2013年10月

ズムウォルト(USS Zumwalt DDG-1000)は、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦であり、ズムウォルト級ミサイル駆逐艦のネームシップである。アメリカ海軍作戦部長であった故エルモ・ズムウォルト・ジュニア海軍大将に因んで命名された。ジェネラル・ダイナミクス社General Dynamics Corporationバス鉄工所Bath Iron Worksにて建造中である。2011年11月17日、最初の船体ブロックが船台に据え付けられ起工となった。右は完成予想のイラスト CGによる攻撃、防衛アニメーション 走行試験などの映像 建造中の記録映像
と紹介されていた駆逐艦 DDG-1000の全容が見えてきた。総工費40億ドル(約4000億円$4 billion)で、全長約189m;610 feet longが、5年の歳月を経てアメリカ合衆国北東部のメインMaine州ケネベック川;Kennebec Riverに10月28日その姿を現した。レーダー探知されにくいステルスstealth性能を上げるため、独特な形状をしている。乗員は130名で、艦内の環境も格段に向上している。DDG-1000は2015年秋に配備予定で、その後更に、30mほど長いが乗員数が少なくて航行できるDDG-1001, USS Michael Monsoorが2016年、DDG-1002, USS Lyndon B. Johnsonが2018年就航予定とされている。参照記事
過去ブログ:2013年8月日本で最新の軽空母「いずも」進水 2012年1月だから注目される、日本の「武器輸出3原則」緩和 2011年11月対中国「エアシーバトル構想」加速と尖閣 進む中国のインド洋支配 パキスタンに軍港 孤立しながらも着々と軍備拡張 中国 どこが 日中平和だ!中国海軍増強
フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領は2013年10月29日、北アフリカを中心に活動するイスラム過激派組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(Al-Qaeda in the Islamic Maghreb、AQIM)」によって2010年に ニジェールNiger北部のサヘル(Sahel)地域のアルリット(Arlit)で拉致された人質4人がマリで解放されたと発表した。人質となっていたのは、ティエリ・ドル(Thierry Dol)さん、ダニエル・ラリブ(Daniel Larribe)さん、ピエール・ルグラン(Pierre Legrand)さん、マルク・フェレ(Marc Feret)さんの4人。参照記事 英文記事4人はフランスの原子力大手アレバFrench nuclear group Areva に在職中の2010年9月16日、ニジェールのアルリットのウラン加工
施設で拉致された。オランド氏に近い筋によると、4人の健康状態は良好で、フランスのルドリアン国防相によると、武力の行使も身代金の支払いもなかったという。4人と同時に拉致されていた、ラリブさんの妻とトーゴ人1人、マダガスカル人1人の3人は、2011年2月に解放されていた。 2011年11月にマリ北部のトンブクトゥ(Timbuktu)で拉致されたオランダ人、スウェーデン人、南アフリカ人の消息は以前不明。地図の黄色はイスラム過激派活動地域 過去ブログ:2013年4月アフリカの混乱 仏人家族誘拐>釈放 アフリカの麻薬等 2013年3月イスラム組織司令官死亡か マリ ニジェール 2013年1月政府軍北進続く マリ 2012年7月サハラ砂漠の新国家「Azawad」>国際紛争化 マリ
ロシアの国営TV、 Rossiya 24によれば、ロシアに輸入された中国製の電化製品に不正なチップ(スパイチップ: "spy chip")が混入しているという事例が発生したと報じた。中国から輸入された電気式アイロンに隠されていた小さなチップは、半径200m以内 within a 200m (656ft) radius で、暗号キーなしで接続できる保護されていないWi-Fiを利用しているPCに侵入し、ウイルスをまき散らすように設計されていたとのこと。これを報じた英国の記事は、中国製アイロンや湯沸かし器には電脳犯罪Cyber criminals が埋め込まれていたとしている。似たようなチップが中国製の携帯電話mobile phonesや車載カメラ car dashboard camerasからも発見されたと言われ、専門家は、隠されていたチップは、会社のネットワークに侵入しスパムメール spamを送信することに使用されていたものだろうと話し、不正なチップが含まれた30個以上の電化製品がサンクトペテルブルク St Petersburgの小売店に配達されてしまったとのことです。参照記事 英文記事

