2010年12月24日  欧州 EU 犯罪
article-1339465-0C849CFC000005DC-374_468x387事件は今年の8月だった。英国エセックス州に住む、足が不自由な農夫Edward Tibbs氏, 62歳が朝4時ころガチョウが騒ぐので、キツネだろうと愛用の電動スクーターに乗り暗闇に散弾銃3発を発射。特別何も反応もないので寝床についた。

実はこの時、暗闇には27歳と30歳の二人のコソドロが居て、彼らの狙いは敷地内の農夫が貸している納屋で密かに栽培されている大麻だった。散弾は一人の背中と足に命中し、もう一人の仲間の運転でそのまま病院へ直行。病院は不振な怪我だとして警察に連絡し、3人は事情聴取され、同じ日の朝の8時に16人の武装警官が発砲した農夫を急襲、農夫は逮捕された。

article-1339465-0C849EEF000005DC-649_468x307裁判の結果は、農夫に内緒で、借りた納屋(写真左)で大麻を栽培していた63歳と39歳の女性は無罪で、50株の大麻は没収。二人のコソドロと運転手も無罪。農夫のEdward Tibbs氏は「銃器を所持するにふさわしくない」との理由でライフルと散弾銃のライセンスを没収された。

しきりに農夫は「おいらはキツネだと思って撃っただけだ、、。」とご不満のようだが、この農夫、8歳のときから毎日のように小動物や鳥を撃つのが日課だったという。個人的に思うには、どうもあまり近所に評判の良くない方なのではないだろうか?参照記事2010年12月20 他。

Black-truffles-0072010年12月20日
フランス南部ドローム(Drome)県で20日、農業者の団体のトップを務める男性Laurent Rimbaud(32)が隣町の男性(43)を足と頭部を撃ってライフルで撃って射殺し逮捕された。彼は、射殺された男性をトリュフ泥棒truffle theftだと主張し、当日彼は農地で待ち伏せし、現れた泥棒を2度撃った。射殺されたのは隣のグリニャン(Grignan)に住む2児の父親で窃盗の前科があった。

グリニャンの町長は、付近では最近トリュフ泥棒が増えており、栽培農家を守らねばならないと述べる一方で、「撃ち殺すのは容認できる行為ではない」と語った。「黒いダイヤ」といわれる高級食材のトリュフは、クリスマスの時期は価格が上がり、1個あたり1000ユーロ(
$1,300約11万円)の値がつくこともある。町民は、撃った農夫を擁護するデモをし「いづれこのような事が起きると思っていた」と語っている。泥棒はこの収穫時期に、明るい満月を待って深夜に森の中などで窃盗するが、特に今年は天候不順でフランス国内の収穫が例年の半分ほどの25トンほどで、ブラックトリュフblack trufflesの相場が高騰し、同時に泥棒被害が多発している。農夫の気持ちはわかるが、殺してしまうというのは、、。 参照記事 参照記事

nappi11 at 07:13│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by ニコラス   2010年12月24日 16:26
メリクリ
泥棒が無罪というのは?これに近い事件がありました。
家主が泥棒よけにガラスの割れたカケラを塀に敷き詰めていたのですが。
泥棒が塀を越て侵入しよとして怪我をしたんですね。結果は泥棒は無罪で、家主は罰金刑と泥棒に対しての損害賠償!!

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