2008年03月

すでに21世紀なんだが??

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ニューデリー(CNN) インド東部ビハール州の村落で、「魔女((まじょ)」とのらく印を押された女性が 樹木に縛(しば)り付けられて住民らが殴打(おうだ)する事件があり、その画像が28日、テレビで放映された。女性は負傷したが、生命に別条はないという。

写真は見えづらいので多少加工したが、妖術(ようじゅつ)を使ったとして木に縛られ、殴 られている女性。雇(やと)った男性が自分の妻の病気を治すように依頼、しかし病状が悪化したことに腹を立てた結果だとか。地元署(じもとしょ)は住民ら 6人を逮捕(たいほ)、うち1人は女性を魔法使いとして雇(やと)ったことを認めた男性だった。月まで行く時代にこんなことが起きる。

この女性被害者(ひがいしゃ)と雇った加害者(かがいしゃ)は裁判にかかる予定だ。と言 うことは、この女性の「魔女」としての信憑性(しんぴょうせい)も問われることになる。魔女裁判は18世紀の事だと思ったが、どうやら現代に復活する。気 になるのは、TVがすべてを収録してから警察に通報したこと。まさか金を払って撮(と)った映像では無いだろうな?いずれにしても事件があったことは事 実。

驚いてみても、実際の社会は宗教での戦争があり、民族の弾圧があり、石をぶつけて死刑を する国もある。実際は中世、いやそれ以前から何も人間の本質は変わっていないのかもしれない。進化したのはこういう情報がすぐに入手できるようになったこ とくらいだ。宇宙まで出向いても、そこにゴミを撒(ま)き散(ち)らす国もある。人間のモラルなど何も進化していない。


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dasshutuある母と姉弟(きょうだい)3人の家族が北朝鮮を脱出して、北朝鮮北部の中国の大都市瀋 陽に隠れ住み3年になる。母は各自が逃げるための費用のために必死に働く。もちろん、その間に見つかれば北に送り返される。ここへたどり着くにも一家全滅 を避けるため3人がばらばらに命がけの脱出をしてきた。密告が横行するので中国人と話すことも出来ない毎日だ。

まずは娘が先にバンコクまで逃げることになった。その後で順次バンコクまで逃げて韓国で再開するのが目的だ。みな一緒だと目立つから一人ずつの中国脱出である。

バスで瀋陽を出発するのは全部で7名。57歳から8歳が危険な賭けに出る。バス、汽車を乗り継いでタイ国境を目指す。途中で中国の検問が数多くある。身分証の提示を求められればそこですべては終わる。

何度かの危険をかわして国境にたどり着いた。皆、途中で捕まれば自殺するつもりでいた。その為の薬も持っていた。捕まるよりは死を選ぶ。汽車の中では1時間もトイレに隠れ、見つかれば飛び降りる覚悟だった。それほど脱出は危険だが生きるためにはこれしか方法がない。

途中で案内や隠れ家の提供はキリスト教系の支援団体が段取りする。途中8時間も歩き続け る。恐怖から食事も出来ない。深夜のメコン川を渡ったのは去年の8月。こうして一行は9日間の恐怖の脱出に成功して、バンコク経由で無事に全員韓国に入っ た。皆、親や兄弟がまだ中国に隠(かく)れ住んでいる。家族全員が再開するにはまだ数年かかる。うまく脱出できればの話だ。

ここにも亡命者を容赦(ようしゃ)なく捕(と)らえ、北に送り返す中国の人権無視の姿が 見え隠れする。こんな中国が国際連合の常任理事国であること自体おかしな話。過去、日本の常任理事入りは中国の拒否権で否決され続けている。ちなみに 2008年の日本の国連への分担金の割合はアメリカに次ぐ世界第2位(16.642%)。中国は7位で2.677%である。世界のノンバンクに成り下がっ た日本。スペースシャトルに日本人一人1回送り込むのに使った税金が400億円と言われている。アメリカが歓迎するのも無理はない。


