投稿された音声は、ドイツ空軍トップのゲルハルツ総監らが参加した協議で、ウクライナが供与を求めている長距離巡航ミサイルを巡って、ドイツ軍の関与抜きにウクライナ側が運用できるかどうかなどが話し合われたとされ、この音声を巡って、ドイツ国防省の報道官は、2日複数のメディアに対し発言の詳細が事実かどうかは言及を避けながらも協議自体は行われたと認め、盗聴(eavesdrop、tamper、wiretap、interception)された可能性があると明らかにした。参考:ロシア、独空軍最高幹部の会話傍受か ウクライナへ兵器支援:
メディアは、協議は先月オンライン形式で行われたと伝えているが、誰がどのように盗聴し、ロシア側がどう関与したのかなどの詳細はまだわかっていない。ショルツ首相は、2日、訪問先のバチカンで報道陣に「非常に深刻な事態だ」と述べ、調査を始めたことを明らかにした。ドイツはウクライナに対してアメリカに次ぐ規模の軍事支援を行う主要な支援国で、今回の問題で機密情報の取り扱いの見直しも求められることになりそうだ。
ウクライナ支援で、長距離ミサイル等で足並みのそろわないドイツとは違い、武器弾薬で支援するフィンランドの高官は最近、ウクライナが侵略国ロシア領奥部へ砲撃するのは、国連憲章で禁止されていないと公言した。また同国首相は、フィンランドは、いかなる武器もウクライナ支援で供与すると述べた。 2024/3/1映像戦況報告:フィンランド:ウクライナは武器でロシアを自由に爆撃できる:ウクライナ軍遠距離攻撃成功続く: