現実のダビンチコード
パリのルーブル美術館は18日、イタリア・ルネサンス期の巨匠レオナルド・ダビンチLeonardo da Vinci (1452-1519年)の名 作の一つ「聖アンナと聖母子The Virgin and Child with Saint Anne」(同美術館所蔵)の裏側から、ダビンチ本人が描いた可能性がある素描3点が発見されたと発表した。同美術館によると、絵画の裏側から素描が現れる例は珍しく、ダビンチの絵では初めて。 見つかった素描は馬の頭部、頭蓋(ずがい)骨の半分、子羊と遊ぶイエス・キリストらしい幼児の3点。いずれも縦横十数センチ程度で、クレヨンの一種か木炭で描かれていた。発見は偶然で、研究と修復のためはずして特殊カメラで確認できた。比較的はっきりしている馬の部分を画像処理した。(2008/12/19-08:22)