2012年11月

写真には次のメモ書きがある:「青色の氷山。写真は1912年4月12日、北緯41度50分・西経49度50分の地点において、汽船『エトニア ン』号のV.F.ウッド船長 によって撮影されたもの。『タイタニック』の(氷山との)衝突は1912年4月14日に起こった。衝突の3時間後、船は沈没し た:Blueberg taken by Captain W. F. Wood S. S. Etonian on 12/4/1912 in Lat 41° 50 N Long 49° 50 W. Titanic struck 14/4/1912 and sank in three hours.」。
左はタイタニック号の航路と氷山の漂流経路を図にしたもので、計算上、氷山は1912年1月にはグリーンランドを離れていたと計算されている。Route of Titanic and possible route of Iceberg (c) Texas State University 参照記事 参照記事 過去ブログ:「タイタニック」のシドニー坊や、安らかに タイタニック遭難で卑怯者と言われた貴族と海運会社社長 参照記事:タイタニック号沈没の「真犯人は月」、米研究者が新説 タイタニックとオリンピック沈没事故時のすり替え説
当時は波はなかったが濃霧で、氷山発見から衝突まで数10秒だったといわれている。右舷の接触による浸水といわれるが、氷山の海中にある棚部分に船底が接触したのが主な原因という説がある。参照記事
事故前日にはほかの船から氷山の存在が無線連絡されたが、なぜ船長がその情報を無視したのかは謎で、当時タイタニックの通信士がレース岬 Cape Raceと無線交信中のため、近くで氷山に囲まれ立ち往生したカリフォルニアン号の、前日13日22時55分頃の周辺船舶への氷山警告を"うるさい!"と無視したともいわれている(タイタニック号に最も近かった船:資料記事 事故前後の時系列参考サイト )。
写真左は通信室 映像記事:最後までSOSを打電し続けた若き無名のタイタニック号の無線通信士とSOS:
尚、事故後に撮られた問題の氷山の写真というものは存在するが、衝突事故前の氷山といわれる写真はこれが唯一で、生存乗り組員2名の証言スケッチ、船長の残した撮影位置、時間などから、写真が衝突した氷山と確認されている。
右下は、水深約4000メートルの海底に眠るタイタニックの船首。映画監督のジェームズ・キャメロンが2001年に潜水艇で潜り、撮影した画像だ。タイタニックは、右舷側の船体に氷山が接触し、防水壁で隔てられた区画が次々に損傷して沈没したといわれる。参考:タイタニック完成時の内部写真など 参照記事
2020年6月21日:タイタニック号が衝突する直前の氷山の写真が6月20日、イギリスでオークションに賭けられ、約170万円で落札された。日本円で約170万円で競り落とされた氷山の写真はタイタニック号の衝突2日前に付近を航行していた別の旅客船の船長が撮影したもので、船長は事故後、親族に「タイタニック号を沈めた氷山の写真です」という手紙を添えて送り、今回は手紙も一緒に出品された。タイタニック号が衝突する直前の氷山の写真が見つかるのは世界で初めてで、落札額の行方に注目が集まっていた。参照記事 、、、筆者の記録では、オークションにかかるのは2回目である。

トップ10(頼りになるランキング上位)
① Mitsubishi Lancer - 6(ミツビシ・ランサー:写真)
② Vauxhall Agila - 8(ボクゾール・アギラ:スズキ輸出仕様。英、独タイプ等あり)
③ Suzuki Alto - 9(スズキ・アルト)
④ Toyota Aygo - 10(トヨタ・アイゴ:トヨタが欧州で製造販売の小型車)
⑤ Honda HR-V - 16(ホンダ・HRV-16
⑥ Volvo S40 - 16
⑦ Mazda MX-5 - 19(マツダ・ロードスター)
⑧ Mercedes E Class - 20
⑨ Toyota Yaris - 20(トヨタ・ヴィッツ)
⑩ Honda Jazz - 21(ホンダ・ジャズ SUV車)
ワースト10(信頼できないランキング)
② BMW M5 - 717
③ Mercedes SL - 555
④ Mercedes V-Class - 547
⑤ Mercedes CL - 512
⑥ Audi A6 Allroad - 502
⑦ Bentley Continental GT - 490
⑧ Porsche 911 - 442
⑨ Land Rover Range Rover - 440
⑩ Citroen XM - 438
トップテンには、日本車系が8車種入っているが、英国の保険会社であるWarranty Direct社が2006年に公表した記事では、当時過去10年間に、英国で故障件数が少なかったモデルのランキング100位では、ホンダ「Accord」がトップとなり、12位までを日本車が占め、日本車は100位までに29車種がランクインしていた。この集計は、古い車の実績からの集計で、英国の記事では、ベストテンは「信頼できる中古車reliable used carベストテン」としても紹介され、こうした調査が日本車の評価を高めてきた。英文参照記事

