2006年04月12日  個人 旅、冒険、
03d85917-ddd0-4a5b-b0c2-3bb27735aa4e周りに外国人が増えてきた昨今ですが、異国に住んでいると、時折欧米人に対し、なぜだろうと思うことは多いのだが、特に、彼らの外国人への接し方が、実におおらかなのは不思議だった.
子供から、大人.貧しい人から、知的な人まで、知らない者にも実にフランクで、フレンドリーで気持ちがいい.日本人の多くは、打ち解けるのにかなり時間がかかる.
この差は一体どこから来るのだろう?一般に言う、知的水準、IQだけなら日本人は高いはずである.
色んな場面を想定すると、どうも EQemotional intelligence quotient の差に違いが有るのではないかと思う.詳しくは下線の部分を参照していただくとして、簡単に言えば、社会性、協調性、他人への思いやりである.
国際的なEQの比較だと、欧米の中でも北欧はこの水準が高いとされている.
マナーにうるさいのも、人に不愉快な思いをさせないとの配慮からで、音を立てない、食べているときは歯を見せない、などなど知らない人からも注 意されることがある.欧米人には、日本のTVの番組で、むしゃむしゃと物を食うのは、見るのも耐え難いと想像する.自分も洗脳されたのか、見ていて嫌にな る.
自分のEQが低かった頃の、典型的な例を書こう.
北欧で学校にいた頃、学校の主催でディスコパーティーが開かれた.社交ダンスの延長で有るから、男が女性を誘い、ペアになってリズムを取る.一人や集団で踊るなど、日本と一部の国だけだろう.
当然、好みの女の子を血走った目で探す.かっこいい娘は次から次へと誘われて座る暇も無い.
一般のディスコであれば、男女とも目的は恋人探しである.女性はタイプで無い男性に誘われたら、友達を待っているとか何とか理由をつけて断る が、このような親睦パーティであればほとんど断わられることは無い.しかし、マナーを知らない私は、やっぱりお目当ての女性と踊りたくてウズウズしてい た.
急に先生が話しかけて来る.「ヘイ!どうして誘ってあげないんだ?ほら、あそこに踊りたくても誘ってくれなく困っている女性がいるだろう」...チョット、怒り気味だった.ほとんど軽蔑の目線であった.
...「そうか..」 やっと空気が読めた.私の遊び方はわがままだった.
自分が楽しむのと同じくらい、いや、それ以上に、楽しませてあげる方が大事なんだ.
よくよく見れば、つまらなそうな女の子にもジョークを飛ばしまくって騒いでいる奴ほどモテている.
ほどよく気配りが出来、スマートに遊ぶ、スマートはもともと賢いと言う意味だから、なるほど、そういう男がかっこいい男の代名詞だと気が付いた.
考えを切り替えて、私も何とか多少モテる男に変身したのです.
 
IQなら自分の努力と他人の補助で上げることも出来る.しかし、EQは人に教えてもらわなければ自分の中で育ちも、定着もしないのです.世の中 の、引きこもり、登校拒否、全てはこの部分の欠如でしょう.貴方が親であったり、人に教える立場なら、人が人からしか学べないこの部分を、しっかりと伝授 してもらいたいものです.次には、高いIQにもかかわらず、EQの低い男が外国で運転免許を取る話です.
つづく...(なんか野比子風だな.)参考:EQ(心の知能指数)とは? 高い人の特徴、高めるメリットと方法この記事は nappi102006年4月12日 8:05 AM に投稿し、旅.海外 カテゴリーに分類されています。パーマリンクをブックマーク RSS フィードでこの投稿のコメントをフォロー コメントを投稿する、またはトラックバックを送信する: トラックバック URL. 編集


