鉄道の「ライバル」になる可能性もある。写真は、習近平国家主席と経済協約を交わす、すでに退陣に追い込まれ、ロシアに亡命したヤヌコビッチ元ウクライナ大統領 参照記事
別なブログに書いたが、ニカラグアの運河開発に投資すると表明した中国の王靖Wang Jing氏は2013年12月、クリミアのセヴァストポリSevastopolの北60キロの黒海に面した場所への、30億ドル$3 billion(約3千億円)規模の深水港建設計画を発表している。中国の積極的な開発支援と資金援助に乗ったものだが、果たして今後うまくいくのかは不透明だ。参照記事 過去ブログ:2014年2月中央アメリカを破壊しかねない運河計画と中国
2014年2月28日:ウクライナの政変で大統領の実権を失ったヤヌコビッチ氏をロシアが保護したことが2月27日、明らかに なった。ロシア通信によると、ロシア政府当局者は「同氏はロシア政府に保護を要請。これをロシア領土に おいて実現した」と語った。事実上の亡命とみられる。
2014年2月28日:【キエフ共同】ウクライナで新たに就任したアバコフ内相は28日、ロシア系住民が人口の60%以上を占める同国南部クリミア自治共和国のセバストポリ近くの軍用空港 Belbek military air baseが「ロシア軍部隊に封鎖された」と交流サイト、フェイスブックで明らかにし、「あらゆる国際合意や規範に反し、主権国家に対する挑発だ」と批判した。内相はクリミアの首都シンフェロポリの空港にも武装した100人以上のロシア軍部隊が入り込んだと指摘。親ロシアの住民が多いクリミアでロシア軍部隊が行動に踏み切ったことで、ウクライナ情勢に新たな緊張が生じた。写真は Simferopol近くの国際飛行場に現れたロシア兵 ロシアは警備のためと説明 映像:
亡命中のヤヌコビッチ氏はロシア南部のロストフ州で28日、ウクライナ暫定政権をネオ・ファシスト(新右翼の意味か?)と非難し、今後も政権復帰に向け戦うとインタビューに答えている。彼は、現在のウクライナのテロと混乱は西側の陰謀だと、従来と同じ主張を繰り返している。 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事
2014年3月1日:ロシアのクリミアに対する見解は、ウクライナ政権下の自治共和国であることで、クリミヤ自治共和国には自決権があり、これに誰も圧力はかけれず、クリミヤの将来は国民投票に委ねるべきというもののようだ。ロシアはまた、クリミア閣僚会議のセルゲイ・アクショーノフ議長から、自治共和国領内での平和と安寧の保障に力を貸してほしいとの要請があったとも伝えている。
この地にはロシア系住民が60%いるとされ、ロシアが軍港として利用する2045年までの租借地もあり、すでにそれらの警備に入り、装甲車やヘリの活動が目撃されている。すでに2月27日報道では、クリミア自治共和国議会は、同自治共和国の今後を決める全クリミア住民投票を実施することを決めている。参照記事
5月25日の大統領選に出馬予定のウクライナ野党「UDAR」党のヴィタリー・クリチコ党首がによれば、ユーリヤ・ティモシェンコ元首相も大統領選に出馬の意向だという。参照記事
オバマ大統領は3月1日、ロシアのクリミヤでの動きに対し、ロシアが軍事進攻を行えば、その代償が降りかかるだろうと警告を発した。参照記事


2013年年2月、犬の散歩の途中に、古い木の木陰の地面に光る物を見つけて掘ってみたところ、 錆びた金属の缶が8つ見



野党勢力が強い、ウクライナ西部のルヴフLvov州の州都リヴィウ(英語表記はLviv)出身のベルクトの部隊がキエフの任務から戻り、リヴィウ市民の前に膝まづき、市民デモ鎮圧に参加したことへの謝罪と許しを乞う様子が報道された。
そうでもしなければ、無職になった彼らは、今後地元で生活もできないからだろう。しかし、自分たちはデモ隊を殴ったり実弾で撃ったりはしていないと弁解もしている。確かにゴム弾も使用されているが、映像には狙撃されて倒れるデモ隊が記録されており、ベルクトの一部

