中国に牙をむくインド
写真はインドの建築現場の写真で、人海戦術で材料を荷揚げしている。これの動画はここです。いかに人件費が安いのかと言う事と、労働基準の不完全なことがわかる映像です。よく見れば、力のいらない荷下ろしには女性が働いています。近代化が進む中で貧困や古い風俗習慣の混在する国でもあり、また、アジアの中では中国に敵対心と警戒心を持つことを隠さない国であり、日本とは麻生政権時代に「安全保障協力に関する共同宣言」を出しています。
インド東部のオリッサ州政府は2010年9月2日、中央政府国防関係者の談話として、中距離弾道ミサイル 「アグニ2」の改良型実験に成功したことを明らかにした。これには核弾頭の搭載が可能で、中国メディアは脅威が高まった警戒心を強くしている。「アグニ2 AgniⅡ」の射程は2000キロメートル、改良型の「アグニ2+」は2500キロメートルとされる。これまでにインドは「アグニ2」や短距離弾道ミサイルを、中国との国境地帯に配備するとの考えを明らかにしている。また、2010年3月に発表した国防計画に絡み、「2012年までに、中距離弾道弾による防御システムを完成予定で、対象は中国とパキスタンだ」と発言した。
これに対し中国社会科学院・南アジア研究センターの葉海林事務局長は、インドが中国を主たる対象として核ミサイル開発・整備を進めているとの考えを示し、現在のところ、インドは「アグニ2」を中国の経済発展地域に可能な限り届かせるため、国境近くに配備し、開発中の「アグニ5」は射程が 5000-6000キロメートルで、インド国内のどこに配備しても、中国全国を攻撃することが可能で、脅威はさらに高まるという。インドと隣国のパキスタンは潜在的な敵対関係で、核兵器開発も競い合ってきたが、葉事務局長は、パキスタンを念頭に置くならば、「アグニ5」のような射程が長いミサイルを開発する必要はないと主張した。右下はすでに開発済みのアグニⅡ、Ⅲで、Ⅲの射程距離(3000km以上)は左図のようにほぼ中国全土にまたがっている。 参考ブログ:インドの目前に迫った中国 参考ブログ:インドの目前に拠点を持った中国