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2006年04月10日  個人 旅、冒険、

今だから書けること 7

ロンドンに行けば皆、必ずピカデリーサーカスには行くだろう.そこから見える所に、かなり古いピカデリーホテルがある.そこで授業料と生活費を稼ぐために皿洗いをしていた.
皿洗いと軽く考えてはいけない、色々あるが、与えられたのは銀食器の洗浄、これは時給はいいが大変な作業で、苛性ソーダなどを使うため手の皮が なくなってしまう.ゴム手袋など役に立たず、それより、1mほどもあるパーティー用の食器はかなり重く、パーティーの後は、洗い場まで引かれた線路の上を トロッコに山盛りで洗い物がやって来る.
そこで、モロッコ人のおっさんと組むことになった.移民法の関係か、一定の外国人を雇わなくてはならない決まりだったので、こういうところには必ず外国人がいる.
モロッコ、アフリカの上にある、砂漠の国で、イスラム圏である.
このおっさん、外国にいてもイスラムのカレンダーで仕事するから、今日は断食だ、今日は絶食だ、
なんだかんだと働かない.おまけに、突然床にマットを敷いてお祈りを始めたこともある.
その頃はもう旅慣れていて驚きもせず、腹も立たないが迷惑は迷惑である.
このおっさんと数ヶ月一緒だった.覚えた言葉が二つある.マンジャーレとカプートである.
遅刻はするが、帰る時間とマンジャーレ(食事)の時間にはめっぽう厳格で、作業には機械も使うが、手洗いも可能だ.しかし、機械の調子がチョット悪いとカプート(壊れた)を連発して作業中止.
挙句の果てに、頭をさして、カプート.たぶん頭が痛いと言いたいのか、休憩.
顔は芸能人のモンキッキに、ちょび髭と天然パーマをあしらったようなおっさんだったが、気のいいおっさんだった.いくら説明しても、世界地図上の日本の場所はわからなかったが...
ある日、ふるさとではお祭りの日だとかで、壊れそうなカセットレコーダーを持ち込み、小さめな音量で音楽を流し、ステップを踏みながら皿洗いである.聞けば2年も帰っていないと言う.どこの国でも、おとうさんは大変なのです.
言葉の通じない私に,子供と奥さんの写真を見せ、一生懸命にしゃべる.
幸いトロッコも流れてこない.私は少し音を大きくして、銀盆をスプーンでたたきながらリズムを取った.我慢出来なくなったおっさんはついに踊りだした.
洗い場は、日本の兄ちゃんとモロッコのおっさんの踊り場と化した.私のは、ほとんどタコおどりだったが...おっさんの笑い顔をそのときはじめて見た.そして自分も心底笑ったのは数ヶ月ぶりだった.
日ごろうるさい監督がちらりと見たが、彼もどこか他からの移民である.気持ちが分かるのだろう、チョット、ウィンクしたのは黙認の合図だった.
これが本当の国際親善である.役人にも、仕送りで留学しているお坊ちゃまなどには経験できない、人と人の交流である.
 

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2006年04月07日  個人 旅、冒険、

今だから書けること 6

前回のソビエトの国境通過からは随分後になるが、ヒッチハイクでヨーロッパを北上していた頃.
今では、フランスだったか、ベルギーだったかはっきり記憶が無いが、とにかくその辺の出来事.
とんでもない田舎道で降ろされたのはすっかり夜になった頃だった.もう少し行けば大きな町に入るのだが車も来ない.テントを張るのも面倒くさい ほどに疲れていた.人の車に乗るだけがが、礼儀としてうたた寝などはしてはいけない.同乗中はジョークでも飛ばして、なごまなければなりません.
むすっとしていると、さっさと体よく降ろされてしまうのがオチである.ヒッチハイクは結構疲れるのです.
見れば道端に大きな建物があり、鍵こそかかっていたが、低い門扉を乗り越えると大きな納屋のような建物が建っている.何とか中に入れる程度に開 いたのを幸い、夜露をしのいで寝袋で寝ることに決めた.ヒッチハイクのコツは早朝に車をつかむこと.早朝は長距離トラックがつかみやすい.
道が込むとパトカーに注意されたりもする.朝早く出かければ見つかりはしないだろう.
中は真っ暗だったが、夜露がしのげれば上々である.
朝方早く目が覚めると、寝ている脇に大きなガラスケースがある.窓の日差しでよく見ると......
なんと中には骸骨が..少し掘られた土の中に全身が横たわっている.寝ぼけて、さっぱり理解不能.正気だったとしても、現実にはありえない状況である.
俺は一晩骸骨の横で寝ていたのか..ナンマイダブツと異教徒の呪文を唱え、リュックを引きずるようにそこを出た.外でバッタリ爺さんに見つかった.「決して怪しいものでは..」とか何とか説明した.
爺さんはそこの管理人で、そこは昔の由緒ある城の一部だそうで、今は博物館になっているとの事.
私が寝ていたのは牢屋の跡、そこの地面から身元不明の古い人骨が出たので、カバーを掛けて
見せているのだそうだ.笑いながら「よく眠れたか?」と聞かれたあと、コーヒーを御ちそうになり、
ヒッチハイク続行.
私は一体、誰の横に寝ていたのでしょう?今では知るすべも無いが...いまだに気にはなる
書いていて思い出したが、確か女性だと聞いた記憶がある.
 