一方で、ロシア系住民=ヤヌコビッチ支持派の多い南部オデッサやクリミヤ半島やOdessa and Crimeaに戻った隊員は市民から歓迎を受けていると報じられ、国内が民族対立で分裂する可能性も秘めているが、米国は2月23日、ロシアに向けて、ロシア部隊の派遣は「深刻な誤り」になると警告の牽制球を投げている。混乱を放置すれば国民の亀裂が深まると読んだか、米国は25日、混乱が続くウクライナで民主的新体制を早期に発足させ、債務問題解決のため、現地での調停に乗り出した。今後、どこでプーチンが出てくるのか、裏では米露がシナリオ作りに賢明だろう。振り返れば、ウクライナ野党が、プーチンが身動きできないオリンピック期間中にデモを動員したのは作戦だったのか、偶然だったのか?

記 事は、ガーナ現地メディアの報道として、日本の複数企業からなる一行がガーナを訪れ、同国のクウェシ・アミッサ・アーサー副大統領と面会したと伝えた。会 談では同国内の学校給食の品質向上や、魚肉ソーセージsaucisse工場建設による雇用機会増加について話し合われたとし、ガーナ政府は日本企業に対してガーナ企業との 合弁工場設立を検討するよう提案したと紹介した。
さらに、日本貿易振興機構(ジェトロ)が先日、ガーナ国内最大の小売業者MELCOMと協力して、同社のスーパーマーケットで食品、飲料、美容、日用品など日本のメーカー14社の82種類の商品を1カ月間試験的に販売することになったと伝えた。
中国紙の翻訳記事からだが、他国の経済協力、進出を「侵入」と書くことに、呆れて笑うしかないが、そのガーナに対し、中国は何をしたか?
ガーナ政府の2013年7月15日の発表によると、治安の悪化を憂慮したガーナは、6月から2ヶ月間続いた違法採掘への取り締りにおいて、計4592人の中国人が国外強制退去させたと報じている。
西アフリカのガーナ共和国は、金の埋蔵量が豊富で、南アフリカに次ぐアフリカ第2位の金産出国だ。近年、金の価格が高騰しているため、一攫千金を狙う1万 人以上の中国人が押し寄せて、金採掘を行なってきた。同国の法律は25エーカー以下の小型金鉱の採掘と運営への外国人の参与を禁じている。そういったな か、中国人の違法で環境に配慮しない採掘に対して、現地の人々の怒りが高まっていた。
当ブログでも、中国のアフリカに対する身勝手な経済進出ぶりは再三書いている。過去ブログ:2013年11月ケニアに食い込んだ中国 アフリカ 2012年10月中国人の違法金採掘者、1名射殺される ガーナ


現在のガーナのマハマ大統領:John Dramani Mahamaは、ガーナの首都アクラの在ガーナ日本大使館に1991年から95年まで勤務し、広報文化担当の現地職員として日本文化の紹介などにあたった経験がある。前大統領の急死により2012年7月24日に大統領に昇格した。出品募集のご案内及び承諾書 - JETRO
2014年2月24日のロイターは、「複数の外交筋によると、中国政府は、習近平国家主席が来月ドイツを訪問する際、第二次世界大戦を主な議題として取り上げたい意向。戦時中の過ちを償うドイツの姿勢を引き合いに出し、日本の歴史認識を批判する思惑があるとみられる。
パキスタン国境に近いアフガニスタン東部山岳地にある軍事的要衝、クナール州ガジアバード地区Ghazi Abad district of Kunar Provinceの監視所で23日未明、100人以上の武装集団がここを襲撃し、軍の兵士21人が死亡、3人が負傷した。旧支配勢力タリバンがイーメイルで犯行声明を出し、タリバン側は1人が死亡、2人が負傷したという。タリバンによる攻撃で、アフガン治安部隊側に一度に20人以上の戦死者が出るのは極めて異例。クナール州知事は、アフガン軍に侵入しているタリバンのスパイが手引きした可能性をコメントしている。

