2011年11月
この選挙の仕組みと言うのが複雑で、丁寧に説明したものが無く、基本的には小選挙区制で、名前と立候補者に与えられたシンボルマークに印をつけるとも、マークに印だけとも説明がある。ある説明では「エジプトでは識字率が約55%と低迷しているため、投票用紙には各候補者の氏名の他に各候補者を表すシンボルマークが記載されている。投票者はあらか じめ選挙ポスターや横断幕等で投票したい候補者のマークを確認し、投票用紙に記されたシンボルマークに印をつけて投票することができる」とある。
そのシンボルマークと言うのが250もあるそうで、上の写真がその一部。ちょっと見ただけでも、ペットボトルあり、蛇口あり、オーブンありピラミッドあり、他にバナナやりんごもある。
下の写真が投票用紙と、ロケットのシンボルが与えられた候補者の選挙ポスター。この女性のシンボルマーク「ロケット」には「魅力的、精力的」という、たくましい男性の意味もあるそうで、女性立候補者には少し気の毒。現地のポスターを紹介している日本語ブログもあります 参照記事
PM2.5 とは、直径が2.5マイクロメートル以下の超微粒子(毛髪の直径が50~70ミクロンで、毛髪の30分の一ほどの大きさ)。中国では10マイクロメートル以下の微粒子・PM10を測定し、大気汚染観測の基準としているが、 PM2.5の観測結果については発表されていない。在北京米国大使館は独自にPM2.5の観測結果をツイッターで発表しているが、深刻な汚染が報告されて いることが多い。中国の場合、大気汚染は粒子の大きい砂漠の粉塵などの場合があるが、やっと工場、車の排気ガスからのPM2.5(微小粒子状物質)が問題視され始めたばかりだ。日本の状況はPDF大気汚染の新しい基準 で参照
広東省広州市の気象専門家は、PM2.5(微小粒子状物質)の汚染が深刻化してから肺がんの発生率が高まるまで7~8年の時間差があると指摘。今後、タバコに替わりPM2.5が肺がん発生 の主要要因になるとの見通しを示した。過去ブログ;殺人 黄砂 日本襲来!
環境対策と低燃費、耐久性、小型高性能を求めて、欧州のディーゼルエンジンは独自の進化をし、ディーゼルエンジン開発を置き去りにした日本を何度かブログで嘆いてきた。ハイブリッド車と最も相性のいいのはディーゼルエンジンだと何年も前に書いた。自論ではなく、この事は米国のマサチューセッツ工科大学で20年ほど前に結論が出ている。更に、将来バイオ燃料が安くなったときにディーゼルエンジンのほうが対応が簡単だ。
電気自動車が環境対策上はもっともいいのだが、バッテリーの開発、その原料調達、リサイクルのシステム、価格など問題も多く、一般的にはまだ数十年はエンジン併用が続くと言われている。過去ブログ:2011 Volkswagen XL1 Concept ドイツ VWの巻き返しが始まった!