トルコTurkey最大の都市イスタンブール İstanbul で、アジアと欧州を隔てるボスポラス海峡(bosporus 地中海と黒海をつないでいる海峡;a strait connecting the Mediterranean and the Black Sea) を海底トンネルでつなぐという150年来の夢を実現した海峡横断地下鉄が日本の支援で完成し、トルコ共和国建国90周年にあたる2013年10月29日、安倍晋三首相とエルドアン首相が出席して開通式が行われた。同海峡には2つのつり橋があるが、慢性的な交通渋滞や排ガスによる大気汚染が深刻で、初の鉄道開通により緩和が期待され、両首相は式典後、そろって一番列車に乗車し、世界初の大陸間海底トンネルでアジア側から欧州側に移動した。 写真はボスポラス海峡横断地下鉄の開通を記念する会合に出席し、あいさつする安倍首相=10月28日、トルコ・イスタンブール(共同)記録映像 ニュース映像
海底トンネルはオスマン帝国時代の1860年に設計図が描かれたトルコの悲願で、完成した海峡地下鉄は約13・6キロで、2004年に着工。日本はトルコの要請に応じて約1533億円の円借款を供与し、技術的に難度の高い約1・4キロの海底トンネル部分は大成建設が担当した。海底に溝を掘って鉄筋コンクリートの筒状のトンネル壁を沈め、埋め戻す「沈埋(ちんまい)工法」を採用。沈埋トンネルとして世界最深の水面から約60メートルの位置に設けられた。トルコは世界有数の地震国のため、マグニチュード(M)7・5の地震に耐えるよう造られ、海峡の流れが速く、相当な難工事だったと言われている。海底トンネルを含む「マルマライ(Marmaray)計画」で、トルコ政府は既存の鉄道路線改修も進めており、2015年に海峡地下鉄と連結して計約76キロの鉄道網が完成する予定。地下鉄には深夜に貨物列車も運行する計画だ。日本側の掘削、埋設貫通自体は2011年2月に完了していた:参照記事日本の三菱重工などは2013年、トルコへの原発輸出で220億ドル(約2兆円)を受注している。沈埋工法を含む映像 参照記事 過去ブログ:2013年4月国を挙げてトルコ原発を受注 日本の技術:過去ブログ:2013年4月海水利用でコンクリートのコストと強度を克服

2013年10月29日、目撃証言や反政府側情報から、アフリカ東部ソアリアSomaliaのイスラム系反政府組織アル・シャバブal-Shababの上級司令官2名が、中部ジュバ州ジリブ付近 Jilib in the Middle Jubba regionを車で移動中に米軍の無人機攻撃で死亡したと報じられた。地図は2012年8月のもので、当時エチオピア軍、ケニア軍がキスマヨKismayo方面に南下し,アル・シャバブは甚大な被害を出している。中部ジュバ州Middle Jubbaは2008年ごろ、イスラム側の拠点だった経緯があり、同州のブアレ Buale、ジリブ Jilib付近が現在でもシャバブの拠点と思われる。 参照記事
米海軍特殊部隊シールズは2013年10月4日から5日にかけ、ソマリア南部の首都モガデシュMogadishuから180キロ南のBaraweで国際テロ組織アルカイダ系イスラム武装勢力「シャバブ」指導者の掃討作戦を決行している。過去ブログ:2013年10月米国海兵隊シールズ、ソマリア、リビアを急襲シャバブはイスラム国家樹立を掲げ、一時はソマリアの広い範囲を制圧したものの2011年に首都モガデシュMogadishuから撤退。近年は中南部を拠点に国外でのテロ 攻撃などを繰り返してきたが、南方からケニア軍、モガデシュ側からアフリカ連合(AU)軍の攻撃を受け、劣勢に立たされ(左がそのころの支配地と、各国の介入の図式)、狭い地域に孤立し、2013年9月21日には、ケニアのショッピングモールでテロを起こし、過去の報復として多数を殺害している。2013年9月アルカイダ系アル・シャバブがモールで大量殺戮 ケニア
北のソマリランドは共和国として自治政府があるが、国際的にはソマリアの一部として、国家の承認はされていない。プントランドもソマリアと似た様な状況だが、プントランドとソマリランドは国境紛争を起こしている。斜線部分が紛争地域で、国際的な地図では、すべてをソマリアと表示される。もともとは、1991年前後からの国家の内部分裂、紛争でソマリアが無政府状態になったのをきっかけにアルカイダ系が南部で勢力を拡大し、イスラム原理主義に沿った自