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チベット(7)ラサ僧侶の涙

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中国当局はラサの秩序が回復したことをアピールする目的で当局が選んだ海外メディア17 社に限り、当局官員付きという条件で、3月27日に現地取材を許可した。しかし、記者団は、ラサの寺院で取材を行った際、チベットに自由はないと涙ながら に叫ぶラマ僧らに遭遇した。記者団にすれば」まったくのハプニングだった。中国側が困った表情をする中で、抗議は約15分間続いた。僧侶らは、「(中国当局の情報を)信じてはいけない。(中国当局は)皆さんをだましている。うそをついている」と指摘し、今回の事件はダライ・ラマとは関係ないと主張し,商店の焼き討ちも破壊もしていないと訴えた。彼らの命がけの抗議だった。チベット(6)で書いたように、中国側の演出による暴動なのはばれている。中国の最大級の国家事業オリンピック前に、反政府的な勢力を全滅させようとの思惑だろう。

彼らが泣きながら訴えているにはわけがある。中国の規制を無視して訴えることは確実に生 命の危険があり、この後彼ら約30名は警官にどこへともなく連行された。拷問や処刑される運命を彼らは知っている。少なくてもかなりの長期間社会には戻る ことは出来ない。運良く出れても精神に異常をきたしていることも多い。多くの場合、適当な病名をつけられて病死で放り出される。ここに写っているのは、死を覚悟したラマ僧たちの姿だ。

オーストラリア、欧州連合、スイス、米国がチベットの人権侵害を国連人権委員会で取り上 げたが、中国はアルジェリア、キューバ、パキスタン、スリランカ、ジンバブエを取り込んで、議論を阻止した。中国側に付いたのはすべて中国から経済支援を 受けたり恩恵を受けている国だ。中国の経済とは政治そのものだ。ここまで来ても、日本は中国と経済交流はするが、政治には不干渉だと言い続けるのか?経済 交流していることが中国のあらゆる政策を容認していることになる。


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日本はアリにも劣る

200803261901<アリが農業を始めたのは今から5000万年前、米研究者>
【Technobahn 2008/3/26 19:01】DNAを使った調査により農業を行っているアリの祖先は、今から5000万年前の新生代まで遡ることができることが25日、米国科学アカデミー紀要 (PNAS)に掲載された論文によって明らかとなった。

いつも科学の発達がすごいなとは思うが、アリのDNAでこんなことまで分かるとは。。

ハキリアリは植物の葉を自分の歯を使って上手く切断して自分の巣まで持ち帰ることが 知られている。しかし、その葉は食料にするためではなく、巣に持ち帰ってきた葉を使って 菌糸類(キノコ)を育てることが目的。そのため、ハキリアリは農業アリ(Farming Ant)とも呼ばれている。

これに注目したのは、これが証明されたと言うことは、中国の雲南省で稲作が 5000年前からと言われているから、ほぼ同じ時期にはアリはせっせとキノコを育てていたことになる。その後も絶えることなくキノコの栽培を続けてきた。 それに引き換え農業をないがしろにして来た日本。自給率は先進10ヶ国でも最低になっている。 日本の平成10年の食料自給率の目安になる供給熱量自給率約40%、昭和40年は73%であったのが50%をきってしまった。また、穀物自給も62%から29%と低下している。ほかの国はどうかというと、供給熱量自給オーストラリアがトップの309%、続いてカナダが159%、フランス141%,アメリカ132%となっている。先進国は食料自給の維持、向上に向かう中、日本は低下の一途をたどっている。


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houganオリンピックの砲丸投げの砲丸(ほうがん)は大会が用意した中から選手が選ぶ。すでに 50年以上作り続け、世界で認められたのは一九九六年のアトランタ五輪。金、銀、銅の三人のメダリストが手にしたのは、辻谷さんの砲丸だった。富士見市の 商店街の一角にある小さな町工場「辻谷工業」。蛍光灯の明かりの下、辻谷政久さん(75)が鉄球を旋盤で削る甲高い音が響く。アテネまでの三大会連続で五 輪男子砲丸投げの表彰台を独占した砲丸を作った世界的な職人だ。

images ほかのメーカーにはない持ちやすさと、直径十一―十三センチ、重さ約七・二六キロの鉄球の重心を、寸分たがわず球の中心に合わせる卓越した技術は日本の辻 谷さんしかいない。飛距離は重心によって一―二メートル左右されることがあるそうだ。他メーカーが機械で作り、金属を注入して作るの反して、辻谷さんはす べて手作りで鉛などの注入はしない。

