2009年08月

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fab01 この宮殿の天井の緑色の部分、これが全部タマムシだそうで、虫の嫌いな方には悪趣味以外の何物でもないでしょう。この天井は「Heaven Of Delight(ヘブン・オブ・デライト)」と呼ばれ、ベルギー、ブリュッセルのロイヤルパレスthe Royal Palace in Brusselsにあるそうで、これを作ったのは昆虫博士として知られるファーブルのひ孫にあたるアントワープ在住のヤン・ファーブルJan Fabre(1958年生まれ)とjan-fabreいう人で、30人のスタッフで4ヶ月間、約120日かけてタマムシの甲羅を貼り付けて作られたそうです。

紹介記事が在ったので覗くと。これぞまさしく「玉虫色」。使用したタマムシ160万匹!学名 Buprestidae 英語では一般的に甲虫やカブトムシをさすビートルズbeetles とか きれいなので  ジュエル・ビートルズJewel Beetles とか言われてれている。上の昆虫写真は外国のものだが、日本の ヤマトタマムシ とよく似ている。製作したJan Fabreさんは、ベルギーのフラマン人抽象芸術家で、表現に血液や精液、骨、昆虫を使う事で有名な方だとかで、右の写真ではタマムシをかじっています。幾ら御先祖に昆虫学者がいるにしても変な方です。Heaven Of Delight 無理に訳せば「歓喜の天空」とでも名づけましょうか、、タマムシにとっては迷惑な話。下の右端、いうまでも無く拡大写真です。日本の玉虫の厨子  海外ブログより

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2件のコメント

  1. 案山子
    投稿日時: 2009年8月31日 10:49 AM | パーマリンク | 返信

    わぁーーーまぁーーーいいのか ねーーー私は いやだ 何か 匂いませんか ムス゜ムズ ひーーー

  2. よりばば
    投稿日時: 2009年9月2日 8:26 AM | パーマリンク | 返信

    玉虫を使用した飛鳥時代の法隆寺の「玉虫の厨子」。さすがに奥ゆかしい日本人、玉虫の翅(はね)だけを、金具の下に貼り付けていますね。それにして も、ファーブルのひ孫のヤン・ファーブルさん、自身がそのまま作品みたい!表現に血液や精液、骨、昆虫を使う事で有名だそうですが、曽祖父のファーブルも あの世でビックリしてるでしょうね。


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2009年08月30日  犯罪 アメリカ、カナダ

➂ジェイシーさん誘拐監禁事件 超能力者と容疑者について。ローカル誌より。

Ci090830152516 ジェイシーさんの母親は、1991年の誘拐事件のあと、有名な女性超能力者Dayle Schear さん(右の写真)に事件の透視をたのんでいたと地元テレビ局 KOLO TV が 報道した。日時は不明だがこの超能力者は母親と義父に「私の目には彼女(ジェイシー)が見える。この子のことはあきらめないで、、。必ず自分でドアを開け て現れ、会う事が出来ます」と伝えたそうです。義父には、監禁されているおおよその場所や、それが性的なことであることなどを教え、暴力的に監禁され電話 する事も出来ないとも伝えたと言う。これから先の事として、ジェイシーさんはこの状況から抜け出して、今後他のこの種の被害者の救済をするでしょうと予言 している。ついでに超能力者Dayle Schear さんの電話番号も書いてあります。(775) 671-1650 または www.dayleschear.com のホームページを尋ねてくださいとのこと、、。

