日本180か国中18位、世界汚職度調査 2008~2009年
世界各国の汚職度を調査している非政府組織トランスペアレンシー・インターナショナルTransparency Internationalは1995年から毎年「汚職指数」を発表している。 今年の各国の清潔度ランキングは以下のとおり。2008年、日本、米国は180か国中18位、ドイツ14位、英国16位、韓国40位、中国72位、ロシア147位、最下位ソマリアだった。この指数は、世界的なレポートや各国の研究と市民・企業・メディアによる情報などをもとに、政治家や公務員の清潔度を10点満点で評価する。全順位資料 2008年9月23日公表 2009年資料 TI-J が選ぶ「2009 年の10 大汚職・腐敗ニュース」 トランスペアレンシー・ジャパン(TI-J)は、国際的に汚職・腐敗防止のために活動するNGOトランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International; TI) の日本チャプタ(支部)です。
<清潔度ランキング2008> 1位 デンマーク(9.3)ニュージーランド(9.3)スウェーデン(9.3) 4位シンガポール(9.2) 5位フィンランド(9.0)スイス(9.0) 7位アイスランド(8.9) オランダ(8.9) 9位オーストラリア(8.7) カナダ(8.7) 11位ルクセンブルク(8.3) 12位オーストリア(8.1)香港(8.1) 14位ドイツ(7.9)ノルウェー(7.9) 16位アイルランド(7.7)英国(7.7) 18位ベルギー(7.3)日本(7.3)米国(7.3) 21位セントルシア(7.1) 22位バルバドス(7.0) 23位 チリ(6.9)フランス(6.9)ウルグアイ(6.9) 26位スロベニア(6.7) 27位エストニア(6.6) 28位カタール(6.5)セントビンセント・グレナディーン(6.5)スペイン(6.5)・・・39位台湾(5.7) 40位韓国(5.6) 72位中国(3.6) 147位ロシア(2.1) 178位イラク (1.3)ミャンマー(1.3) 180位ソマリア(1.0)
2009年・・・ 17位(7.7) /180か国中
2008年・・・ 18位(7.3)/180か国中
2007年・・・ 17位(7.5)/179か国中
2006年・・・ 17位(7.6)/163か国中
2005年・・・ 21位(7.3)/158か国中
2004年・・・ 24位(6.9)/145か国中
2003年・・・ 21位(7.0)/133か国中
2002年・・・ 20位(7.1)/102か国中
2001年・・・ 21位(7.1)/ 91か国中
同組織は不正や汚職をなくすために、以下のような誠実な社会のシステムをつくることを提案している。
・政府調達や他の意思決定において透明性が確保され、アカウンタビリティ(説明責任)が果たされるシステム
・実効性のある会計検査院やオンブズパーソン
・報道の自由と情報公開制度
・責任ある民間企業
・独立した司法、捜査機関、検察官
・公務員に説明させる権限を持つ、選挙によって選ばれた議会