サッカー・アジア杯での中国サポーターの試合中の罵声・ブーイングや試合後の暴動、その後の反日デモで在中日本大使館に投石行為が行われたことを挙げて、「この国には大事なものを送ることはできないと思い、去年(07年)の11月に(北京オリンピックからのオファーを)断りました」と砲丸の提供をやめた理由を説明する。

中国へ対し不干渉(ふかんしょう)の立場をとる福田首相につめの垢(あか)でも飲ませたいものだ。


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チベット(6)ニュースまでニセモノ

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右の写真は、3月14日のチベットの暴動の際に、チベット人に紛(まぎ)れ 込んだ中国共産党警官の写真。彼を良く知る女性がニュースから見つけた。彼はデモに紛(まぎ)れ込んで平和デモをあおり、デモを過激なほうへ引っ張り、中 国側の攻撃に有利な状況を作る。平和デモは一変して暴徒(ぼうと)の集団と言い換えられ、中国側は何をしてもよいことになる。中国人の店を壊すチベット人 もこのようなニセ警官や変装(へんそう)した共産党軍だと言われている。中国のニュースでわざとこの映像を流したが、報道陣から疑問が出た後はこの映像は 消えた。

中国がこのようなことをするのは珍しくなく、1989年のチベット暴動でも僧侶(そう りょ)や暴徒に扮したスパイが平和デモにぬれ衣(ぎぬ)を着せるためにわざと乱暴や扇動(せんどう)を行った。それを証拠(しょうこ)にして、デモ隊に向 け可能な限りの残酷な鎮圧(ちんあつ)を行った、。

14日の流れはこうだ。今回のチベット民衆による抗議行動は1989年と似ている。20 歳前後の男性のグループが十分に計画を練(ね)ったうえで行動を起こしている。まずスローガンを叫び、すぐさま小昭寺の近くに駐車してあった車両に火をつ け、その後周囲の商店に押し入り、商品を略奪したうえ、続けざまに数十件の商店を焼き払っている。行動には秩序があり、歩調も機敏で動作も手練れたもので ある。小昭寺付近の道路にはすでに大きさが揃った、投石用の重さが1、2kg前後の石が用意され、配備された公安や私服警官らが早めに登場。その後、大量 の軍警察と軍用車がすぐに到着し、スパイのグループがいなくなった後、遠慮(えんりょ)なくチベット人の平和デモを攻撃、発砲し「暴動鎮圧」というシナリ オを成功させた。マスコミが入れず、とれない1映像がしっかり撮れているのもこういう仕組みによるものだ。中国の思惑(おもわく)、それは暴動が起きそう なところはオリンピック前に早めに鎮圧(ちんあつ)しておこうということだろう。

要するに、ニセモノ大国の中国では、ニュースもニセモノということだ。


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チベット(5)

jkjuチベット(4)の内容には驚いた方も多いようだ。自分の年代では過去に聞いたり読んだりした内容だが今の方は驚くかもしれない、。その当時は日本も左翼が強く、このような内容はほとんどマスコミからは出なかった。以下に、単行本からの記事内容を抜粋(ばっすい)する。

