2013年03月

日本ではBCG接種や環境整備で患者数は少なくなったが、まだ安心できない病気である。中国の感染者の数に驚くが、気になるのは中国人、アジア人の痰を吐き散らかす習慣で、結核が空気感染である事を考えれば、汚いだけでなく排菌にもつながり不衛生で、公衆衛生上してもらいたくないものだ。日本における結核発症者・死者数は近年横ばい状態にあり、年間3万人(毎日80人)の患者が発生し先進国中でも高い水準にある。2012年7月9日には、東京青梅病院で78人が肺結核に感染、10人が発病,3人が死亡した。咳の長引く人はレントゲンの検査を、、。

スペイン、ポルトガル、イギリスとの合同捜査の後、2013年3月15日にアフリカ西方のカーボベルデ共和国Cape Verde沖南西700マイル(1126キロ)の海上で、スペイン警察特殊部隊が船舶を急襲した。この作戦により5人の乗組員(ブラジル人4人と韓国人1人)を逮捕し、翌日にポルトガルの港町ポルト市Portuguese city of Portoで麻薬密輸を企てた容疑で4人を逮捕している。麻薬密輸に関する捜査はポルトガルで始まり、3カ国の対麻薬特別チームが、ポルト市に麻薬密輸組織が存在していることと、2月にベネスエラに麻薬の買い付けに出かけた事を掴んでいた。麻薬を積んだ船舶はポルトガルかスペイン北西部ガルシア州に向かい、そこで別の船舶に麻薬と積み替える予定になっていた。2013年では最大の押収量。

このコースは、貨物船、個人ヨット、客船の多くが使用するコースで、代表的な麻薬密輸コースでもあり、スペイン、ポルトガルでのコカイン摘発が相次ぎ、欧州への密輸が活発化しているようだ。ベネズエラには、隣国コロンビアからコカインが持ち込まれ、コロンビアの左翼ゲリアラの資金源になっている。過去ブログ:2012年2月シナロア・カルテルの「カリブ海ルート」判明 メキシコ 2010年10月スペインでコカイン発見510kg。麻薬は世界の脅威 2010年7月マフィア摘発 イタリア


ベトナム外務省は、中国側の行為をベトナムの主権に対する「深刻な侵害」と非難。中国側に対して、事実をただちに調査することと「この種の過ちと非人道 的な行為に対して、真剣に対応すること」を求めた。ベトナム側によると、過去数年の間に、ベトナム人漁民

中国とベトナムの言い分に食い違いはあるが、紛争海域で軍艦が発砲したのは事実のようだ。ベトナム側の写真では、ベトナム魚船の屋根の燃えたのが確認できる。最近では、2012年のASEAN会議でのこの海域に対する明確なルール作りが期待されたが

地図の中で赤い矢印のスカボロー礁については 過去ブログ:2012年10月領有権で対立の中国、フィリピンに軟化政策か?参照
2013年3月27日:南海(南シナ海)海域で戦備パトロール遠洋訓練中の中国海軍南海艦隊合同機動編隊PLA amphibious task force は26日午前、中国主張の領海最南端の曾母暗沙(そうぼあんさ:南シナ海スプラトリー諸島(南沙諸島;Spratly Islands南方の、マレーシアMalaysiaの主張する排他的経済水域;exclusive economic zone; EEZ 内


国営新華社(Xinhua)通信によると、アヒルの死骸は四川省当局により回収され、袋に入れられて地下3メートルに埋められた。アヒルの死因については言及されていない。環境


先に行われた中国人民政治協商会議では、中国の農村部で毎年1億9000万トンの生活ごみが生まれ、そのうちの大部分が未回収、あるいは不法投棄されており、河川や湖、運河などがその主なごみ捨て場であるとの報告があった。 長江の三峡ダム上流では、毎年夏に15万から20万立方メートルのごみが回収され、北京の故宮を取り巻く堀(筒子河)からは観光客が投げ捨てた1万本を超えるトウモロコシの芯が見つかり、雲南省の麗江古城の水路はペットボトルや使い捨て食器でふさがれ、一部のホテルは油や洗剤で汚染された水を直接水路に流している。 参照記事

テロやその背景については、過去の記事を参照:2013年3月シーア派へのテロ止まず パキスタン 2013年1月シーア派狙った爆弾テロ続発 パキスタン。以下に過去記事の一部を抜粋転記します。
特にバルチスタン(バローチスターン、バロキスタン、)州 Balochistanの州都クエッタQuettaで多発してい