Katherine Callaway Hall reacts during an interviewsept3_slideshow_604x500 地元紙だけあって容疑者フィリップ・ガリド Phillip Garridoについては詳しい。彼は1970年代には、つまり十代のときからLSD、コカインなどの麻薬を常習し、同時に性倒錯者に変貌し、1972年4月、21歳の時に14歳の少女を共犯者とモーテルで強姦するが起訴されず、ついに1976年にはカリフォルニア州の隣、ネバダ州のリノRenoでKatherine CallowayHall(当時25歳)さん (写真左)を 監禁、強姦の 罪で逮捕されている。逮捕はカリフォルニアナンバーの車を不審に思った警官の機転によるものだった。逮捕は76年11月23日の早朝2時半で、その前日の 夕方、自分の車が故障したと言ってヒッチハイクを求めて駐車場で近づき、女性に車内で手錠をかけ、口にはテープを巻いて連れ去った。フィリップは当時25 歳のミュージシャンで、その時の住居(倉庫のような)には麻薬やポルノ雑誌、映写機、性具、ワインなどが散乱し、ライティングされたステージが在ったとい う。この1976年の事件で1977年から50年の服役につくが、不明な理由で11年後の1988年には仮釈放になり、この期間に宗教に関心を持ったらしい。当時の担当刑事は、彼は暴力的に女性を犯す嗜好が あり、裁判ではポルノ雑誌や映像を見ながら、公然または自室で自慰にふけるのが好きだと供述していたと語る。逮捕にかかわった別の警察関係者の証言では、 彼の麻薬使用は1968年から始まり、常習者の割には言動に教養も感じられたと言う。逮捕後の彼は後悔しているようだったが、本気なのか見せ掛けだったの かは分からないとも。さらに、その時の犯行に使った手錠をどこで手に入れたかという質問に「ワイフからのプレゼントだ」と答え、彼はそのとき25歳で、、 恐らく最初の妻からの贈り物と言う意味だろうが真偽は不明。(1973年に当時19歳のChristine Murphyさんと最初の結婚をしたようで、そのときすでにLSDを常用し、性的に異常だったと情報がある。2度目の妻ナンシーとは服役中に獄中結婚している。) その後1991年にジェイシーさん誘拐監禁事件を起す。

別な専門家は、彼は当時LSDとマリファナを同時に使用していた事から正常な行動ができなくなっていたのではと言い、またバイク事故の後遺症でとの情報もあるが、しかし、当時の陪審員は、裁判でも彼の行動や発言は責任のある正常なものだったと答えている。

過去の事件の関係者で、容疑者を知るものは一応に今回の彼の犯行に驚き「なぜ、どういう理由で彼に仮釈放を与えたのか?」「保釈中だというなら監察官はどこにいたのか?奴は狂った犬のような奴だ。去勢すべきだった」とはき捨てるように言っている。

ここから少し見えてきたのarticle-1209966-0637CAE7000005DC-270_634x476llは、麻薬が原因であれ、生い立ちからであれ、彼はかなりな暴力的な性倒錯者であり、また、一番始末の悪い二重性格者の要素も持っているように見える。現代版のジキルとハイドかもしれない。この辺が、彼が簡単に保釈になったり、仮釈放監察官の目を欺いたり、平然と社会生活を送れた理由かもしれない。 Posted: 10:39 AM Aug 29, 2009を参考にした個人的な見解です。

30日の最新情報では警察もフィリップ容疑者の宗教を利用したジェイシーさんへの洗脳(brainwash)を疑い、その証拠を探しているようです。左はジェイシーさんが監禁中に読んでいた本などで、Dean Koontz(彼の本には誘拐や監禁をテーマにしたホラー小説があり、この作家の本が多く目に付く)、Patricia Cornwell(法医学ミステリー)、James Patterson(スリラー、ミステリー小説)、Danielle Steel(ロマンス小説) などの作家の名前が確認できます。

Ci090901110844 警察は、容疑者が仮釈放になった1988年以降に行方不明になった3人の少女の誘拐に関しても捜査を行っている。Michaela Garecht(当時9歳), Ilene Misheloff(当時13歳) Amanda Campbell(当 時4歳).の3人はジェイシーさん誘拐と同じように白昼車で連れ去られており、公式見解はないがジェイシーさんたちのいた裏庭に埋めれている可能性がある と見ているようで、すでに容疑者の敷地内には警察犬が導入されている。さらに警察は1990年代に起きた10人の売春婦殺害の証拠を調査しているようで、 世界中の注目を集めている。Ci090831094157