中国はいかにチベットを侵略したか (単行本) マイケル ダナム (著), Mikel Dunham (原著), 山際 素男 (翻訳)  「妻、娘、尼僧(にそう)たちは繰り返し強姦されまくった。」 特 に尊敬されている僧たちは狙いうちにされ、尼僧と性交を強いられたりもした。 ある僧院は馬小屋にされ、僧たちはそこに連行されてきた売春婦との性交を強(し)いられた。拒否した僧のあるものは腕を叩き切られ、 「仏陀(ぶっだ)に腕を返してもらえ」 と嘲笑(ちょうしょう)された。大勢のチベット人は、手足を切断され、首を切り落とされ、焼かれ、熱湯を浴びせられ、馬や車で引きずり殺されていった。 アムドでは高僧たちが散々殴打されて穴に放り込まれ、村人はそのうえに小便をかけるように命じられた。さらに高僧たちは「霊力で穴から飛び上がって見せ ろ」 と中共兵に嘲(あざけ)られ、挙句(あげく)に全員射殺された。おびえる子供たちの目の前で両親は頭をぶち抜かれ、大勢の少年少女が家から追われて中共の 学校や孤児院に強制収容されていった。貴重な仏像は冒涜(ぼうとく)され、その場で叩き壊されたり、中国本土へ持ち去られていったりした。経典類はトイ レットペーパーにされた。僧院は馬や豚小屋にされるか、リタン僧院のように跡形(あとかた)もなく破壊されてしまった。
リタン省長は村人の見守る中で拷問され、射殺された。何千人もの村民は強制労働に駆り出されそのまま行方不明になっていった。
僧院長たちは自分の糞便(ふんべん)をむりやり食わされ、 「仏陀はどうしたんだ?」 と中共兵に嘲(あざけ)られた。

topさらに新疆ウィグル自治区(東トルキスタン)では http://www.geocities.jp/saveeastturk/index2.html

・ 「計画生育」と言う名目で850万人もの赤ちゃんを強制中絶し
・中国共産党の50回もの核実験によって75万人もの人々が放射能中毒で亡くなり
・「政治犯」として50万人もの人々が処刑されています
およそ1000万人もの人々が中国共産党に犠牲になっているのです。さらに、中国国内では改革開放政策中に6000万~8000万人が亡くなったとされ、この国が戦時中の日本の30万人(数字の根拠は未(いま)だに不明だが)南京大虐殺(だいぎゃくさつ)を責めることに不思議さを感じる。


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チベット史(4)開放?これが。

img20071225_1_p  中国は1950~51年、朝鮮戦争の中、「チベット解放」という大義名分でチベットの侵攻と占領を行った。その後、チベット自治区として今日にいたっている。 チベット人は一貫して中共の占領に抵抗してきた。ピークが59年の「チベット動乱 (1959 Tibetan uprising,または1959 Tibetan Rebellion)いまだに中国はチベットを合法的に開放したと言い張る。それでは、当時毛沢東共産軍がいかに残虐だったか検証された事実を書く。

1958年からのチベット人の抵抗に対し毛沢東解放軍4万人が「改革解放」の名のもと 「民族浄化」を開始、殺戮・ 破壊・強奪・強姦が行われ、対象は地主、富裕層、宗教関係者、僧侶、学生、知識層と中国国内での虐殺によく似ている。4000以上の寺が破壊された。15 万人の僧侶と尼僧は公開虐殺によって1400人に減らされた。 僧侶に対しては、滑車を使い仏像の重みによる絞首刑や、尼僧に対し警棒の形をした 5万ボルトのスタンガンを性器に入れて感電死させ彼女の死体は裸のまま路上に捨てられた。
uprising460一般民衆の犠牲者は120万人におよぶ。中国は「強制断 種(チベット男性の生殖機能を手術によって奪う事)」や「強制交種(チベット女性を中国男性と交わらせ民族の血統を絶つ事)」等の民族浄化に力を入れた。 生き残った証言者によると、親の死体の上で子供に泣きながらダンスをさせ、人民解放軍はそれを笑いながら銃殺した。「ジュネーブ法律家国際委員会」が受理 した供述書によると「何万というわが国民が殺された。軍事行動においてばかりでなく、個人的に、また故意に殺されたのである。(略)彼らは銃殺されたばか りでなく、死ぬまでむち打たれたり、磔にされたり、生きながら焼かれた。溺死させられたり、生きたままで解剖されたり、餓死させられた者もあった。絞め殺 されたり、首を吊って殺されたり、熱湯による火傷で殺された。又、ある者は生き埋めにされたり、はらわたを取り除かれたり、首を切られたりして殺された。 こうした殺人行為はいずれも公衆の面前でなされた。犠牲者の同じ村011-1人、友人たち、隣人たちは、それを見物するよう強いられた。」とある.1959年ダライ ラマは10万の兵とともにインドへ亡命した。