右の図の白いパキスタンの地図で、赤い部分がバローチスタン州で、左の民族分布図ではピンク色の部分がバローチ族Balochで、この地域ではバローチ民族主義運動Baloch nationalist movementが活発で、パキスタンでは、パキスタン北西部、アフガン国境付近を拠点にするイスラム教スンニ派過激組織パキスタンタリバン:Tehrik-e-Taliban Pakistan (TTP:パキスタン・タリバーン運動)やパンジャブ州:上の地図の茶色 を拠点にするスンニ派過激組織ラシュカレ・ジャングヴィ:Lashkar- e-Jhangvi(LJ)のほかに、バローチ解放軍(BLA)、及びバローチ共和国軍(BRA)など、バローチ族民族派テロ組織がバローチスタン州のパキスタンからの分離独立を求め爆弾テロなどを頻繁に起こしている。彼らは民族分布図の北部パシュトン族と同じイス ラム・スンニ派で、州都クエッタに住むシーア派や異教徒に対して地域からの退去を求め、宗教施設や居住地でテロを行っている。日本外務省安全ホームページ 過去ブログ:2013年1月タリバン テロ攻撃頻発 パキスタン北西部


暗殺発生当時のムシャラフ政権Musharraf's governmentは、事件直後から名指しでタリバンの関与を非難したが、暗殺関与の疑惑があるとして本人自身が弾劾裁判に掛けられそうになり国外へ逃亡し、パキスタン法廷は2011年11月5日、改めて前大統領が適切な警備をあえて指示しなかった事を非難していた。パキスタンの現ザルダリ政権(アシフ・アリ・ザルダリAsif Ali Zardari ザルダリ大統領はブット氏の夫;写真下)は、2011年8月には、

タリバンがムシャラフ元大統領暗殺をほのめかす理由は、先に書いた「神学生モスク立て立てこもり事件」での彼の武力鎮圧への復讐や、彼の発言でブット氏暗殺の容疑者にされたからだろうが、もともとパキスタンは暗殺の多い国で、選挙などあれば多数が暗殺される。パキスタンに大統領はいるが、長い軍事政権下で軍部が多くの利権を掌握し、政治に対しても、悪名高いパキスタン情報部を操る軍部の発言権が強い国といわれ、疑わしきは軍部である。最も、それをパキスタンでいえば命の保証は無いだろう。


先月3月、裁判所に逮捕猶予を認められたため3月24日、約4年ぶりに帰国。パキスタン総選挙(5月11日投票)を通じての国政復帰を目指した。しかし、16日に下院への「人民党; Pakistan Peoples Party (PPP;パキスタン人民党、政権与党)」からの立候補申請は「権力乱用」を理由に却下され、出馬できなくなっていた。今回逮捕の判決を下した判事は当時拘束された一人。参照記事 英文記事 ほか 過去ブログ:2013年4月すでに起きたパキスタンでの選挙候補暗殺 選挙妨害テロ続発の可能性 パキスタン
2013年4月19日:パキスタンのムシャラフ前大統領が19日朝に逮捕され、裁判所に出廷させられた。ムシャラフ氏は前日、国家反逆罪の容疑で首都イスラマバードの高等裁判所から逮捕命令を受けていた。パキスタン警察は刑務所では同氏の安全が危うくなる恐れがあるため、ムシャラフ氏を自宅監禁下におくよう裁判所に求めたという。その後、自宅軟禁が認められた。




US-2は機体から特殊な装甲や電波などによる敵味方識 別装置を外せば「武器」とは認定されないが、自衛隊が運用する航空機だとして輸出はタブー視されてきた。しかし、2012年12月の武器輸出三原則の緩和で「平和貢献・国際協力」に合致するものであれば輸出を容認する決定に伴い、政府は今後、積極的な防衛産業の発展と防衛費の効率化を図る。輸出にあたり、製造元の「新明和工業」(兵庫県)は防衛省以外に納入する「民間転用」の手続きをとる必要から、防衛省が著作権を持つ仕様書やデータなどの資料の開示を求める申請を順次行っており、防衛省も開示に応じている。過去ブログ:2012年1月だから注目される、日本の「武器輸出3原則」緩和
インド政府は3年ほど前から日本政府にUS-2を購入したいとの意向を伝えていた。昨年6月に海自とインド海軍が相模湾で初めて共同訓練を行った際、海自はUS-2も投入、インド海軍幹部は性能の高さを直接確