2011年11月28日:そんなときに入ってきたニュースに驚いた。ハイブリッドに特化しているが、小型環境対策ディーゼルエンジンに遅れをとったトヨタが、ディーゼルに特化しているがハイブリッド技術に磨きをかけたいBMWと技術供与するらしい。記事によれば「トヨタ自動車とドイツのBMWがエコカー開発で提携交渉していること がわかった。トヨタはBMWからディーゼルエンジンを調達する一方、ハイブリッド車(HV)に関する技術を供与することが柱。先進国を中心にエコカー需要 が高まる中、お互いに強い分野を補い合い、研究開発費の抑制につなげる。、、」 参照記事 ディーゼル車の進化
2011年10月29日:フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルンCEOは、「2013年までにドイツの工場において、XL1を少量ではあるが、量産に移すつもりだ」と語ったという。XL1は、800ccの2気筒ターボディーゼル「TDI」(最大出力48ps) にモーター(最大出力27ps)を組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。欧州複合モード燃費111.1km/リットル、CO2排出量24g/kmと、 市販の内燃機関車としては、世界一の環境性能を標榜する。
マハカム(Mahakam)川にかかるクタイ・カルタネガラ橋は、インドネシア国内 最長の橋で、2002年に中国の支援を受けて建設されたもので、全長720メートル。米サンフランシスコ(San Francisco)のゴールデンゲートブリッジ (Golden Gate Bridge)を模したデザインとなっている。 写真は、崩落前(上)と後の様子(下)。道路部分が全て川に崩落している。中央の写真では、高い部分にあった道路がわずかに残っている。写真はクリックで拡大
目撃者の話によると、橋は大きな衝撃音とともに崩れ始め、上を走行していた車両や路線バス、オートバイなどが川に投げ出された。 川岸まで泳ぎ着いた生存者もいるが、水中で崩壊したがれきの下敷きに なったままの人々も数十人いるとみられ、ダイバーが慎重に捜索を行っている。 AFP記事から抜粋
2011年11月28日の報道では、死者12人、46人が負傷、少なくても行方不明31人が確認されている。川の水深は40mほどあり、音響探査しているが、どれだけの車両が被害にあったかは確認できていない。関係者は、すでに何度か運搬船が橋脚にぶつかる事故があり、橋脚が弱っていた可能性も指摘している。同時に、社会基盤整備投資の20%が賄賂に流れることが、不良工事を生む原因だと言う関係者もいる。インドネシアでは同様なつり橋の事故は今年すでに2件起きていて、そのほか、橋の崩壊が相次いでいる。参照記事 YOUTUBE映像 崩壊前の風景YOUTUBE 崩落直後YOUTUBE 連続画像YOUTUBE 大型吊り橋落下 中国
韓国の健康保険公社によれば、約18万2千名の韓国人がアルコール中毒で治療を受けているという。また非公式のデータでは、200万人以上が、現在アルコール中毒にあるか、過去に治療の経験があるとされている。
韓国の人口は約5000万人余りで、そこからもいかに韓国でアルコール摂取への傾向が強いかが分かる。原因としては、寒い気候が挙げられるほか、たとえば隣国の日本人などと比べても、韓国人の気質がより感情的で熱く、直接的であることも挙げられる。韓国では社会のアルコール問題について、政府が警戒を強めている。
以上は ロシアの記事からの抜粋ですが、ロシアは第4位に入っています。右の表が世界20位の順位ですが、1位はモルドバ共和国、2位チェコ、3位ハンガリー、4位ロシア、5位ウクライナ、6位エストニアと東ヨーロッパが上位です。古い資料では日本は70位前後、中国は95位の前後のようです。
発見の日時は書いていないが、2011年11月25日の英国紙によれば、中国で定期検査を終えたエアバスA340 Airbus A340 plane がパリから米国のボストンに離陸し、そこで翼の、「大きな保護パネル'large protective panel'」を留めているネジ30個の不足が発見された。関係者は、安全飛行には直接的な影響は無いとしながらも、放置すれば安全飛行上深刻な影響が起きかねなかっただろうとコメントしている。この飛行機は、不備な状態で5日間飛行していた。(写真は同型機で、440人を輸送できる)
