2011年06月

article-2009089-0CC64E3900000578-226_233x423ALIM47542011年6月29日、今回ブラジルで確認されたMaria Lucimar Pereiraさんが、世界最高齢の120hpqscan0001歳の可能性があるそうだ。現在正式に確認されている最高齢で生きておられるのは米国女性の Besse Cooperさんで1896年8月26日生まれ115歳。ブラジルの機関が生年月日の調査をしていて見つかったもので、夫人の生年月日は1890年9月3日だった。

右がご本人の写真。見た目あまりに05127273433100218Ci110629163259元気そうで、信じがたいですが、長生きはいいことです左が証拠の証明書のようです。右下は拡大したもの。地図はお住まいのアマゾンのAcre州の位置Brazilian Amazon state of Acre  (報道記事にも、もし本当なら、、と多少の疑問が残っているようです) 参照記事 参照記事英文
nappi11 at 01:34│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
010あまりに古いタイトルだが、以下は最近の話。詳細記事より抜粋、加筆

奈良の県鳥「コマドリ:駒鳥」が営巣地(えいそうち)の台高(だいこう)山系で減少している問題で、県は2011年6月27日、県内のもう1つの営巣地、大峰山系でも、34年前から約1割に生息数が激減したとする調査結果を発表した。コマドリが巣をつくる「スズタケ:一般にクマササ」が野生のシカの食害で 激減したことが原因だが、愛鳥家は「山の生態系が変化している」と警鐘を鳴らしている。

コマドリは標高1200メートル以上の山に生息し冬は中国大陸に渡る。県内では台高山系、大峰山系で生息しており、昭和41年に県民の投票で県鳥として指定されたが県の レッドデータブックで希少種となっている。


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昨年の調査では、昭和52年に134羽が見つかった場所で、9羽のみを発見。今年はもう1つの 生息地の大峰山系を調査したところ、53年に51羽見つかった場所で、6羽しか確認できなかったという。

同支部によると、コマドリが営巣する高さ約2メートルのスズタケが野生のシカに食べ尽くされたことが

原因という。シカ猟が減って個体数が増えたことや、温暖化の影響で積雪が少なくなり、シカの行動範囲が
広がったことも影響している。

nappi11 at 01:33│Comments(4)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
_53722598_012319607-12011年6月27日オランダ・ハーグ Hagueの国際刑事裁判所(ICC: International Criminal Court)はリビア紛争における弾圧・殺害行為の容疑で同国の最高指導者カダフィ Muammar Gaddafi大佐とその息子のセイフイスラムSaif al-Islam氏(写真左)ら3人の逮捕状を発行した。同裁判所予審裁判部のモナゲングMonageng 判事は、今年2月に始まったカダフィ政権への抗議運動に対し、数百人の市民を殺傷したほか逮捕・拘束した疑いがあると述べた。さらに、逮捕後3人は出廷することになり、さらなる犯罪と捜査妨害を確実に防ぐものだと指摘した。カダフィ大佐はアフリカ最大の石Ci110628034729油埋蔵量を持つリビアで40年にわたり支配体制を保ってきたが、米国と欧州の同盟各国はその幕引きは近いとの認識を示している。写真は、逮捕状の出たことを喜ぶ反政府側市民。

首都トリポリ南西部に反政府軍が迫り、NATO軍は周辺の政府軍を空爆している。カダフィの終焉は近いだろう。今も、カダフィ大佐を支えるのは金で雇われた傭兵
マーセナリー:Mercenary)で、主に周辺のマリ、ジンバブエ、チャド、ニジェール、コートジボワール、モーリタニアといったアフリカ諸国の出身者で構成されている。彼らの報酬は傭兵になるだけで1万ドル(80万円)、さらに報酬として1日1000ドル(約8万円)とも言わCi110628103016れ、一ヶ月100ドルの周辺国から見れば一角千金のチャンスだ。殺戮、強姦、暗殺、拷問とすき放題やリ、迎え撃つ反政府軍も、傭兵の金を目当てに殺して所持金を奪う。国際裁判所が令状を出しても逮捕権が無いのでカダフィが逮捕される可能性は少なく、逮捕どころかNATO軍にはすでにカダフィ殺害司令が出ている。逃げる市民を背後から撃ったカダフィ軍は相当憎まれ、生きて捕まる可能性は少ない。過去ブログ:「裸の王様」カダフィ大佐と新たな脅威⑬
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2011年6月29日:フランスが反政府側や村落にピンポイントで武器、弾薬、医療品、食料を空から投下している事を認めた。これで急に6月上旬から反政府側が優勢になってきた事の説明が付くが、フランス軍の武器供与は、国連安保理決議が定めた武器禁輸に違反する可能性がある。フランスのアロー国連大使は、武器供与は市民を保護するためのものだと強調し、 安保理決議の武器禁輸に違反しないと主張した。左下:反政府軍。

2011年7月2日:カダフィ政権は、電話回線によるメッセージで「NATO諸国が撤退しなければ、我々はイナゴやハチの大群の様にNATO諸国に襲い掛かる、、」と戦場を欧州に拡大するという脅迫的なメッセージを流した。何を意味するかは不明だが、想像では欧州へのロケット攻撃だろうか?
2011年7月9日:リビアの首都トリポリでは9日にかけての深夜カダフィ大佐の宮殿付近で2度の大きな爆発があった。反政府軍は8日ミスラタ制圧、トリポリ接近とこまを進めている。

nappi11 at 02:10│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
pro_rehman2011年6月27日公表された事実によるとTTP(パキスタンタリバン:The Tehrik-e-Taliban (TTP), or Taliban Movement of Pakistan,)が最近、米国のオサマ・ビンラディン殺害の報復で英国、米国、フランスなど10箇所の報復攻撃をビデオテープで予告した。TTPは、パキスタン政府も米国の傀儡だと非難し、各地で自爆テロを含む攻撃を繰り返している。右は、指名手配中の国際テロリストで、最も危険なテロリストと言われるTTPのWali-ur-Rehman。(国際テロリスト一覧
イスラム原理主義をベースにしたテロ組織には、代表的なアルカイーダ
Al Qaedaが在るが、アルカイーダは国際組織で、同じような思想のテロ組織で、アフガンにはアフガンタリバン、パキスタンにはパキスタンタリバン(TTP)などが活動し、相互に連携している。現在拠点を失ったアルカイーダは、紛争中のイエメンでも反政府活動を活発化させている。ビン・ラディン殺害後も活動は沈静していない。