気になる隣人の目撃証言もある。容疑者の自宅では何度か深夜に及ぶパーティーが 行われ、主にメキシコ人の風体の良くない連中が大音響で音楽を鳴らし、酒を飲み大騒ぎするものだったらしい。隣人は余りの騒々しさに注意し、そのときフェ ンス越しに見たのは、連中が次々とジェイシーさんや子供たちがいたといわれているテントに入る光景だった。テントは大きく揺れて、まるで娼婦を呼んでパー ティーでもしているようだったと語っている。、、。➀に書いたように、二人の子供も不審を持たれた状況から、無邪気な11歳と15歳ではないようで、容疑者の逮捕に泣き叫んだという情報がある。知るほどになぞが多く、いろんな憶測が出来る複雑な事件と言うしかない。

右下は、ジェイシーさんの二人の子供(右Starlit, 15, 左  Angel、11)たちの写真 

➀18年後に見つかった誘拐された少女 Jaycee Lee Dugard 監禁 アメリカ  から ➁その後のジェイシーさん誘拐監禁事件 Jaycee Lee Dugard    ④ ジェイシーさん誘拐監禁事件 監禁ではなかった?   ⑤ジェイシーさん 現在の写真公表 Jaycee Dugard photo ➅ジェイシーさん事件 犯人に431年の禁固刑

2件のコメント
  1. よりばば
    投稿日時: 2009年8月31日 12:35 PM | パーマリンク | 返信

     ここにも LSD・マリファナ・コカインですか!怪しげなパーティーの内容も、そうぞうするだに恐ろしい…本当に警察の怠慢!、何人も殺されてしまってる…

  2. のび子
    投稿日時: 2009年8月31日 10:10 PM | パーマリンク | 返信

    う。。ん。。。。なんでそうなるんかなぁ。。。


nappi11 at 17:23│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
2009年08月29日  犯罪 アメリカ、カナダ

➁その後のジェイシーさん誘拐監禁事件 Jaycee Lee Dugard

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どうやら監禁事件は大きな事件になりそうな気配だ。まず、カルフォルニア州サクラメントの保安官Sacramento sheriff Warren Rupf氏が会見で、過去に救出のチャンスがあったにもかかわらずジェイシーさんを発見できなかった事を謝罪し、その席で、1976年の誘拐監禁事件で1977年に50年の服役刑を受けたガリドGarrido容疑者が、僅か11年後の1988年には仮出所している事実を公表した。その3年後の1991年に今回の18年に及ぶ監禁事件につながる誘拐が行われている。

2006年11月30日には警察に通報があり、住宅の後ろのテントに人が住んで いて、子供もいるようだと言う内容だった。通報者はさらに、ガリドは精神的におかしくpsychotic、異常性愛者a sexual addiction だとも言っていた。保安官事務所はガリドと連絡を取り、代理の者がそのようなことはないと確認し、裏庭の前で口頭で、勝手に外で生活 やキャンプはしないように注意しただけで、それ以上裏庭に踏み込む要求も出さなかった。このことについて保安官は、事件性への配慮に欠けたと謝罪した。結果的にジェイシーさん救出の最大のチャンスを逃してしまった上に、なぜか、彼の性犯罪歴も調査に際し伝達されていなかったというから、実にお粗末な対応だった事になる。

警察は現在、容疑者宅の家宅捜索で、1990年代にガリドが勤務していた付近で多発した未解決の売春婦殺害事件の証拠探しも行っている。この夫婦への容疑は28件にもおよび、そろって無罪を主張している。

一方、被害者のジェイシーさんは 「逃げようとすれば死ぬ事になったかもしれないが、今はガリ ドの言う事に従ったことへの罪悪感を感じている」と発言している。幾ら監禁されているとは言え、付近には民家もあり、逃げようと思えば逃げれた可能性もあ るが、奴隷の扱いを受けながらガリドのいうことに従ってしまった。このことについて、「ストックホルム症候群」という 解釈も出ている。これは記憶では、スウェーデンの銀行で長期に渡る人質監禁事件が起きたとき、人質の一部に犯人に同情する感情がおき、反抗せず犯人を助け ようという衝動にかられたことを指している。それほどに18年は長く、異常な中でジェイシーさんが選んだ生き残る手段だったのかもしれないが、今はそれが 拷問のように自分を苦しめているようだ