こういう場面でメーカー側が、メンテナンスをしたのは中国で「コストが安い為:because of lower costs」と国名を出すのは卑怯な気がしないでもない。最終チェックはメーカー側エール・フランスAir Franceの専門家が行っている事から、エアバス自体の管理不備のほうが問題視されるべきだ。更にこのことは、メーカー内部からの内部告発でニュースメディアに連絡され発覚した経緯があった。
*2009年6月1日、エアバスA330が大西洋に墜落、238人が死亡した。悪天候による操縦ミスとされたが、その後の調査で、「副操縦士は高々度における"計器速度の誤表示"への対応とマニュアルでの機体操作の訓練を受けておらず、」また「副操縦士2名が操縦している状態での機長代行」に関する乗員リソース管理がなかったとし、人的なミスがあったとしている。これもエアバス側の責任が大きいと思える。参照記事
出発直前、直後のツイッターでは「今山の上で朝食を食べた。周りはいつもの様に静かだ」「家に帰る、長い旅が始まった」というものだった。彼女はこれから、音も色も匂いもない世界で孤独に耐える。過去ブログ;100年前のバター、南極スコット隊の小屋から発見。
同じルートで1997年にノルウェー人の ボルゲ・オウスランBorge Ousland が64日かけて単独成功しているが、彼は風のあるときには風力を利用したパラシュートセイリングを利用した。彼女が成功すれば、女性としてはもちろん、人類としても始めての単独徒歩走破記録となる。彼女はすでに、英国の南極調査で気象学者として3年近い現地経験があり、2009年には女性グループで南極点に到達し、スキーによる冒険としてはすでに、カナダ北極圏、グリーンランドでの経験をつんでいるが、単独での遠征は今回が初めて。11月24日、スタート地点に空から降り立った時のツイッターは「一人ぼっち: "Alone."」というものだった。参照記事
南極点100m以内には、米国の「アムンゼン・スコット基地」
2012年2月23日;英国の34歳の女性冒険家Felicity Astonさんが1,744kmの南極大陸単独徒歩走破に成功した。同時に、器具を使わず、初めて人力だけでスキーで南極大陸を横断した人類にもなった。日数は59日だった。到着地からは飛行機で帰還した。最後のツイッターは「"Sitting in my tent in the middle of Hercules Inlet waiting for a plane to come and pick me up,": (到着地の)Hercules Inletの真ん中で、帰りの飛行機をテントの中で座って待っている」と言うものだった。おめでとう!参照記事
東南アジアからの人類は5万年ぐらい前からオーストラリアに移住し、その技術で舟で外洋航海をしていたらしいことがわかっている。 また1万2千年前ごろから漁をしていたらしいこともわかっていたが、どのような道具を使っていたかの証拠は見つかっていなかった。チームが海岸から1、2キロ、 標高50~100メートルの洪積世時代の大地にあるジェリマライ洞窟Jerimalai caveの出土品を調べたところ、4万2千年前の tuna(マグロ)など外洋魚の骨のほか、trevally(ジャイアント・トレヴァリー:ロウニンアジ)などの沿海魚、1万6千年~2万3千年以上前のものとみられる貝でできた最古の釣り針が 見つかった。このことは同時に、当時の古代人がすでに航海術を極めていたことを証明している。洞窟で見つかった魚類の骨は38000個で、種類数は2900種に及んでいる。 参照記事
そのほか、出土品から海ガメ、ネズミ、コウモリ、鳥、ヘビも食べていたと確認されている。ネズミは、体重が6キロもある大きなもので、体重2キロほどのものは現在のパプアニューギニア、フィリピンのジャングルで見ることができる。このような食生活は1000~2000年ほど前まで存在したと見られ、その後鉄器が入り、農耕へ移行したと思われる。 参照記事
外国メディアは、RENTVがリマノワさんの行為について「ニュースの内容とは無関係」としながらも「釈明のしようがない、プロとして失格の非礼な行為」であるとのコメントを出したと発表、解雇せざるを得ないとの見解を示したことを紹介した。YOUTUBE映像で見ると、指を出したのは一瞬ですが、タイミングが悪かった、、。画面が切り替わって写っているのはロシア大統領!