治政府を樹立しようとしたことから今に至っている。右下は、アルシャバブの支配地域の変遷で、現在は2010年よりさらに狭い中部ジュバ州Middle Jubba周辺に孤立していると思われる。参照記事
過去ブログ:2011年10月混乱続くソマリアとアルシャバブ 2011年6月アフリカのアルカイーダリーダー射殺される ソマリア 2011年2月~アフリカ、中近東、反体制運動と シーア派スンニ派➀

中国・北京市の天安門広場Tiananmen Squareで2013年10月28日午後12時5分ころ、新疆ウイグル地区のライセンスを付けたXinjiang licenseジープjeepタイプの車が歩道に突っ込んで炎上し、観光客ら5人が死亡し、日本人男性を含む38人が負傷した。目撃によれば、車は警笛を鳴らしながら約500メートル程走行し、観光客や警官らを次々とはねたあと、紫禁城(Forbidden City/ Forbidden Palace)外の金水橋(Jinshui Bridge、Golden Water Bridge )の白い大理石製の欄干guardrail に衝突、炎上した。写真は、事件直後の様子。映像記録

この事故で、車に乗っていた3人(43歳と25歳、他1名のウイグル人Uighurs)のほか、観光に来ていたフィリピン人女性と広東州からの中国人が死亡し、日本人1人を含む38人が負傷した。北京の日本大使館によると、負傷したのは30代の男性で、歯を折るなどして、病院で手当てを受けたが、命に別条はないという。事故の原因や背景は、これまでに明らかになっていないが、インターネット上には「テロの可能性が高い」などと指摘する書き込みが相次いでいる。北京市では、11月から、中国共産党の重要会議が開かれる予定。ツイッターでの書き込みでは、警察が2名の男性と新疆XinjiangからのSUV車を探しているとのうわさを報じ、爆弾テロと報じている記事や、事故時に現場にいたという40代の旅行会社員は「車内から黒い旗を振りながら車が突っ込んできた」と話し、旗には少数民族の使うような文字が書かれていたとの目撃情報もある。写真は、事件前の金水橋と事件後の警備の様子 英文記事 英文記事 英文記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2013年6月新疆ウィグル自治区トルファン地区で暴動27人死亡 中国2013年10月29日:香港紙・明報(電子版)は29日、海外華字ニュースサイトの情報として、天安門広場で起きた車炎上事件で車に乗って死亡した3人はいずれも陳情を繰り返していたと伝えた。それによると、事件当時、車にはガソリンが積まれ、3人のうち2人はウイグル族出身で、それぞれ43歳と25歳の男。もう1人の身分についてまだ分かっていない。3人の関係は現在、まだ分かっていないが、いずれも複数回にわたって陳情し「政府から教育されても陳情を止めなかった」という。陳情の具体的な内容に ついて触れていない。事件を起こした動機について、「不運の境遇に不満を持ち、生活に絶望した」、「車で突っ込むことによって最後の怒りをぶっつけた」と 伝えた。参照記事
ウイグル人は8-9世紀、中央アジアの草原に帝国を築いたが、18世紀に清の康熙帝に征服された。1911年の辛亥(しんがい)革命で清朝が滅び ると、東トルキスタン共和国として独立したものの、49年に再び中国に支配された。中国国土の6分の1を占める地域に中国の石油・天然ガス埋蔵量の30% 以上が埋蔵されているという。そのため中国にとっては絶対に手放したくない地域で、中国政府はウイグル族を含む55の 少数民族に教育や公務員採用で優遇措置を与えていると主張する。だが、少数民族は大学を出ても就職が難しい。優れた能力の持ち主でも出世の道が閉ざされて いる。「西部大開発」政策により漢族が移住してきたため民族対立も広がり、初期に(ウイグル地区の)人口の7%だった漢族は今や40%を上回る。
2013年11月4日:4日で1週間となった。中国当局が事件はウイグル族によるテロと断定する中、アメリカ政府系ラジオ局「自由アジア放送」は、実行犯の3人を知っているとみられる人物の話として、犯行の動機は、過去の騒乱に絡み、家族を失ったことへの復讐(ふくしゅう)との可能性を報じている。