r791800_68961212011年6月29日:アフガニスタンの首都カブール(Kabul)にある警備が厳重な高級ホテル「インターコンチネンタル(Intercontinental Hotel)」 が28日夜、武装集団に襲撃され、同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)が犯行声明を出した。6~7人の武装集団がホテルに侵入して銃を乱射、この間、3回の爆発音が聞こえたという。武装集団6人が殺害され、少なくとも1人が自爆した 。武装集団との銃撃戦で警官に多数の負傷者が出たようで、少なくてもホテル従業員を含む10人が死亡し、米軍のヘリ一機もホテルに墜落炎上、乗員3名死亡。ホテルには、7月に始まる多国籍軍からアフガニスタン軍への治安権限移譲について話し合う会議に出席するため、各州の政府高官らが宿泊していた。

nappi11 at 02:09│Comments(2)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
4RIA-502738-Previewハーバード大学とロンドン王立研究所の調べによれば、最近30年間で全世界の大人の糖尿病患者数 diabetesは2倍に増え、1980年の約1億5300万人から約3億5000万人に急増したとのこと.。原因としては、人口増加と高年齢化のほかに、肥満の人の数が増えたことが挙げられている。米国は、ここ30年間で3倍に増加し、患者数は2008年で2470万人となっている。米国で2007年、糖尿病にかかる医療費は1740億ドル’約12兆円)と計算されている。最近の集計では、世界の糖尿病患者のうち、1億3800万人が中国、インド、3600万人が米国、ロシアに集中し、いずれも国民の肥満が問題になっている。日本はここ30年でわずかな増加で、韓国、タイなどは横ばいの状態。 参照記事

NA-BM134_DIASTU_NS_20110626190355世界の中で、サウジアラビアの15歳以上の国民の肥満度(BMI)の平均は30で、人口の半分が「太りすぎ」と突出している。経済的に豊かで、油っこい食べ物を多く食べる一方、暑い気候や文化的な特性などにより、 運動量が少ないためだ。成人の20%が糖尿病(
サウジの糖尿病罹患率は世界で第2位、1位は北米、患者数ではインドを抜いて中国が1位、アジアでは2億人以上が糖尿病)にかかり、また高血圧、高脂血症などの慢性疾患や、がんの患者も急増している。世界保健機関(WHO)は2015年までに23億人の成人が太り過ぎとなり、うち7億人が肥満症になると予測している。その大半は中東地域に集中する見込みだ。サウジアラビアでは民間の医療分野に莫大(ばくだい)な投資を行っているため、韓国やタイ、シンガポールからビジネスとしての医療進出を計画している。日本は、この方面でも出遅れているようだ。参考資料:中東と糖尿病
左は国別の25歳以上の糖尿病患者の上昇グラフで、上が女性、下が男性。サウジアラビア、メキシコで男女とも急増しているようだ。

こういう事実を見れば、TV番組で「大食い」を競い合うような番組は犯罪と言ってもいい。最近は非難されたためか、この種の番組はめっきり減ったが、食べ物のCMなどで「ガツガツ食べる」のを見せるのは、無駄に「ガンガン飛ばす」車のCMと同じで、あまり賢いCMではないだろう。



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946096647裸官については、すでに過去のブログ:裸官 (裸体官員の略)に書いたが、中国の汚職官僚の中で、親族を海外に移住させ、自分は身一つで中国で生活し、周りに誰もいない官僚、役人を指す。

中国人民銀行が2011年6月14日に発表した報告によると、90年代半ばから汚職幹部や企業トップ、在外政府機関、公安幹部など約1万8千人が8000億元(約9兆9000億円)の資産を海外に持ち逃げしているという。

90fba6156c1b0eb0b8a80bカナダのバンクーバーのウェストサイド地区に中国人の高級住宅街がある。ここの住民のほとんどは女性と子ども。「お父さ ん」らしき男性は年に数回出没する程度という。現金で購入した豪邸に住み、何台もの高級車を乗り回すこの一族の正体は、いわゆる「裸官」の家族なのだ。い ざ汚職が発覚すると、家族が待つ国外へすばやく逃亡し、家族と共に海外で豪奢な生活を送る。バンクーバーはその彼らが好む地となっている。左は、今年はじ め裁判にかかった裸官。参照記事より抜粋 参照記事

また、中国共産党規律検査委員会は2011年6月22日、2010年の1年間で汚職や職務怠慢などの党規違反で党員14万6517人を処分し、そのうち5373人については収賄など犯罪に関わったとして司法機関に処分を委ねたと明らかにした。
参照記事

220px-CRH380Afromshanghai最近の典型的な大型汚職は、中国政府で鉄道建設の責任者である劉志軍・鉄道部部長の汚職による失脚で、彼は、高速鉄道建設に絡む汚職で、不正に8億元(約99億2600万円)を得たとされる。中国高速鉄道の父と呼ばれた政01893944府・鉄道部の技術部門トップ張曙光総工程師右上)も2011年2月28日に汚職の疑いで身柄を拘束され、不正に得た金のうち、同類の事件では過去最高の海外で28億ドル(約2246億円)を預金していたとされる。温家宝首相の“右腕”である秘書2人も高速鉄道建設に絡む汚職に一定の関係があり、解雇の一部報道もある。この大型汚職により、相当な手抜き工事が懸念され、鉄道エンジニアは自分では絶対中国の高速鉄道に乗らないという話が流れている。参照記事

20110628-749091-1-Lすでに汚職で更迭された劉志軍・前鉄道相が世界1位に固執し、安全性を損なっても速度を 優先して350キロに無理に設定した事から、彼の失脚後、6月末に開業する北京・上海高速鉄道(京滬(けいこ)高速鉄道:総投資額2209億元、2兆7千億円(341億ドル、1997年時点の総工費予算は、日本円で約1兆4千億円、約2倍に膨れ上がった)に上り、総延長は1318キロ、最高時速300キロの場合、北京―上海は最短4時間48分、最高時速300キロの場合、一番安い2等席でも555元(約6900円)で、これは飛行機の割引価格5000円より高い)の最高時速は急遽350キロから300キロに引き下げられた。中国は2011─2015年の5カ年計画で、鉄道インフラ建設に計2兆8000億元(4317億ドル)を振り向けたが、これは2010年までの5年間と比べて41.4%増にあたる。また、2010年の鉄道投資額は7075億元となり、2009年から17.8%増加した。鉄道への投資拡大には、資金繰りや負債を懸念する声も上がっている。参照記事 テスト走行映像
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中国鉄道省元幹部の周翊民氏(右下)のコメントとして「CRH380シリーズ:ベースは日本の川崎重工が技術提供した車両「CRH2」」で、中国が主張する独自開発ではなく、日本やドイツの技術だと断言。日独の要請を無視し安全性を犠牲にすることで時速350キロによる 走行を目指したが、鉄道省トップの汚職による更迭で最終的に無難な時速300キロに落としたと2011年6月22日暴露した。鉄道省は自主開発と発言したが、周氏は日独の技術だと指摘、350キロで走行して事故を起こした場合、日独メーカーは責任を負えないと表明しており、鉄道省も自前で解決できないとの見方で350キ走行をあきらめた経緯だったと暴露した。過去ブログ:どこが自主開発だ?