 

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2006年04月05日  個人 旅、冒険、

今だから書けること 5

当然だが一人旅には危険が多い.要は危険な所へ近づかなければいいのだが、始末に悪いのは
誤解や、アル中とのトラブルである.欧米のアル中の多さは日本の比ではない.
友人も道路で時間を聞いただけで刺されたことがあった.
誤解から起きたオジの災難を書こう.
シベリア鉄道、飛行機と乗り、モスクワでさらに鉄道に乗り継ぐ.目指すは最初のヨーロッパ、フィンランドである.途中、国境を越える.目隠しのつもりか、両サイドは樹木ばかりで退屈な風景が続く.
コンパートメント(個室)から出て通路でカメラのレンズを磨いていた.当然、フィルムは入っていないし、
フィルムの入る部分も開けて掃除をしていたのだが、いきなり、国境警備の若い兵隊がロシア語でわめきだした.聴けば国境通過時にカメラ撮影は禁 止だと騒いでいる.規則だらけの当時のソビエトである.そんなことは知っているが、フィルムの無いのは一目瞭然、ほとんどいいがかりで、後から思うに、
多少のルーブル(ソビエト通貨)でも渡せばよかったのかもしれないが、私も若い.カッと来た.
軍靴で蹴られ、こちらも突き返す.多少アルコール臭い.
そのときである、背中に硬いものを感じた...もう一人の兵隊が私の背中に軽機関銃の銃口を
押し付けている.少し年配の兵隊であった.
一方的に怒鳴りつけられながら移動させられると、窓に格子の入った小部屋に入れられ鍵を掛けられた.列車の中の独房だった.
そのままフィンランド領に入るまで、約半日横にもなれない硬い木製のベンチで過ごすことになったのである.その後も危険なことは多々あったが、 これが以後、数年間続く海外生活の最初の危機であった.人工的に作られた当時の共産主義国に国家統制が重要なのはわかるが、その反面、実に融通の利かな い、規則だらけで、軍人が威張りつくす国になっていた.
すでにマルクスも読んでいた私だが、すでにそういう主義には熱が冷めていた.
その狭い独房の窓から、モスクワで手に入れた日本語で書かれた共産主義をたたえる小冊子のページを、ひたすら破っては捨てて時間をつぶしていた.ヨーロッパはもう目の前だった.

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2006年03月30日  ネコ 個人

フー、幸せかい..

Ci110104155205フー、お前にはひとつ感心することがある.
朝起きて、初めて目が合ったとき、必ず先に「にゃん!」と挨拶するね.いつもこっちが出遅れる.
会社勤めの頃、自分から社員へ挨拶すればいいものを、目下が先にするもんだ等と不遜な態度の上司だったことを思い出すよ.中にはこっちが「おはよー」って言っても返事もしないのもいてね.
「何だ、コイツは!しごいてやろうか..」なんて思ったりしてね.
最悪なのは、すれ違っても、どっちも挨拶しなかったときだね.そんな日は、そいつとは1日ギクシャクする.何か不満でもあるのだろうかなんて 思ったりしてね.余計な事考えないで、フーみたいに、ちゃんと目を見て、先に「おはよー」って言ってしまえばいいだけの話なんだ.人間てくだらん事を考え すぎだよな.
Ci110104155226それまでの人生を全てクリヤーにして、会社勤めを止めたとき、周りはみんな驚いたらしい.
当然、収入は一時ゼロになる.でも、悔いは無かったし、あのままでは体が持たなかったろう.
1年のほとんどが深夜に帰宅の生活だったからね.
しばらくして、会社の設立登記も終え、在宅勤務.さて、これから人生の折り返しだと自分に言い聞かせたとき、フーはまだ拾われたばかりの子猫 だったね.「フーは当社の唯一の社員だね」って言ったの覚えてるか?社長一人、ネコの社員一匹の、日本一小さな会社のスタートだった.
昔の反省から、この社長は毎朝、自分から先に挨拶するように心がけたんだよ.「おはよー!」って.
いつの間にか、フーにすっかりお株を取られて、また社長の挨拶が出遅れてるな.
よーし.明日の朝は社員に負けないように、先に「おはよー」って、いや「ニャン!」と言うぞ!
単なる短い言葉の、一瞬の交換だが、挨拶は、する以上はこのくらいの緊張感はあったほうがいい.
机の下の勤務中の社員と社員食堂の社員
 

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おーるさんをしのんで..

yYMXT2Q重度の通風と高血圧に苦しみ、動けない体でのたうちながらも猫にえさをやり、徹夜して作る製品は12000円にしかならない.それでも職人の意地はxAh7_JEaHYDWM捨てなかった.社会に何かしたいと、信じがたい労作を日夜作り続け、社会の矛盾に警鐘を鳴らし続けたおーるさん.
実に足掛け10年に及ぶ日記とブログを残しました.
 