チベット大虐殺1950年~1984年における死亡者内訳
◎戦いや蜂起によるもの:41万2705人
◎餓死:34万2970人
◎獄死 強制収容所死:17万3221人
◎処刑;15万6758人
◎拷問死:9万2731人
◎自殺:9千2人               ★合計:120万7387人死亡 写真は1950年当時の馬に乗るチベット兵 。弓と槍、旧式なライフルが武器だった。


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チベット(3)は渡さない!

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  中国が絶対にチベットの独立を承認しないで中国領チベット自治区で温存したい訳。右の図に追加した項目を見れば納得できる。

中国にとっては「宝の山」だ。

中国内部で一番安い労働力を確保でき、資源は豊富。数年前のチベット人の平均年収は250米ドルだった。(隣国ネパールで270米ドル) 。今ここの水資源さえも中国側に引き込もうとしている。それをすれば下流のアジアに多大な悪影響を与える。

残念だが、どんな手段を使っても中国はチベットの独立は認めないだろう。残る道は、チベット人が「チベット人による自治」と人権を獲得することだ。まずは、いまだに監禁されている僧侶、市民を解放することが先決だろう。

富士山よりも高い位置にあるチベットは、中国にとって軍事上も有利な位置にあり、その意味からも独立は不可能だろう。北に隣接する、同じく独立を求めるウィグル自治区と組めば、この一体は規模の大きな内戦になるが、可能性はほとんど無い。余りに中国の軍隊が巨大すぎる。そして大衆は無力だ。この中国、国連人権理事会の理事国だが国連の言うことなど聞くわけが無い。彼らのひたすら恐れるのは共産党の崩壊。。


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チベット(2)チベットとオリンピック

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中国の言い方ではチベット暴動(ぼうどう)となるが、その影響はすでに中国の他州にも飛 び火している。中国甘粛(Gansu)省の夏河(Xiahe 日本読み:かが)で15日、チベット仏教の僧侶らによる抗議デモが新たに行われた。これに対 し中国治安当局は、催涙ガスを用いてデモを中止させようとしていたという。甘粛州(日本読み:かんしゅくしゅう)とチベットとの間には、やはり民族問題を 抱える新疆(しんきょう)ウィグル自治区が在り、非常に不気味な地理関係にある。中国の報道は、不平不満分子の違法な暴動、焼き討ちに対しての取り締まり だというが本当か?軍隊、戦車や装甲車まで出動し、容赦(ようしゃ)なく発砲している。現実にはチベットの独立は難しい。亡命中のダライラマ14世は正常 な自治と逮捕された僧侶の解放を求めている。一部の若い僧侶が納得せずに独立を叫んでいるのが実情。すべては非人道的な中国の対応が原因となっている。

中国が言わないもうひとつのデモの理由がチベットにはある。北京五輪の聖火世界最高峰エベレスト(中国名:珠穆朗瑪、8848メートル)の山頂に届ける隊員が 2月中旬から、中国チベット自治区内で追い込みの訓練に入った。国際社会に中国の「歴史的快挙」を誇示(こじ)するという中国の威信(いしん)がかかったイベントである。TV中継もするだろう。聖火がギリシャから北京に3月に渡った際に火種を分けて、エベレストのベースキャンプに送る。5月以降の好天の日に登頂する予定。

この計画公表からチベット独立派などが聖火のエベレスト山頂行きに反対しており、国家安全省は妨害運動を警戒し、登頂の具体的な日程を明かさないよう国家体育総局などに指示しているという。 チベット仏教徒(ラマ教徒)にとって神聖なこの山に、宗教の自由さえ認めない中国政府が乗り込む事に反対するのは当然だろう。エベレスト(チョモランマ)の山の中でテロの起きることも 充分ありえる。馬の向こうにエベレスト(Everestチベット名:Chomolungma or Qomolangmaネパール名:Sagarmatha)が見える

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チベット(1)オリンピック粉砕の前兆か?