事件当初は状況が定かでなかったが、11月27日、匿名の治安機関筋の情報として「ミス・シナロア州2012」コンテストの優勝者マリア・スサナ・フロレス・ゴメスMaria Susana Flores Gamezさん(22歳、20歳の記述もある。その後、ミス・シナロア主催者から彼女の優勝は否定されている。地方の大学でマスコミ関係を学んでいた)は、メキ シコ軍のパトロール隊がギャング団と衝突した先週の土曜日、故郷の西シナロア州の町グアムチリGuamuchil in western Sinaloa state近郊で、ギャングらと一緒の車の中にいて銃撃戦に巻き込まれ、彼女は一味の車から手に銃を持って最初に車から脱出し、その後ろにギャングが隠れ、彼女を盾にしていたようだと語られている。しかし、その 試みは上手く行かず、ギャング2人(3人の報道もある)は軍に銃殺され、4人が逮捕された。その最中「ミス・シナロア2012」は現場で亡くなり、彼女はAK-47 突撃ライフルを手に死亡したとも、遺体近くに銃があったとも言われているが、警察側が銃撃を正当化するためとも思えるので、実際の状況はまだ不明だ。彼女は、メキシコ代表を決めるコンテストには落選していた。過去には、麻薬組織シナロア・カルテルのボス ホアキン・エルチャポ・グスマンJoaquin "El Chapo" Guzman が、地方のミスコン優勝者と結婚した事実があり、その女性は2011年米国で双子の女の子を出産している。 また過去には、多くのミスコン入賞者が麻薬組織とかかわった事実がある。

2012年11月29日:州高官は先週土曜日の深夜にシナロア州モコリート市で軍部隊と犯罪組織武装集団の間で発生した銃撃戦において、彼女の遺体から硝煙反応が確認されたことから21歳のモデルが発砲していたと発表している。


