2010年10月28日  旅、冒険、 個人
imgViewimgViewサホロ(北海道十勝)に住む友人のジャック(れっきとした日本人)が10月12日偶然阿寒峠をドライブ中に馬で旅する青年を発見した。本業が今は馬牧場の経営だから気になったのだろう、馬を見れば、蹄鉄も磨り減り怪我もしている。このままでは旅は無理だとアドバイスして、後日サホロの牧場に馬の治療もかねて1週間滞在させたようだ。北見から出発して九州へ向かうイタリー生まれのミカエルという青年で、余り馬のことは詳しく無いようだ。その辺はしっかりジャックがアドバイスしただろう。彼に言わせれば馬での日本縦断は無理。馬がかわいそうだということらしい。動物が好きで、動物を、馬をよく知るジャックの言葉には重みがある。ジャックの25日のブログはここで終わっていて、その後青年が馬と旅に出たのかどうかは不明。

どうも経過が気になるのでついにジャックに電話する。彼の返事では馬が相当高年齢で、とてもこのままの旅は無理だとミカエル君に伝えたようだ。日本の道はほとんど舗装されていて、長距離は馬に適していないだけでなく、このままでは今でも痛めている馬の足が悪化する。もう1ヶ月ほどアルバイトもかねてサホロに滞在し、今後のことを決めるようだが、今日はミカエル君が仕事に遅刻し、ジャックに相当絞られたようだ。ジャックの気持ちとしては、この無鉄砲なイタリー青年より、馬がかわいそうだとの気持ちが強いのだろう。今後ミカエル君の旅がどうなるのかはまだ結論が出ていない。峠にある牧場も、辺り一面はもう冬景色らしい。もう道端には馬のえさも無い。旅の経験者から言わせてもらえば、今の、すでに冬の時期に出発するのも少し無計画すぎると思うのだが。
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自分も長いこと無銭旅行(ヒッチハイク)した経験があるから分かるが、とにかく旅は体力を消耗する。まして野宿ならなおさらで、これからの北海道では野宿は無理だ。思い出せば、異国で幸運にも一泊させてもらった家では、言われなくても力仕事や掃除に汗を流した思い出がある。

相変わらず十勝ではカントリーウェスタンでを楽しんでいるようだな。左は演奏中の地元のローカルバンド「チャックワゴン」結成15周年記念のパーティーがあったようだ。 関連ブログ:英国から馬で日本に向かっているベッキー

Ci1011171321262010年11月10日:
友人の牧場にステイ中も色々あったようだが、ミカエル君は馬を置いて知り合いの韓国のお寺に旅立つ事になった。写真は前日最後の夕食を振舞ってもらうミカエル君。無事に旅が出来るようにだけ願っています。自分の過去に旅ですれ違った日本人で2人が亡くなっている。一人は北欧からアフリカに旅立ち、ラクダでアフリカ縦断を試みたが途中で行く不明。確か未だに遺骨も何も見つかっていない。もう一人は鈴木さんで、欧州旅行の後日本に戻り、ルバング島で日本兵を発見し、その後ヒマラヤへ雪男を探しに出かけ行方不明。自分もヒッチハイク中交通事故で死ぬ目にあったが、何とか日本に帰国した。


nappi11 at 14:26│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by よりばば   2010年10月30日 21:31
馬 カワイソウ。

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