2013年11月9日:10月28日天安門広場で起きた車突入・炎上事件を「テロ襲撃」と断定した中国当局。事件現場で死亡したウスマン・ハサン(33)容疑者はウイグル人で、 新疆ウイグル自治区クズルス・キルギス自治州アクト県の出身。村の前村長は米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に応じ、一年前の同じ日 にハサン容疑者が出資した建設中のモスクが当局に取り壊され、彼がその場で報復を誓った経緯を明かした。ハムット・ターディ前村長によると、ハサン容疑者は当初から村民たちと20万元(約320万円)を寄付して、モスクの建設を計画した。2011年に当局 からの建設許可も下りたが、昨年広場と塀が完成した頃、当局は不法な宗教施設という理由で、百人以上の警察隊を投入して全部取り壊した。その現場で、ハサ ン容疑者は「今日は私たちが負けた。彼らは銃を持っているのに私たちには何の武器もないからだ。しかし心配することはない。必ず事を起こしてやる」と悔や む村民たちを慰めた。、、。参照記事
2013年10月25日:メキシコで45件の殺人を自供し、少なくても79件の殺人事件に関わったとされる20歳の男フアン パブロ バスケス ガルシアJuan Pablo Vázquez Garza,通称 "El Almoloyita".の犯罪が報道された。ヌエボ レオン州Nuevo Leon,当局は犯罪組織に所属し、主に2012年に発生した少なくとも79件の殺人に関わったとされる男を、25歳の女性Marcela Ortiz Sanchezとともに逮捕したと発表した。死刑制度のないメキシコでは、こんな男もいずれ社会復帰して復讐を繰り返すだろう。バスケス ガルシアは州都モンテレーMonterrey市北部を縄張りとする犯罪組織のメンバーで、白いバンを運転中に逮捕された。逮捕時はマリファナ35袋、コカイン22パケ、携帯電話12個、現金260ペソを所持していた。彼はまたタマウリパスTamaulipas州の犯罪組織にも加わ

り、殺人を繰り返していたようだ。犯罪者が若年化する中で、未成年者の犠牲者も増加し、殺人は減少せず、最近だけでも、アカプルコ Acapulco、フアレス市Ciudad Juarezなどで複数の殺人が報告されている。参照記事 過去ブログ:2012年9月16歳で50人以上殺害 メキシコ 2012年6月 2010年12月メキシコ 12歳>14歳のヒットマン(殺し屋) 12月2日逮捕
シリアのクルド人勢力Kurdish fighters in Syriaとアルカイダ系イスラム武装組織al-Qaeda-linked militants が2013年10月25日朝、イラクとの国境付近で衝突したクルド人勢力が、数日間の戦闘の末国境付近を掌握した。
この戦闘で、双方に複数の死者が出た。 シリア人権監視団によると、クルド人勢力は明け方、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系イスラム過激派組織の「イラク・レバント(地中海東岸地域)のイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」、「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」、およびその他の反体制派と衝突した後、イラクとの国境にあるシリア側Al-Yaarubiaの国境検問所(Rabia-Yaarubia border crossing:地図の③の場所)を掌握したという。写真は、監視するクルド人女性兵士 参照記事 英文記事 地図参照記事
このルートは、イスラム勢力が物資の補給路に使用していたといわれるが、場所はクルド人が独立を目指すハサカ県(アル=ハサカ県Al Hasakah:地図の紫色 カミシュリQamishliががクルド人の拠点都市)東部にある。すでに隣国トルコとの緊張関係にあるクルド人は、2012年8月頃から反政府派イスラム系との戦闘が本格化しており、10月16日の報道では、ハサカで40人の死者の出る衝突があり、また反政府勢力内部では最近、アレッポ Aleppoなどで自由シリア軍とイスラム勢力などの内部衝突が多発していると報じられている。左の赤い点は主な攻防地点 9月から激しい戦闘のあった南部Daraa県のTafasチェックポイントを、10月26日反政府側が制圧したと報じている。映像 ホムス Homs、ダマスカス東部、南部の戦闘が激化する中、10月27日、19の組織からなる反政府側は11月23日予定の第2回ジュネーブ和平協議 Geneva II conferenceへの参加拒否の声明を出している。国連により化学兵器の査察は進行中で、シリア側はすでに過去のグータ地区での毒ガス使用を認めているが、現在シリア軍は、今まで以上の空爆を展開し、アレッポでは小学校が空爆されている。国連査察は、戦闘の鎮静化には全く影響力を出さず、査察以上の西側の介入が無い状況下で、シリア側の攻撃は無差別で残酷でさえあり、やり放題にさえなっている。 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2013年10月PKK トルコに再度宣戦布告か?トルコ 8月クルドとイスラム組織対立が深まる可能性 シリア