英情報誌「MONOCLE(モノクル)」は今年6月24日に「世界で最も暮らしやすい都市」として上位25都市を発表、日本からは東京が3位、福岡が17位、京都が20位に入っていた。同誌は住宅や教育事情のほか、映画館の数、ビジネス参入のしやすさなど独自の基準で25都市を選定。1位はコペンハーゲン(デンマーク)、2位はミュンヘン(ドイツ)だった。参照記事
さて非常に興味深い「ソフトパワー:Soft Power」ランキングだが、番付は各国の音楽やスポーツ、ファッションなどの文化発信力、教育制度の整備度、外国からの観光客数、各国政府の外交能力、教育格差、企業の吸引力のほか、五輪の獲得メダル数など50項目を指標として30位までが決定される。この指標の高さが、その国の経済発展に大きく影響することは容易に想像でき、韓国など世界各国がこの方面の積極的な開発、改革を目指している。
今年のトップ10は、オリンピックを成功させ、昨年2位から上昇した英国が1位のほか、2位米 国、3位ドイツ、4位フランス、5位スウェーデン、6位日本、7位デンマーク、8位スイス、9位オーストラリア、10位カナダの順となった。アジアからは日本と中国のほか、韓国が昨年より3 つランクを上げて11位だった。 2010年には日本は15位だったが、日本が順位を上げている背景として、漫画、アニメ、建築での魅力のほかファッションや食の国際競争力の強さを挙げている。
注目すべきは中国は22位、ロシアは28位となっている点で、経済で世界第2位の中国、経済発展が著しいロシアの順位がかなり低いことだ。その国に「ソフトパワー」があるということは、そこの社会に自由な発想力、開発力、それらを具現化する技術力、企業が自由に活躍でき起業できる風土などが備わっているとみてよく、逆読みすれば中国、ロシアにはそれが欠けているともいえ、短期にそれら「ソフパワー」を補てんする為には、ロシアは日本との関係を重視すべきとの論調も見え、社会制度的にこれらが不足し、今後も「ソフトパワー」の発展の見込みのない中国に、ロシアがいくら資源輸出で経済関係を増大させてもロシアの将来に有益ではないと論じる記事もある。参照記事
中国は最近の経済発展を武器に、何かと周辺国に対しコワモテの外交を繰り広げている。これは世界に対し、中国がグローバル化には程遠い国だとの印象を与える結果になっている。つまり、中国のソフトパワーは拡大どころか、後退気味だとさえ言える。ここに重点を置かない中国など全く脅威に値しないとさえいえるだろう。
それでは、日本が今以上にこの順位を上げるにはどうすればいいか?逆に6位に止まっている原因は何だろう?思いつくのは景気の鈍化もさることながら、行政改革の遅さや、行政、官庁の行動力の不足、政治の決断や実行の遅さではないだろうか?多少良くなったとはいえ、手続きの簡素化、企業への支援体制などにはまだ多くの問題がある。個人的には、これらの問題点を継続的に強く批判し続けないマスコミの力量不足も問題だと思っている。参照記事

ロシアは交通死亡事故が多く、2007年の統計では、人口十万人当たり23.5人で世界最悪と言われている。参照記事 *日本は2006年の5.7人から2012年で4.5人と減少傾向にある 参照記事
さらにロシアでは、交通違反取り締まりの警官による賄賂の強要も昔から有名で、そんなこともあってドライバーは自己防衛で競って車載カメラを載せているようだ。YOUTUBE記録映像:Russian car cams aim to drive out corruption 更に別なロシアからの交通事故記録映像 これをみると、ドライバー同士の喧嘩も絶えないようです。具体的な統計は見つかりませんでしたが、ロシアでは飲酒運転による事故が相当あると想像します。とにかく酒の好きな国民ですから、、。上の写真は、事故車から脱出するドライバー。参照記事 ロシアの事故連続映像


しかし、やはりというかこのインラック政権に不満を持つデモ隊と警官が2012年11月24日衝突し、135人が拘束されたと報じられた。デモは現政権をインラック首相の実兄であるタクシンThaksin Shinawatra元首相のかいらいと批判する退役軍人らが主導し、彼らは公然と軍事クーデターを呼びかけ、国内の政治的紛争を最終的に解決する為、5年間タイ国内の市民的自由を「凍結」すべきだと訴えているという。反政府集会は反タクシン元首相派のブンルート退役陸軍大将 retired general Boonlert Kaewprasit :写真 などが主催し、首都バンコクで約2万人が参加(記事により人数は5万人とも)。
彼らは「インラック政権はタクシンの操り人形で、汚職

クーデターにより2006年以降亡命生活を送っているインラック首相の兄、タクシン元首相の政治復帰を警戒する声が高まっており、インラック政権が2度目の組閣に際し、タクシン派の多くを起用した事が今回の騒動の原因と見る記事も見受けられる。いずれにしても、過去に流血の惨事と弾圧しかできず、利権と汚職にまみれた軍人が出てくるなどロクなことにならないだろう。2006年以降も、タクシン支持派、反タクシン派による幾多のクーデターと暴動を繰り返してきたタイだが、またその当時に逆戻りするのだろうか?白昼公然とクーデターを公言するなど、政治と犯罪の区別もつかない愚か者の集団としか言いようがない。



左は、東南アジア三カ国歴訪に出発したオバマ米大統領が11月18日、タイの首都バンコクでインラック首相と会談した写真で、オバマ大統領がタイでは民主主義が発展していると政権を評価したばかりだった。