中国で、大型投資が多かった2009年に汚職や横領で立件された公務員が、4万1531人(前年比0.9%増)、閣僚級8人を含む局長級以上の幹部は212人(同14.5%増)、収賄額が10万元(130万円)以上の事件は2万1366件(同2.7%増)の記録がある。当時、過去30年間で約4千人の汚職公務員が海外に逃げ、約500億ドル(約4兆5千億円)の公金が流出したとあるから、その後もまったく勢いは止まっていないどころか、裸官は拡大しているようだ。彼らの一部が、国際的な麻薬(アンフェタミンなど)原料の違法密輸出などにも絡んでいることから、単なる中国国内の経済犯罪だと見ているわけには行かない。


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2011年06月27日  犯罪 
6月26日は国際麻薬対策の日
2438657518_aa246dbf84_b国連のデータによれば、地球上の人口の約5%に当たる2億1000万人は、一度でも麻薬を試したことがあるとされている。その一方で、毎年20万人の人々が麻薬によって命を落としている状況がある。麻薬の使用を抑えるための試みはもう100年以上続いている。1909年、上海アヘン委員会に13カ国 が参加し、アジア諸国からの麻薬に限って持込を制限する試みがもたれた。その結果、国際社会が麻薬対策に取り組んでいかなくてはならないという9つの決議 からなる上海条約が生まれたほか、その3年後にはハーグ条約が結ばれた。それ以来、麻薬の拡散を防ぐことを目的とする国際条約が多く締結されてきたが、残念なことに達成された成果はかなり限られたものに過ぎない。

ci0910240804235b65dいまや麻薬問題の中心はアフガニスタンとなり、アフガニスタンは麻薬生産において独占的な地位を占めている。世界のヘロインの90%以上がアフガニスタン産のものだ。それは10年前の世界の麻薬流通量と比べて2倍となっている。また最近の特徴は、テロリズムと麻薬の問題は相互に深い関連性を持っているという事で、アフガニスタンやパキスタンの多くのテロリストのキャンプが麻薬の資金で運営されている。
アフガン戦争はアヘン戦争    タリバンとヘロイン 反米闘争の資金源

2011年6月25日のロシアの報道では、欧州を舞台に活動していた麻薬カルテル「バルカン・カルテルVulcan Cartel」が、複数の欧州諸国の警察によって阻止された。過去には「バルカン・カルテル」のルートで、700キロ以上のコカインが欧州へ流入した。グループは主に、クロアチア人によって形成され、麻薬は、ブラジルのサントス港からスペインのバレンシアへ貨物船で運ばれた。同カルテルの捜査には、3年が費やされた。5月11日に2300万ユーロ相当の368キロのコカインが押収され、8人のクロアチア人、アルバニア人、セルビア人、スロベニア人の計11人が拘束された。

nappi11 at 06:53│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
01images立命館大学国際関係学部の大島堅一教授(右)と週刊東洋経済誌は、電力各社の有価証券報告書をつさに検証し、本来かかったはずの発電コストを試算した。結論から先に書くと

「総コスト」は、揚水を含む原子力が12・23円、火力9・9円、水力3・98円となった。原子力発電は、最も割高な発電だったことになり、原子力が安いという神話は虚構だったと結論付けている。*「揚水」とは、発電量が火力や水力のように調整できない原子力の夜間余剰電力で水を高所にくみ上げ、その落下で水力発電をするもので、原発に抱き合わせで設けられる発電施設。関連ブログ:
揚水式水力発電 今、可能な電力補充 

これまで国が言っていたのは「1キロワット時の電力を作るのに、水力は約12円、石油11円。そこへもってくると、原子力なら半分の約5円で済む」と言うもので、上の検証が正しければ、国も政治家も、役人も、実態を知りながら国民にうそを付き続けてきたことになる。おまけに、わざと水力発電を高く計算していた節がある。今まで30年以上も推進した自民党は、これをどう説明するつもりなのか?自民は、それでもまだ将来の原発の再稼動を示唆している。まだ利権にしがみつきたいとしか思えない。