身内の方もご病気とかで、残されたネコさんたちには悲しい決断をされたとか.
今は、天国で安らかに戯れているのだろう、そう願っています.
今日は涙でもう書けません...
下は、おーるさんが自分で取った影と、おーるさんが、美しさに立ちすくんだと言う窓辺の風景です.

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4件のコメント

  1. なつ*さゆり
    投稿日時: 2006年3月29日 11:40 AM | パーマリンク | 返信 | 編集

    窓辺のニャンコの写真、本当に美しいですね。
    外のツタの葉が夕日に透けてうすい紅色に見えるのが素敵♡

  2. 尚(仮名)
    投稿日時: 2006年3月29日 12:33 PM | パーマリンク | 返信 | 編集

    おーるさんは、オジ様にとって、いろいろ共感も出来、また意外な発見が出来たりと、人生の先輩だったのですね…。
    そんな方が亡くなられるのは、とても辛いし寂しい事です…。
    遠くの地から、宮間もご冥福を祈らせて戴きます。

  3. kako
    投稿日時: 2006年3月29日 4:26 PM | パーマリンク | 返信 | 編集

    こんばんわ
    りゅう兄さまが、涙でくもるなら、涙腺弱いわたしは、涙、涙よ。
    天国で猫ちゃんたちと、たわむれて幸福な日々を送ってると信じたい。

  4. Kumiko
    投稿日時: 2006年3月30日 3:34 AM | パーマリンク | 返信 | 編集

      おーるさんきっと天国で楽しくネコちゃんたちと遊んでいるんでしょうね!
    ネコの写真が美しい。


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色々ブログを見ていると..新じねん

y1pgqrVfPSgtts悲しいことにも遭遇しますね.新じねん と言うブログがありました.もう過去形です.
書き手は21日に買い物に出てそのまま病気で倒れ亡くなりました.3月21日の最後のブログが書き手を失っても表示されています.社会的な問題を執拗に追い続けたブログでした.
最後の記述には、病弱な自分の運命を暗示するかのような記述があり胸が痛みます.
2月7日の記述は、十数匹飼っていたネコの1匹が亡くなり、その悲しい思いと、自分の短命であろう将来を重ねた記述もあり、また、別な日(3月 7日)には、まるで予知するかのように遺書を残しています.不景気で仕事も無く、極端に貧しい生活に甘んじていたと、後日改めてきっこの日記で知りまし た.
たまにしか見ていなかったので、あわてて開いたブログ..書き手を失ったブログが、今日もブログを表示し続けています.掲示板に冥福を祈るメールだけが重なっていく、不思議な状況です.
不景気な工場の仕事の合間に、社会批評の合間に、この親父さんは色んなものを残していきました.
そのひとつに、ジネンシアター がある.04/03/30のにゃんこずくし、04/4の紙風船シリーズ、自由.大空へなども見てほしい.できれば同時に、戦後を生き抜き、極貧の中に死んだ町工場のこのオヤジさんの
語りかけを読んでいただきたい.町工場の片隅から、平和を叫び続けていた.どん底の中で、こんなにも
きれいな心を持ち続けた人のいたことを知ってもらいたい.そして、何よりも桜と母親とネコを愛していた.
y1paZBKGfpI反骨の士、そして、詩人 おーるさん 安らかに...どこかで書いていた様に、黄色いアゲハ蝶になっていつまでも...自由に飛び続けてください...ご苦労様でした.(写真はおーるさん)
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4件のコメント

  1. なつ*さゆり
    投稿日時: 2006年3月27日 12:00 PM | パーマリンク | 返信 | 編集

    「にゃんこずくし」かなり楽しくってお茶目な作品なのに、一方で「紙風船シリーズ」は見ていて切なくなりました・・・彼の書く文章もしみじみと心に沁みてきます。哀しい・・・