2013年11月6日:2013年1月から占拠され、抗争が続いていたハサカ県西部Ras al-Ain(Ayn)を、クルド人側YPG(クルド人人民防衛隊)が反政府イスラム組織ISIL、ヌスラ戦線ら Islamic State of Iraq and the Levant (ISIL), Al-Nusra Front and other rebel groupsから奪取したと報じられた。 ここはクルド人の居住区域だが、反政府側は、トルコからの物資補給に重要として占拠していた。これで、クルド人居住区に居たイスラム組織を全て排除したと報じられている。ISILは、ラッカ,アル・ラッカRaqqa(Ar-Raqqah、Raqa)に後退したとされる。ダマスカスのシリア政府軍は東部Mleihaへのミサイル攻撃で反政府側に攻撃を繰り返している状況のようだ。 参照記事 過去ブログ:2013年4月シリアの新たな局面 クルド人蜂起か? シリア

女性の運転が法で禁じられている唯一の国サウジアラビアで、解禁を求める団体が2013年10月26日に女性の一斉運転を呼び掛け、団体はインターネット上で1万6千人を超える賛同を得たとして多数の参加を期待したが、内務省が24日、「女性運転日」での「集合やデモは、公共の治安を害する "disturb public peace" by congregating or marching "」として摘発を警告する声明を出した事でデモは中止となった。参照記事
インターネットで呼びかけた活動家には「サイバー犯罪取締法anti-cyber crimes law」違反で摘発すると警告されていた。サウジではイスラム教のシャーリア法により、女性による車の運転や近親者による付き添いなしでの外出は禁止されている。また外出時には必ずヒジャーブ Hijabを身に着けねばならない。遺産相続も男性の半分であり、公的な権限を行使するためには父親、夫、兄弟などの男性の代理人を介さねばならない。一夫多妻制が認められており、男性が優位な安易な離婚や家庭内暴力も問題となっている。サウディアラビアにおける女性の人権政府の警告にも関わらず、26日には60人ほどの女性ドライバーが警告を無視して運転を強行したが、インターネット上では誰も逮捕はされていないが尾行はあったと報じられ、サウジでは女性に運転免許が発行されないので、彼女らは無免許運転だったと思われる。 参照記事

中国山東省青島市Qingdao, Shandong province of Chinaにある新築高層マンションの窓は「手描きされたニセモノ」で話題となっている。「手抜き工事」の疑いもあったが、市当局は「装飾のため」で問題ないとしながらも、開発業者に是正を命じた。問題のマンションの外壁に1階から最上階まで周りの建物と同じ仕様の「窓;窗戶」がずらりと並んでいる。しかし、どれも本当の窓ではなく、描かれたニセモノだった。ネット利用者からは手抜き工事を疑うコメントが投稿され、さらに「ここの窓は必要があるのか。必要 があれば、なぜ作らないのか?必要がなければ、なぜ手描きするのか」と不可解な窓の存在にコメントを寄せた。記録映像

市民の疑問に市当局は「見た目のため」と説明し、「マンションの東側と西側の外壁に窓があったが、北側はエレベーター昇降路になっているため、設計上で
は窓がなかった。立体感を出すために窓を後から手描きした」とのことだった。また、当局は安全性に問題がないとしているが、市民の疑問を受け「蛇足」であ
ることを認め、業者に是正するよう命じた。参照記事 マンションは、低所得者用で売りに出されていて、コスト削減で窓を描いたのだろうと英文記事に説明があるが、理解不能な「ニセ窓Fake Windows;假窗戶」で、多少意味は違うが、日本語で言う、文字通りの「飾り窓:裝飾性窗戶」である。(日本で飾り窓は、装飾され、小ぎれいな窓、またはショーウィンドを指す) 発想としては、過去の「中国の緑化」と同じで、ブレの無さには感心する。 英文記事 中国記事 過去ブログ:2007年4月中国の緑化