こうも計算が違ってくる根拠を簡単に列記すれば、、。 詳細、元記事は:
参照詳細記事:2011年6月21日「原発「安価」神話のウソ、強弁と楽観で作り上げた虚構、今や経済合理性はゼロ」
  1. 原子力の発電コストは、三つの要素で成り立つ。第1が、燃料費や人件費など、電気を作るうえでかかる「発電費用」。第2が「バックエンド費用:発電に伴って出る使用済み燃料を再加工したり、廃棄物を処理する費用」と呼ばれる。これに、「立地費用:原発を誘致した地元自治体に対する補助金や交付金」が加わる。驚くべきことに、国が言う「原発5円」は、1と2のコストしか含めていない。他にかかる計算上のコストとしては
  2. 先にあげた「揚水発電のコスト」’開発、建設、維持費等)が計算されていない。(一基5000億円以上)
  3. バックエンド費用”が、極めて過少評価され、国の04年試算18・8兆円に対し実にその4倍、70兆円規模に膨らむ可能性があると週刊東洋経済が指摘する。
  4. 青森県六ヶ所村にある再処理工場の費用、政府試算11兆円は、処理能力不足で22兆円に膨らむと指摘
  5. 試算されていないMOX使用済み燃料分の再処理施設に11兆円以上、再処理しなくても高額な処分費用
  6. 高レベル放射性廃棄物の処分に関する費用を、政府は固化体1本のコストを3530万円として、2兆円余りの試算だが、1本の貯蔵費用は1億2300万円程度と、政府試算の3・5倍と指摘。
  7. 高レベル廃棄物もほかと同様、全量再処理とすると約17・8兆円と指摘。これは、国試算ベースの7倍
  8. 現実に今起きている事故に関する費用は、今後の原発に加算されるはずで、福島第一原発の事故処理、賠償、そして廃炉にかかる費用など、未知の巨額な費用がこの先計上される。
  9. 最後に国が計算していない第3のコスト。発電所の建設を受け入れた地元自治体には、見返りとして、多額の交付金や補助金がある。これも、発電コストにほかならない。利権と言われる部分だ。
そしてこの記事は、「東京電力は、1970年度からの37年間で得た原子力事業からの利益約4兆円を(震災と事故で)一瞬にしてなくした。東電にとって原発はまったく割に合わない電源だった。」と言い、大島教授は「原発の経済パォーマンスは想像以上によくない。特に、再処理はおろかな政策であり、すぐにやめるべきだ」と言い切っている。検証の結果、政府試算が甘く、原発の発電コストが実際には相当高いだけでなく「使用済み燃料を再処理して得られるMOX燃料は金額にして9000億円分に相当する。そのために、再処理に11兆円、MOX燃料加工に1・9兆円(ここでは政府試算どおり)もの費用を投下する」というばかげた事が起きると言う。最後に記事は「おカネをドブに捨てているようなものだ。それだけの費用があれば、風力発電や太陽光発電を市場でテイクオフさせられる。」と結んでいる。

書き添えれば、日本での原発絡みの全てが異常に高く、原因は政官業、さらに補助金交付や企業に食らい付く天下りが癒着して、入札もせづに高値で受発注しているのが原因といわれ、想像だが、世界一高い買い物を敢えてしているのだろう。この流れを推進したのが自民党政権だった事ははっきりしている。これでは、税金で泥棒を養っているようなものだ。今も、今後も続く、国民、国が事故でこうむった経済的損失などは、もはや天文学的数字だろう。経済は鈍化し、何一つ生産、生活コストは下がら無いまま国は企業や国民に節制、つまり耐乏生活を要求している。経済が分からないお役人よ。なぜ人はスーパーの安売りに行くのか?薄利多売が理解できるか?つまり、高速道路などは安いほうが利用率が上がることは実験で実証されているのに、いまだにバカな机上理論で運営している。もう国内生産業は、コストの安い国を探すしかない。


nappi11 at 08:02│Comments(4)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
article-0-0CB5629800000578-985_634x342泳いでいるのは英国の猫のマギMogくん(1歳)。ネコは泳いだっけ?
実はマギ、今年の2月に交通事故に遭い、前足2本が麻痺してしまいました。つまり現在、リハビリセンター( Hawksland Canine hydrotherapy centre St Issey, Cornwall:正しくは水治療法センター) でリハビリ中なのです。トレーナーさんは本来、犬のリハビリ担当で、猫は初めてだそうです。
マギは、最初こそ嫌がりましたが、もともと水には抵抗が無いのか、すぐに泳ぎをマスターし、犬専用の長さ4m,深さ90cmのプールで毎回15分泳ぎ、その結果、驚くほど回復しています。普article-2007649-0CB5626800000578-871_634x374通、ほとんどのネコが水を避ける中で、すっかり泳ぎをマスターしたマギ、実に関心ですが、欠点は、泳ぎながらミャーミャー、グルグル うるさい事だそうです。マギが受けているリハビリは10週間30ポンド(3万8千円)で、まだ座るときは後ろ足だけで、ミーアキャットのようにしか座れませんが、少しずつ、前足も使えるように回復の兆しがあるようです。
参照記事
nappi11 at 08:01│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
article-2007272-0CB13D4900000578-581_634x441アメリカのコロラドColoradoで、子犬のとき(左)助けられたRed Heeler cattle dog,(牧用犬)のナキオNaki'oは、凍てつく氷の池で見つかり、4本の足の先は凍傷にかかり、残念にも切断されてしまいました。保護先で、飼い犬の相手を探していた獣医の Christie Tomlinsonさんにもらわれ、その後幸せにすarticle-2007272-0CB13D3300000578-185_634x391ごしていました。子犬のときは体重も軽く、歩行に問題は在りませんでしたが、ナキオが大きくなると問題が生じました。体重が足に負担をかけ、痛みを伴うようになったのです。(右は成長したナキオ)
その後ナキオには特性の義足が開発され、今は自由に散歩したり、他の犬と公園でかけっこをしたり、ボールを追って、蹴ったりも出来るようになりました。この開発には、コロラドのデンバーで、ペットに義足を無料で提供するMartin and Amy Kaufmann( Orthopets社)夫妻の努力がありました。夫妻は、人間だけでなく、不自由なペットを助けたいと組織を立ち上げたそうです。それを支援する人も多いという事でしょう。
article-2007272-0CB13CD300000578-924_634x430
社会の成熟度とはこういうことで、未だに公設の住宅でペットを認めない日本とは大違いです。人の気持ちも理解できない政治家に、動物を愛護しろといっても意味さえ分からないだろう。ポーズだけの条例を作っても魂が入っていない。災害地でも、人を避難させて、後は知らん振りの行政には「あんたらはバカだ」と言うしかない。これからの公共事業には、動植物を含む自然の再生が重要で、これにより新しい雇用も発生する。高齢者にペットを奨励し、高齢なペットの引き取り先を確保すれば、捨て犬やネコは幸せに生きられるだろう。豊かな社会つくりに、一番障害になっているのは政治の無慈悲と無教養ではないのか?日本人の魂を忘れている。明治の国つくりに、政治家は「和魂洋才」を合言葉にした。今一度思い返すべきだろう。(上が、元気に散歩する今のナキオ)参照記事
nappi11 at 09:43│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
2011622151153438580_20政治家が真剣に国難を乗り切ろうとすれば、こういうことも起きるといういい見本だろう。党首の名前はカタイネンでも、頭はヤワイネン(?)