アフガニスタンでは2014年末までに米軍など駐留外国軍が任務を終了することになっているが、タリバンの攻撃は激しさを増し、戦死者も急増し、2014年初めからアフガン兵84人が死亡している。4月5日に予定されている大統領選挙へ向け、今後も攻撃が強まる恐れがある。参照記事 参照記事 過去ブログ:2014年1月首都で自爆テロ 21人が死亡 アフガン 2012年2月米軍「2014年完全撤退は一部困難」アフガニスタン 2010年12月クリスマスの朝、タリバンのプレゼント。,クナールKunar 2009年10月アフガンで最大級の激戦 Afganistan Nuristan 2008年7月泥沼のアフガニスタン タリバン、北部で攻撃に出る クナール KUNAR

仲間が来たところで警官は立ち上がり、転がってきた物、恐らく手榴弾とは認識せずに蹴りかえした。
その瞬間に爆発し、警官は病院へ運ばれた。
恐らく、頑丈な防具に守られたのか、足に重傷を負ったが回復の見通しだ。病院での、その警官の写真:下 があったので合わせて掲載。記録映像:

タイでは、反政府デモが長期化するなか、デモ拠点などへの銃撃や爆発物の投げ込みなどが散発的に起きている。保健省によると、昨年11月末から政治対立にからんで17人が死亡、約750人が負傷した。参照記事 過去ブログ:2013年11月タイで反政府デモ拡大
タイのプラユット陸軍司令官 Gen. Prayuth Chan-ocha:右 は2014年2月24日、現在の政治危機に介入するつもりはないとし、タイ政府と反政府デモ隊に対話を促した。プラユット司令官は異例のテレビ演説で、2010年の政情混乱の時よりも今回のデモには多くのグループが関わっていると指摘し、どちらの側に誰がついているのか判別するのが難しいと述べた。
参照記事
タイ流なのか軍司令官にして、いまだに状況が分からないと公言する、この気味の悪い冷静さ。変わった国情の国である。

キエフ中心部から北へ約15キロのメジゴリエ。約140ヘクタールの敷地を持つヤヌコビッチ邸は、デモ隊の「接収」で立ち入れるようになり、日曜の23日は大勢の見物人が押し寄せ、周辺は大渋滞となった。5階建ての豪邸は下部が石造り、上部が木造で、周辺は親水公園となっている。室内の明かりはついているが、人の気配はない。
1階の窓からのぞくと、高級家具や絵画が見え、3Dの最新ビデオシアターもあった。広大な敷地内にはサウナ付きの健康センターや、屋内にテニスコート、射撃場を備えたスポーツクラブなどが点在。プライベートの動物園もあり、ダチョウやシカなどが飼育されていた。
妻と訪れたイーゴリさん(45)は「まさにツァー(皇帝)の宮殿だ」と目を見張った。マキシムさん(26)は「国民の平均月収は3000グリブナ(約3万5000円)程度。我々の生活を顧みない腐敗した政権の実態だ」と話した。 一帯はもともと国有地で首相公邸があり、2002年に首相になったヤヌコビッチ氏が住み始めたが、07 年に同氏の関連会社に払い下げられた。同氏が10年に大統領に就任すると豪邸などの開発が進められた。豪華さがうわさされ、市民から「トイレの便器が黄金 でできている」とやゆされてきた。最高会議(国会)は2014年2月23日、ヤヌコビッチ邸のある一帯を再び国有化することを決めた。訪れた人に尋ねたところ、「博物館や公園にしてほしい」という意見が多かった。
所在不明のヤヌコビッチ大統領の邸宅は紹介記事の内容だが、これほど巨大なログハウスを造れるのはフィンランドの会社ではと調べると、推測通りで、フィンランドのホンカHonka社製との記述があった。仕事柄、ホンカ社のログハウスは見慣れていたので、デザインからもピンときた次第。木材への切り込み加工など、早々どこのメーカーでも出来る事ではなく、ホンカなどは多くの輸出実績を持っている。
これはログハウスとしても世界最大規模で、ホンカ社はギネスブックへの申請を促したが、大統領が乗り気でなく実現しなかったとある。ロシアの富豪などが競って豪華なログハウスで別荘を建てるが、彼らにはこれがステータスシンボルで、とくにフィンランド製に人気がある。大型ログには、米国やカナダの杉材のものもあるが、ヤニの出ない、材質の良いフィンランド製のパイン材のログハウスに人気がある。敷地内には、おそらく人工と思われる湖もあり、ログハウスも複数あるようだ。相当にあわてて公邸からスタッフが引き揚げたのか、周辺には書類が打ち捨てられ、そこからはぜいたくな調度品や絵画の収集などに、惜しみなく公費を使った事が記載されていた。今後は、医療や福祉の施設としての利用が検討されているようだ。記録映像 参照記事 参照記事 参照記事