何となくですが、早くニュースを切り上げろと催促されて、ディレクターに指を立てたのではと思うのですが、、。映像が削除されていたときはこちらの映像で。 参照記事
状況が不明だったが、事件は2011年11月26日の未明2時頃深夜、パキスタン北西部のアフガンから2.5キロの国境付近の モフマンド県バイザイ地区Baizai area of Mohmandの監視所付近で起きた。後日パキスタン軍は付近にはタリバンはいなかったと言っているが、深夜アフガン側から越境したNato/Isaf 国際支援軍ヘリがタリバン攻撃で誤爆し、パキスタン兵士28人が死亡、11人が負傷するという惨事が起きた。誤爆は多いが、これほどの被害は記憶に無い。(左はイメージ写真、実際の攻撃は深夜2時頃)
オサマビン・ラディン殺害のときも米軍特殊部隊が越境襲撃し、パキスタン国内の保守層が主権侵害だと声を上げた。今回これを確認したパキスタン政府は、安全上の理由で即時に国内を通過するアフガンNATO軍への生活物資補給車両の通行を禁止し、40数台の運搬車両がパキスタン国内で待機している。通常は、アフガン駐留NATO軍への49%の物資がパキスタン経由で輸送されている。この前日には、米、パキスタンの軍首脳が国境警備の強化について協議したばかりだった。2010年9月30日に誤爆でパキスタン兵士2名が死亡したときは、パキスタンは物資輸送を10日間禁止した。恐らく今回も、相当の損害、賠償金を国際軍が払って決着するだろうが、成り行きが気になる事件だ。参照記事
右は、2011年11月26日、パキスタン・ラホール Lahore, Pakistanでの抗議デモの様子。パキスタンのムフタル国防相は、米国に対してパキスタン南西部バルチスタン(Baluchistan)州のシャムシ空軍基地から15日以内に退去、閉鎖するよう要請したと述べた。この基地は、米中央情報局(CIA)による無人機攻撃の秘密基地のようだ。米国はパキスタン内の職員の一部を本国に呼び戻し、米国人への危害を憂慮しながらも関係修復に動いている。
2011年11月29日:パキスタン側の怒りは収まらず、永久的に物資補給路を通行禁止にするとも言っている。当時の様子は、ヘリの攻撃は2時間以上に及び、パキスタン側からの攻撃中止の要請も無視されたと言われている。足止めされている車両は2500台と報道された。
2011年11月30日:米軍側の説明では、国境が不明確なアフガン、パキスタン国境付近で、米軍、Nato 軍のパトロールがタリバンの攻撃を受け、出動した攻撃ヘリが間違って監視所付近で野営していたパキスタン部隊を爆撃したもので、タリバンの策略だった可能性があると非公式に関係者がコメントしている。米とパキスタンの関係悪化で、中国がすでにパキスタンとの関係強化に乗り出しているという情報もある。
2011年12月2日:パキスタン側の米国に対する怒りは収まらない。2日のパキスタン軍の声明では、攻撃は明らかな国境侵犯であり、パキスタン側は自国空軍でNato側に反撃すべきだったと強い調子で述べている。参照記事
新華社Xinhua News Agency (新华通讯社:しんかしゃ:中国政府系報道機関)が この場所に広告を出すのは初めてのことではない。しかしニューヨーカーたちには未だに何の会社なのか、ほとんど認知されていないようだ。
2011年11月24日の中国人権団体・HRIの記事によれば、米国人は、「電気製品、衣類、車、医療保険?まったく検討がつかない」。米国人の多くは「新華社?知らないな」「都市の広告?」とある人は答える。米国での新華社(XINHUA)の名前の認知度は低い。広告もニュースを思わせるデザインではないため、家電製品か服か、中国製の輸入品の印象程度にしか通行人は答えられなかったようだ。参照記事より抜粋、加筆
「中国当局は450億元(約70億ドル)を投じて、新華社やCCTV、人民日報を米国などの海外に進出させ、中国の国家イメージを向上させるための対外プロパガンダ政策を実施しており、今回の巨大広告もその一環と見られている。」と補足されている。5000億円以上も国の宣伝にかけるなら、国内で先にすべき事がいくらでもあると思うのだが、、。英文参照記事