数日前に中国領チベット自治区(じちく)で何か起きるのではと書いたばかりだが、ついに 14日に首都のラサで暴動が起た。1951年に中国が一方的にチベットに軍事侵攻(しんこう)し、60万から100万人といわれる犠牲者を出したチベット には、歴史的に中国に対する反感が強い。1989年のラサ暴動では中国のいい加減な発表で死者16人、逮捕100人となっているが、現実にはかなりな行方 不明者(ほとんど拷問:ごうもんの果てに死亡)を出している。このときの総指揮がもうすぐ日本に来る胡錦濤(kokintou)・総書記で、 当時彼は鉄カブトに軍服で治安に当たった。チベット人の中の親中国派が要職を占め、仏教は弾圧され、寺院は壊され、チベット語は禁止、主な仕事は中国人が 独占する。自治区とは名ばかりだ。自治区以外もあわせれば広い地域に600万のチベット人が暮らし、彼らに対しあらゆるチベット人抹殺(まっさつ)、民 族浄化(みんぞくじょうか)が行われている。いずれはチベット人を排除するつもりなのだろう。この暴動の影響は近隣の少数民族にも伝わり、隣接する新疆 (しんきょう)ウィグル自治区(ここの独立派は東トルキスタンという国名を使う)ではすでに何らかの反応が起きているようだ。いよいよ北京オリンピックつぶしが始まったなという感じだ。残 酷な中国治安部隊の暴挙を暴(あば)きたいが、すでにメールは止められ、情報源は自由アジア放送の短波放送だけ。住民が携帯電話で情報を入れている。武器 を持たない僧侶は、自ら手首を切ったり、腹を刺して抵抗しているらしい。間違いないことは、1989年の暴動より規模は大きくなっているということ。 インド側にいる亡命チベット人もデモなどの行動を起こしているので、場合によってはインド、中国が国境でぶつかる可能性もある。2008/03/15(土) 10:56:欧州連合(EU・27カ国)は14日の首脳会議で、中国チベット自治区でのデモについて論議し、中国政府に武力を行使しないよう強く自制を求め、事態悪化の場合、五輪に影響が出ることも示唆した。。2008/03/15-17:59 時事通信に寄れば、死者100人情報もあり、インドのチベット亡命政府による国連に介入要請という情報もある。

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相変わらず日本は中国の報道をそのままタレ流す。昨日流れた中国側報道官のニュース。中 国で7日に起きた、北京五輪などを狙った攻撃計画を阻止したとの中国当局発表のことだ。報道ではオリンピック粉砕を計画したウィグル人テロリストが、中国 南方航空(China Southern Airlines)のウルムチ発北京行き旅客機に可燃物を持ちこみ、飛行機は「テロリストによる攻撃」を受けたが、当局によって強制着陸で阻止され未遂に 終わったとしている。4人のウィグル人が逮捕された。(写真は中国軍の演習風景とウィグル人の子供。大きな像は毛沢東)

以前から中国北西部の新疆自治区のウィグル人は回教徒(イスラム教)と言うこともあり差別的な扱いを受け、すでに60年独立運動(「東トルキスタン・イスラム運動East Turkestan Islamic Movement)」)を展開。テロ組織の施設もあるらしく、すでに多くの容疑者が中国政府に逮捕、拉致監禁、拷問、殺害され,1月にも武装組織容疑者2名殺害、15名が逮捕されている。