事件発覚時の写真、記事に関しては 前の関連ブログを参照   上は逮捕後の犯人夫婦と11歳ころのジェイシーさん、上右は残っていた1991年の誘拐のときに使用したといわれるグレーの車。下はその後分かった現場の状況で、この詳細を載せるのは、地下室だったオーストリアの監禁事件とは違い、逃げる事が可能な状況だった事の検証で、ストックホルム症候群、あるいは脱出を躊躇(ちゅうちょ)させるような一種の洗脳が 行われていたのではないかという疑問がわいてくる。残酷な犯人の設置した子供用の遊び場からは、もしかしたら子煩悩だったかもしれない一面も推測できる。 犯人の宗教活動は、調べるとここ数年にことのようだが、これは自分の内部に潜むおぞましい性癖や犯行からの都合のいい逃避、又は正当化の為ではないのだろ うか?彼の再犯防止や立ち直りの為になるならと、何らかの原因で子供を生めない妻も、少女愛好嗜好の強い変態的な夫の為、11歳のジェイシーさん誘拐に加 担したと個人的には想像している。彼が日常暴力的であれば、この状況でならジェイシーさんはフェンスを越えて逃げていただろう。個人的にこういう事件を深 く掘り下げるのは、防げなかった経緯や犯行に至る状況分析が日本のニュースでは何時も欠けているからである。これは個人ブログであり、文中に個人的な憶測 の入ることは了解願いたい。写真はクリックで拡大します。 

29日のAFPの続報は:ジェイシーさんと娘たちは、サンフランシスコ(San Francisco)郊外のモーテルでジェイシーさんの母親や、義理の妹にあたるシャーナ(Shana) さんと再会を果たした。ジェイシーさんは、子ども時代からの「すべてを記憶していた」という。シャーナさんによると、「(ジェイシーさんは)誘拐された時 と同じくらいに、とても元気そうに見えた。ジェイシーさんも娘たちも元気そうに見えた。みんなで走り回っていた。全員で一緒に過ごした」という。、、今 週、ガリドー容疑者との間にもうけた娘たちと一緒に外食したものの、非常に緊張し、「他人が周りにいることに慣れていなかったので、帰らざるを得なかった (注:途中でレストランを出た?と言う意味か不明)」という。その感動的な再会に立ち会ったジェイシーさんのおばティナ・ドュガードTina Dugardさんのコメントが9月3日にあった。中でも印象的なのは、母子の語らいの後に、母親が18年ぶりに娘の髪に櫛を当てジェイシーさんの髪を編ん であげたというくだりです。この一見普通の親子の触れ合いに18年の年月が必要だった。それはすごく心温まる光景で「そこには安心して任せきった安らぎと 幸せが感じられます」とおばさんが述べています。

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➀18年後に見つかった誘拐された少女 Jaycee Lee Dugard 監禁 アメリカ   ➂ジェイシーさん誘拐監禁事件 超能力者と容疑者について。ローカル誌より。   ④ ジェイシーさん誘拐監禁事件 監禁ではなかった?   ⑤ジェイシーさん 現在の写真公表 Jaycee Dugard photo ➅ジェイシーさん事件 犯人に431年の禁固刑


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2009年08月28日  アメリカ、カナダ 犯罪

2009/08/28

➀18年後に見つかった誘拐された少女 Jaycee Lee Dugard 監禁 アメリカ

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420jayceeleedugard-420x0 発見 ほとんどあきらめていた母親は、発見の第一報に遺体が見つかったと思ったという。誘拐の多いアメリカでもまれなケースで、全米で話題になっている。見つかった彼女は学校にも医者にも行った事がないと語っている。犯人との間に出来た娘さんはすでに11歳と15歳で、犯人の自宅の裏で3人一緒に生活していた。実は去年、ここは別件の性犯罪容疑での家宅捜索を受けているが、その際には、犯人夫婦と夫の母親、犯人の自宅とそれを囲むフェンスしか確認されて無く、ジェイシーさんの住んでいCi090828131218た小屋はその後ろに隠されてあった。隠れた小屋には簡単な設備やシャワー、電気が引かれており、防音を兼ねたフェンスはジェイシーさんが外部と連絡が取れないようにするためだったようだ。2年前にも隣人に怪しまれ警察に通報もされているが調査はされなかった。住んでいたのは 誘拐された場所からは270キロ離れたサンフランシスコ郊外Antiochだった。