フィンランド国会(一院制)は2011年6月22日、次期首相に ユルキ・カタイネンJyrki Katainen国民連合党National Coalition Party党首(39)を賛成多数で選んだ。社会民主党や左派連合、緑の党など6党連立政権を発足させる。4月17日の総選挙では反欧州連合(EU)の姿勢を掲げる 「真のフィンランド人:かなりな保守政党」が第3党に躍進したが、ポルトガル支援に反対して他党と折り合わず連立政権協議から 離脱。その後も財政健全化のために歳出削減と増税のどちらを 重視するかで政権協議が長引いていた。ロイター通信によると、カタイネン氏は 「歳出削減も一部の増税も必要だ。(財政再建で)責任を果たさなかった国があるが、我々は彼らの仲間にはならない」 と語った。参照記事

jyrki_katainen_170x1_19616a「国の財政危機に対して何の手も打てなかった国の様にはならない」って、ギリシャ、ポルトガル、それとも日本を指しているのか?信任118、反対72(定数200)の賛成多数だった。33歳で党を立ち上げ、2008年には経済紙Financial Timesで、欧州でもっとも有能な財務大臣と評価されている。大臣とはこういう人がならなければ。。。日本はどれも「ところてん大臣」。今回1院政8政党の中での6党連立を実現した、かつてのユーロ圏の優等生フィンランドも、世界経済の悪化から財政悪化の状況に陥っていた。最近躍進し、今回連立に入らなかった反EU政党「真のフィンランド人」は、経済危機のポルトガルへの経済支援に対し、「怠け者の他国への支援より国内経済が先だ」とぶち上げ、第3党に躍進した。フィンランド人は非常に現実的な本音の政策を選択するようだ。

ユルキ・カタイネン氏は、副総理大臣兼財務大臣だった2010年1月来日している。その時会談したのは
、当時の菅直人副総理大臣兼財務大臣、谷垣貞一 自民党総裁、白川方明日本銀行総裁。いずれも世界から経済音痴とレッテルを貼られている。特に日銀総裁は無能とさえ言われている。会ったのがこのメンバーでは、さぞやがっかりして帰国されただろう。

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article-2006067-0CAAF8D900000578-113_634x639mapこのニュージーランド New Zealand北島ペカペカビーチ Peka Peka beachに流れ着いた「流れ者」の皇帝ペンギン emperor penguin たんかを切ったらこうなるだろう。

「おひかえなすって、お控えなすって、早速、お控えありがとうござんす。浜辺3間借り受けましての御仁義、失礼さんにござんす。これより、あげます言葉のあとさき、間違えましたらごめんなすって。手前、生国と発しますは、太陽系は地球にござんす、地球といいましてもいささか広うござんす、地球は最果て、ここよりはるか800里(3200キロ)大向こうの南極の、金波銀波の荒波踊る、わが身にゃ程よい冷たさの、氷の海で産湯を使い、姓は皇帝、名はペンギン、人呼んで「流れ者のペン吉」と発します。勝手に流れ着いた流れ鳥とは言え、右も左も分からぬふつつかも者故、この地にあっては多少難儀にしております。以後、面体お見知りおきの上、しばしの面倒おたの申します。」
article-2006067-0CA83B9600000578-976_634x729
と言ったかどうかは知らないが、恐らくは1ヶ月以上の長旅の果てに流れ着いた先はニュージーランドだった。途中まで氷に乗り、オキアミや好物のイカを追っているうちにたどり着いてしまったのだろうと推測され、次期に南極に戻してもらえるそうです。年齢は10ヶ月ほどで、今は身長60cm程ですが、大きくなると身長1.2mほどになります。極寒の、時にはマイナス50度にもなる南極に生息しています。水は雪から取るので、雪の無いニュージーの浜辺ではさぞかしのどが渇いたことでしょう。浜辺を犬と散歩していた婦人に、海辺をヨチヨチ歩いているところを発見されました。ニュージーでの発見は44年ぶり。参照記事 2011年6月22日の記事より YOUTUBE動画

images2011年6月24日:地元住民にアニメ映画の皇帝ペンギンの主人公「ハッピーフィート(Happy Feet)」と名付けられた若いオスとみられるこのペンギンの体調が24日朝突然悪化し、article-2007647-0CB528EB00000578-382_468x353ウェリントン動物園(Wellington Zoo)に搬送された。これから冬に向かうニュージーランドは気温18度、ペンギンには暑すぎ、ペンギンは暑いときに雪を食べるが、「ハッピーフィート」は暑さに耐えかねて、今まで見たことの無い砂を雪と勘違いして 食べていたようだという。右は、砂を取り去る処置をされている様子。過去ブログ:雪だ!ペンギン、大はしゃぎ!Happy Penguin jumping

r790794_6880834Ci1106281520162011年6月28日:無事に胃の中の砂は摘出され、すでに3キロの砂や異物が撤去されたがまだ残っている。今後はオイルと混ぜた下剤などが使用される。DNAも採取され、南極の出身場所や性別の特定が行われる予定で、体力の回復を待って、数ヵ月後に戻される予定。左は、砂の入った胃のレントゲン写真と27日の摘出後の写真。参照記事
2011年7月31日:ハッピーフィートは体重が4キロ増え、健康診断も無事に終え、早ければ数週間後には南極に戻れる可能性が見えてきた。参照記事

2011年9月13日;その後ハッピーフィートは健康を快復し、南太平洋の沖合いで船から海に戻された。その後、取り付けられていたGPS位置測定装置で行動が監視されていたが、南極までの行程の半分ほどで消息が途絶えた。装置が脱落したか、大型の海獣に襲われた可能性がある。無事だといいが、、。
nappi11 at 08:23│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
サウジアラビアINTERNETVIVANEWSSaudi Arabiaで働くインドネシア人 Indonesian女性が死刑判決を受け2011年6月18日、刀による斬首刑が執行された。インドネシアの家族は執行後19日、初めてその事実を知らされ、ジャカルタのサウジ大使館前では連日抗議デモが続き、両国関係が悪化。処刑されたのは、聖地メッカMeccaで家政婦だったルヤティ・ビンチ・サトゥビRuyati binti Sapubiさん(54歳右)。

昨年1月、
images雇用主の女性から暴行を受け、逆にナイフで刺して殺害。今年5月に死刑判決を受けた。、、 サウジでは80万人を超すインドネシア人女性が働き、NGO(非政府組織)「ミグラント・ケア」によると、 一昨年1年間で1000件以上の暴行被害を受けた。性的虐待や賃金不払いなどの問題も生じている。 こうした待遇に家政婦らが反発して起こした事件も相次ぎ、昨年末の時点でインドネシア人労働者計1050人が収監された。24人が殺人罪で死刑判決を受けているという。ルヤティさんも以前から、インドネシアの家族に暴力や賃金不払いなどを繰り返し訴えていた。参照記事