疑問は、これほどのことがあったのに、この飛行機はその後北京まで飛行したと言うこと。 乗客からの事情聴取も無い。持ち込んだのは18歳くらいの女性で、乗客が気が付くほど匂いのするガソリンのような缶を4つ持ち、トイレから出てこなかった と言う。その後すんなり投降している。そんなものがなぜ搭乗チェックで発見できなかったのか?裏の情報で、この中の乗客がインターネットにそのときの様子 を流したが、今は接続が止められている。本気で飛行機を爆破するつもりなら余りにも計画がずさんだ。何よりも、今までなら隠して報道しない様な反国家的内 容(本当にテロならの話だが)をわざわざ政府が北京で大げさに報道するのがうそ臭い。乗客にも何の被害も出ていない。これのどこが北京オリンピック粉砕テ ロなのか?特殊な酒でも持ち込み、匂いがするのでトイレにこもったと言われたほうが、まだ納得できる。

想像できることは、中国の自作自演、あるいは単なる演習。それを事実のように報道して、 ウィグル人を反国家的と印象付ける作戦だったのでは?イスラム系の彼らは、中国の中でも顔つきも違い、よく目立つ。服装も独特だ。何よりも回教徒で、中国 で信仰を持つこと自体反国家的と目の敵(かたき)にされている。自治区の独立も求めている。多分、民族自体をテロリストとして決め付けて、今後の取締りを しやすくするためだったのでは?。先週は、弾圧がひどいチベット仏教徒を抵抗支援するため、インドに住むチベット人数百人がチベットに向かっていると情報 があった。今度はチベットで何かをでっち上げるのだろうか?


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ネコを飼うと心臓発作を起こす確率が減少する、米国研究機関

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これはもう全文掲載ですね。我が家のフーがこう言ってますので、、 寝てるだけじゃないのだ!(本人いわく)いや、寝てるだけで役に立ってるのだ!

【Technobahn 2008/3/11 12:50】4300名を対象とした10年間に渡る統計調査の結果、ネコを飼っているいる人は心臓発作(しんぞうほっさ)を起こす可能性がそうでない人に比べて3分の1も減少していることが米研究機関の調査により判明した。 この調査を行ったのは米ミネソタ大学心臓病研究所(Minnesota Stroke Institute at the University of Minnesota)のアドナン・クレシ(Adnan Qureshi)博士を中心とする研究グループ。 研究グループは30歳から75歳までの4435名の米国人を対象にして、ペットの有無と病気の発生の間 に因果関係はあるのか、統計調査を実施。その結果、ネコを飼っている人に関してのみ、心臓発作を起こす可能性がそうでない人に対して3分の1も減少してい ることが判ったとしている。 研究グループでは心臓疾患の場合、長期間に渡る精神的ストレスが血管に悪影響を及ぼし、それが原因の一つとなって心臓発作な どに至ることが知られている、とした上で、ネコなどのペットを飼うことによって精神的ストレスが解消されるなどの良い影響を人に与えてきたことが、今回の 結果につながったのではないか、と述べている。
その上で、ネコなどのペットを飼うことは安上がりの心臓病予防につながると結論付けている。
ただし、犬を飼っている人は飼っていない人に対して明確な心臓疾患発症率の減少の結果は見られなかったとも述べており、他のペット動物の効果に関しては今のところ不明だ。
研究グループの発表は米国心臓疾患予防協会(American Stroke Association)の会合で発表されたものとなる。


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捕鯨(ほげい) これは言葉の問題。

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20080308k0000m040137000p_size5 数日前に、日本の捕鯨調査船が捕鯨阻止をする海上のシーシェパードに手榴弾(しゅりゅうだん)を投げ、船長の胸に破片が当たったと最初のニュースがあっ た。どう考えても、写真の海上保安隊員がそんな殺傷兵器の手榴弾を投げるはずがないと、、自分で調べると、これはどうやら翻訳ミスではないかという結論に なった。マスコミの安易な報道も困ったものだ。

投げたのは 閃(せん)光弾 。一種の花火である。紐がついていて投げたあとに5~6秒で引き抜かれたひもで発火し爆発。音と光が出るもので、怪我をさせないで威嚇する花火だ。