  2. kako
    投稿日時: 2006年3月27日 3:34 PM | パーマリンク | 返信 | 編集

    もっと早く知りたかった方でした。過去形になってしまったのが、悲しい。お気に入りにいれたから、彼氏の歩んできた命の記録をよみます。せつなくて、胸をうつブログです。

  3. kako
    投稿日時: 2006年3月28日 2:00 PM | パーマリンク | 返信 | 編集

    おーるさんの写真、探してくれてありがとう~♪
    人生を顔に刻んでるように見えるわ。
    時間あるかぎり、ブログみます。でもMSNのブログ、更新しなくても削除されないのね(-"-;) ??
    記事&コメントは、しょちゅう 消えるのに (>_<)

  4. Kumiko
    投稿日時: 2006年3月29日 3:45 AM | パーマリンク | 返信 | 編集

     新じねん見てて切なくなりました。人は生まれながらに悲しみの
    重荷を背負っているっていう児童書の一節を思い出しました。
    平和を願うオールさんのためにも、社会情勢に目を向けなくては!
    と思いました・・・。


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2006年03月26日  個人 旅、冒険、

今だから書けること 4

この話は、内容が結構汚いので、先に断っておきます.
北海道から出て、横浜の港から、当時はソビエトの、貨物船のような小さな船で出国しました.
春先で同室の日本人は九州出身の、確か学生さんと思います.もちろん、二人とも初の船旅.
静かだったのは東京湾を出るまでで、銚子沖に差し掛かった途端、上下左右に大揺れです.
安い部屋ですから、部屋の丸窓は波をかぶるような部屋で、窓も開けれません.
二人とも船酔いでグロッキーでしたが、九州の彼は比較的元気..
彼がトイレに出かけてから、もうかなりの時間が経っている.
迷って帰れないのではと、通路の壁にぶつかりながらトイレまでたどり着いてみると.
なんと、開きっぱなしの小さなトイレの中で、ズボンを下げて、顔中ゲロまみれの彼がひっくり返っているではないですか!.
シャワーで流して、ずぶ濡れの彼を部屋へ引きずり込む.話を聞けばこうである...
トイレに行くと、ステンレス製の洋式トイレがある.彼は洋式トイレを使うのが初めてで、どうしても
座るのに抵抗がある.どうしたか..その上に両足でまたがって乗ってしまった.
船は揺れる.用を足して立ち上がった瞬間に、その小さな、鉄板に囲まれた部屋で転がり落ち、
壁に頭を打ちつけ、意識が遠のいたらしい.
それでも「かっこ悪ー」との美意識はあったそうで、さりとて、立ち上がろうにも揺れで思うように行かない.
そのとき、別の部屋の日本人らしいのが口を押さえながらやってきて、挨拶も、断りもなしに、いきなりゲロを彼の上にぶちまけたらしいのである.
まったく、これ以上の災難があるだろうか.下半身丸出しの男を見て気が動転したのか、その、ぶちまけた奴はと言えば、小声で「ソーリー..ゲップ.」と言って、ドタドタ来た道を四つんばいで帰ったらしいのである.彼ははっきりとは誰なのか見ていないと言う.当然だろう.
見つけたとき、彼のメガネまで、ヨーグルトぶちまけ状態でしたから..
彼は、今風に言えば「チョー恥ずかしー!クサー!九州へ帰りテーよ!」とわめいていた.北海道へ帰りテーのもいれば、九州へ帰りたいのもいるのである.この九州男児.軟弱な奴である.
期待に胸躍らせた私の異国への旅が始まって、まだ6時間ほどしかたっていない、所はまだ日本海域であった.この実話には、何の教訓も無い.しいて言えば、船のトイレは気をつけて!
 
 

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2006年03月24日  個人 旅、冒険、

今だから書けること 3

yToDW2yY生で学生時代は大体貧乏ですが、英国にいたときが最悪でした.今回は人種差別などと言う
大変重いテーマです.英国にわたるまでは、私も感じたことはほとんど無く、ましてや、される側になろうとは思ってもみませんでした.私、個人の経験からの自論ですのでご了解下さい.
 