発覚のきっかけは、仮釈放中の印刷業フィリップ・ガリドが子供二人と今週バークレイ大学の敷地でパンフレットを配布(恐らく宗教関係)して不審を持たれ、保護観察事務所parole officeに通報され出頭を言い渡された事による。翌日もう一度会うことにして女性警官二人が父親を調べてみると、彼には子供はいないはずで、性犯罪歴のある彼は青少年との行動を禁止されていた。通報した二人の大学に所属の女性警察官Ally Jacobs と Lisa Campbell は、フィリップの挙動や言動の不審さと同時に、二人の子供が日焼けしていない事、無気力で教え込まれたような返事しかしなく、11歳の子が家には28歳の大きな姉がいると言った時に、年長の娘が29歳と言い直した不審さを見逃さなかった。その判断は、警察官ではなく、母親としてこの子達は何かへンだというものだった。子供たちの印象を「草原の小さな家でロボットに会った様だった」と言っている。それほどに違和感があり、薄汚れた衣服とあわせ女性として、母親として何かぎこちないものを感じたのでしょう。その後事務所にこの犯人夫妻と二人の子供、さらにAlissa(実はジェイシー)が姿を見せたが、自宅訪問をした事のある保護観察官でさえ子供とAlissaの存在を知らず、不審を感じた観察官は警察へ報告を上げ、その後Alissaことジェイシーさんが出頭してきたという経緯のようだ。(監察官事務所でジェイシーだと名乗ったとの記事もある)また、事件との関係は不明だが、彼はカルト宗教の一種God's Desire にも加入し、宗教的なブログも書いていた(現在非難のコメントが集中しています)。以前に「世界の魂の救済のために創造主は自分に天使のように語る能力を授けた、、。」と書いていたそうで、逮捕後の意味不明なインタビュー内容などから、どうも、全ての行いは神の啓示だとか言い出しかねない雰囲気があり、27日の段階では誘拐を否定している。

article-1209488-06360ADC000005DC-18_634x307 ■ 事件の経緯【8月28日付け AFPより抜粋】米カリフォルニア州コンコード(Concord)の警察は27日、18年前に誘拐され行方不明になっていた女性が26日に警察に現れ、保護されたと発表した。
ジェイシー・リー・ドゥガード(Jaycee Lee Dugardさん(現在29歳)は1991年6月10日、11歳の時に、サウス・レイク・タホエの自宅前で車に乗った2人組に誘拐され、行方がわからなくなっていたジェイシーさんは警察に自ら赴き、自分がその行方不明の少女であると告げたという。エルドラド郡保安官事務所は、27日朝に母親と電話で話したそのやりとりから、女性がジェイ シーさんであると断定するに至った。健康状態は良好だという。
なお、同保安官事務所は、米連邦捜査局(FBI)の協力のもと、事件への関与が疑われる夫婦フィリッllプ・ガリド58歳(Phillip Garrido)、ナンシー・ガリド55歳 Nancy Garrido両容疑者が逮捕され、現在コンコルド警察に身柄を拘束されていることを明らかにした。 フィリップ・ガリドには、誘拐と強姦(ごうかん)の複数の犯罪歴があり、性犯罪者として登録されている。2人は現在、強姦目的の誘拐容疑で取り調べを受けているという。

 

容疑者との間に2人の子どもを出産
警察によると、ジェイシーさんと子供達は行方不明になっていた18年間、容疑者宅の裏庭に設けられた3つの小屋と二つのテントに拘束されており、さらに、ジェイシーさんがフィリップ・ガリド容疑者との間に2人の子どもを出産していたことも明らかになった。ジェCi090828130333イシーさんが車で連れ去られるのを最後に目撃し、自転車で懸命に追ったという継父のカール・プロビン(Carl Probyn)さんは現在60歳、娘と再会するため、27日午前中にサンフランシスコへ向かった。