K10037205111_1106231747_1106231759_012011年6月23日、インドネシア人のメイドが出稼ぎ先のサウジアラビアで斬首刑に処されことに対して、インドネシアのユドヨノ大統領President Susilo Bambang Yudhoyonoは、事前通告のない死刑の執行は国際的な行動規範に反するとして、サウジアラビア政府を批判し、出稼ぎ労働者の派遣を停止する方針を示した。大統領は、「事前通告のない死刑執行は、国際的な行動規範に反するものであり、強く抗議する」と述べ、8月からサウジアラ ビアへの出稼ぎ労働者の派遣を停止する方針を示した。サウジアラビアにはインドネシアから多くの労働者が出稼ぎに出ており、現在、その数はおよそ 100~150万人で、ほとんどが家政婦という記事もある。参照記事

Ci110709181104人口が少なく(2580万人)、オイルマネーが豊富なサウジは比較的裕福で、同じイスラム教国ということでインドネシア人が優先されるのだろう。それにしても通告もなしにいきなり斬首とは、、。イスラム法による刑罰は厳しく、今でも斬首や窃盗犯には手首切断が行われている。右下は今回の公開斬首刑の写真  参照記事

nappi11 at 01:32│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
4highres_000004025766332011年6月20日、カイロの経済学術センターが発表したところによれば、エジプトのホスニ・ムバラク Muhammad Husnī Mubārak 前大統領(右)は、エジプトに対して行われた経済援助のうち1850億ドルを着服していたことが明らかになった。学術センターによれば、それは経済援助の総額のうち87%に当たるという。参照記事

30年に渡り長期政権を維持したムバラク大統領だが、2011年1月に発生したチュニジアでのジャスミン革命の影響を受け、政権にしがみついたが国民の民主化要求に屈し、同年2月11日辞任、4月13日にはデモ隊に対する暴力行為への関与、また不正蓄財の容疑で息子二人と共にエジプトの検察により拘束されていた。調べてみれば、14兆円という援助資金を勝手に使いまくり、世界中に財産を隠匿(すでに凍結されている)していた。長期政権維持のため、部下や閣僚にも相当ばら撒いたであろう。所詮軍人上がりの政治はこんなもので、彼が副大統領から大統領になる前の、暗殺された サダト前大統領 Muhammad Anwar al-Sādāt(写真下右)も資金の不正流用の噂が絶えなかった。この援助資金には、日本からの資金もかなり入っているはずだ。
エジプトは2011年9月に、民主化後初の人民議会選(定数五一八)(国政選挙)を予定している。

12-02-11_377722_111右は、1981年10月6日当時、サダト大統領の左に座るムバラク副大統領で、第四次中東戦争開戦日を記念しその勝利を祝う戦勝記念日のパレードを観閲中のこの写真の直後、サダトはイスラム復興主義過激派のジハード団に所属するハリド・イスランブリ中尉によって暗殺され、このときムバラクは中尉の投げた手榴弾で手を負傷する。YOUTUBE映像

リビアのカダフィもそうだが、軍人上がりの政治家には、国力イコール軍事力、政治は力と金という図式しか無い。そこには世界平和のための協調や努力のかけらも無い。日本では利権と言われる国費の乱用を、政治を盾に政治家、官僚、企業が集団で行うから始末が悪い。これを改善できない政治家が国民から尊敬されないのは当たり前で、立て前だけの、融通の利かない政治をいつまで続けるのか。

nappi11 at 09:14│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
3a695498-s(2010年11月8日投稿より転記、追記)昔、コアラkoalaの保護区でコアラを抱いたことがあるので、コアラがいかにおとなしい動物かはよく知っている。今、オーストラリアのクイーンズランド警察Queensland policeは懸命に犯人を捜している。

その犯人のしたことは、保護動物のコアラの親子に散弾銃を発砲すると言う残酷なもので、母親のコアラは絶命し、その横で瀕死の状態で発見されたのが写真の子供のコアラ 、今フロドと言うニックネームnicknamed Frodoをもらい懸命の看護をされているが、まだ危機を脱していない。フロドの体内には全身に15発の散弾銃の玉が確認され、頭などから3個を取り出したが、まだ残りは体内にある。
刑罰としては1800万円の罰金か2年の刑務所送りとなるそうです。 $225,000 fine or two years in jail. 事件場所は Queensland's Sunshine Coast, north of Brisbane in Australia

散弾銃と言うから、普通は鳥撃ちに使うもので、遊び半分に撃ったのだろうarticle-1327606-0BF57D23000005DC-688_634x447。いくらモラルを要求しても、遊びで銃を撃つような奴には無駄な事で、そもそも生き物を殺す事に何の罪悪感も持っていないし、狩猟をするうちにそんな感情もなくなっていくのだろう。何とかフロドには助かってもらいたい。同時に動物たちが、遊び半分や人間の勝手な理屈で殺される事のないことを、我が家のネコ供と切に願う。記事には国民の声として「コアラと同じ目にあわせてやりたい」とあるが、オーストラリア国民にはコア
ラだけではなく、他の動物に対しても同じ感情を持ってもらいたい。多くの動物をハンティングと言う遊びで絶滅させた歴史を持つ国だけに、なんとも気になるニュースだ。コアラもまた毛皮目的で大量に殺された悲しい歴史を持っている。何時まで人間は都合のいい言い訳をしながら動物を、人間を殺し続けるのか? 2010年11月8日付け英国紙より

jpgdd2010年11月10日:9日の段階で15発の弾の内約半分の7個が
Australia Zoo Wildlife Hospitalで摘出され、頭部の一個は摘出のかなり難しいものだった。コアラは推定16ヶ月で体重約2kg。現状では回復したとは言い切れない状態で、今後、体内の銃弾が起因する鉛中毒も懸念されている。11日の記事では、自力で食事も出来るようにはなったようだが、完全回復にはかなり時間がかかるもよう。警察は2名体勢の捜査からいつでも1Ci1011201616322名体制での捜査に踏み切る用意があるといい、国民に情報の提供を呼びかけ、同時に銃のライセンス所持者を徹底的に洗い出している。

最近10年間で25000頭のコアラが、交通事故や犬に襲われたり、生育環境の消滅での餓死などで亡くなっていて、このペースで行けばいずれ絶滅する可能性があるといわれている。右下はフロドの主治医の
Amber Gillettさん。