これを英語で Stun grenade (スタングレネード音響手榴弾)もしくはFlash bang (フラッシュバン 閃光弾)と言う。一般的にはFrash ban と呼ばれるらしいのだが、Stun grenade と発表された場合、このgrenade は戦争記事をよく読む人なら分かることだが、一般的に攻撃兵器の「手榴弾」の事を指す。これ武器であり、Stun grenade  を威嚇(いかく)手榴弾、またはばく弾と翻訳しても決して間違いではないだろう。どうやらこのgrenade手榴弾と言う部分が独り歩きして、翻訳の過 程で「爆弾(手榴弾)を投げつけた」となったと想像する。欧米人なら、日本がGrenadeを投げつけた聞けば相当驚くだろう。日本も「あれは通常 Flash ban といわれるもので~」と言えば済む事だ。

反捕鯨に対して、変な意見も出てくる。人種差別とか、日本の威信がどうしたこうした。下 らん話だ。オジはさっさと無意味な調査捕鯨など止めろと言う意見。根拠は国が費用負担することへの不信感。この国は金を出してもその内容など気にもしな い。船も船員も国費で丸抱えの状態。おかしな団体も存在している。天下りもいる。一部の金儲けに利用されているとしか思えない。

今週末のIWCのロンドン会議のオーストラリア派遣団が、日本の調査捕鯨の研究レポート が他国の生物学者が理解できない変なもので、「18年に渡る研究にもかかわらず、レポートはほんの43…  政府出資の組織の割に信じられないほど小さい。」「(日本の捕鯨は)科学的ではなく、不要でしかない。」と言い切っている。反捕鯨の言うことだから全部 は信用できないにしても、日本のやることだから、ずさんで適当に「調査」だと言いながら「国費」垂れ流しの可能性が充分ある。個人的には、安い蛋白源にな るならしても良いと思うが、18年も調査して、世界を納得させ、説得できるような研究結果も出せず、科学的に意味の無い研究に明け暮れているのなら止めた ほうが良いという考え方だ。反捕鯨国が言う、捕獲しなくても調査ができると言うのも一理ある。

 3月8日 国際捕鯨委員会(IWC)は反捕鯨運動家たちの南極海での「危険行為」を非難した。


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殺人 黄砂 日本襲来!

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China’s killer "yellow dust" hits Korea and Japan これがロイターの記事のタイトル。中国の「殺人黄砂(コウシャ)」が韓国、日本を襲うとある。毎年3月から5月まで続くもので、モンゴルや中国の砂漠から風で吹き上げられた砂が、中国の工業地帯で汚染物質を吸着し中国東 部地域に、さらに、これが日本に到達する。途中の韓国の被害は経済的被害を58億ドル、死者は165人、病人は180万人と推定し,学校などが臨時休校。 これについて、気象情報は国家機密として沈黙する中国。さらに、発生元はモンゴル奥地であり中国は関係ないという。中国の報道で、日本も韓国も、発生源は 自国かも知れない。。と来るともう笑い話。よくもそんなことをまじめに言うものだとあきれてしまう。それが例え、中国領内蒙古自治区(ほとんどここから) だろうがモンゴルからであろうと、問題は黄砂が中国の大気汚染で有毒化(イオウ酸化物を含む)するということ。どうやら多くの中国人は、どれほど長期に多 額のODAや人員を、内蒙古の砂漠化防止の植林に日本が協力しているか知らないらしい。このままでは家畜や森林への被害は相当なものだろう。上の写真で、 黄海の上を流れる茶色いのが殺人黄砂といわれるもの。有毒化した黄砂は、肺がん、中皮腫などを引き起こすアスベストと状況が似ているという恐ろしい報告もある。日本も真剣に研究するべきだろう。これは単なる砂粒では無い!

ところで中国では、この砂嵐に 沙塵暴(shachenbao=シャチェンバオ) という新語を当てている。沙は砂と同じサ、シャと発音するが、砂よりも細かい粒子を表現する。日本語でも 黄沙 と書いたほうがいいような気がする。読み方(こうしゃ)もそのほうが自然ではないだろうか。そうするとタイトルも 殺人黄沙 となるのか。

 


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