メキシコでは、9月から10月にかけてベラクルスVeracruz州で計60人以上が殺害・遺棄されているのが見つかったほか いつものメキシコの日曜日 12人殺害される 35人の殺害遺体路上に放置 メキシコ 、2011年11月23日にはシナロア州の州都クリアカンCuliacanで頭を撃たれて,車ごと放火(右:荷台には遺体が放置)された警察官3人を含む16人(17人とも報道)の遺体が発見されており、この2カ月で約100人が殺害されている。今回のグアダラハラでの殺害は、ベラクルスの報復と見る報道もあり、また最近東部から西部へ組織を拡大するセタスが、シナロアの縄張りといわれるグアダラハラにも勢力を拡大しつつあった。これに対しシナロアは代理暗殺組織を東部に送り込み、抗争が激化している。メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2011~ Drug Cartel in MEXICO
2011年12月8日:メキシコ警察は、11月24日の26人殺害容疑で、セタスト関係するMilenio gang メンバー3人を逮捕した。ギャンググループに協力しないので殺害したと自供。
主な成分はガソリン、シンナー、ヨウド、塩酸、マッチの軸から取った赤燐、を安価で入手が簡単な コデイン(微量で咳止め、鎮痛・催眠剤で使用される):gasoline, paint thinner, iodine、hydrochloric acide, and red phosphorous” plus the key ingredient, codeine. と混合されたもので、この「クロコダイル」は、使用すると、皮膚、筋肉、骨、脳などが体内から壊死し、他の写真で見れば皮膚も肉もそぎ落ち、内部の骨が露出するまでになるが、本人は感覚が麻痺して痛みに気がつかない。内部から腐る原因は調合の再に不純物が混入するためのようで、使用される注射針も不潔なものが使用されている。政府の公式な統計は無く、教会などが慈善で治療に当たっている。(参照記事:ショッキングな写真、動画あり )クロコダイルという名前の由来は、使用者の身体の肉が腐って緑色になり、さらにワニに噛まれ、骨が見えるたような身体になってしまうことから命名されたそうです。政府はショッキングな患者の写真を配布し、使用しないように訴えています。過去ブログ、米国では:コカインの新たな脅威 レバミゾール(levamisole)混入
あまり生の関西弁聞くことの少ない北海道人には理解できないこともあるのでは、、。個人的にはTVでさんまの言っていることも、わからないときがある。もっとも、あの悪声であんな早口では聞きづらいということもあるのですが。この記事のコメントが笑えた。
004 名無しさん (2011/11/25(金) 10:38:09 ID:83o15MXJW.)
過去ブログ:中国 上海 13階建てマンション 「蓮花河畔景苑」建築中に倒れる!前代未聞の珍事
スイス・ジュネーブの国連欧州本部に2011年11月11日新設された原爆常設展示に際し、準備段階で長崎市がこの写真を提案したところ、国連職員たちの委員会審査であっけなく却下された。「直立不動の姿勢が軍隊みたいだ」「この子は悲しいのに泣いていないじゃないか」。そんな物言いがついたらしい。、、」参照記事より抜粋
ほかのやけどを負った被災者の写真も、「子供たちにショッキングすぎる」などの理由で拒否されたとある。この写真(「焼き場に立つ少年」1945年、長崎、撮影 ジョー・オダネル:Joe O’Donnell )については、自分の2007年のブログに詳細を書き残してある。過去ブログ:1枚の写真。。。。
個人的には、どんなに悲惨なものでも、現実に起きたことなら見せるべきだと思っている。増してこの写真は、従軍カメラマンのオダネル氏が感動すら受けた場面を撮ったものだ。但し、軍曹の述懐の中にある「少年は気を付けの姿勢で、じつと前を見続けた。一度も焼かれる弟に目を落とすことはない。軍人も顔負けの見事な直立不動の姿勢で彼は弟を見送ったのだ。、、私は初めて軍隊の影響がこんな幼い子供にまで及んでいることを知った。アメリカの少年はとてもこんなことはできないだろう。、、」と言うのは誤解に近い。