写真 左上は11歳当時のジェイシーさん、右は犯人夫婦。 その下は、1991年のジェイシーさん誘拐のときの犯人の似顔絵で、現在拘束中のナンシー・ガリドと言われている。航空写真は容疑者の敷地内の住宅と、裏のフェンスに囲まれたジェイシーさんが監禁されていた場所。青いテント二つと小屋が3つ見え、フェンスが確認できる。その下は監禁されていた小屋のひとつ。英国紙はすでにオーストリアで起きたJosef Fritzl 24年間の監禁事件を思い出させると書いている。 この後の経過は:➁その後のジェイシーさん誘拐監禁事件 Jaycee Lee Dugard ➂ジェイシーさん誘拐監禁事件 超能力者と容疑者について。ローカル誌より。   ④ ジェイシーさん誘拐監禁事件 監禁ではなかった?   ⑤ジェイシーさん 現在の写真公表 Jaycee Dugard photo ➅ジェイシーさん事件 犯人に431年の禁固刑  

2013年5月8日:10年監禁されたオハイオ州の3人発見される「私は自由!」


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韓国の国産ロケット失敗 フェアリングとは?

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Ci090827072223hhhnff     韓国初の国産ロケット「羅老(ナロ)Korea Space Launch Vehicle-1(KSLV-1)」 の打ち上げが現地時間で8月25日午後5時00分、全羅南道高興郡の羅老宇宙センターから実施され、 発表によるとKSLV-1は打ち上げ9分後に当初予定の高度306キロを36キロ上回る高度342キロの上空で搭載した「科学技術衛星2号」の分離作業を 実施。軌道投入高度が高すぎたため、衛星の目標軌道への投入は失敗した。

これでは失敗の原因がはっきりしないが、どうやらロケット先端部のフェアリング(Fairing)(写真右:内部の衛星を保護するカバー)切り離しミスだったようだ。

教育科学技術部は26日、「人工衛星を覆う一組のフェアリングのうち片方が適時に分離されず問題が生じた」と 明らかにした。フェアリングは長さ5.4メートル、直径2メートルの大きさで、下部は円筒、上部はとがり、2つで一組になっている。発射時は衛星を覆って 宇宙に上がり、空気がない地点に到達すれば分離されるよう設計で、分離する際、同時に爆薬を爆発させ、上側から開いて地上に落ちる。しかし何らかの欠陥が あり、片方しか分離されなかった。フェアリングの一つの重量は330キロで、衛星の3.3倍にのぼる。結局、1段目と2段目のロケット(写真左)は この重いフェアリングの片方をつけたまま最終目的地の高度300キロをはるかに超えた380キロまで上がった。高く上がったのも問題だが、その重さから第 1宇宙速度に達するほど速度を出せなかった。本来100キロの科学衛星だけを運べば良いのに、重さがその3倍にもなる片方のフェアリングが残っていたから だ。

KSLV-1は1段目にロシア製「Angara UM」液体燃料ロケットエンジンを、2段目にロシアからライセンス供与され韓国国内で生産さ れた「KSR-1」固体燃料ロケットエンジンを使って国内で組み立てを実施した2段方式の小型ロケット。全長は33.5メートルで大きさは旧文部省宇宙科 学研究所が運用していたM-Vロケットとほぼ同一となるが、軌道投入重量は極端に低く、実用的な衛星打ち上げ能力は持たない実験ロケット的性格のものだっ た。当初、5月中の打ち上げを予定していたが、4月に北朝鮮が弾道ミサイルの打ち上げ実験を 実施したことから、政治的配慮で7月末に延期。しかし、7月末の打ち上げ予定も直前になり、ロシアがKSLV-1 の第一段ロケットエンジンの実験を再度実施する必要から、またしても延期、さらに8月19日、打ち上げ7分56秒前に、打ち上げシステムが自動停止状態に 陥り、打ち上げ作業が延期となるという苦難の末の発射だった。  開発には国費3025億ウォン(227億円)が投入された国家的大型プロジェクトだ。衛星にも136億ウォン(10億円)の費用がかかった。


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