米オクラホマ州の地裁の陪審An Oklahoma City jury in Oklahoma state courtは2013年10月24日、6年前の2007年9月20日にEufaula, Oklaで、2005年製のトヨタカムリ Camry車の欠陥が原因の予期せぬ急加速unintended accelerationで死亡事故(運転手Jean Bookoutさん;当時76歳 が重傷、友人 Barbara Schwarzさん;当時70歳 が死亡)が起きたとする遺族らの訴えを認め、トヨタ自動車側に計3百万ドル(150万ドルX2、約2億9千万円)の賠償を命じる評決を出した。参照記事 英文記事 英文記事 英文記事 陪審はさらに、トヨタは急加速の問題を知りながら、重大な結果につながることを予測せずに適切な対応を怠った“reckless disregard”可能性があるとして、「懲罰的賠償」についての検討を開始することも決めた。過去ブログ:2010年2月2009年8月28日のレクサスES350 暴走の状況とその修理方法
トヨタ車の急加速が原因の日系米国人の女性 Noriko Unoさん(当時66歳)の2009年の死亡事故をめぐっては、2013年10月10日にカリフォルニア州の裁判所で、トヨタ勝訴の評決が出ていた。死亡した女性は2009年8月、2006年型のカムリを運転中に急加速して制御を失い、対向車と接触して木に衝突したとされていたが、この件でトヨタ側は、女性の車が別の車に追突され、直後に女性がブレーキとアクセルを踏み間違えて電信柱(街灯とも)と木に衝突したと主張し、同裁判所で進行している約85件の訴訟の先行例として注目を集めていた。遺族の賠償請求額は20億円だった。 英文記事 英文記事 英文記事 参考記事:トヨタ、2009年発生の米の急加速問題で勝訴 「車が原因でない」 参照記事
ブルームバーグ通信によれば、トヨタは7・8・9月、250万台を販売した。昨年同期比2.8%増だ。なお、GMは240万台(5.5%増)を売り上げ。フォルクスワーゲンは233万台を売り上げた。トヨタは今会計年度、記録的な高利益を上げている。参照記事
日本市民の相当多数が恋愛とセックスに全く無関心である。こうした傾向は後々、国家経済にとって深刻な脅威となる。日本は年を追うごとに人口が減少していっている国家だからである。こうした見解がワシントンポスト紙に述べられた。
マックス・フィッシャーMax Fisher氏の寄稿論文によれば、「日本の少子化の主因のひとつに、日本人は恋人を作ったり結婚したり、あるいはセックスすることへの関心が非常に希薄であるということがある」。
フィッシャー氏は日本の人口動態研究所の統計を引いてみせている。それによれば、日本では、16歳から24歳までの男性の45%、女性の25%が「性的コ ンタクトに興味がないか、あるいは嫌忌している」。また、日本人の「半数以上が独り者であり」、18歳から34歳という適齢期に性交を一度も経験していな いという男性は全体の39%、女性は全体の36%に上っていた。

参照記事からの抜粋 (英文記事)で、英文記事の統計などが参考になるが、日本人としてはある程度理解できる。都市部では生活費が高すぎて、結婚に踏み切るには相当な収入を確保しなければならない状況で、そこから逃避してしまう人が多いということではないか?中学、高校と受験一辺倒で押さえつけられ、大学に入れば何が何でもすぐ社会にでて就職しなければならないという状況は普通ではないが、多くはそれが普通だと思っている。社会経験も社会との接触も少ないまま、いきなり競争社会へ出ていくことに億劫になる若者がいても不思議ではない。中学、高校時代にもっと将来の選択肢を広げてやるべきなのだが、教師は成績優秀でさえあれば社会で成功するという誤解を植え付けている。実際の社会では、社交性や見識や経験の豊富さに根差した行動力が重要視される。問題は複雑で、そんな簡単ではないが、個人的には、社会に出る前に、一度は日本を出て、外から日本を見、異国の文化に接してはと助言している。何の仕事をするにも、海外とのかかわりが今後さらに重要だと思うからだ。英文記事のグラフでは、男女ともに結婚しない最大の理由として、適当な人との出会いがないとしている。個々の問題として片付ける前に、社会がこれに対し何ができるか、真剣に考えるべきだろう。