安い部屋を斡旋所で探したときです.いつも同じ地区を指定される.行ってみるとなるほど、黒人、
アジア人、他、有色人種だらけの町外れです.歴然と住む場所が分けられているのです.
指定された家のドアをノックすると黒人の大家が出てきましたが、同時に、経験したことも無いにおいがする.チョット形容しがたい、体臭のような、とにかくきつい臭いが充満している.
部屋はいいのだが、とても我慢できる臭いではなく、学校から遠いからとお断りする.臭いからとは失礼で言う度胸は無かったが、住めるかといえば、はっきりノーである.それほど強烈だった.
次の部屋は、アボットと言うおばあさんの家で、お茶まで出してくれた.部屋代が高いので悩んでると
アボットばーさんのほうから下げてきた.おまけに、ぜひ借りてくれと言う.
英国北部のアイリッシュなまりの聞きづらいのを何とか聞いてみると、
「この辺は有色人種が多いからね.貴方のようなアジア人が借りに来るけど、ワタシャ、体臭の強いのはごめんでね.貴方が日本人と言うのでOKしたんだよ.前の日本人も体臭が無かったからね..」
 
少し前に自分が気にしたことを、今度はそれが理由で選ばれるとは..それもはっきりと指摘されて.
全てとは言いませんが、これが差別の、隠れた理由のひとつなんだなとは思いましたね.
それ以降、人権を侵害するほどの差別には反対しますが、全ての人種が交じり合って暮らすのは
現実を知らない理想論に過ぎないのではないかと思うようになりました.
本や映像からは分からないし、伝わって来ない現実を知るのも、旅の大きな収穫です.
 


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2006年03月20日  個人 旅、冒険、

今だから書けること 2

旅してて危険は沢山あります.盗難、事故(ヒッチした車で瀕死の重傷経験あるんです)、山賊、(知 り合いでパキスタンの山中で山賊に会い、山賊の車で町まで行った猛者が居た)、貴方が男なら、青年よ.書を置いて旅に出よ.なんて言いたいが、まずは体を 鍛えて、歯を治してから旅に出て下さい.(外国で緊急に治療すると、とにかく抜かれてしまう) そして、男の旅でやっかいなのが、なんと言ってもホモ.特 に多いと感じたのがフランス.ヒッチした車の10台に1台くらいがホモさんでした.
ヒッチは礼儀として助手席に乗ります.後部に乗って話をすると危険なので.この手の車に乗ると、大体すぐに太ももをなぜてくる.あらー、またかって感じ.次は、今晩うちに泊まらないかの誘い.当然、やんわりお断り.でも、仕方なく行ったこともありました.
ある国で長期の休みが有り、地方都市へ行ったとき、ヒッチで遅く着き、公園のベンチで寝たトタン警察に注意された.そこに現れたのが、その町に出張中とかの中年の小太りなオヤジ.
彼のうちに泊まることで無罪放免となり、歩いてマンションへ..
そのとき、チョット気にはなった.その歩き方が.なにか腰の揺れ方が変.
とにかく、部屋に着いて、シャワーに入ろうとしたら、なんと洗ってあげるとのお申し出!
疲れた頭でも気が付いた.彼は純正ホモチャン.
ホモにも色々居て、うわさでは中近東、南欧はズバリ、おしり狙い.北欧あたりは触ったり、触らせたりが多いらしい.彼はどうやら後者のタイプ.このタイプは大体インポですから、犯される危険は少い.
(テニスじゃないが、ホモにも軟式と硬式があるということ.病気でなる人もいるので余り悪くは言えない.)
問題は、安心して寝れるかどうかだ.何もしないから、同じセミダブルで寝てくれと口説かれる.
「ドント タッチ ミー.アイム カラテマン!」とかいって寝たのだが、しきりに触ってくる.
ほとんど、夫婦ゲンカした夫婦である.手が来る.払う.来る.払う.
結局、朝まで繰り返して、いつしか寝入る.
ハット目が覚めて、無意識にパンツを確認.ウン、ちゃんと履いている.
キッチンに行き、丁寧に一宿のお礼を言いつつ、お付き合い出来なかったことをわびる(?)
気持ちよく分かってくれ、一生懸命、目玉焼きを焼き、コーヒーをいれ、パンにバターまで塗ってくれる
太目のウェストに、花柄にフリルつきのエプロンが良く似合う.
眠い目をこすりながらお別れしたが、玄関口で、彼は私の姿が見えなくなるまで、腰の当たりでいつまでも小さく手を振っていた.さすがにエプロンはしていなかったが....
 
後日談だが、実は彼は、私がたまに行っていた都市部の学校の教授でした.
二度目の再開は有りませんでした.女性はこんな話、興味あります?気分悪くされたらすみません
 

nappi11 at 14:39│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック