降雨ロケット(增雨炮弹)が、サイズわずか直径10cm、長さ1mしか
なかったのは不幸中の幸い。しかし、この不幸の確率は? 2007年9月6日、中国の寧夏回族自治区で発射された人工降雨ロケット。まず、人降雨ロケット
を打ち上げるほどのまれに見る旱魃(かんばつ)。全部で9発のうち3発が誤って人のいる地域の上に発射された。その3発のうち1発が不発で落下。悪いこと
は重なる。その不発のロケットの落下傘が開かないで地上へ直撃!
その落下地点で工事現場の作業員李文清さん、38歳が6日午後5時頃、突然雨が降り出したため、西河大橋の近くで作業をしていた他の作業員たちと共に簡易小屋に入った。6時頃、雷の音が3回聞こえた。この時簡易テントで仮眠していた李文清さんの背中に落下、李さんは大怪我をし肺を損傷しその場で気絶した。翌日3時間の手術で一命を取り留めた。(写真右)中国記事
人工降雨ロケットは雲に向
けて薬剤を撃ち込み、雲に含まれる水滴を氷結させ、雨として降らせるもの
だが、気象局の関係者によると、現在使用している降雨ロケットの安全性は97%止まりだという。3%の失敗の危険の中で、これだけ不幸が重なって背中に命
中した作業員。まれに見るツイテ無さとしか言いようが無い。お気の毒。しかし、毎度信じられないことが起きる国です。一体どこ見て打ってるんだか?写真の
6発は打ち上げたロケットと同じもの。これじゃ、パラシュート付いてても大怪我だろう!この作業員の方は無事な模様。