*新明和工業:戦時中に、世界最大の飛空艇二式大艇:写真下 や局地戦闘機紫電を開発製造し、前身の川西航空機時代から優れた航空機のメーカーとして知られている。写真の二式大艇は2004年4月末から鹿児島県鹿屋市にある海上自衛隊鹿屋航空基地資料館に保管(野外展示)されている。参照記事

しかし、この「さかさまに見える」こと以外、Danilovicさんの脳に全く異常はみられず、現在ハーバード大学、そしてマサチューセッツ工科大学の専門家たちが彼女の症例について調査し、この症状は『Spatial orientation phenomenon』というもので、視覚では上下を正しく捉えているのにもかかわらず、脳がそれを反転させて情報を送っている状態とのこと。過去にこの ような症例はなく、さかさまに字を書く人はいたが、さかさまが正常に見えるのは世界的に見ても非常に稀少な障害だそうです。
生まれた時から続いている「さかさま歴」は、「出産時、足から生まれた」というエピソードから始まり、「ハイハイも初めての歩行も逆走」「学校で文字を書くときも逆から」など。両親をはじめ教師や友人たちがこれらを直そうと試みたが、「逆走」以外は直らず、全くの徒労に終わったが、彼女自身、特に
不満を感じていないようで、経済専門家であり現在セルビア議会職員として働いている。ひとつだけ残念なのは、車の運転ができない、ということ。また、彼女がTVを見るときは、TVをさかさまにするそうです。参照記事 英文記事 過去ブログ:前に歩けない少女 米国 、急に外国語を話し出す、、世の中不思議なことはある

サザ ビーズによると、碗を出品したのはニューヨーク州の住民。2007年夏に近所のガレージセールで約3ドル(285円)で購入したものだという。購入者は当初、その価値に気付かず、自宅のリビングに数年間飾っておいた。その後、碗の起源に興味を持ち専門家に鑑定を依頼したところ、北宋時代の も



サザビーズによれば、同時代の碗で同じ大きさ、形、装飾を施したものは、大英博物館が所蔵するもの以外確認されていないという。参照記事の抜粋、加筆ですが、できるだけ鮮明な写真で見たく、写真編集の上、記事にして置きます。直径は12.7cm。(サザビーズのサイトでは13.4cmと記述 ) 参照記事 英文参照記事 Sotheby's YOUTUBE YOUTUBE 過去ブログ:清王朝のネックレス


ガスプロムの最大の稼ぎ先である欧州市場への販売価格が下がっ ていることから、両国の価格面での歩み寄りが出来つつあるようだ。ガスプロムは今後2、3カ月のうちに価格での最終合意に到達したいとしている。ミラー CEOは、ガスプロムが価格の割引をするため、中国が代金を前払いする可能性もあると述べた。写真は、習近平・中国国家主席とプーチン露大統領(22日)

中国へのガス供給は2018年が予定だ。現在石油、ガスの市場は揺れ動いている。中国は経済にも国内事情にも不安定な要因を多く抱え、国内では、環境基準の規制強化の達成が急務で、それ無しでは豊かな将来は見えてこない。過去ブログ2011年11月: プーチンの ユーラシア経済同盟(Eurasian Economic Commission または Eurasian Union)構想 日本はこれを操れるか? 日本とロシア、経済で急接近とロシアンパワー

英国との戦争で財政難のフランス王が、寄進などにより莫大な土地や財産を所有していたテンプル騎士団の資産を狙い、強引にテンプル騎士団を異端裁判にかけたといわれている。詳しくはWIKIPEDIAで
テンプル騎士団解体後も、フリーメーソンなどの秘密結社の名でテンプル騎士団の精神は生き続けている。歴史的にイスラム教を敵対視していることで、イスラム教の勢力拡大に危機感を感じる一部のキリスト教徒から支持を得ているようだ。今その精神を引き継ぐ団体は自らを「Ordo Supremus Militaris Templi Hierosolymitani. (OSMTH)」と名乗り、世界各地に支部を設けている。上の写真は2010年、カナダでの「入団式」の様子。参照記事



十字軍運動の盛り上がりは反ユダヤ主義の高まりという側面をもたらすことにもなり、ユダヤ人共同体に対する組織的な暴力行為が行われました。1096年の 夏、ゴットシャルク、フォルクマーなどといった説教師に率いられた1万人のドイツ人はライン川周辺のヴォルムスやマインツで、キリスト磔にかかわった異端者としてのユダヤ人の虐殺を行いました。背景には、十字軍遠征の民衆兵士が武器購入の資金をユダヤ人高利貸しから借りたという事情もあったと解説されている。 この事件を「最初のホロコースト

