アマチュア採掘家Amateur
Diggersの父子2人が英国北部ヨークシャー州ハロゲイトHarrogate,
Yorkshireで海賊の財宝を発見し、計54万1000ポンド541000
Pounds(7680万円1ポンド142円として)を手にした。この種のものとしては過去150年間で最も重要な発見とされる。 退職したデービッド・ウィーランさんと息子で土地家屋調査士のアンドルーDavid
and Andrew
Whelanさんは2007年にヨークシャー地方で金属探知機を使い財宝を発見。考古学的発掘品を登録する国家プログラムの現地代理人に手渡した。財宝の価値は計108万ポンド(1億5400万円)。国が買い取り、代金は発掘者と土地所有者で分け合った。主な発見物は、所蔵先となるヨークシャー博物館(9月17~11月1日)と大英博物館の2施設で展示される。
こんなニュースが今月初めにあったばかりの英国で、また財宝発見のニュース。状況がよく似ていて同じニュースかと思ったら、こちらは英国中央部で、なんと18年前に買った2.5ポンド(当時約2000円弱)の中古の金属探知機で探し当てたという。
英国中部、ロンドンの上にあるスタフォードシャー州バーントウッド(Burntwood)で、無職の男性がアングロサクソン時代の金・銀の財宝1350点以上、金だけでも重さにして約5kgを発見したと、考古学者らが24日明らかにした。同時代の遺物がこれほど多く発見されたのは初めてという。 財宝は今年7月、「金属の探知」を18年前から趣味にしているというテリー・ハーバート(Terry Herbert)さん(55)が、自宅付近の友人の農地で古い金属探知機により発見した。その後、専門家による鑑定が行われ、24日になって同時代の財宝であることが宣言され、7世紀のサクソン王国のものであったと考えられるという。詳しい写真はこの記事を参照 (出土品の多くは甲冑の飾りや武
器の飾り) 長年考古学を趣味としていたテリーさん、夢にも財宝が出てきて、長年の何の発見もなく、冷やかす友人には「そのうちコインでも見つかるさ」といっていたらしいが、結果は貴重な1400年前の財宝だった。金の鞘かざり、スリランカからの宝石がついた装飾品、金の十字架など約1500点。テリーさんはこれを機会に20年来のガールフレンドと結婚するそうです。宝探しの相棒は14歳でした。右は当時の武将のイラスト
今一番の心配は、最新式の探知機を使った盗掘だそうです。場所は当然ですがまだ秘密になっています。左下の飾りにはラテン語が刻まれ、Rise up, o Lord,
and may thy enemies be dispersed and those who hate thee be driven from thy
face という意味の英語になるそうで、日本語訳では 「神よ、現れ出でよ、汝の敵が追い払われ、嫌われし者どもが目の前から消え去りますように」 みたいな言葉のようで、すでにカソリックの影響のあったことが推測できます。博物館の査定では110万ポンド(1億5600万円)以上の価値が有るそうで、宝物は現在、バーミンガム博物館&美術館(Birmingham
Museum & Art Gallery )に所蔵。25日から10月13日まで、一部を公開している。
2009年11月28日の報道では、その後の調査で1500点を超える金銀細工の財宝に計328万5000 ポンド(約4億7000万円)の価値があることが、専門家の分析で分かった。財宝の利益は、発見された土地の地主と発見者とで折半される見通し。