学生や若年層の負担になっているインターネットの通信費も、エストニアのように、思い切って無線で無料化したほうが、社会が活性化し、合理的になると思うが、ITに関しては日本は後進国に甘んじている。とくに行政での活用は情けないほどだ。地域的な無料化は、過疎な離島などでは実現すべきだろう。通信費が高くて、若い人が無料のメールやLINEしか利用しない実情を問題化すべきだと思うのだ。インターネットの無料化は、若い人のPCに関するスキルの向上と職業のすそ野を広げる可能性を拡大させる。日本の将来を思えば、若い人のためにも、オリンピックより先にすべきことがこの辺にあると思うのだが、、。国は少子化を嘆く前に、若い人の可能性を広げ、自立できる可能性を与えるべきだろう。少子化(=経済的自立の遅れ)と地方の過疎化対策には、情報の地域格差(海外との差も含め)をなくすことが重要だが、これに言及する政治家
が日本にいないのはどうしたことか? 参照記事 エストニアは小学校からのコンピュータ教育に次いでクラブ活動としてのプログラミング学習を大規模に支援–Microsoftが積極賛助 参考記事:Skype発祥の地、IT大国エストニアに行ってきた。 IT技術で存在感 エストニア
シリアの首都ダマスカスDamascus(人口160万人、2008年)が2013年10月23日晩(おそ)く、暗闇に包まれた。市の南部国際空港が反政府側のロケット砲攻撃を受け、付近の火力発電所近くにあるガスパイプgas pipelineが損傷、爆発し大停電著なっていると報じられた。すでに発電所の機器不良から停電の起きていたダマスカスは暗闇に包まれている。記録映像西側関係者の話では、最近のダマスカスでの自爆テロを含め、計画的な反政府側による大攻勢が起きているともいわれるが、今回のガスパイプラインが飛行場攻撃の中で起きた偶発的なものかなどは不明。反政府側が、毒ガスで多数が死亡した東グータ地区Eastern Ghouta district 奪取の攻勢に出たとの記事もある。写真は、炎上する飛行場近くのガスパイプライン。過去ブログ:2013年10月ダマスカス市内へ毒ガス被害地区からロケット砲攻撃 シリア
発電用天然ガスについては、自国で産出する分を充てていると以前の記事で報じられている。下の地図のダマスカス南部ダイル・アリ火力発電所Dair Ali power station にはエジプトからのガス(Arab Gas Pipeline);地図 が供給されていたが、革命後のエジプトでパイプライン爆破事件が相次ぎ、2011年末には供給が停止している。2013年春、エジプトからヨルダンまでは供給が再開したが、シリアへの供給は確認されていない。シリアでは2011年3月から2012年末までで、紛争で電力関係の従事者87人が死亡、157人が負傷、29人が誘拐されたとされ、ダイル・アリ火力発電所の拡張工事も停止している状況で、シリア経済に多大な損失を招いている。シリア東部のデリゾール発電所Deir Ezzor (Deir ez-Zor、Deir Azzor)power stationも、紛争後の石油、ガス燃料の不足から、電力供給量は半減している。結果的に2013年3月時点で、シリアの国民総生産GDPは35%の落ち込みと言われていた。その後も国営企業の操業停止が相次ぎ、現在どれほどの落ち込みかは報道されていない。 参照記事 参照記事 2013年10月相次ぐ自爆テロ ハマで40人以上死亡 シリア 2013年5月シリア政府軍シリア西部で攻勢に転じ、大量虐殺も? 2012年4月シリアの「四海構想」に期待した中国
これで重要なガスパイプラインがどこを通っているか反政府側の知ることになり、またイラン等から物資の補給にも使われている飛行場が制圧されれば、ダマスカスのライフラインは致命的な影響を受けるだろう。拡大地図は2013年10月9日時点とされるダマスカス周辺のもので、赤線が前線、ピンク部分が政府側支配で、青い部分の反政府側が包囲されている状況がわかる、緑色は交戦中 赤い矢印が政府軍の攻撃方向 現在は反政府側地域がさらに縮小気味と思われる。 参照記事 Syria Army kill 40 militants and capture weapons in Ghouta 地図のダマスカス近郊右のZamalkaでの10月2日投稿の記録映像 北部ホムスに通じる高速道路沿いにあり、シリア軍が10月上旬に制圧したといわれているが、ダマスカス中心部まで5キロ程の地点で、毒ガス被害のあった地域。 参照英文記事 過去ブログ:2013年10月PKK トルコに再度宣戦布告か?トルコ ダマスカス市内へ毒ガス被害地区からロケット砲攻撃 シリア
食料自給率の低いシリアでは、アサド政権は小麦などを輸入しなくてはならず、アサド大統領は2014年も政権を維持すると表明しているが、はたして国がそこまで持つのだろうか?すでにシリア国民の半数以上が貧困にあえいでいるとの国連報告も出ている。第二回シリア国際和平会議は2013年11月23日にスイス・ジュネーブで開催される予定だが、開催すら危うい状態だ。過去ブログ:2013年10月相次ぐ自爆テロ ハマで40人以上死亡 シリア