中国が今年春からパスポートを改訂。パスポートの中に印刷されている中国の地図が問題で、フィナンシャルタイムズによると、南シナ海における中国領海の主張を示すラインがしっかりと点線で描かれ、また台湾の観光地の図案2点も描かれている。上の右がそのパスポートの地図で、台湾から点線が引かれ、南シナ海全体を囲んでいる。左がその元となる中国の地図で、フィリピンは、点線の中国要求ライン内に入っているスカボロー礁:Scarborough Shoalを自国領と主張している。過去ブログ:領有権で対立の中国、フィリピンに軟化政策か?
ベトナムは、点線の中にあるスプラトリー(Spratly)及びパラセル(Paracel)諸島の一部を以前から自国領と主張していて、このパスポートを認められないと主張、改訂を要求している。過去ブログ:国際協約無視の中国にベトナム反発 ベトナム


いずれもプリントミスでもうっかりでもない。中国外務省が意図的に行った弁明のしようのない、ずうずうしいとしか言いようのない行為で、台湾の説明には「台湾省」と書いている。この国は恐らく、他国が同じことをすれば「戦争だ!」と大騒ぎするだろう。自分たちの要求ライン(上の左の地図内に「要求範囲」と明記されている)をパスポートに入れるとは、いったいどこまで国際感覚が欠如しているのか!このブログのカテゴリーを「犯罪」としておく。中国語地図参照記事 中国語新パスポート参照記事


同機関は、2009年からアフリカで活動を行い、西アフリカに点在する数百の金鉱山で、数千人の児童が危険な労働を強制されているとコメントしている。世界では、2億人の児童が違法労働に就かされていると国連機関が報告している。参照記事 参照記事


AP通信は2012年11月21日、5人の死亡を詳報すると同時に、中国の現状を痛烈に批判する記事を配信。 米CNNや台湾の英字紙ザ・チャイナ・ポスト(電子版)なども大きく伝えた。 悲劇は、中国共産党の第18期中央委員会第1回総会が華々しく開かれ、新指導部が選出された翌日の16日に起きた。


同じ日の中国からのニュースで、中国公安省は2012年11月21日までに、新疆ウイグル自治区で子供を誘拐し、都会に送り込んで窃盗などを強要していたとして、容疑者2749人を逮捕、2274人の未成年者を救出したと発表した。新華社電が伝えた。 公安当局は昨年4月から事件の一斉捜査を開始。容疑者は誘拐した子供に商店街やバス停など公共の場での窃盗行為を 強要していたという。当局は救出した子供を実家に送り返すよう調整している。参照記事
長く、言うだけで何の社会改革も実行しなかった 温家宝、胡 錦濤指導体制が生んだ非人道的な政治の結果と言えば大げさだろうか?胡 錦濤は一時「儒教社会主義」を目指すと言い、新しい国家作りを唱えたが、結果的に経済優先、人権無視の江沢民以来の政治体制維持だった。過去ブログ:儒教社会主義をめざす中国。


フランス・モンペリエ大University of Montpellier, France.などの国際研究チームが2012年11月23日までに米科学誌プロス・ワ



過去に幾度か、メキシコや中南米からの麻薬密輸が摘発されているが、今回は国際的な組織による、中国経由の密輸とされている。この件の捜査はまだ、中国、カナダ、オーストラリアで継続している。