右下の地図は、東ローマ帝国(キリスト教正教会)が最大の領土をもっていた西暦550年ころの地図

メキシコには、全く無関係に「テンプル騎士団」を名乗る麻薬組織も存在します。過去ブログ2011年3月新麻薬カルテル「テンプル騎士団Knights Templar」 メキシコ

こういう現地リポートが大変に参考になる。日本の支援もどこへ流れているのか?責任官庁は外務省なのか、いつもながら仕事が無責任だ。在外公館も含め、この部分が日本のガンだとマスコミは書かない。米国が何らかの行動を起こすのは必然だろう。盛んに反アサド・イスラム勢力のシリアでの勢力拡大を危惧するとの牽制球を投げている。


写真下は、民族対立から避難した難民
2013年03月22日:ミャンマーMyanmar 中部メイッティーラ(Meiktila:ヤンゴンYangon(旧ラングーン Rangoon)の北550キロ 人口10万のうち3


ミャンマーには1948年までの英植民地時代にインドから契約労働者として多くのイスラム教徒が入ってきた。しかし、ミャンマー国内のイスラム教徒は完全には社会に溶け込んでおらず、宗教間対立は軍政からの迅速な民政移行を目指すミャンマー政府にとって頭の痛い問題となっている。死者はその後24日、32名と訂正され、1万2千人が避難している。 参照記事 2013年2月にはヤンゴン(旧ラングーン)で、300人ほどの過激化した仏教徒がイスラム教神学校を襲撃する事件が起きていて、宗教対立が化激化している。長年ヤンゴンでは、相互に暴力的衝突は起きていなかった。 参照記事 過去ブログ:加速するミャンマーの中国離れと日本の接近
2013年3月27日:ミャンマーでの衝突の継続により、バゴーでは外出が禁じられた。
中国・新華社通信がミャンマーの国営テレビの報道として、外出が禁じられるのは、首都ヤンゴンから150キロ北に離れたバゴー:Bagoの3つの行政区で、現地時間の26日火曜午後6時から開始され、翌朝の午前6時まで継続された。これまで、少なくとも40人が、ミャンマーでの暴力の中で死亡しており、35名がこの暴力に関わったとして逮捕されている。
2013年4月22日:国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch、HRW)は22日、ミャンマー政府がイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)人に対して「民族浄化」の作戦を実施と発表した。大量の死体遺棄や強制退去の証拠が出ているという。HRWによると、ミャンマー(別名ビルマ)の市民権取得を拒否されているロヒンギャ人は殺人、迫害、追放、強制退去などを含む「人道に対する罪」を受け
た。昨年10月、ミャンマー政府当局者や地元指導者、仏教僧らが、群衆をたき付け、国の治安部隊の支援を与えた上で西部ラカイン(Rakhine)州にあるロヒンギャ人の村を攻撃させたという。これに対しミャンマー政府は、見方が一方的だとして反論し、現在中立で信用できる人物を双方の民族から選出し、調査を行っていると公表した。参照記事
2013年4月30日:ヤンゴンの北110キロの Okkanで、400名ほどの反イスラムの仏教系ギャングが石や棒を持ってイスラム寺院やイスラム系住民の商店を襲撃し放火した。少なくても1名死亡、10数人が負傷した。参照記事
2013年5月31日:ミャンマー西部ラカイン州は、州内の一部地区に住むイスラム少数民族のロヒンギャ族に対し、一家族につき子ど もを二人までに制限する規制を導入した。政府から「不法移民」扱いされているロヒンギャ族の人口増加を食い止めるのが狙い。最大野党、国民民主連盟 (NLD)党首のアウン・サン・スー・チー氏は「人権に反する」と非難した。規制対象となるのは隣国バングラデシュに近く、ロヒンギャ族の人口が約95%を占める二地区。子どもの数が制限されるだけでなく、一般にイスラムが認める一夫多妻制も禁じられる。具体的な規制方法については不明。




シリアでの化学兵器使用については、双方が相手を非難し、米国は反政府側の使用は懐疑的ながらも、独自の調査をする予定を公表している。シリアのジャアファリ国連大使は、昨年12月、国連安保理に書簡を送り、この問題について警告を発し、シリアの反体制派はシリア国民に対して化学兵器を使用し、それがあたかもシリア政府の仕業であるかのように見せようとしていると、繰り返し警告していた。 過去ブログ2013年3月:シリア軍はVXガス兵器を使用? シリア