戦後生まれの自分でも、朝礼とか何かあれば学校で直立不動を求められた記憶があるが、それは軍国教育とは無関係なもので、日本の学生ならだれでもする日本の礼儀作法だ。少年が敬礼でもしているのなら言うことも分かるが、当時の少年、日本人なら、悲しみに歯を食いしばり、焼かれる弟の前の態度としては模範的で、とても軍人などを真似したとは思えない。
恐らく国連職員は、この軍曹の英文記録を読んで「少年は軍国主義的な態度をとっている」と判断したのだろう。原爆の非人道性を直視せず、誤解とも思える米国人の主観を信じてこの写真の掲載を拒否したことには憤りさえ感じる。国連職員は一体この少年がどうしていたら満足なのか?ガムでも噛みながら、あるいは大声で泣き叫び、こぶしを振り上げて悲しみを表せとでも言うのか?あいにくだが如何に無念でも、日本には葬送に際して、そんな礼儀も作法も無い。
以下が、2011年11月18日の記事からの抜粋と大地震予測地図左
「東日本大震災の発生を“的中”させた研究者が、マグニチュード(M)9・0級の地震発生リスクが高まっていると指摘し、注目されている。震源地は関東地方 の近海、十勝沖の可能性があり、地震エコーと呼ばれるFM放送向け電波の乱れが「3・11」発生前と似たような動きを示しているというのだ。、、地震エコーの研究を続けているのは、北海道大元助教授で同大地震火山研究観測センターの研究支援推進員、理学博士の森谷武男氏だ。。。岩手沖の地下も不気味に動いているが、実際に大地震が起きるのは南は関東近海、北は十勝沖というわけだ。、、 これまで森谷氏の研究では2003年9月の十勝沖地震で、発生12日前に北海道広尾町の放送局からの電波を、本来はエリア外の弟子屈(てしかが)町でキャッチ。「M6-8の地震が起こる」と予測し、実際にM7・1、最大震度6弱の地震が発生した。」 過去ブログ:日本地震マップ 何か予兆はなかったか?
YOUTUBEドレミの歌 YOUTUBE混声合唱エーデルワイス ジュリー・アンドリュース
映画は、第二次大戦中のオーストリア、ザルツブルグSalzburgを舞台にした話で、映画でジュリー・アンドリュースJulie Andrewsと、7人の子供たちに歌われた「ドレミの歌」とか「エーデルワイス」など日本では有名です。内容は、ジュリー・アンドリュースが扮する修道女マリア(写真:1944年39歳と今も残る当時のザルツブルグの家)が、母親アガーテをしょうこう熱で亡くしたフォン・トラップ一家(ドイツではvon
が貴族の称号)子供7人(長男ルーペルト、長女アガーテ、次女マリア、次男ベルナ、三女ヨハン、四女マルティナ、五女ルィータ)の家庭教師に(1926年当時21歳)に派遣され、その後当時47歳のトラップ大佐と1927年結婚(ノンベルク修道院で挙式)しますが、1938年ドイツがオーストリアを併合し、ナチスに反発する一家は、ドイツ軍で一杯のザルツブルク音楽祭から歩いて山を越えて逃げ出します。ドイツに反抗して、自由を求めてのような描き方のハリウッド映画の名作でした。
原作は映画化の際にかなり誇張されているようで、映画は実話を基にしていますが事実は以下のようです。
この事実の舞台は映画と同じ、オーストリアの風光明媚なザルツブルク(モーツアルトの生まれ故郷)です。トラップ大佐(1947年没67歳:写真は夫婦で。年齢差は25歳有りました)という人物は、オーストリア海軍のエリートで(実際には少佐とも言われています。戦時中の功績で准男爵の爵位を受けています。)、彼は、1938年にオーストリアがナチスに併合される以前の、オーストリアで政権を握っていたドレフス=シュシュニック(Dollfuss Schuschnig Regime )体制の支持者でした。このシュシュニック政権というのは、当時のイタリアのムッソリーニや隣国ドイツのヒトラー政権と同じ独裁政権で、ナチスと同じころの1934年に誕生し、そのファシズム体制化下、反対する民衆を弾圧していました。同じころ軍国主義になりつつあった日本もファシズム国家と分類されることもあります。