2010年11月20日:以前犯人は不明でフロドの体内には8個の鉛弾が残っており、頭部に損傷を受け胃と腸に達している部分の鉛中毒が心配されている。手術はすでに2回を数えている。
右下は現地新聞19日掲載の写真より

2010年11月22日:現在のところ鉛中毒症状は確認されていないが、6~8ヶ月の看護、もしくは体重が4kgほどになるまで観察は続行される。フロドに対する支援寄付も順調に集まり
、22日で目標の1万2千AUD(約10万円)に対し、すでに80%が集まっている。犯人逮捕に向け警察は市民からの情報提供訴えている。 現地関連サイト
article-1338425-0C7920A9000005DC-866_306x423
2010年12月14日:フロドが順調に成長しているとの近況があった。すでに体重は400g増え、現在に体重は2.36kg。依然7個の鉛弾は体article-1338425-0C7920CD000005DC-945_634x467内に残り、腸の辺りで移動しているが排出にはなっていない。継続した血液検査の結果では鉛中毒の兆候は全く確認されず、食欲も増し、一ヶ月前から見れば奇跡的な回復miraculous recoveryをしているとDr Amberさんは笑みを浮かべています。自然に戻すにはまだかなり時間がかかるそうです。警察は現在も捜査を続行しています。右下は最新の画像と思われます。左の写真では木登りも出来るようで、囲いの中で他のコアラの子供とも遊んでいるそうです。
Ci110112015058
2011年1月5日:「止まらない動物への虐待」と言う記事が掲載された。新年のNoosaの通りで、運転中のカップルが野生のヤブツカツクリの子供Brush Turkey babyに石を投げつけている4~5人の若者の集団を見つけた。彼らは車で逃走し、傷ついた幼鳥は保護施設に運ばれる途中、苦痛の中で死亡した。当局は、コアラが銃で撃たれたばかりで、犯人の情報を求めると共に、見つけ次第起訴すると発表した。どうもオーストラリアには心無いバカが多いようだ。(写真は参考写真)

frodo26al_t3252011年5月26日:の記事によれば、2010年9月5日、オーストラリアのマレーニーMalenyの南西30kmにあるJimna
で、フロドが散弾銃で撃たれ、死んだ母親の横で土地の所有者に発見されたとき、体重は1.9キロだった。現在体重3.6キロ。依然、散弾銃の弾は体内に残っているが、今後の手術は必要ないと判断され、次はクリスマス頃に体内の鉛量を計測の予定。フロドは驚異的な回復で、近々体重が4キロになった時期にフロドは野生に戻される見込みFrodo-729-420x0です。その戻る日程は、フロドがあまりに注目されているので、一切秘密だそうです。犯人は見つかっていませんが、オーストラリア政府は、動物虐待の最高禁固刑を2年から7年に改正しました。参照記事 2011年5月29日の記事

左は最近のものと思われるフロドの写真です。心なしか、たくましくなったように見えます。

2011年6月22日の報道で、日時と場所の詳細はありませんが、6月20日前後にフロドは無事、森に帰りました。後は逞しい成長を祈るだけです。右下は森へ還る
フロド。元気でなー!早く恋人見つけれよ! 参照記事
nappi11 at 11:43│Comments(8)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
article-2005845-0CA5B89300000578-546_468x454アフガンでは米国が秘密裏に、反政府組織タリバンと米軍撤退後の和平交渉をしているとか、米国などがイラクに投入した莫大な復興資金が消えてしまったいるとイラク政府が発表したりで、中東情勢はお先真っ暗な状態だ。
パキスタンはさらに複雑で、国内の反米組織、反パキスタンの反政府組織が未だに自爆テロや軍へのテロを続発させている。ビン・ラディンの殺害を米国に許したパキスタン政府は、国内のイスラム教徒からも反発を買っている。

写真の警官の横でおびえた表情の9歳の女の子
Sohana Jawedは、最近通学途中のパキスタンのペシャワールPeshawar, Pakistanで二人の女article-2005845-0CA5B7EA00000578-944_235x349性に誘拐され、二人の男が運転する車でタリバンか反政府組織Taliban or other militantsのアジトに連れ去られた。車内では殴られ気を失い、目が覚めると、何かが混ぜられたクッキーを食べさせられ、更に殴られ又気を失った。目が覚めると、彼女には20ポンド(約9キロ)ほどの重さのある爆弾入りの自爆ベストが着せられ、それはリモートコントロールで爆発する仕組みだったようだと証言している。そのまま彼女は10キロほど離れたローワー・ダー地区(Lower Dir district)のパキスタン軍の検問所dpg_Pakistan_2009030410530349_320_240近くに車で連行された。検問所の兵士に近寄り、自爆することを強要されたのだ。
とっさに彼女は、車から降ろした女性の手を振り払って検問所に駆け寄り、兵士に事情を話した。状況を飲み込んだ兵士が車を追いかけると、一味は動転したのか、彼女のベストを爆破させることなく逃走した。
別な記事では、ベストは8キロで、兵士に近寄ったらベストのボタンを押せと指示されたが、検問所近くで最初のベストが体に合わず、交換中に走って逃げ、ベストは放り投げたとの記事もある。犯行を再現した動画

このようなことが起きている事は噂では流れていたが、パキスタンでも、これほど若い子の
具体的な証言は今までに例が無く、初めての事だ。報復を思えば彼女の一家が元の生活をするのは難しいだろう。それにしても恐ろしい事をするものだ。右の赤丸がペシャワール。まだ少女の証言内容に多少の疑問が残っているようだが、このような自爆テロで、すでに4500人が犠牲になっているという。参照記事 過去ブログ:自爆テロごっこで遊ぶ子供たち アフガン

nappi11 at 01:45│Comments(2)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
Ci110621081024東ヨーロッパのウクライナUkraine共和国の首都キエフ(Kiev)で2011年6月18日、健康飲料メーカー(RedBull)が主催するカーレース「レッドブル・ラリー(Red Bull Rally)」が開かれ、48チームが自由な発想でデザインした「お手製レースカー」を披露し、観客をわかせた。AFPの記事より