2013年10月29日:シリアの首相代理Qadri Jamil氏は、非公式にジュネーブ和平会議について米国側と協議したとして解任されたと報じられた。参照記事
2013年10月23日;中国東北地方が深刻なスモッグに見舞われている。遼寧省北部、吉林省西部、黒竜江省西南部と東北部などでは視界
が1000m未満で、一部地域では200m未満。ハルピン市では、視界不良が原因で乗客を載せた市バス2台が道に迷うといったことも発生した。
ハルピン市88路バスは毎朝5時30分に始発する。21日朝は市内全体で深刻なスモッグが発生したため、運転手は発車を躊躇っていた。しかし、出勤を急ぐ10人の乗客が乗っていたので、仕方なく発車した。運転手によると、市内の大型円型交差点についたとき、視界不良で方向を確かめる事ができず、間違った方向へ向かってしまった。しばらく走ってから、乗客が方向が違うのを発見し、急いでUターンしたという。普段なら、終点まで2時間かかる道のりが、4時間以上かかった。参照記事 映像記録 過去ブログ:2013年10月中国北東部 大気汚染期間に突入 中国 過去ブログ:2013年4月新生児先天性欠損症急増と越境汚染とその排ガス対策 中国
ロイター社の報道では、ハルピン市の1立方メートルあたりのPM2.5の濃度は1000マイクログラムで、危険水域の300を遥かに超え、世界保険機構WHOが推奨する1日の基準20を50倍も上回っている。WHOは10月17日、大気汚染ががんの原因になると認定する報告書を発表しました。
湖北省抗ガン協会・李広燦秘書長は、都市住民の中で最も発病率が高いガンは肺ガンで、大気汚染の影響が大きいことを物語っていると述べた。データによると、過去30年間で中国の肺ガン死亡率は465%増加し、中国抗ガン協会の最新データによると、中国は世界で最も胃ガン発病率が高い国です。毎年、全世界で新たに胃ガンと診断される93万4千人のうち、40万人 近くを中国大陸の患者が占め、疾病率と死亡率は世界平均の二倍以上。これは世界中に知れ渡っている中国の“悪徳食品”や“汚染食品”と深い関係があると考 えられます。参照記事国内消費のエネルギー資源の70%が石炭で占められ、世界最大の石炭消費国、かつ二酸化炭素排出国の中国で、大気汚染対策として中国政府は今年、北京と上海および広州近郊の3カ所の工業地帯で、石炭火力発電所の新設を禁止する措置を発表した。石炭などを原料とする合成天然ガス(SNG:synthetic natural gas、substitute natural gas)に切り替える石炭ガス化大規模プロジェクトが、少なくとも9件現時点で認可されている。ただし、汚染の軽減効果が認められているSNGには、ほかの環境問題の原因となる可能性が指摘されており、最終的な解決策には程遠い。最新の研究論文を発表したデューク大学の楊啓仁氏によると、SNG製造には大量の水が必要で、燃焼で排出される温室効果ガスの量は天然ガスの7倍にも上るという。さらに大量の水蒸気は天候変動を誘発するとされている。つまり、中国が国内の大気汚染にだけ目を向け、ずさんな環境対策で石炭ガス化をした場合、地球温暖化、気候変動が進行するという悪循環に陥る可能性がある。現実は、中国の国内問題の域を超えつつあり、世界の監視と協力が必要と言える。参照記事
イランIranで麻薬密輸の罪で死刑判決を受けた37歳の死刑囚Alireza Mは、2013年10月初め、刑務所でクレーンで吊り下げられ絞首刑を執行され、12分後に死亡が確認され遺体安置所に送致された。ところが翌日の朝、遺体安置所で息をしているのが確認され、彼は奇跡的に生還したが、まだ入院中と言われている。地元紙ホラーサーン(Khorasan)は23日、男は「意識を取り戻し、話もできる」と伝えている。写真は参考写真世界の人権機関などから、再死刑を行わないようにとの要望が出されていた10月22日、イラン側が例外として再死刑を行わない意向だと報じられた。再死刑は、世界に対しイランの評価を下げるものだとの判断のようで、男を死刑から1段階下の刑罰になるだろうとされている。
イランは中国を除けば、世界で最も死刑を行う国で、2012年は500件、今年はすでに560件の死刑を執行したと言われる。1979年のイラン革命以降、イランでのイスラム教のシャーリア法sharia lawに沿った罰則では、殺人、強姦、強盗、麻薬密輸、密通、Murder, rape, armed robbery, drug trafficking and adulteryが死刑の対象となる。参照記事