つまり、大佐の反発は、ファシズム体制に仕える身であっても、隣国ドイツのファシズムに反発したものでした。当時のオーストリア国民の多くは、シュシュニック政権の抑圧に反発してヒトラーによる併合を歓迎し、1938年3月12日にナチス・ドイツの軍隊がオーストリアの国境を越えた時、抵抗する者は一人もなく、引き続き4月10日に実施された、この「併合」の是非を問うオーストリア国民投票では、実に99.73%が賛成票を投じたのです。オーストリア国民の多くがヒトラーを歓迎する中で、反対のものは亡命するか、転向するかの選択を迫られました。
マリアの小説には出てきませんが、フォン・トラップ一家にはマリアがくる以前から長く仕えた執事のハンスがいました。実は彼は併合前からのナチス信奉者でナチス党員でした。彼は当時すでに、ひそかに大佐の監視をナチスから依頼されていたのですが、オーストリアが併合される直前の1938年3月11日、ラジオからは突然オーストリア首相の降伏宣言が流れて来た日の夕食の後、ハンスは全てを一家に告白し、主人に対し、今後ナチス批判をしないように注意し、後にフォン・トラップ一家の亡命にも協力します。ナチス党員でありながら主人の身を案じ「アメリカに行けるチャンスがあるなら、早く逃げてください。国境がまもなく封鎖されます。早く行って下さい」と助言し、さらに、アメリカからの公演依頼があるのを知ると脱出を強く勧めました。恐らく自分の主人に近寄る危険を察していたのでしょう。そのとき一家は、結婚後に生まれた二人を含め、子供は9人、家族一行11人でした。(上の写真は舞台上演から)*結婚後には、ローズマリー、エレオノーレ、ヨーハネスと、全部で一男二女、3人が生まれ、最終的に一家は12人家族になります。
一家は1935年のザルツブルク音楽祭で優勝後1936年から「トラップ室内聖歌隊」という名前で欧州各地でコンサートを行っていて、それがアメリカでの公演依頼につながり、一家はアメリカ公演を口実にオーストリアからスイスへ汽車で渡り英国を経て米国に亡命したのです。執事ハンスのその後は不明です。このことは映画の内容とは大きく違い、一家は訂正を求めましたが、映画では訂正されませんでした。
一家の渡米後1941年に真珠湾攻撃で第二次世界大戦が起き、敵国人としての扱いでスパイと疑われたり金銭的にも相当苦労したようです。徴兵され欧州でドイツと戦った長男、次男も戻り、1946年父親が亡くなり、1948年米国市民権を取得。一家は1956年の解散まで「トラップ・ファミリー合唱団 Trapp Family Singers」として米国内でコンサート活動を行い、記録映像 晩年マリアは数人の子供たちと米国バーモント州ストウにトラップ・ファミリー・ロッジを開き、自給自足の傍ら訪問者をもてなしながら各地で講演活動を行い、1987年3 月28日(82歳)に闘病生活の末にこの世を去りました。
ヒトラーはオーストリア出身で、ユダヤ人の絶滅政策で有名なアイヒマンはオーストリア人でした。併合時のオーストリアにはドイツの次に大量のナチス党員が存在し、恐らく当時のオーストリア国民には、一家は祖国を捨てた非国民としか写らなかったでしょう。海外亡命者や愛国者の一部はナチス抵抗運動を起こし、やがてドイツが降伏、オーストリアは1955年に永世中立国を宣言し、ようやく連合国からの占領統治を脱し独立を回復するが、その前後にオーストリアから湧き上がったのが「犠牲者論」で、オーストリアはドイツ占領政策による犠牲者だと言う主張です。その被害者意識は今のオーストリアにも引き継がれているそうです。参照記事 参照記事 参照記事 マリアの参照記事
オーストリア人のこの映画に対する思いとは裏腹に、この映画でザルツブルグは有名になり、今に至るも莫大な観光収入を地元に落としています。2007年次女マリア92歳さんの記事 *次女のマリアさんは結婚しなかったため、継母のマリア・フォン・トラップさんと同姓同名のようです。2013年7月には来日して日本で公演を行いました。「フォン・トラップ・シンガーズ」初来日公演! 来日コンサート予告映像 来日時の映像 1947年に亡くなったトラップ大佐は、彼らのひいおじいさん(曽祖父そうそふ)になる。