補足すると、欧米でよくある「石鹸箱レース:Soap box car race」で、本来はエンジン無しで、昔子供たちが石鹸を梱包していた頑丈な木箱に車輪をつけて坂道でレースをしたのが始まりと記憶している。参加した車の格好が楽しいが、1台、目を引いた車がある。上の写真の車で、よく見ればこれは「密造酒を作る装置」をそのままボディーにして
Soap-Box-Cart-Rally-in-Ki-001SI_110618_Red_Bull_Rally_Na_Tarantasah_2011_Kiev_3282いる。恐らく現地の人には大うけしただろう。ロシアや北欧では、森の中で芋等の発酵酒から蒸留したアルコール分の高いウォッカが密造される。一般に北欧、ロシア、東ヨーロッパにはアル中が多く、度数の高い酒の販売は規制されているので、違法に密造ウォッカを作って売る人や、個人で作って楽しむ人が出てくる。フィンランドでも、これを浴室でこっそり作っていて失敗し、浴室が爆発したなんてことを聞いた記憶がある。写真には麻袋が見えるが、恐らく原料の「芋」か燃料とか書いてあるのだろう。参照記事
nappi11 at 01:44│Comments(2)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
4RIA-411115-Preview前の大戦で、日本を含む枢軸国側は崩壊し、その後多くが立ち直ったが差別は歴然と残っている。その典型的なのが国連での常任理事国入りが許されない事だろう。同時に許されなかったものがもうひとつ。武器の生産輸出である。
現在、兵器輸出国と言うと米国を筆頭に、ロシア、仏、英、中国等で、これはそのまま安保理常任理事国でもあり、枢軸国では、かろうじてドイツがこの上位に入っている。
常にトップの米国、さらに中国もロシアも武器輸出には熱心で、中国の数字は不明だが、ロシアの
2010年の武器輸出額は、100億ドル(8千億円)に達したと公表されている。相手先はインド、ベトナム、アルジェリア、中国、アフリカや南アメリカで、銃器からミサイル、フリゲート艦までロシアの工業の一角を占めている。(左ロシア製武器)

predator_drone意外なのは、イスラエルが上位に入っている事で、これは米国との緊密な関係を最大限に利用し、国策として武器製造、輸出に力を注いだ結果のようだ。現在は、 ハイテク技術を利用した無人探査機(右)、ミニ衛星、指揮命令装置、装甲車両、民間及び軍用機などの兵器産業を抱え、国内向けと輸出で外貨を獲得している。その 金額は、国内向けも合わせ2010年で96億ドルというから、ロシアの年間の武器輸出金額にも匹敵する。

2010年6月20日、「ロスオ ボロンエクスポルト(防衛機器輸出公社)」のアナトリー・イサイキン代表は、リビアへの武器輸出が国連安保理の対リビア決議によって中止された結果、20 億ドルの損失となったことを明らかにした。リビアへの国連の制裁決議には、国連理事国のロシアと中国が難色を示していた。つまり、両国とも売り先を失う事 が一番の懸念であって、今の国連は、決して国際正義などでは動いてはいないのだ。

こんなことを書くのは、そろそろ日本もこの方面の国際ビ ジネスに積極的に参入すべきだと思うからで、もちろん、武器輸出禁止を法律で持つ以上武器の輸出は出来ないが、パラシュートや災害用救助艇、救助用飛行 艇、ハイテクな防衛装備などは可能だろう。しいて言えば、軍事ではなく防衛産業、災害対策、環境改善産業として色分けは可能だろう。地雷除去のブルドーザーなどは日本の技術で率先して 最高水準のものを安く開発すべきだ。そのためには、バカ高い国産品を利用している自衛隊装備にも、技術と価格面での国際競争力をつけるべ きだろう。当然、その障害になる天下りや無駄な規制など一掃し、情報の漏えいに万全を期した上で企業の新規参入や育成を促すべきだ。理想は軍隊など無い世界だが、世界は間違いなく今まで以上に混迷する。その中でビジネスを見つ けていく努力は必要だろうし、日本にはもうばら撒くほどの金も無く、今までばら撒いた国々が、すでに日本より成長し、あるいは日本より成長するだろうとい うのが現実だ。まずは政治家に、日本はすでに経済大国ではないという認識が必要で、経済優先の規制緩和に全力を挙げるべきだろう。

nappi11 at 01:43│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
エアバスA380 (Airbus A380) は欧州エアバス社のターボファン4発の超大型旅客機であり、世svg界初の総2階建て[1]ジェット旅客機であることを特徴に、完成披露の時点ではボーイング747を抜いて、史上最大・世界最大の旅客機となった。初飛行は2005年4月27日。初期の構想から初飛行まで16年の歳月を要した。飛行機の詳細はこちらで 参照記事2011年6月20日

飛行機の歴史上では、決して
article-2005771-0CA4052000000578-445_634x366最大ではないが、現行の旅客機では世界最大で、将来日本のスカイマークが導入を決定している。可能乗員数は525人から600人で、全部がエコノミー席なら853人が搭乗できる。右の写真のように、客室は2階建てで、機体はフランス製だが、現在タイヤはブリヂストン製。全長73m、全高23m、翼幅79.8m。

article-2005771-0CA788E000000578-594_308x185この翼の大きさが原因か、パリの飛行場で翼が建物に触れて破損した。写真の赤い丸の中で、その向こうに2階建ての客室が見える。実はこれがはじめての接触事故ではなく、この2ヶ月前、米国のJFK空港では、滑走路を移動中にプライベートジェットに気が付かないで接触している。そのYOUTUBE動画
nappi11 at 10:31│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
600_russian_made_plane_110620_4302412011年6月20日午後8時頃、ロシアの国内便(航空会社ルスエアー)が、モスクワ Moscowからロシア北西部のペトロザボーツク Petrozavodsk(フィンランド国境から640kmフィン語でカルヤラ地方)へ向かっていて、濃い霧の悪天候から着陸に失敗、または幹線道路に着陸しようとして、飛行場の1~2km手前で道路に墜落炎上した。機種はTu-134(ツポレフ134)というかなり古い機種で乗客乗員52人、44人が死亡し、8人が病院に搬送された。

article-2006095-0CA8134600000578-893_634x507article-2006095-0CA838EA00000578-655_634x448機種は1984年には製造中止になっているから、最新の設備は積んでいないだろう。調査ではパイロットの操縦ミスが疑われている。ロシア及び旧ソビエト圏の航空機の安全性は世界最悪と言われている。主な原因は、機体の老朽化、整備不良、パイロットの訓練不足など
2011年6月26日:事故での死亡者は、最終的に46人になった。ご冥福を祈る。 
参照記事 参照記事:フィン語

nappi11 at 10:00│Comments(2)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加