植物や動物などの生物から作られるバイオプラスチックは、二酸化炭素削減に役立つ次世代の材料として期待されているが、強度や耐熱性などに問題があり、用途は限られている。この限界を超えるため、金子准教授らは、香辛料の成分で、堅い構造を持つシナモン系分子に注目した。まず大腸菌の遺伝子組み換えで、シナモン系分子のアミノ桂皮酸を大量に生産できるようにした。さらに効率的な光反応などで高分子にして、ポリイミドのバイオプラスチックを世界で初めて作製した。
このバイオプラスチックは透明で、これまで最高耐熱と報告されている芳香族バイオポリエステルの摂氏305度を超える390~425度の耐熱性を備えてい た。剛性や難燃性なども確認した。熱によるサイズの変化率も金属並みに低く、金属代替材料(高強度プラスチック:力学強度145MPa、弾性率10GPa、耐熱温度390~425度のバイオポリエステル樹脂)になり、自動車のエンジンの周囲の部材に使えば、自動車の軽 量化の道も開ける。
原料のアミノ桂皮酸は、石油化学的に生産すれば高価だが、今回の遺伝子工学による製造コストは1キロ当たり2千~4千円と食品添加物並みになると予想さ れ、実用化の可能性は十分あるという。論文は2014年2月18日、アメリカ化学会誌「Macromolecules」オンライン版で発表された。
金子准教授は「どんな構造にすれば、有効なバイオプラスチックができるか、分子設計に5年間苦労した。この構造なら、バイオプラスチックの用途は飛躍的に拡大できる。透明性は思いもよらなかった。ガラスの代替材料としても活用できる」と話している。参照記事 参照記事 動画:金子研究室の紹介(4:56)

当然だが、解放された野党連合・祖国の党首とされるユーリヤ・ティモシェンコYulia Tymoshenko氏と同調した人物であり、体調の悪いティモシェンコ氏に代わり表舞台に出てきた。彼は、野党による連立内閣を2月25日にも樹立すると述べている。参照記事 過去ブログ:2014年2月ユーリヤ・ティモシェンコ元首相、刑務所から解放 ウクライナ

ロシアは世界一の石油産油国だが、最近のサハリン大陸棚での石油資源の発見などで、石油の埋蔵量でも世界1位になる可能性がある。すでにガスの輸出量ではすでに世界一だ。ガスプロムは、新たな記録を打ち立てた。ガスプロムのトルコを 含む欧州向けの輸出量が、1615億立方メートルとなったのだ。これは同市場のおよそ3分の一にあたる。2011年、同市場でガスプロムが占める割合は 27パーセントだった。そして、2012年には輸出量が減少した。だが2013年半ば、当時欧州への主要なガス輸出国だったカタールの液化燃料がほぼ全て日本へ 「流れた」。これにより、ガスプロムの状況は有利な方向へ変わった。プーチンの強気には、このような背景があるようだ。参照記事

ロシアは約束した150億ドルのウクライナ向け経済援助を見送るそうだというコメントが入ったが、とりあえず政権安定まで一度は見送るだろうが、そのあとは、、。プーチンも上と同じ地図を見ながら思案中だろうか?
ロシア産天然ガス輸入が急増する日本にとっても、ロシアのウクライナに対する対応は重要な要素を含んでいるが、この視点で解説するメディアはまだ少ない。ウクライナ情勢に関しては、日本政府も重大な関心を持っている談話は出すべきだろう。外務報道官談話