ファミリー合唱団はトラップ男爵の次男ヴェルナーに引き継がれ、現在ではその息子の子どもたち、つまりマリアのひ孫の世代となって、さらに美しい歌声を響かせている。現在のメンバーは長女のソフィア(23歳)、次女メラニー(21歳)、三女のアマンダ(19歳)、それに末っ子のジャスティン(17歳)の4人。米国全土でコン サートを成功させているだけでなく、世界中で“天使の歌声”を響かせており、公演回数はすでに300回を超えている。2013年ジャパン・ツアーでは、ヴァイ オリン(2名)、チェロ(1名)、ビオラ(1名)、ピアノ(1名)の伴奏で、映画「サウンド・オブ・ミュージック」から「エーデルワイス」「マリア」「も うすぐ17歳」「ドレミの歌」など、多くの名曲を披露した。参照記事
2014年2月18日:トラップ一家合唱団の子どもたち7人のうち唯一存命だったマリア・フランツィスカ・フォン・トラップMaria Franziska von trapp さん(ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」 のモデルとなった一家の次女)が2月18日に米バーモント Vermont州Stoweで死去。natural causes自然死とあるので、老衰で亡くなられたようです。99歳。写真でギターを引いている。2008年スイスのザルツブルグSalzburgで。参照記事
ロシアのサイバーテロ犯罪集団が、米国イリノイ Illinois州スプリングフィールド 市Springfieldの水供給施設(写真)のコンピュータープログラムに進入し、遠隔操作でポンプの開閉を連続して行い、機械を破壊していたことが確認された。施設に侵入のための名前やパスワードは、ソフト会社に侵入して入手していた。2011年11月8日に確認された事態に対し、管理機関は「憂慮すべき先例:a worrying precedent 」という表現で危機感を言い表している。
危機管理の専門家は「これは、確認された外部からの攻撃による初めての被害で、社会基盤(インフラ:infrastructure)の危機である。彼らが施設本部に侵入したことから、しようと思えば何でもできただろう。」と、施設が危機的状況をあると言い、現在FBIを含む捜査機関が捜査を行っている。今回進入されたSCADA:Supervisory Control and Data Acquisition という名のコンピューターソフトは世界中の機械や施設で使用され、原子力施設、原油採掘施設でも使用されていることから、世界中にとっても憂慮すべき状況だと警告が出された。多くがこの種の犯罪に対策がされていないため、どれほど多くが危機に直面したのかは、まだ把握できていない。不幸にもイリノイ州の施設は破壊されたが、日本は大丈夫なのだろうか?参照記事より抜粋、抄訳 参照記事
図は、別なハッカーが送りつけてきた、米国南ヒューストンにある下水処理施設のチャート図面。全てお見通しだという意味だろうか?
この原理を応用し、たんぱく質などを除いた甲羅を粉末にして紙でろ過し、樹脂を加えて透明 シートを作製。シートはキチン繊維の効果で、元の樹脂より10倍も熱に強く、ディスプレー基板 にも十分な強度があるという。ガラスと違ってロール状にもでき、加工も容易だ。 矢野教授は「カニやエビだけでなく、将来は植物繊維も利用できるだろう。バイオマス資源の 可能性がさらに広がった」と話している。
▽画像 京都大が開発した技術で透明になったカニの甲羅(上)。下は加工前の甲羅
2010(平成22)年度 生存圏科学萌芽研究 4 海洋生物由来の微細繊維「マリンナノファイバー」を配合した機能性繊維材料の開発
2009(平成21)年度 生存圏ミッション研究 18 「持続性マリンバイオマス「キチン」の高付加価値利用に関する研究 」