最近2012年11月16日には、オーストラリア東部トンガ領Tongaの小島で座礁したJeReVeという13mのヨット


以下は昨日までの状況

21日には、イスラエルの商業都市テルアビブIsraeli city of Tel Avivでバスが爆破され、24人が負傷した。爆発物は

国連、米国、エジプトが停戦に向けた協議を重ね、クリントン国務長官はすでに2度イスラエルを訪れ、西岸地区でパレスチナ人リーダーとも協議している。ハマスはエジプトに、イスラエルは米国に仲介を求めているが、近くに紛争中のシリアもあり、長期的な解決は容易ではないという見方が多い。
目前に選挙を控えたイスラエルのネタニヤフNetanyahu首相は、勢力を拡大しているイスラエル国内の対テロリスト強硬派の右派からの支持を得ていて、世論調査では50%以上の国内支持率と言われている。彼らの言うテロリストは、パレスチナ人全般ではなく、ガザ地区で政治的主導権をにぎるイスラム過激派ハマスを指している。 参照記事 過去ブログ:今ガザ地区では、、。イスラエル パレスチナ情勢一気に悪化 パレスチナガザ地区
2012年11月23日:停戦合意後の23日の報道で23歳のパレスチナ人23-year old Palestinian Anwar Khdeihが、国境沿いでパレスチナの旗を揚げようとしてイスラエル側から発砲され死亡。ハマスは違反行為としてイスラエルを非難。イスラエル側は、これより先に300人ほどの若いパレスチナ人が国境沿いでフェンスを登ったり、破壊したため彼らの足元に向け射撃したとコメントしている。イスラエルの意識調査では、49%が攻撃続行、停戦賛成は31%という報告がある。 参照記事

次の、緊張状態のガザ地区からの記事は残酷だが、似た様な事はどこの戦場でも起きてきた。イスラエル側の協力者と見られる6人がバイクに乗ったパレスチナ人にスパイ容疑で捕まり、処刑され街中を引きずりまわされたと言う記事で、その様子が写真に撮られている。
彼ら6人は、イスラエル側にハマスらの重要人物の所在情報を連絡しているところを見つかり銃殺されたらしく、そのうちの一人がバイクで引きずり回されている。1週間の空爆で、パレスチナ人民間人を含む118人が犠牲になっているといわれ、このようなスパイ行為に過敏になっていることは想像できる。ハマス側の説明では、6人はイスラエル側に、高度な通信機器を使用し撮影情報などを送っていたと言われ、その後現場で銃殺され、見せしめのために引き回されている。参照記事 過去ブログ:ハマスの正体
2012年11月29日:国連総会は29日(現地時間)パレスチナの地位を今までの国際連合総会オブザーバー(傍聴人)として議決権のない非加盟団体(non-member observer entity))から、非加盟国(non-member observer state)"に格上げする決議案を票決に付し193カ国のうち賛成138、反対9、棄権41などの圧倒的な票差で可決した。反対したのは米国とイスラエルのほか、カナダ、パナマや太平洋島嶼国などで、欧州からはチェコが加わり、英国、ドイツなどは棄権した。 国連のオブザーバー国の地位付与は、国際社会がパレスチナを '国家'として間接的な承認をしたという意味があり、パレスチナとしては、国連の国際機関の会議に参加して、イスラエルを国際刑事裁判所(ICC)に提訴することができるなど、国際舞台で歩幅をさらに広げる外交の足場を得たことになる。

インドの新幹線導入は、高速鉄道の構想がある全6路線(総延長約4100キロ)のうち、最も人口が密集する 「プネ~ムンバイ~アーメダバードPune–Mumbai–Ahmedabad」間(約680キロ)を想定。インド側はコスト低下や投資を呼び込むため、現地での生産を望んでいる。日本は官民で新幹線の売り込みを進めており、フランスのコンサルタントが調査で先行していたが、今回の日印首脳間の合意で日本は「競争相手に優位に立てたのでは」(国土交通省関係者)との期待が出ている。


2013年6月11日:双日は10日、インド政府の進めるデリーとムンバイを結ぶ貨物専用鉄道事業で、北西部のレール建設と貨物ターミナルなどの整備工事を受注したと正式発表。受注額は1100億円で、過去最大級の円借款プロジェクトになる。日印が進める全長1500キロメートルの鉄道事業「デリー・ムンバイ間産業大動脈」のうち、北部のレワリ(ハリヤナ州)とイクバルガー(グジャラート州) に626キロメートルの貨物専用の鉄道レールを敷設する。今夏にも着工し、17年中の完成を目指す。双日連合は残り区間の受注も狙う。その後の関連ブログ:2013年8月インド北部の経済開発と国内問題


