ペットボトルのヨット プラスチキ号
長さ18m、乗員一家6名で3月20日サンフランシスコを出発した手作りヨットPlastiki号が7月26日オーストラリアのシドニー港に大歓迎の中入港した。128日かけて14800km8,000 nautical milesの大冒険を終えた。
プラスチキ号は catamaran式の双胴船で、古くからあるカヌーの形で、双胴の部分に総数12500本の空のリサイクル(再利用)プラスチックボトルが詰め込まれて
いる。記録映像 冒険の趣旨はプラスチックゴミの海洋汚染を訴えること で、他の部分、マストは灌漑(かんがい)用のアルミのパイプが代用されて いる。6人が生活した胴体の上のキャビンは6mx4.5mの狭い場所で、 食事はドライフードと缶詰、そして船上の小さな畑で栽培した野菜だけだった。この船でオーストラリアへ行くと言った時みんなが「なんてバカなことを!」と言ったそうだが、乗り組み員は今「不可能なことはない」と胸を張っています。航海したのは大財閥ロスチャイルド家の御曹司で、環境活動家・冒険家のデビッド・デ・ロスチャイルド氏 ら6人。とにかく無事で「おめでとう」
写真左下は別な双胴船の模型で、この胴体部分にペットボトルが詰められた。それを海中で見たのが右下の写真。その上は製作中の写真で、製作には無害な植物からできた接着剤が使用された。右下の写真で、ペットボトルが海中でむき出しになっているのが分かる。必要な電気は風力と太陽発電で、これで1万5千キロの航海とは本当に大冒険です。