2013年2月24日;ロシア紙によれば、ウクライナのコレスニチェンコ 地域党議員Party of Regions deputy Vadim Kolesnichenko(彼は以前からティモシンコ政権に批判的)は、同国で起こっている出来事について、「外国のスパイForeign agents」から資金援助を受けていると述べた。同氏は、「キエフの状況は1年以上かけて準備された。外国のスパイたちは、クーデターを起こすために、最近数年間で100億ドル以上の資金を提供した。スパイたちは、非政府組織non-governmental organizations,を装って最高会議で活動している」と述べた。同氏はこれより先、ウクライナで起こっている出来事は、「欧州と米国が計画したクーデターだ(英文記事ではクーデター:coup)」と述べている。参照記事 参照記事 参照記事 参照記事



トゥルチノフ大統領代行は、早ければ25日にも連立政権を樹立すると発言している。
ウクライナは、ロシアからの天然ガス輸入代金や国際通貨基金(IMF)への借金返済などで巨額の資金が必要。ただ自力での調達は難しく、国際的な支援の取 り付けが緊急の課題。タス通信によると、ウクライナ財務省などは今後二年間で総額三百五十億ドル(約三兆五千億円)が必要と試算。大統領代行は、国際的な 支援の枠組みをつくるための会議を一~二週間のうちに開くよう求めている。参照記事



疲労の色を隠せない面持ちで、「皆さんは英雄であり、ウクライナにとってかけがえのない人たちだ。すべてを勝ち取るまで、広場を離れなかったの正しい選択だった」「デモ隊の要求を全て実現することを保証する」と発言し、政界復帰の意欲を見せた。元首相は、刑務所で収監中に、看守から暴行を受けたなどと訴えていた。元首相の失脚と拘禁はすべて、辞任したと報道されたヤヌコビッチ元大統領が、犯罪組織及びロシアと組んだ策謀だったと噂されている。
すでに議会では447人のうち、328人が賛成し、ヤヌコビッチ大統領を非難する決議が採択され、議会では起立して国歌の斉唱が行われた。写真下は、首相時代の写真を手に喚起するウクライナ人。 参照記事 参照記事



彼は逮捕時、マンションの4階にいて、少なくてもそこには2日ほど滞在していた。海兵隊はマンションに到着後、静かに彼のガードマンを捕獲し、エレベーターと階段で4階へ到達。隊員は、2か所のドアを破って侵入し、コンパニオンの女性とベッドにいるチャポを発見した。彼は近くのAK-47自動ライフルで抵抗しようとしたが、隊員に囲まれ、少なくても4回殴られた。地上の駐車場に連行され、そこで初めて写真が撮られた。参照記事 ニュース映像:

アメリカ合衆国当局は、麻薬王 エル チャポ グスマンの首に500万ドル約5億円、メキシコ当局は逮捕につながる情報に230万ドル2億3千万円の懸賞金を懸けていた。 グスマン56歳は2001年1月19日、ハリスコ州の刑務所Puente Grande prisonから、洗濯かごに隠れて脱獄して以降、世界で最も追われる麻薬ボスとなり、最も強大で裕福な麻薬ボスであり、アメリカ合衆国に密輸されるコカインの30%から50%をエル チャポ グスマンが管理していたとされる。過去ブログ:2013年4月メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2013年4月~ メキシコ 2010年12月シナロア・カルテル、コスタリカに拠点 セタス グアテマラに
エル チャポ グスマンの逮捕作戦にはアメリカ情報部も協力したとされ、逮捕作戦ではエル チャポ グスマンの他に Jesús Peña González 通称"El 20"を含む 13人が逮捕され、長銃97丁、短銃37丁、グレネードランチャー 2丁、対戦車砲1基、車43台が押収され、民家16戸と農場4ヶ所が接収された。


5年間の刑務所拘留と2400回の鞭打ちの刑で、これは10日ごとに40回、市場で鞭打たれることで消化される。刑はこれだけではなく、破損させた母親と同じ歯を破損せよとの裁定が命じられた。
裁定はイスラム教の教えコーランKoranに沿ったもので、あの「命には命で、目には目を、鼻には鼻
